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ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

六本木の国立新美術館にあるフレンチ、『ブラッスリー ポール・ボキューズ ミュゼ』で友人達と過ごす楽しい夜の続き。

メンバーは、かずみさんご夫妻、KEiさん、しづちゃん、mayuさん、そして私。

今夜は、「ルーブル美術館展 愛を描く」特別ディナー。

 

ワインは三本目。

選んだワインは私の定番、クローディ・ジョバールが造る、リュリー、モンターニュ・ラ・フォリ、2012年。

 

クローディはブルゴーニュで注目の女流醸造家で、彼女のワインは大好き。

2012というバックヴィンテージが残っていたのも、サン・ロベールの2012VTと同じく嬉しい驚き。

 

白ワイン二種の飲み較べ。

右がボルドー・グラーヴ、左がブルゴーニュ・リュリー。

クローディのリュリーはより熟成感が強く、熟した洋梨、パッションフルーツ、パイナップルの香り。

濃厚で複雑なストラクチャーを持つ、素晴らしい熟成シャルドネだ。

 

ボルドー、グラーヴの白は、シャトー・サン・ロベール、キュヴェ・ポンセ・ドゥヴィル、2012年。

 

ポワソンが届く。

料理の説明は以下のとおり。

 

リナルドとアルミーダは、16世紀末頃にイタリアの詩人タッソーによって書かれた叙事詩『解放されたエルサレム』に登場する恋人たち。

物語の舞台は、第1回十字軍がエルサレム奪回をめざして進む11世紀末。

十字軍の勇士リナルドの活躍に、十字軍を壊滅するよう命を受けた美しい魔女アルミーダが挑戦する。

ところが彼女の憎しみは間もなく愛に変わり、魔術で彼を宮殿に連れてきて、二人は恋に酔いしれるという場面。

画面の左には、リナルドを魔女から解き放とうとやってきた二人の兵士、カルロとリバウド。

この二人が女性たちに誘惑される場面を描いた作品も今回展示されている。

 

という絵を踏まえた上でこの料理を見る。

植田シェフは苦労されたと思う。

 

仙台産スズキのポワレの上には、プロヴァンス風サラダとフヌイユ。

 

帆立貝のポワレの上には、トウモロコシのカダイフ。

 

二種の白ワインを飲みながらの食事は楽しい。

 

ヴィアンドが届く前に、赤ワインを抜栓。

ドメーヌ・アレクサンドル・パリゴ、ブルゴーニュ、オート・コート・ド・ボーヌ、クロ・ド・ラ・ペリエール、2019年。

 

このワインの特徴は、何と言ってもクロ・ド・ラ・ペリエールという単一畑のぶどうが使われていること。

 

赤果実の綺麗な果実味、活き活きとした酸味、そして滑らかで力強いタンニンのバランスが素晴らしい。

アレクサンドル・パリゴの丁寧なワイン造りを感じるピノ・ノワールだ。

 

ヴィアンドが届く。

この説明も以下のとおり。

 

旧約聖書の「創世記」をテーマに描いた作品。

神が作ったアダムとエバがエデンの園で、食べることを禁じられていた木の果実を食べる場面が描かれている。
兄で画家のアドリアーン・ファン・デル・ウェルフとの共作。

 

牛フィレ肉のグリエがアダムで、ジャガイモのドフィノワがエバ。

禁断の木の実、リンゴのピューレが添えられている。

 

肉の焼き色とヴォリューム感が素晴らしい。

友人達と六本木、「国立新美術館」の『ブラッスリー ポール・ボキューズ ミュゼ』で過ごす楽しい夜は続きます。

 

 

 

 

 

六本木の国立新美術館で開催された”ルーブル美術館展 愛を描く”を鑑賞した後は、”ルーブル美術館展コラボディナー”を楽しむことにする。

 

今夜のディナーの場所は、この上、天空のレストラン、『ブラッスリー ポール・ボキューズ ミュゼ』。

”ルーブル美術館展 愛を描く”は大変な人気なので、館内のカフェも大盛況。

 

エレベーターで三階に上り、左側に見えている連絡橋でレストランに渡る。

 

右下に見えているのは二階にあるカフェ、『サロン・ド・テ ロンド』。

 

連絡橋の手前には、「本日はご予約で満席です」の立て札。

”ルーブル美術館展”の力は偉大だ。

コロナによる行動制限中は美術館自体が閉館となり、このレストランも苦境が続いた。

やはり良い企画展があってこそのロケーションの店だ。

 

長いテーブルに私達の席がセッティングされている。

 

酔っ払う前に、記念撮影。

今夜のメンバーは、かずみさんご夫妻、KEiさん、しづちゃん、mayuさん、そして私。

 

テーブルには何時ものセッティング。

このセルヴィエットが食欲を誘う。

 

今夜は”ルーブル美術館展”とコラボした特別ディナー。

 

まずは乾杯。

絵画鑑賞で乾いた喉と疲れた身体を冷えたスパークリングで癒す。

 

抜栓したワインは、ヴーヴ・アンバル、クレマン・ド・ブルゴーニュ、ブリュット、ロゼ、ミレジム、2019年。

 

ヴーヴ・アンバルは1898年創業のクレマン・ド・ブルゴーニュの元祖と言える、クレマン専業メゾン。

 

ヴーヴ・アンバルのロゼは以前はN.M.だったが、2016VTからミレジムをリリースしている。

 

瓶内二次発酵で造られたヴーヴ・アンバルのクレマンはガス圧も高く美味い。

2018VTは黒ぶどうの比率が高かったようでコクが強かったが、2019VTはフレッシュで切れが良い。

 

アミューズは、オリーブのサブレ、栗のマドレーヌ。

 

バゲットが届く。

お供はカレー風味の鶏のリエット。

 

