2023.12.30 波瀾続きの2023年〆は北関東・会津へ。ドタバタと初めてを濃縮した年末⑤ | たいちょ〜の心のつぶやき 第2章

たいちょ〜の心のつぶやき 第2章

『縁は、連結する』鉄道など交通を中心に興味の赴くままに、日々呟き語るブログ。
※最近すっかり鉄道ルポタージュ化してますが、言いたいことを素直に言うという意味でブログタイトルは変えてません。

SL大樹の旅は続く。

30分弱の短い時間ながら、とてつもなく濃密に。


波瀾の波に乗れば、それもまた楽し

新高徳の手前で、鬼怒川を渡る。

普段は窓越しの風景も、展望スペースから空気に触れながら見ると、また違う趣がある。


走っている間、どこかしこで観光案内があり、おもてなしがあり。

SL大樹は、始終活気ある車内の風景が見られた。

朝の早い1号だったため満席とはならなかったものの、これがもう少し遅い列車になるともっと

活気溢れているのかな?と考えると、また乗りたくなってきてワクワクする。


ここ7年ほどで、すっかり通り慣れた路線の一つになった東武鬼怒川線。

しかし、乗る列車が変わればまた気持ちがリフレッシュし、新鮮な目線に変わってくる。

別に嫌いで避けていた訳ではなかったが、スケジュールの兼ね合いで長く乗ってこなかった。

ようやく乗ることができて、これで東武界隈で残すものはあと一つ…と安堵。


また、同じように長く乗っていないSL列車が実は関東にまだ1本ある。

かねてから計画こそ俎上に上がってきていたが、その踏破が今後の課題になる。


SL大樹号のホスピタリティを、心ゆくまで満喫し尽くし…


10:03。

下今市駅から、ちょうど30分。

東武ワールドスクウェア駅に到着した。


唯一の中間停車駅。

降りるばかりかと思ったら、意外にも一区間だけ試し乗り、なんていうのも居るらしい。


車掌室も、東武鉄道の無線が追設された以外はJR時代と変わっていないようだ。


カーブしたホームは安全確認に余念がない。

慎重に確認して、閉扉扱い。


機関士への無線連絡も、往時を彷彿とさせる“動態保存”ポイント。

引き出しショックも少なく、機関士の技量も見事であった。


多数の客が見送る中、最後の走りへ。


最後まで、そのおもてなしの心は続き…


10:09。

鬼怒川温泉駅到着。

東武線唯一のステップへの注意を促しつつ、利用客を見送る。

その姿勢にはただただ感嘆した、36分の旅となった。