《中編》 より

 

 

【済州島の特異性】
 朝鮮半島の南端、全羅南道のはるか沖合に大きな島がある。済州島という島だ。・・・中略・・・1105年に「高麗」によって直轄領とされるまでは、朝鮮から独立した国家であった。朝鮮が元の支配下にあった際には、元に反抗する勢力の最後の拠点となり、反乱平定に伴ってモンゴル人も済州島に「馬(チョサンマ)」とともに定着した。李氏朝鮮時代に政争に敗れた王族や両班が済州島に島流しされている。様々な経緯から、朝鮮本土の中枢からは「差別」されてきた歴史があり、ソウル中央への反感が根強い。このことが、のちに、日本にも大きな影響を及ぼすことになるのだ。(p.258)
 朝鮮半島のほぼ中央にあるソウル(漢城)は、いつの時代でも時の支配者達によって支配され、敗者たちは朝鮮半島北部の満州方面に逃れるか、半島南端の済州島に逃れるという歴史をくり返してきたらしい。ちょうど日本に弥生人が流入するに及んで、縄文人が北海道・東北と沖縄の南北両端にだけ残ったのと同じである。
 10年ほど前に、韓国南部西岸地域出身だという留学生が、「私の出身地は、金日成のお母さんの出身地です」と自慢していたのを聞いて、奇異に思ったことがあるのだけれど、この本を読んで全体像が分かった感じである。
 日韓併合から第2次大戦を経た戦後にかけて、南北に散っていた同族が、日本経由で結びつくことになったらしい。

 

 

【済州島発、日本経由、北朝鮮行き】
 1922年から終戦までの日本統治時代、済州島と大阪の間に直行航路が開設されていた。尼崎汽船が「君が代丸」を就航させていたのだ。(p.261)
    《参照》   『日本のコリアン・ワールドが面白いほどわかる本』 康熙奉  中経出版
              【在日コリアンの3大出身地】

 この既述の後、高志源および高太文という済州島出身者が日本に来ていたことが記述されている。戦後、前者は日本に残り、後者は
 1961年、一家を連れて朝鮮に帰国する。済州島へ帰ったのか? 違う。「北朝鮮へ」である。
 当時、在日同胞の北朝鮮への帰国運動を推進していたのは、小泉純也という政治家であった。元首相、小泉純一郎の父親である。(p.262)
 小泉は米国ではT一教会の代理人と目されているという。T一教会は、日本における北朝鮮の代理店である。(p.264)
 この他にも、小泉純一郎の家系について具体的なことが記述されている。
    《参照》   [反日朝鮮一族]小泉進次郎(純一郎)のルーツ

 

 

【金正恩の母親】
 高太文の娘、高英姫(コヨンヒ)は、1950年6月大阪の鶴橋生まれである。11歳の1961年5月18日に父親に連れられて北朝鮮に帰国している。・・・中略・・・。
 この在日の帰国女性が金日成の息子を二人産む。ひとりが次男、金正哲、もう一人が三男の金正恩である(p.265)
 この記述は、金正恩の母親は、CIAが関与して拉致された横田めぐみさんであるとする、高山長房さん、田村珠芳さん、中丸薫さんなどの説とは違っている。いずれであるにせよ、このようなことを知っているのと知らないのとでは、北朝鮮情勢を理解する上での面白さは全然違う。
    《参照》   『ついに来たその時!神仕組みの号砲が響き渡ります』 田村珠芳 (徳間書店) 《前編》
              【北朝鮮を巡って】

 

 

【在日朝鮮人ネットワーク】
 しかし、北朝鮮とは地縁も血縁もない高太文は、なぜ、娘たちを連れて北朝鮮に帰国したのか? 謎である。だが、真の歴史を知れば謎でもなんでもない。学校の教科書に載っていないだけである。(森喜朗、小泉純一郎、安倍晋三という三人の総理経験者には共通する出自の秘密があり、だからこそ、総理になれたのだ。前首相、野田某も別の意味での「総理の資格」を有しており、これと同じ資格を前原、岡田という他の民主党幹部も持っていることを記しておく。互いを絶対に裏切らない「心身」両面での固い絆が彼らにはある。あとは、読者の想像にお任せする)。(p.264-265)
    《参照》   『3・11人工地震でなぜ日本は狙われたか〔3〕』 泉パウロ・高山長房 (ヒカルランド) 《後編》
              【在日勢力】
    《参照》   『大宇宙連合からの啓示』 田村珠芳 (徳間書店) 《3/4》
              【野田民主党政権の実績】