クレマン・ド・ブルゴーニュをあっという間に飲み干すと、二本目のワインを抜栓する。

選んだワインは、ボルドー、グラーヴのシャトー・サン・ロベール、キュヴェ・ポンセ・ドゥヴィル・ブラン、2012年。

 

キュヴェ・ポンセ・ドゥヴィルの2012VTがまだ残っていたことが嬉しい驚き。

アルコール度数は14%と高め。

 

青りんごやハーブの爽やかな香りに、樽香も感じる。

果実味は濃厚だが、酸とミネラルがあるのでとてもバランスが良い。

熟成した重層的な味わいを持つ、リッチなボディだ。

バリックを用い、9~10ヶ月間シュールリーで熟成。

セパージュは、ソーヴィニヨン・ブラン80%、セミヨン20%。

 

アントレが届く。

料理の説明は、以下のとおり。

 

鳥籠

のどかな風景を舞台に、女性が一羽の鳥の入った鳥籠を持って男性と見つめ合っている。

当時、若い女性が鳥籠を持つ図像は、恋の虜となる幸福の寓意であったそうだ。

 

クルトンが帽子、青く着色した大根が上着でオマール海老がスカート、そしてグリーンアスパラガスとマーシュが森の緑を表している。

植田シェフの苦労が窺える力作。

もちろん食べるととても美味い。

ところで、マーシュはオミナエシ科の一年草。

フランス語でマーシュ、英語でコーンサラダ、日本語ではノヂシャ。

友人達と六本木、「国立新美術館」の『ブラッスリー ポール・ボキューズ ミュゼ』で過ごす楽しい夜は続きます。

 

 

 

 

 

 

六本木の国立新美術館で開催された「ルーブル美術館展 愛を描く」の鑑賞記の続き。

一緒に鑑賞した友人達は、かずみさんご夫妻、KEiさん、しづちゃん、mayuさん。

(国立新美術館での展覧会は終了し、現在は京都市京セラ美術館で9月24日まで開催されています。)

 

Ⅲ.人間のもとに-誘惑の時代

オランダでは17世紀、フランスでは18世紀になると、神話や聖書ではなく、現実世界の人間たちの恋愛が盛んに描かれるようになる。

 

Ⅲ-1 室内と酒場-オランダ絵画における愛の悦びと駆け引き

オランダでは世俗の人々の人間味あふれる愛の情景が描かれるようになる。

17世紀の多くの風俗画を観ているが、あまりに世俗的過ぎて好みではないものが多い。

でも寓意が随所に散りばめられた絵は、謎解きのようで面白くもある。

 

ハブリエル・メツー「《ヴァージナルを弾く女性と歌い手による楽曲の練習》、または《音楽のレッスン》」(1659-1662年頃)

音楽を奏でる男女は17世紀後半のオランダで好まれた画題の一つ。

共に楽譜を見ながら話し合う二人は恋人同士と考えられる。

 

サミュエル・ファン・ホーホストラーテン、「部屋履き」(1655-1662年頃)

レンブラントの弟子が描いたオランダ風俗画。

人物は登場していないが、慌てて脱ぎ捨てられた部屋履き、鍵が差し込まれたままの錠前。

オランダの人々はこの暗示的な表現に秘められたエロティシズムを感じ取っていたようだ。

 

Ⅲ-2 優雅な牧歌的恋愛-フランス流の誘惑のゲーム

18世紀のフランスでは、自然の中で上流階級の男女が話しをしたりダンスをする中で誘惑の駆け引きをする場面の画題が人気となる。

 

ニコラ・ランクレ、「鳥籠」(1735年頃)

長閑な牧歌的風景の中で、男女が仲睦まじく寄り添っている。

女性が持つ鳥籠は、恋の虜となる幸福の寓意。

伝統的に鳥のモチーフは、エロチックな意味と結び付けられている。

 

Ⅲ-3 エロティシズム-《かんぬき》をめぐって

18世紀後半になると、女性の性的魅了を強調した絵画が知的エリートの美術愛好家の間で流行となる。

 

ジャン=オノレ・フラゴナール、「かんぬき」(1777-1778年頃)

今回の企画展を代表する作品。

18世紀のフランスでは自由奔放な性愛の快楽を肯定する”リベルティナージュ”という思想・生き方が上流階級の一部の知的エリートの間で流行した。

この作品はまさに”リベルティナージュ”の風潮を体現した作品。

男性の熱情に抵抗しながらも身を任せる女性。

他にも色々な寓意が描かれている。

かんぬきは男性性器の暗示、壺は女性性器、薔薇の花は処女喪失の暗示。

ベッドサイドに置かれた林檎は、エバの誘惑と原罪のモチーフ。

奔放な愛の賛美でもあり、道徳的警告でもある、考えれば考えるほど意味深な絵だ。

 

フランソワ・ブーシェ、「褐色の髪のオダリスク」(1745年)

究極のエロティシズムと言える作品。

モデルは13歳年下の妻。

オダリスクは、トルコ、オスマン帝国のハレムで奉仕する女奴隷のことで、18~19世紀のヨーロッパのオリエンタリズムで流行ったテーマ。

 

Ⅲ-4 夫婦の幸福の演出

Ⅲ-5 結婚の絆か、愛の絆か?

