波瀾は続いたが、とりあえず一番の旅ミッションであった日本酒調達は終わった。
あとは、しっかり瓶を割らずに持って帰るだけ…
…え?波瀾って書くくらいだから落としちゃうんだろうって??
先に書いておきます。
それは無いです。笑
そこまで波瀾だったら、凹んで書けんわ🤣
臨時普通列車新藤原行き発車6分前。
改札を再度入ってホームに向かう途中に。
2023年は、国鉄会津線会津滝ノ原駅として開業してから70周年の節目であった。
長らく特定地方交通線として廃止対象に上がる盲腸線であったが…
野岩鉄道が1986(昭和61)年10月9日に開業してから、様相が変化。
かつて想定していた今市、日光への乗り入れがなくなった代わりに、東武鬼怒川線とも接続して
栃木・春日部・北千住そして浅草までが一本で結ばれるようになった。
1990(平成2)年10月12日には、会津鉄道となった会津線も会津高原〜会津田島間を電化。
かつては、東武鉄道8000系や5050・3070系といった吊り掛け車も臨時列車で走っていた。
しかし、前後して年間輸送実績が100万人を超えていたものが1990年代後半から減少一途に。
現在はピーク時のおよそ1/10程度に落ち込んでしまっている。
2023年12月30日。
この日の会津滝ノ原駅、改め会津高原駅、改め改めて会津高原尾瀬口駅は閑散としていた。
盲腸線の終着駅時代を知らないので一概には言えないが、厳しい状況なのは嫌でも分かる。
ここ7年、折々に降りていて一番寂しい滞在になってしまった。
感傷を引きずりながら、また6050系の旅を再開する。
そしてこの日最後の臨時列車ともなり、この後の定期列車はスカイツリートレインに変わる。
また来た道を、戻る。
静かな街に別れを告げて、15:50発車。
軽快でリズミカルな走行音に眠気を誘われる。
すっかり誰もいなくなった秘境駅も、淡々と通っていく。
そしてここで、会津高原尾瀬口駅憩の家で、ついでに買っておいた缶ビールを開ける。
ローカル線に乗りながら呑むお酒も、また格別。
普段滅多に酒を飲まないくせに、こうしたことをするのはまた好きだったりする。
…しかしそんな旅も、長くはない。
またまた川治湯元で下車。
性懲りもせずに、今度はここでスカイツリートレインによる定期普通列車を狙おうと考えた。
これは、次の川治温泉駅で交換するのがダイヤ上明らかだったためで、これまでの経緯・経験上
対面での乗り継ぎは困難になるだろう、と考えての動きであった。
…ところが、ここで異変が起こった。
スカイツリートレインが来ない!
所定発車時刻の15:23になっても、肝心の列車がやって来ない。
各車1扉になっているから乗降に時間が掛かっているのだな、とはすぐにわかりはしたのだけど
それにしても列車が来なさすぎて、焦り始める。
こういう時の1分って、どういうわけかやたらに長く感じる。
…そしてそれから6分。
やっと来たかなとカメラを向けたら…
…あれれれ…
なんかピントが上手く合わない!!
結構シミュレーションしていたはずなのに、肝心なところで微妙な出来に。
なんということ、ここまで来たというのに!
半ば失意の中、すっかり酔いが冷めてしまった身体を引きずり少し遠い乗車口へ。
これまでの閑散ぶりが嘘のように、多くの乗客が川治湯元駅に降りていく。
この利用客の多さが、遅延を招いた要因になっていたのだろうか。
これだったら川治温泉駅で交換を撮れたのでは、というのは後の祭りである。
さて午前は新藤原駅で撮ったが、この旅初、8ヶ月ぶりのスカイツリートレイン乗車。
当初は男鹿高原まで乗り、再び新藤原まで折り返し乗り通す計画でいたのだが…
ここから事態はまた、大きく意外な方向に動いていくのである。