 

 

【オウムの背後】

 オウムの背後には「北朝鮮」と「米国CIA」がいた。オウムは日本国内で大規模な同時多発テロを起こして、混乱状態を作る計画だった。・・・中略・・・。
 北朝鮮とCIAが連携する? 本書をここまで読まれた読者なら理解できるであろう。ユダヤ権力の傀儡であるスターリンの作った衛星国家である北朝鮮は、今でもユダヤ裏社会の支配下にあるのだ。そして、米国CIAも米国ユダヤ権力の私兵集団であり、命令系統は全く同じなのだ。だから、ユダヤ権力が極東に大きな戦争を起こしたいと思えば、両者を協力させるのはごく自然なことだ。そしてT一にもS価にも、例の「済州島左派人脈」が中核に入り込み、主導権を握っているのだ。(p.275-276)
 これに絡む人脈は、日本国内にもセットアップ済みらしい。
 だからこそ、これを切り崩すために本書が書かれている。
    《参照》   『ついに宇宙人が最終戦争後のシナリオを用意しました』 田村珠芳 (徳間書店)
              【アレフ発火役のクーデター】

 

 

【笹川良一】
 自民党の創設に関わった笹川良一なる右翼人士は、実は韓国生まれの「文堯」なる外国人だったのだ。その笹川某がT一教会を日本に引き入れた張本人である。自民党清和会の基礎を作った岸信介もまた、笹川某と巣鴨プリズンで臭い飯を食った仲なのである。
 日本には戦後すぐに北朝鮮、米国ユダヤ権力と癒着した連中が跳梁跋扈し、国富を盗み貪り食ってきた事実があるのだ。(p.280)
 落合信彦の著作には、笹川良一と児玉誉士夫が黒幕として描かれていたけれど、上記の記述を読むと、笹川良一がそうなった経緯が分かりやすい。
 下記のリンクから中丸さん経由で副島さんの著作に行けば、ユダヤ権力による戦前の日本支配の概要が分かります。
    《参照》   『ヤクザ・リセッション』 ベンジャミン・フルフォード (光文社) 《前編》
              【日本のゴッドファーザー:糸山英太郎】

 

 

【ユダヤ権力にとって不倶戴天の敵】
 小沢(一郎)氏は、宗教課税に積極的だ。S価、T一などのカルトは、宗教非課税特権を悪用して大規模な地下銀行を経営している。S価学会は毎年60兆円とも言われる巨額資金を運用している。そのなかには資産家が脱税した資金、ヤクザが麻薬で儲けた金も含まれている。宗教課税すれば、国税のメスが入り地下銀行は機能しなくなる。裏社会の金の流れが滞る、他にもいろいろあるが、小沢氏は裏社会にとって不倶戴天の敵なのである。だから、裏社会はメディアも総動員して小沢氏を叩いてきたのだ。(p.293)
    《参照》   『小沢革命政権で日本を救え』 副島隆彦・佐藤優 (日本文芸社)
 今、我々に求められているのは、「諸悪の根源」と判明したものを断固取り除き、地球をという共同体の不健康状態を正常に戻すことである。それが、われわれ21世紀初頭に生きる者が子孫に残すべき遺産なのである。(p.293-294)

 

 

【不正選挙】

 今や、日本の実状は、決して民主主義国家などではないことなど、みんな分かっているだろう。選挙結果は「闇の支配者」によって完全にコントロールされているのである。
    《参照》   『騙されるニッポン』 ベンジャミン・フルフォード (青春出版社)
              【選挙の結果ですら支配されている】
 TPP反対論者、消費税反対論者、原発反対論者ばかりが選別されたかのように落選している。
 TPPは、「米国の私企業の商行為の障害となる国家政策・法律は、提訴することで排除できる。米私企業は、日本政府に損害賠償を請求できる」という条約である。(p.301)