一方で18世紀後半になると、夫婦間の愛情や子供への思いやりといった家族の絆を尊重する作品も描かれるようになった。

 

ギヨーム・ボディニエ、「イタリアの婚姻契約」(1831年)

イタリアに魅了されたフランスの画家の作品。

裕福な農家の婚姻契約の場面を描いたもの。

公証人は婚姻契約を作成し、婚姻契約をする男性は許嫁を真っすぐに見つめ、女性は恥ずかしそうに顔を伏せ、母親は優しく娘の手を握る。

一方で公証人の横に座る父親は召使の若い女性に目を奪われているという面白い構図。

 

Ⅳ.19世紀フランスの牧歌的恋愛とロマン主義の悲劇

驚いたことに、第Ⅳ章は撮影可能。

展示作品8点を撮影。

その中から4点をピックアップ。

 

Ⅳ-1 アモルとプシュケ

 

フランソワ・ジェラール、「アモルとプシュケ」または「アモルの最初のキスを受けるプシュケ」(1798年)

美しい絵だ。

アモルはプシュケに触れているようで触れていない、そしてプシュケはアモルが見えていないような表情をしている。

二人の物語を書くと長くなってしまうので省略するが、幾多の試練を乗り越えて、二人は天空で結ばれるのだ。

 

Ⅳ-2 ロマン主義における男性の情熱

 

クロード=マリー・デュビュッフ、「アポロンとキュバリッソス」(1821年)

アポロンと美少年キュバリッソスの愛の神話を描いた絵画。

キュバッソスの身体は両性具備的に表現されており、当時はこの身体が思春期の若者の理想的な姿だった。

 

Ⅳ-3 死に至る愛

 

ウジェーヌ・ドラクロワ、「アビドスの花嫁」(1852-1853年頃)

イギリスの詩人バイロンが1813年に発表した「アビドスの花嫁」に基づく絵画。

オスマン帝国時代の高官の娘ズレイカと、その従兄で海賊の首領セリムの仲を引き裂く悲恋の物語。

ズレイカを政略結婚させるために取り返そうとする高官の軍隊に追い詰められ、死に瀕しながら応戦しようとするセリムをズレイカが引き留めている。

ドラクロワらしい力強い絵画だ。

 

アリ・シェフェール、「ダンテとウェリギリウスの前に現れたフランチェスカ・ダ・リミニとパオロ・マラテスタの亡霊」(1855年)

14世紀イタリアの詩人、ダンテの「神曲」の「地獄篇」に登場するパオロとフランチェスカの悲恋の物語。

不義の恋の結果殺された二人の亡霊が永遠に地獄を彷徨っている姿を、ダンテとウェリギリウス(古代ローマの詩人で、地獄でダンテを案内している)が見つめている構図。

ダンテの「神曲」は19世紀前半、ロマン主義の時代に流行していた。

 

今回の企画展も素晴らしかった。

鑑賞を終えた一行は、ディナーに向かうこととする。

友人達と過ごす、国立新美術館での楽しい午後は続きます。

 

 

 

 

 

 

3月中旬のこと、乃木坂駅に降り立つ。

今日は友人達と国立新美術館で待ち合わせ。

目的は、”ルーブル美術館展 愛を描く”。

ルーブル美術館には何度か行ったことがあるが、収蔵作品があまりに多すぎて、集中力が持たない。

そのため、今回のようなテーマを絞って作品を選抜した企画展はとても嬉しい。

(国立新美術館での展覧会は終了し、現在は京都市京セラ美術館で9月24日まで開催されています。)

 

ルーヴル美術館展、2023年に国立新美術館で開催へ。テーマは「愛 ...

このポスター、よく見ると”LOUVRE”の”U”と”R”が薄くなっていて、濃い文字だけを読めば”LOVE”になっている。

 

この企画展のみどころは、公式ホームページによると以下の四点。

1.ルーブルが世界に誇る珠玉の絵画コレクションから厳選された、「愛」の名画、73点が一堂に集結。

2.古代の神々の愛、キリスト教の愛、恋人たちの愛、家族の愛、官能の愛、悲劇の愛・・・16世紀から19世紀半ばまで、ヨーロッパ各国の主要画家の名画により、多様な愛の表現に迫る!

3.「愛」というテーマを通して、誰もが知る傑作から隠れた名画まで、日本初公開作品を含め、新たな発見や出会いのある展覧会。

4.なかでも、18世紀フランス絵画の至宝、フラゴナールの「かんぬき」が26年ぶりに来日。

 

展示はプロローグと四つのセクションに分かれている。

 

プロローグ-愛の発明

ヨーロッパ世界の文化の源流には、古代ギリシャ・ローマとキリスト教の二つがある。

プロローグではこれら二つの文化における愛の起源の表現が紹介されている。

 

プロローグ1 愛の神アモル

ここは、古代ギリシャ・ローマの世界の愛の起源。

 

フランソワ・ブーシェ、「アモルの標的」(1758年)

まず目に飛び込んでくるのは、圧倒的な存在感のこの絵。

ロココ様式の優美な絵だ。

美の女神、アフロディーテの息子はギリシャ神話ではエロス、ローマ神話ではクピドまたはアモル、そして英語ではキューピッド。

この絵では矢が命中したハートをアモルが捧げ持ち、愛の誕生を告げている。

地上のアモルは残った矢を焼き、真実の愛は一つだけであることを示している。

 

プロローグ2 アダムとエバ

ここは、キリスト教の世界の愛の起源。

 

悪の知識の木のそばのアダムとエバ

ピーテル・ファン・デル・ウェルフ、「善悪の知識の木のそばのアダムとエバ」(1712年以降)

バロック期のオランダの画家の作品。

旧約聖書の創世期のアダムとエバが描かれている。

同じ題材の絵を多くの画家が描いており、その多くが秘部を葉っぱで覆っているが、この絵は裸体がそのまま描かれている。

 

Ⅰ.愛の神のもとに-古代神話における欲望を描く

ギリシア・ローマ神話の愛は、相手のすべてを自分のものにしたいという強烈な欲望と一体となっている。

このセクションではその欲望を原動力とする神々や人間の愛の展開が絵画でどう表現されたのかが紹介されている。

 

Ⅰ-1 欲情-愛の眼差し

相手を観ることによって、愛=欲望がかき立てられる。

神や人間が愛する者の無防備な寝姿をそっと眺める画題は、ルネッサンスから19世紀まで数多く描かれている。

 

