《前編》 より

 

 

【人に対する愛】
 ワンダラーは、神に対する真(まこと)は強いが、人に対する愛を忘れがちです。しかし、地球人類に対する愛の心が、あなたをこの星に生まれさせた原動力だったのです。みずからの救いを願わず、ただ、人々が救われることのみを考えるのです。深く掘り下げていく心は、そこに通じています。(p.121-122)
 あなたをこの星に生まれさせた原動力は、人に対する愛だった。覚えていますか?
 みずからの救いを願わず、ただ、人々が救われることのみを考えていますか?
 
 
自分自身のからだと心が浄くあるように
 まず、あなたがたは、自分自身のからだと心が浄くあるようにつとめ、そして、そのことを、けっして他の人には要求しないことです。そのようにつとめていけば、自然に、あなたのからだと心は愛で満たされて、あなたのまわりも、自然に変わってゆくのです。
 まわりに浄めを要求する心は、逆に、あなたとまわりに大きなストレスを生み、あなたとまわりに高い壁をつくって、そこで、神の愛の自然な流れはストップされてしまうのです。(p.213)
 「霊的に穢れているから」とか「救霊を受けていないから」がダメ出しの常套句となっている修行者は、全くもって本質から外れた邪宗門徒になってしまう。 自我という深い闇を抱えたまま、これを防衛するために、見えない世界を利用して、「幸せになってほしいから・・・」などと偽善的な飾り言葉を顕わにしているのである。

 

 

【本来一つであるものを、分断していく行為】
 他の人のことを気にして、心をかけすぎるところから、組織というものは、生まれてくるのです。そして、それは、本来一つである真というものを、分断していく行為です。また、やはり本来一つである神様の愛というものを、人の手によって分断していく行為ともなるのである。(p.213)
 「本来一つである」と認識していれば、自他の区別はなく、他の人のことを気にする必要などない。自意識が芽生えれば他が生じ、組織という垣根ができれば必然的に垣根の外が生ずる。本来一つである愛を分断しながら、口先で愛を語り、取繕うようになるのである。
 だから、ブッダもキリストもマホメットも、決して宗教組織など作らなかった。後世の人間たちが欲得込みで勝手に作っただけである。

 

 

【矢的】
 ルシファー(ローマ)、イエス(イスラエル)、そしてカミラ(日本)この3つの「神のわけみたま」の出現の地は、地図で見るとゆるい弧を描いて結ばれる。この弧が「矢の道」であり、その東端、「矢の道」が環太平洋の「的」に当たる、その地点が日本である。(p.240-241)
 あなたがたの旅は、「矢の道」をたどって「的」にいたります。そこに、いままでの、人の歴史のすべてが、明らかにされるでしょう。・・・中略・・・。ヨーロッパから東へ進む矢と、西へ進む矢。そのどちらも、環太平洋という「的」にいたる。
 的は、大陸を生むところ。かつての昔、海底に沈んだ大陸が、そのあながいを終えて、海の底より現れる。そして、役割を終えた矢は、豊かの海の中へと還っていく。
 地殻変動。
 海が陸となり、陸が海となる。 (p.237)
    《参照》   『風水国家百年の計』 白峰 (明窓出版) 《後編》

                【近未来の大和帝国】

 

 

【この新しい星は・・・】
 この新しい星は、まさに、祝福の星・・・天の神様の祝福が、その中にぎっしりと詰まった、愛と喜びの星となるのです。
 この新たな段階において、人々と、遊星のすべての生命は、新たに「一つであること」をわかり・・・同時に、宇宙のすべての生命とも「一つであること」をわかります。(p.285)
 「一つであること」すなわち「ワンネス:一元性」に関しては、下記リンクから
   《参照》   『古代大和まほろばプロジェクト』 森嶋直樹 (文芸社) 《後編》

             ★☆★ 追記(2012/11/01) ★☆★

 

 