 TPPを強行するには、不正選挙で米国の言いなりとなる傀儡議員で国会を埋め尽くす必要があった。(p.302)
 過去、消費税導入、税率アップのたびに国の税収は激減している。個人の所得税も法人税も減ってしまうからである。よって、若年労働者が大量に失業し社会不安が生じる。若年層は軍隊に吸収され、中国との戦争に投入されて命を失うことになる。(p.302)
 日中対立を激化させるためには、日本が核保有国となることが望まれる。原発を全廃してしまっては、将来、核保有国にはなれない。よって、原発反対派は、不正選挙により国会を追われた。(p.303)
 3・11は、基軸通貨「円」と、世界最大となる東アジア経済圏を実現させないために、日本の国力を削ぎ落とすために仕組まれたものであり、その後の増税も同じ意図である。TPPも原発維持も、日本の国富収奪と共に、日本人の人口削減(日本民族根絶)を推進するための必須政策である。

 

 

【不正選挙訴訟】
 著者のRK(リチャード・コシミズ)さんたちは、不正選挙の訴訟を起こしている。
 全国大規模不正選挙を敢行したユダヤ朝鮮裏社会は、東京高裁の斎藤犯罪者らを起用して、RKが原告代表の102号裁判を有無を言わせず一回で終わらせようと企んだ。原告の発言を「法廷から逃げる」ことで封じた。これは、「不正選挙」の事実が存在し、その不正実行者が裁判を動かして隠蔽したということを意味する。日本の司法には裏社会の犬が配置されている。不正選挙の隠蔽に加担した斎藤犯罪者らは、不正選挙を通じて自民公明に政権を取らせたテロリストと同罪である。よって、刑法第99条内乱罪を適用すべきであり、最高刑は死刑である。(p.315)
「闇の権力」によって支配されている裁判などというものは、いくら証拠資料を提出しても、配下の犬たちによってそれらは改竄されてしまい、隷属するメディアを使って、一方的な不正の裁判結果が報道されるだけである。
 しかし、著者らは法廷の様子を海外のサイトからインターネットにアップロードしてその証拠を残している。闇の権力といえども、海外のサイトにまで支配力を行使することは出来ないらしい。連中にできることといったら、このような不正裁判の事実が公にならないよう、メディアには一切報道させないという手しかないのである。
 インターネットを活用しているまっとうな人々は、こういった国家犯罪の一部始終を逐一知っている。
 下記リンク以外にも、「不正選挙 創価学会」などの用語でYouTubeを検索すればいくらでもヒットする。
    《参照》   【NET TV ニュース.報道】"国家非常事態対策委員会 2014 1225"
 この国・日本の民主主義は、昔から壊れているんですよ。

 

 

【なぜ裁判は公開されないのか】

 そもそも裁判は公開されるべきであり、それが司法による犯罪を防止することになる。この一連の法廷動画流出で、今後は裁判の透明化が叫ばれるようになるであろう。RK独立党はいつの間にか裁判所の正常化まで請け負っていたのである。(p.404)
 裁判が透明化されていないのは、司法こそが「闇の権力」にとっての権力の中枢になるからである。
   《参照》   『正義という名の洗脳』 苫米地英人 (大和書房) 《前編》
             【 Power is Justice 】

 公権力を相手に堂々と裁判をする人は、電話や文章など、全てを録音・撮影しておき、PCが遠隔破壊されてもいいように複数の記録媒体に保管しておきましょう。それらをインターネットに公開しておけば、不正裁判の抑止力にもなるでしょう。
 例え民事訴訟でもあっても、裁判が公平に行われるものだと思っているなら、幼稚すぎます。地方裁判においては、弁護士に依頼しても、相手方(の弁護士)を確認してから、受けるか受けないか決めるようです。法曹界内部で裁判という制度利権を活用するだけであり、原告の意向を無視してうやむやな鎮静化が行われるのが実態のようです。三権分立など名ばかりで、司法においても要所はキチンと腐っているのです。この国の機能不全状況は、まさに最悪そのものです。

 

 

  リチャード・コシミズ・著の読書記録

     『世界支配者たちとの壮絶なる戦い!!』 フルフォード×コシミズ

     『リチャード・コシミズの未来の歴史教科書』

     『日本の魔界』

 

<了>