アントワーヌ・ヴァトー、「ニンフとサテュロス」(1715-1726年頃)

二人はギリシャ神話の登場人物で、山や泉などの自然物の精であるニンフと、人間の身体とヤギの脚を持つサテュロスを組み合わせた画題は、多くの画家たちによって描かれている。

白い肌の美しいニンフと、浅黒く醜いサテュロスの対比が、強烈なエロティシズムを生み出している。

 

Ⅰ-2 暴力と魔力-欲望の行為

神でも人間でもひとたび恋に落ちると、その相手を手に入れるために行動する。

男性の場合は力に訴え、女性の場合は魔力や妖術を使う、そんな画題が好んで描かれてきた。

 

セバスティアーノ・コンカ、「オレイテュイアを掠奪するボレアス」(1715-1730年頃)

ルネサンス以降の神話画において定番の主題となった、ギリシア・ローマ神話の男性の神々が気に入った女性を誘拐するエピソードを描いた作品。

北風のボレアスが、川辺でニンフたちと遊んでいた王女オレイテュイアを力づくで連れ去る場面が描かれている。

王女がとても重そうだ。

 

ドメニキーノ(本名 ドメニコ・ザンピエーリ)、「リナルドとアルミーダ」(1617-1621年頃)

イタリアの詩人トルクアート・タッソの叙事詩「エルサレム解放」の中から騎士リナルドとイスラム教徒の魔女アルミーダの恋物語の場面を描いた作品。

敵のリナルドを殺すはずが恋をしてしまったアルミーダは、魔力でリナルドを誘惑し、自分の宮殿に連れていってしまう。

周りにはアモルが描かれ、二人が恋に落ちていることが表現されている。

左の茂みに潜んでいるのはリナルドを連れ戻しに来た二人の兵士。

しかしこの二人の兵士も女性たちに誘惑されてしまう。

 

ジュゼッペ・パッセリ、「アルミーダの庭のカルロとウバルド」(1685ー1690年頃)。

二人の兵士が誘惑されている場面を描いた絵も展示されている。

 

Ⅰ-3 死が二人を分かつまで-恋人たちの結末

神話の世界の恋人たちの愛の結末は、プシュケとアモルのように結婚でハッピーエンドになる例も少しはあるが、その多くが悲しい結末を迎えている。

 

16世紀後半にヴェネツィアで活動した画家、「アドニスの死」(1550-1555年頃)

アドニスの死は、ルネサンス以降の西洋絵画で最も好まれたテーマ。

愛の女神ヴィーナスと絶世の美青年アドニスの恋は、狩猟の最中に猪にアドニスが突き殺されるという悲劇で幕を閉じる。

中央には死せるアドニス、左には気を失ったヴィーナス、二人を支え、アドニスに布を掛けようとする三美神。

遠い背景では、アモルたちが猪に矢を射っている。

 

フランソワ・ブーシェ、「プシュケとアモルの結婚」(1744年)

こちらは数少ないハッピーエンドの絵画。

美貌のプシュケに美の女神ヴィーナスは嫉妬するが、息子のアモルは誤って愛の矢を自分に刺してしまい、プシュケに恋をする。
さまざまな試練の後、二人が結婚する場面で神々が祝福しようと集まっているが、ヴィーナスだけは腹を立てて反対側を向いている。

 

Ⅰ-4 愛の勝利

テーマはアモル。

可愛いアモルは王侯貴族に好まれた画題。

 

ウスターシュ・ル・シュウール、「母に叱られ、ケレスの腕のなかへ逃げるアモル」(1645年頃)

母親のヴィーナスに叱られ、今にも泣き出しそうなアモル。

神々ではあるが、とても人間らしい情景が描かれている。

ケレスはローマ神話の豊穣神、地母神。

 

Ⅱ.キリスト教の神のもとに

キリスト教の愛の中で重要な位置を占めるのは、親子愛。

古代神話の愛する者を奪ってでも所有するという愛とは異なり、愛する者のために自分を犠牲にする愛が描かれている。

 

Ⅱ-1 「ローマの慈愛」からキリスト教の慈愛へ

ここには「ローマの慈愛」と「放蕩息子の帰宅」の二点が展示されている。

 

シャルル・メラン、「《ローマの慈愛》または《キモンとペロ》」(1628-1630年)

初めてこの絵を観た時は、老人が若い女性の乳房を吸う、何という不道徳な情景かと驚いた。

ところがこの絵は古代ローマのウァレリウス・マクシムスの「著名言行録」に描かれている父キモンと娘ペロの教訓的な逸話をテーマにしたものだった。

キモンは牢獄で処刑を待つ身で食べ物を与えられていなかったため、ペロは牢獄の父を訪れ、密かに授乳して栄養を与えていたのだそうだ。

 

Ⅱ-2 孝心・親子愛-聖家族にみる模範

聖母マリアと幼子イエスをモチーフとする「聖母子」や、彼らを中心として父のヨセフや親戚たちが集う様子を描いた「聖家族」の絵画にも、人間が手本とすべき愛の表現をみることができる。

 

サッソフェラート(本名 ジョヴァンニ・バッティスタ・サルヴィ)、「眠る幼子イエス」(1640-1685年頃)

これぞ「聖母子」と言える作品。

幼子イエスを優しく抱く聖母マリアは慈愛に満ちながらも、表情には憂いが感じられる。

ルネサンス以降、眠る幼子を抱く聖母像は、キリストの受難の暗示として盛んに描かれるようになった。

 

Ⅱ-3 犠牲に至る愛-キリストの犠牲と聖人の殉教

キリスト教におけるもう一つの愛の姿は、キリストの磔刑、すなわち受難。

神は人類を救うために我が子イエスが十字架にかけられるという究極の犠牲を受け入れた。

その意味で磔刑の主題は人間に対する神の愛と言える。

また、聖人たちの殉教は、神への愛のためなら死をも厭わないという犠牲の念と言える。

 