【原子力が生むカルマ】
 魂の光と闇の話を前にしましたが、それは、物質の面から見れば、原子の持つこの大きなエネルギーのフィールドの源であり、それは、あなたがたのいのちを司る力、万物のいのちを司る力につながっていきます。
 「全体」を知らないあなたがたの目から見れば、一つの小さな原子の核が分裂することは、そのまま、とるにたりないことのように思われるかもしれませんが、じつは、それは一つの「世界」の崩壊であり、その中で多くのいのちが暮らしている一つの世界が崩壊し、いのちを結んでいたエネルギーがとき放たれ、そして、大切な一つのまとまりを持っていたフィールドが崩壊していく姿でもあります。・・・中略・・・。
 あなたがたのいう「炉心」で、どれだけ多くの命がもてあそばれ、どれだけたくさんの世界が神の意にそわぬままに崩壊していくか・・・そのことを本当に知れば、あなたがたは、みずからの罪の大きさにゾッとして・・・そのとき、あなたがたは本当の「後悔の念」におそわれるでしょう。
 これらのカルマは、これから、すべて、明るみに出ます。(p.306)
 原子の構造が太陽系の構造の相似形であることは、科学を学んだことのある人なら知っているだろう。文学しか読まない人でも、トーマス・マンの『魔の山』を読んだことがあるなら知っているはず。その中に描かれている。極微の世界と宇宙が相似形という似姿をしているのは、連動しているという証拠である。原子を弄ぶのは、太陽系のみならず宇宙のあらゆる銀河に対する乱暴狼藉に等しい凶事なのである。
 原子の内部にいったん踏みこめば、それは、あなたがたの知らない星、知らない太陽系、そして、知らない無数の世界のカルマと・・・それは、原子をひとつのゲートとして、つながってしまいます。(p.323-324)
 故に、かつてCERN(欧州原子核研究機構)で行われようとしていた実験に際して、加速装置は意図的に故障させられたのだろう。
     《参照》   『クラリオン星人コンタクティが体験したアセンション〔量子転換〕のすべて』 マオリッツオ

               【次元の窓を開けるCERN】

 原子力というエネルギー技術は、かつて火星と木星の間にあり、粉々に砕け散った惑星ルシファーからもたらされたという。

 

 

【惑星ルシファーのカルマを継承した地球】
 惑星ルシファーは、太陽系の中でも「輝ける星」と呼ばれ、その人々は幸せに暮らしていたが、しだいに虚栄と傲慢の心が増大し、神に反逆を企てた。科学技術の発達もめざましく、悪魔の力である「原子をもてあそぶ力」を手中にした。
 ついにルシファー星は粉々に砕け散り、たくさんの人々が魂でこの地球に転生した。いまの地球の人類文明は、このルシファー星のカルマをそのまま受けついだものである。(p.312-313)
 地球にとって、このカルマは、あまりにも厄介なものとなっている。

 

 

【宇宙船 天空に満つる日】
 終わりのとき・・・この遊星、地球のすべてのものは、この地球と運命をともにします。それは、あなたがたの肉体も・・・そして、地の神も、山川草木一切のものも・・・それは例外なく「古い姿」を失い、そして、「新しい姿」へと生まれかわるのです。・・・中略・・・。
 魂は、宇宙船に乗るとき、この地のすべてのもの、一体となったこの地のものと、いったん、縁を切ります。これが・・・あなたがたが、その肉体を失うということです。あなたがたの肉体は、この地と一つのものですので・・・それを、「場」のちがう宇宙船に持ち込むことはできないのです。
 ですから・・・宇宙船に乗るのは、「真のからだ」であるといわれています。(p.358)
 ここに書かれている「地のものと、いったん、縁を切る」とは、カルマを切り離すという意味を含んでいる。
 この地球上の表現形態である人体は、それ自体一つのカルマの顕れである。子供を産むということも、自らに連なるカルマを創出するということになる。もちろん、二元性の世界におけるカルマには善・悪があるのだから、カルマを創る=悪、と言っているのではない。
 終わりのとき、あなたは宇宙船に乗るか乗らないか、自由意志で選ぶことができる。

 

 

【自由意志による選択】
 人類以外のすべてのものは、この惑星のカルマから離れることは、ごく自然にできるのです。ですから、彼らは、ごく自然な流れの中で、宇宙船にある彼らの「魂の席」に迎えられるでしょう。
 しかし、人類は、人は、意識と自由意志を持つ存在であるゆえに、そのようにはまいりません。彼らは、自分の意志で、自分のカルマを明らかにする・・・その必要があるのです。
 ・・・中略・・・。
 自分の意識でみずからの古いカルマに別れを告げ、そして、自分自身の選択として「新しい世」を受けいれる・・・選びとっていくこと・・・これが、絶対に必要です。(p.375)
 「自分の意志で、自分のカルマを明らかにする(解き放つ)」という選択をするかしないかは、肉体に付随するカルマの世界に残るのか残らないのか、という自由意志による選択になる。
 神々は自由意思を尊重する。
 あなた次第。

 

 

 

    著者の自費出版書籍である『オイカイワタチ』全5巻(『宇宙からの黙示録』の原著)は、
    「オイカイワタチ」のホームページ上 で全文閲覧可能と書かれている。

 

 

 

<了>