皆さま
僕は故郷を出て暮らしています。
でも、たまに帰るととっても
懐かしい気持ちになって
色々なことが思い返されます。
その思い出が良きものだと
「あー、僕は今幸せなんだな」と
感じることができたりしますね。
本日もよろしくお願いします。
初めましての方は、こちらから自己紹介を兼ねた
僕の物語をお読みいただくことができます。
では、書いていきます。
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「人間不信のオウムが使命を生きる物語⑭」
前回のお話しはこちらからご覧ください。
すると、オウムのちゃまみつには
何かが聞こえてきているようです。
「お前を人間の言葉を話すことができるようにする
「これからはお前の人生を生きて良いのだ」
「お前の人生はとうとう報われるぞ」
「お前が今感じている想いを大切にしなさい」
どこから聞こえてきているのか、
オウムのちゃまみつには
わかりませんでしたが、
それは確かにオウムのちゃまみつの
心にはスッと入っていきました。
そうして、朝がやってきます。
なんと、オウムのちゃまみつは
人間の言葉が話せるように
なったのです。
オウムのちゃまみつは、
まだ一言も話していませんが
それをできることが、
なぜだか自分でも
理解できていたのです。
オウムのちゃまみつは驚きも
ありましたが、なんと
話そうかを考えていました。
そうして、回りに誰も
いないことを確認して
一言だけ発してみました。
「白いおじいさん」
なんと、本当にオウムの
ちゃまみつは人間の言葉を
話すことができるように
なったのです。
オウムのちゃまみつは
生まれてからとっても
辛い日々を送ってきましたが
大きな人生の変化が
起きたのです。
オウムのちゃまみつは
なぜだか、不思議と
背筋が伸びる想いを
感じていました。
上を向いて、何者かに
感謝の気持ちを送りました。
そうは言いつつも
一番驚いたのは
白いおじいさんでした。
それに気が付いた時、
本当にひっくり返って
腰を打ってしまいました。
オウムのちゃまみつは
咄嗟に「大丈夫?怪我はない?」と
流暢に白いおじいさんを
気にかけたのです。
白いおじいさんは、恥ずかしそうに
腰をさすりながら笑っています。
お互いに不慣れでしたが、
徐々にオウムのちゃまみつが
話せる生活に慣れて
いきました。
【~続く~】
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この物語を読んで何か一つでも
感じていただけたら嬉しく思います。
世の中が今よりも幸せな場所になっていきますよう
想いを乗せて書いています。
皆さまよろしくお願いいたします。