ウスターシュ・ル・シュウール、「キリストの十字架降下」(1651年頃)

キリストの遺骸を十字架から下ろす場面が描かれている。

聖書の記述に従い、アリマタヤのヨセフ(右)、聖ヨハネ(中)、ニコデモ(左)がキリストの遺骸を運び、キリストの足にマグダラのマリアが口づけをしている。

画面の右側では、聖母マリアが片腕をキリストに向かって開いている。

 

Ⅱ-4 法悦に至る神への愛-マグダラのマリアの官能的・精神的な愛

愛する神と一体となる神秘体験をした聖人たちは、概して恍惚とした表情で描かれ、官能性を帯びている。

ここにはマグダラのマリアを描いた作品が二点展示されている。

 

さて、まだセクションⅢ.とⅣ.が残っているが、書き疲れたので続きはまた明日。

 

 

 

 

 

 

3月のこと、東銀座の『俺のグランテーブル』でちぃさんと過ごす楽しいディナーの続き。

 

サラダ、真鯛のカルパッチョを食べた後は、店長さんイチオシのパスタ。

 

溶岩のパスタ、ボルケーノの登場。

 

ドロドロに溶けたチーズの下には、極太麵のパスタとたっぷりのボロネーズソース。

 

二人に取り分けても驚きの量。

 

チーズと挽肉がたっぷり入っているので、かなりお腹に堪える。

でも美味しいのであっという間に完食。

 

飲んでいるワインは、イタリア、サルデーニャのサンタ・マリア・ラ・パルマが造る、アラゴスタ、ヴェルメンティーノ・ディ・サルデーニャ、2021年。

 

肉料理も本日のおすすめメニューから選んだ。

 

新潟県産イモ豚のロースト。

いも豚は千葉県のブランド豚だが、新潟県にもイモ豚というブランドがあるとは知らなかった。

 

薄っすらピンクが残る綺麗な焼き色。

旨味が詰まった柔らかな肉質が素晴らしい。

 

肉用のナイフはラギオール。

 

テーブルから見える位置にワインの冷蔵庫がある。

気軽なワインから、シャンパーニュや少し上級のワインなどが並んでいる。

 

1階に下りると、「俺のグランマーケット」をひとわたり見て歩く。

これから観劇でなければ買いたい食材や料理がいっぱいある。

 

三原橋交差点で晴海通りを渡り、向かい側の歌舞伎座に向かう。

 

歌舞伎座にはコロナによる行動制限が緩められてからは、結構な頻度で通っている。

 

今日は三月大歌舞伎。

 

朝、昼、夕と三部構成となっていて、今日観るのは17時45分開演の第三部。

 

三月大歌舞伎の第三部は人気の役者の共演だけあり、劇場内は満席。

開演を待つ熱気に包まれている。

緞帳は横山大観の作品、「霊峰飛鶴」。

歌舞伎座の新開場十周年を記念し、今月(三月)から掲飾された。

寄贈は永谷園、製作は川島織物。

 

第一部は、「花の御所始末」、第二部は「仮名手本忠臣蔵」と「身替座禅」、そして今回観る第三部は、「髑髏尼(どくろに)」と「廓文章(くるわぶんしょう)」。

 

坂東玉三郎と片岡愛之助の共演と言う豪華な演目。

でも、愛之助の出番はほとんど無く、玉三郎と福之助が中心。

玉三郎の舞台を久し振りに観たが、72歳(現在は73歳)とは思えない美しい演技だった。

 

中休みは35分、この間に夕食をとることもできるが、私達は食べてきているので歌舞伎座内を散策。

これから見る「廓文章」で愛之助が着るのと同じ舞台衣装が展示されている。

勘当され貧乏な生活をしていることを表す紙衣(かみこ:紙で出来た着物)姿の衣装なのだが、実際には絹で作られている。

 

歌舞伎座には多くの日本画が展示されており、見て歩くとちょっとした美術館巡り気分を味わうことができる。

これは前田青邨の「紅白梅図」。

 

再び席に戻り、開演を待つ。

先程は富士の緞帳だったが、今度は定式幕。

黒、萌黄、柿の三色で、緞帳が上下に昇降するのに対し、定式幕は左右に開閉する。

 

「廓文章」はまさに愛之助が主役で、玉三郎と雁治郎が上手く絡む。

愛之助がはまり役でとても楽しい一幕だった。

 

 

 

 

三月大歌舞伎では玉三郎と愛之助を観ることが出来て大満足。

(三月公演のあと、玉三郎さんは大舞台からの引退を表明。これが歌舞伎座で観る最後の玉三郎さんとなった。)

歌舞伎座を出ると、歩道上には観劇を終えた観客の熱気がまだまだ続いている。

 

歌舞伎稲荷大明神に見送られ、帰途に就く。

ちぃさんと過ごす、東銀座での楽しい夜でした。

 

 

 

 

 

 

3月初旬のこと、ちぃさんと東銀座で待ち合わせ。

今日は歌舞伎座の三月大歌舞伎の第三部を鑑賞する予定。

第三部は17時45分開演なので、その前に早目のディナーをとることにする。

 

向かったのは、歌舞伎座から晴海通りを渡ったすぐ先にある、『俺のグランテーブル』。

 

一階は「俺のグランマーケット」で、『俺のフレンチ』や『俺のイタリアン』の料理や使われている食材を買うことができる。

 

歌舞伎座の近くと言うことで、店内にはそこかしこに歌舞伎のデザイン。

 

「俺のグランマーケット」の奥の階段を上り、『俺のグランテーブル』に入る。

 

予約名を告げると、奥の窓際の席に案内される。

窓側の椅子の後ろには、店名入りのプレート。

 

これは面白いということで、記念撮影。

 

案内してくれた店長さんはきっと呆れていたのでは。

 

『俺の』とくれば、なみなみスパークリング。

 

この表面張力が素晴らしい。

 

注がれたワインは、オーストラリアのデ・ボルトリが造る、ロリマー、キュヴェ・ロゼ。

 

一口啜ってから、ちぃさんと乾杯。

 

本日のスペシャル・メニューとグランド・メニューをチェックし、今夜のディナーを組み立てる。

 

俺のシーザーサラダ。

 

今夜もベジファースト。

ドレッシングが美味しいので楽しく完食。

 

俺のスペシャルカルパッチョ、キャビア、ウニ、カラスミ添え。

 

本日の白身魚は真鯛。

キャビア、ウニ、カラスミだけでなく、イクラも、そして金箔も。

 

E.V.オリーブオイルがねっとりと絡み、とても美味い。

 

白ワインは好きなシャルドネをお願いしたが、品切れ。

そこで飲んだことのないサルデーニャのワインを抜栓。

 

イタリア、サルデーニャのサンタ・マリア・ラ・パルマが造る、アラゴスタ、ヴェルメンティーノ・ディ・サルデーニャ、2021年。

 

サンタ・マリア・ラ・パルマはサルデーニャの協同組合。

アラゴスタは伊勢海老の意味。

魚介類に適したワインだ。

 

ちぃさんと乾杯。

青リンゴやグレープフルーツの香り。

フレッシュな果実味の綺麗な辛口。

これは名前通り魚介類に良く合うワインだ。

ちぃさんと過ごす、東銀座の楽しい午後は続きます。

 

 

 

 

 

 

「東京ミッドタウン日比谷」のインド料理店、『DIYA』で彼女と過ごす楽しい夜の続き。

 

タンドール料理が届く。

真ん中には、ミックスリーフのカッテージチーズのサラダ。

 

ワインはアンジュエールのボトルを飲み干したので、白ワインをグラスで。

チリのヴィーニャ・サン・ペドロ・タラパカが造る、コセチャ、シャルドネ、2022年。

 

チリ第二位の名門ワイナリーが造る、ハイコスパなワイン。

豊かな果実味を持つ、キリリと引き締まった辛口。

 

DIYA特製仔羊の窯焼き。

 

プリプリ車海老の窯焼き。

 

メカジキの窯焼き。

 

ソフトシェルクラブの季節野菜のピリ辛炒め。

 

シャルドネは二杯目。

 

ソフトシェルクラブは二人の好物。

マサラ味のソフトシェルクラブが美味い。

 

続いて赤ワインをグラスで。

赤もチリのヴィーニャ・サン・ペドロ・タラパカが造る、コセチャ、カベルネ・ソーヴィニヨン、2021年。

 

プラム、レッドチェリーの香り。

綺麗な果実味を持つミディアムボディ。

 

プレーンナンと全粒粉のナンが届く。

全粒粉のナンは生地の間にバターを挟んで焼かれている。

 

ライスは、ビリヤニ。

野菜がたっぷり入ったビリヤニは単独で食べても美味い。

 

カレーは三種を選んだ。

 

チキン64。

タンドリーチキンと野菜のスパイシードライカレー。

 

スパイシー・シーフードカリー。

 

ローガンジョシュ。

カシミール風マトンカレー。

 

最初はローガンジョシュ。

羊肉のカレーは必ず頼むアイテム。

 

チキン64。

スパイシーなチキンはカレーと言うよりこのまま食べて美味い。

 

スパイシーシーフードカリー。

中には白身魚と海老がゴロゴロ。

 

ビリヤニはカレーを合わせても良いし、そのまま食べても美味い。

私は赤ワインの二杯目。

インドによく行っていた頃は、右手だけで食事をしていた。

一番難しいのは、右手だけでナンをちぎること。

粘りが強いので冷めると指力ではちぎれない。

ポイントは熱い内にちぎることだが、指が火傷しそうになる。

 

彼女は赤ワインを飲んだ後は、マンゴーラッシーカクテル。

私もひと口飲ませてもらったが、とても美味い。

 

食後には、テキーラをストレートで。

私だけのつもりだったが、伊藤店長が気を利かせて二杯用意してくれた。

 

テキーラの香りが素晴らしい。

今夜はショーコさん的な飲み方になっている。

 

デザートは、クルフィ。

 

牛乳を煮詰めて作った、氷菓子。

 

クルフィに、レモンを絞り込んだテキーラが良く合う。

 

二杯とも私が飲んでしまった。

 

店長の伊藤さんに見送られ、店をあとにする。

「久し振りのインド料理は美味しく楽しかったわ。ありがとう」と彼女も満足した様子。

 

お腹がいっぱいなので、少し外を歩くことにする。

 

今夜もゴジラは元気に空に向かって吠えている。

彼女と過ごす日比谷の夜は素敵に更けていきました。

 

 

 

 

 

3月のこと、彼女が久し振りにインド料理を食べたいというので、日比谷のお店を予約。

六本木の『ニルヴァーナ』も考えたが、この日は通常はテレワークの彼女の数少ない出社日なので、丸の内近辺を選んだ。

 

向かったのは、「東京ミッドタウン日比谷」。

平日の夕方早い時間だが、人出が多い。

 

RINGOにも長い行列。

確実に人流が増えている。

 

地下から一階のアトリウムに出ると、『ブヴェット』にも入店待ちの列。

 

予約時間より早く着いたので、2階のテラスに出て日比谷公園の緑を眺める。

 

5分前になったのでお店に向かうと、入り口に彼女の姿。

長い通路を小走りで急ぎ、彼女が着席する前に合流する。

今夜のお店はコルカタ(旧、カルカッタ)発祥のインド料理店、『DIYA』。

 

ディナーの開始時間丁度の入店なので、客の数はまだ少ない。

 

でもよく見ると、全てのテーブルに”Reserved”の札が置かれている。

 

最初はスパークリングワインをボトルで。

 

スペインの名門、フレシネとサントリーが共同開発した、アンジュエール、ブリュット。

 

爽やかな飲み口のブリュット。

インド料理に良く合う。

ぶどうは、マカベオ、チャレッロ、パレリャーダ。

 

パニ・プーリ、日比谷スタイル。

 

小麦粉とひよこ豆で作られたバルーンの中には、ジャガイモとひよこ豆。

グラスの中には、クミン風味のビーツとヨーグルト。

「これ、どうやって食べるの」と彼女。

 

「中にソースを流し込んでひと口で食べるんだよ」と私。

うん、美味い。

 

店長の伊藤さんがブルーチーズナンを目の前で二つに切り分けてサーヴしてくれる。

 

ナンには”DIYA”の焼き印。

 

ブルーチーズには蜂蜜が良く合う。

 

写真ではよく見えないが、蜂蜜をたっぷりかけていただく。

 

白ゴマたっぷりの海老のゴマ揚げ。

海老と言われなければ手羽先に見える。

 

「この海老もしっかりカレー味なのね」と彼女。

これはワインが進む。

 

季節野菜のフライ。

 

ミントソースを合わせる。

 

季節野菜と言うより、野菜団子のフライ。

ミントソースをたっぷり掛けていただく。

 

グリーンピースのフライなので、中身もソースもグリーン。

彼女と過ごす、日比谷の楽しい夜は続きます。

 

 

 

 

 

 

4月下旬のウォーキング。

 

面白い形の雲を見付けた。

でも何に見えるか連想が湧かない。

海老に似た生命体が二匹絡み合っているのだろうか。

もっと素敵な連想をされた方がいらっしゃれば教えていただきたい。

 

とても元気に成長したハーブの代表格、ラベンダーを見付けた。

シソ科ラベンダー属の常緑低木で、本来は木本性だが草花として扱われている。

原産地は地中海沿岸で、花色は紫、白、ピンク。

 

ラベンダーには種類が多く、よく観るのはイングリッシュラベンダーとフレンチラベンダー。

これは何だろう、ひょっとすると、原種のスパイクラベンダーとイングリッシュラベンダーの交配種のラバンディンなのかもしれない。

花言葉は、”あなたを待っています”、”沈黙”、”期待”、”疑惑”、”優美”、”幸せが来る”など。

 

ラベンダーの花をアップしたので、春に咲く紫の花を集めてみた。

タチアオイよりも先に花が咲くのは、ゼニアオイ(銭葵)。

アオイ科ゼニアオイ属の多年草で、ヨーロッパ南部原産。

江戸時代に鑑賞用に輸入されたが、今では自生する帰化植物となっている。

 

この花はハーブティーとして利用されている。

花言葉は、”初恋”、”恩恵”、”温和”、”温厚”、”柔和”、”母性愛”、”古風な美人”、”自然を恵む”。

 

ゼニアオイには白花のシロバナゼニアオイもある。

 

シラン(紫蘭)の花も元気に咲いている。

ラン科シラン属の落葉性多年草で、原産地は日本、中国。

 

とても丈夫で育てやすいランで、野生化して自生しているものも多い。

最近は色々な園芸品種も作られていて人気が高まっている。

 

花色は紫と白で、これは白花シラン。

花言葉は、”美しい姿”、”あなたを忘れない”、”変わらぬ愛”など。

 

この花は、ツユクサ科ムラサキツユクサ属のムラサキツユクサ(紫露草)。

半常緑性の多年草で、原産地は北アメリカ。

多くの園芸品種があり、ムラサキツユクサと言いながら、花色も紫以外に青、ピンク、白、複色と多様。

 

花は一日花だが、毎日次々と咲き続ける。

花言葉は、”尊敬しているが恋愛ではない”、”ひとときの幸せ”、”束の間”、”短命”。

 

この花は、斑入りのツルニチニチソウ(蔓日々草)。

キョウチクトウ科ツルニチニチソウ属(ビンカ属)の常緑蔓性多年草で、原産地は南ヨーロッパ。

 

鑑賞用にはこの斑入りが好まれるが、花付きは斑入りの方が悪い。

花言葉は、”楽しい思い出”、”優しい追憶”、”幼なじみ”など。

 

最後は紫の花木、ベニバナトチノキ(紅花栃の木)。

ヨーロッパ原産のセイヨウトチノキ(マロニエ)と北アメリカ原産のアカバナアメリカトチノキの交配で作られた園芸品種。

 

ベニバナトチノキは丸の内のブリックスクエアに植えられていて、毎年美しい花を観ることが出来る。

片親のセイヨウトチノキは銀座のマロニエ通りの街路樹で、ここでも花を観ることが出来る。

花言葉は、”博愛”、”贅沢”、”天分”、”天才”。

 

一週間前のベランダ菜園の収穫。

とうとうミニトマトの収穫がほぼ終わってしまった。

猛暑のため花が咲いても実を結ばないし、既存の実も高温障害で傷んでしまっている。

鷹の爪は猛暑前に生った実が収穫期を迎えた。

でも高温障害で花は全て落ちてしまい、現在生っている実の収穫が終われば気温が下がって再び花が咲くまで収穫は望めない。

 

猛暑のため、トマトの実がこんな風に割れてしまう。

早く猛暑が治まることを望みたいが、これからは毎年同じような、またはより暑い気候が続くのであれば、長生きはしたくないと思う。

 

昨日の収穫。

ミニトマトの実は大きくなる前に赤くなっている。

これ以上置くと実が割れるので、早めに収穫。

残った青い実は、ごく僅か。

 

今回も廃棄する実が発生。

 

今夜は海の桜さんにいただいた、波照間島の波照間酒造所が醸す泡盛、泡波を飲むことにする。

泡波は生産量が少なく、手に入らない幻の泡盛と呼ばれている。

そのため波照間島以外ではプレミアムが付いて販売されており、定価700円の三合瓶が那覇の国際通りでは8,000円、東京では10,000円の値が付くそうだ。

 

ここが波照間島の泡波酒店。

波照間酒造所はこの裏にある。

泡波の販売日にはここに長い行列ができるのだそうだ。

 

生産しているのは30度の泡波一種類のみ。

ボトルは、4,500ml、1,800ml、720ml、540ml、100mlの5種類。

4,500mlのボトルには、升升半升(益々繁盛)という名が付けられている。

一升+一升+半升で合わせて4,500mlなのだ。

(二枚の写真は沖縄REPEATからお借りしました。)

 

いただいたのは、100mlのミニボトル。

 

波照間島の波照間酒造所で泡波を造っているのは、波照間忠夫さん。

全て波照間なのだ。

 

スガハラのグラスでオンザロックスでいただく。

素晴らしく濃厚で強い旨み。

これは波照間島まで買いに行きたくなる泡盛だ。

海の桜さんに感謝の、幻の泡盛でした。

 

 

 

 

 

 

2月のこと、丸の内のフレンチ、『ブリーズ・オブ・トウキョウ』で、ちぃさんの誕生日のお祝いをした後は、有楽町、銀座を散策。

 

「丸ビル」の一階に下りると、マルキューブには長い列。

新しく出来た『ザ・フロント・ルーム』への入店を待つ行列だ。

 

東京フォーラムを抜け、有楽町に向かう。

 

向かったのは、宇治にある人気のベーカリー、「たま木亭」のクニャーネの専門店、「クニャーネの店」。

 

2021年11月に出来たお店だが、今も長い行列の人気店。

私達の前に20人余りが並んでいたが、回転が早いので数分並んだだけで買うことが出来た。

 

次に向かったのは、銀座一丁目の沖縄県のアンテナショップ、「銀座わしたショップ本店」。

ところが、2月1日に移転していたので、有楽町に逆戻り。

 

「東京交通会館」に来ると、驚きの張り紙。

人気で何時も満員だった『大阪百貨店』が閉店していた。

 

まずは「銀座わしたショップ本店」でお買い物。

店が狭くなり、イートインスペースも無くなっている。

 

続いては、「北海道どさんこプラザ」でお買い物。

 

お買物を済ませて向かったのは、「東京ミッドタウン日比谷」。

 

そして何時もの『三ぶん』。

 

館内は多くの人で賑わっていたので満員ではと思ったが、幸いなことに先客は4人だけですんなりと入店。

 

今日の全国うまいものめぐりは、埼玉県。

でも、埼玉の酒は売り切れ。

 

今日は売り切れが多いようだ。

 

フレンチのフルコールを食べてきているのでお腹はいっぱいだが、酒のアテも少し頼むことにする。

 

ここではまず最初にお粥が出される。

日本酒を飲む前に、少しお腹に入れて下さいとの配慮。

 

選んだ酒は、高知県香美市のアリサワが造る、純米 糀(はな)おしろい。

 

アリサワの蔵には一度訪問したことがあり、有澤社長兼杜氏ともお話しすることができた。

 

その時の記事はこちら。

 

 

どぶろく風のもろみ酒は米の旨みをストレートに味わうことができて美味い。

使用米は高知県産コシヒカリ、精米歩合は65%。

 

新ゴボウのサツマ揚げ。

 

ふわふわで熱々のサツマ揚げが美味い。

 

埼玉の酒は品切れだが、料理は埼玉メニューから一品選ぶ。

深谷ネギと蛸のヌタ。

この蛸、驚くほど柔らかく旨みが強い。

 

二杯目の酒は、千葉県君津市の藤平酒造が醸す、福祝 燗酒純米。

福祝を飲むのは初めて。

燗酒純米だが、冷酒でいただく。

使用米は北海道産彗星、精米歩合は麹米が55%、掛米が60%。

 

島根県益田市の桑原酒場が醸す、扶桑鶴 純米酒 高津川。

熟成酒でかなり色が濃い。

使用米は、島根県産五百万石が21%、島根県産きぬむすめが79%。

麹米が五百万石で掛米がきぬむすめということだと思う。

精米歩合は70%、酵母は協会7号。

 

色合いの通り、扶桑鶴はかなりの熟成感。

二人で飲み比べたが、ちぃさんは扶桑鶴は苦手とのことで、私が飲むことに。

サクッと日本酒を二杯飲むと、店をあとにする。

 

アトリウムでは、この日もストリートピアノの演奏。

今日のピアノは真っ白。

演奏があまりにも素晴らしく、しばし足を止めて聞き入ってしまう。

ピエノの後ろに出来ている列は、演奏の順番待ち。

 

どの人もプロフェッショナルな演奏技術。

そんな人達が列を作って順番を待っていることは新鮮な驚き。

 

しばらくピアノ演奏に耳を傾けたあと、地階に下り、帰途に就く。

 

「日比谷アーケード」には、「RINGO」。

ここに来ると、ショーコさんが居ないか覗き込んでしまう。

今日は珍しく行列ができていない。

ちぃさんのお誕生日のお祝いををすることができた、丸の内、有楽町、日比谷での楽しい午後でした。

 

翌日のデザートは、ちぃさんに買ってもらったクニャーネ。

ジムでトレーニングで汗を流した後は、甘いものが美味しい。

 

くるくると巻いたパイ生地の中には、たっぷりのカスタードクリーム。

運動をした後に最適なスイーツだ。

次回有楽町に行く時は、何本か買うことにしよう。