ワインは素敵な恋の道しるべ -333ページ目

ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

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今夜は彼女と六本木で待ち合わせ、車で西麻布に向かう。

行先は、『レストランひらまつ レゼルヴ』。

ここで初めて開かれる”特別ワイン会”に参加するのだ。

 

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今日の会場は、三階のメイン・ダイニング。

スタッフに案内され、レトロなエレベーターで会場に向かう。

 

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”特別ワイン会”は、普通の会とはちょっと異なっている。

通常、ワイン会はH.P.で告知されるのだが、今回の会は掲載されていない。

ワインが好きな常連客に個別に案内して開催される、20人限定の会なのだ。

 

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彼女は、「今夜はどんなワインと料理に出会えるか楽しみね」と、席に着くとすぐにメニューを開く。

今夜のワイン会のメインは、シャンベルタン、グラン・クリュ。

彼女が大好きなワインである。

 

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『ひらまつ』の膨大なワイン・ストックから、坂元支配人が選んだシャンベルタンと、ブルゴーニュの泡と白が用意されている。

そのワインに合わせて考えられた内木場シェフの料理も楽しみだ。

 

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テーブル上には、エシレバター。

エシレは美味しいので、パンが進んでお腹がいっぱいになってしまいそうだ。

 

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乾杯は、ヴーヴ・アンバル、クレマン・ド・ブルゴーニュ、ブリュット、ミレジム、2014年。

1898年創業のクレマン専業メゾンで、シャンパーニュ方式による高品質のクレマン造りで定評がある。

 

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アミューズは、高知県おかざき農園のフルーツトマトのソルベ、トリュフの香り。

外の暑さを忘れさせてくれる、フルーティなトマトのソルベがクレマンにも良く合って美味い。

 

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白ワインは、二人が好きな造り手のシャルドネ。

コート・シャロネーズのクローディ・ジョバールが造る、リュリー、モンターニュ・ラ・フォリ、2009年。

 

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クローディは自らのドメーヌの運営に加え、ブルゴーニュの名門ネゴシアン、ルモワスネの醸造責任者も務める注目の女流醸造家。

生産量が少なく、日本では『ひらまつ』でしか飲むことができない。

2009年ヴィンテージは熟成も進み、本当に美味しいシャルドネである。

 

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前菜は、長崎県産サザエと魚介のフリカッセ、キタアカリとシャドークイーンのコンフィ、アーモンドの香りのパセリバターソース。

各皿の上には、サザエの殻が置かれている。

ということは、一皿にサザエが一個使われているのだろう。

 

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食材とソースが香しい。

サザエ、烏賊、海老の上に乗っているのは、二種のジャガイモ。

色が薄いのが北海道産キタアカリ、色が濃い方が鹿児島県産シャドークイーン。

内木場料理長の料理は今夜も冴えている。

西麻布の『レストラン ひらまつレゼルヴ』で彼女と過ごす素敵な夜は続きます。

 

 

 

 

 

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今夜はブルゴーニュの赤を抜栓。

ルイ・ジャド、ドメーヌ・ガジェ、リュリー・ルージュ、2013年。

コート・シャロネーズのリュリーは思い出深いAOC。

大学生になって親と一緒でない初めてのフレンチ・ディナー。

先輩に誘われて、蒲田にあったレストラン、『シェ・麻里お』を訪問。

その時にレストラン・オーナーが勧めてくれたのが、リュリーの白と赤のワイン。

それ以来、リュリーには特別な感情を抱いてきた。

 

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そして今夜抜栓したのは、ルイ・ジャドのリュリー。

ルイ・ジャドは好きな造り手。

以前、酔った勢いで銀座のフレンチでルイ・ジャドのシャンベルタン村のグランクリュの良いヴィンテージを6本まとめて購入・キープし、お小遣いが無くなって苦労したことがある。

 

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ルイ・ジャドは、1859年創立のネゴシアン・エルヴール。

ブルゴーニュを代表するネゴシアンであると共に、ブルゴーニュの各AOCに210haを超える畑を保有する大ドメーヌでもある。

ドメーヌ・ガジェは、ルイ・ジャド傘下のドメーヌのひとつ。

 

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1962年、ルイ・オーギュスト・ジャドが死去した後、経営はルイの片腕だったアンドレ・ガジェに委ねられた。

そこで、ガジェ家代々のぶどう畑もルイ・ジャドの傘下に入ったのだ。

 

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コルクの状態は良く、香りも上々。

刻印はルイ・ジャドではなく、ドメーヌ・ガジェとなっている。

 

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写真では濃く見えるが、実際には淡いルビー色。

チェリー系の甘い果実香。

温度が低いうちは、非常に強いタンニンが前面にでている。

 

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上から見ると、少し曇った淡いルビー色。

温度が上がってくると、カシスやチェリー、湿った黒土のニュアンスも出てくる。

伝統的な造りのしっかりとしたピノ・ノワールだ。

熟成はオークのバリックで12ヶ月。

良いリュリーを楽しんだ、今夜のお家ワインでした。

 

 

 

 

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今日もタイはお酒を飲むことが出来ない祝日。

昨夜予約した、そっと飲ませてくれる馴染みのお店、『アントニオス』に再び向かう。

 

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昨日より早い時間なので、店に客は少ない。

何時ものカウンター席に座り、店内を一渡り眺める。

 

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テラス席は暑そうだが、欧米人には人気の席だ。

 

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1階にはテーブルが並び、2階には二つの個室がある。

 

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タイは酒類の輸入関税が高く、レストランで飲むワインの価格は日本の二倍近くになってしまう。

『アントニオス』には良いワインが揃っていて、しかも価格はバンコクの一流店の中ではリーズナブル。

 

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前夜はソーヴィニヨン・ブランで始めたので、今夜はシャルドネでスタート。

オーストラリア、西オーストラリア州のドメーヌ・ナチュラリストが造る、ディスカバリー、マーガレット・リヴァー、シャルドネ、2015年。

 

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綺麗な黄金色。

グレープフルーツやジャスミンのニュアンス、オークの香りも心地良い。

 

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カウンターは大理石。

私達の指定席は、店全体を見渡すことが出来る一番奥。

明るいうちは窓からの陽光が入り、大理石の面に庭の緑が映る。

ワイングラスを置いて、サフランさん風に撮影。

 

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白ワインのお供は、定番のパンのセット。

これが美味いのだ。

一人で来てもこの量が出されるので、これだけでお腹がいっぱいになってしまう。

 

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最初の料理は、牛のカルパッチョ。

この牛肉も、日本産。

 

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昨夜のサーモンと違い、牛のカルパッチョは比較的綺麗に取り分けることができた。

 

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赤ワインを選んでいると、彼女が昨夜と同じワインを飲みたいと言う。

飲み物担当のタオさんに聞いてみると、最後の1本がありますとのこと。

イタリア、ピエモンテ州のマッソリーノが造る、ランゲ・ネッビオーロ、2014年。

 

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マッソリーノは高品質のバローロで有名な造り手。

このネッビオーロは本当に美味い。

使われているぶどうは、バローロの畑のぶどうなのだ。

 

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次の皿は、帆立。

これも北海道産。

バンコクでは帆立は高級食材として人気がある。

でも、バンコクで食べると驚くほど高価。

 

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タオさんが真剣な表情で黒胡椒を掛けてくれる。

このカウンターはとても高く幅があるので、彼女はつま先立ちになり思いっきり手を伸ばさないと届かないのだ。

 

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我ながら綺麗に取り分けることができた。

 

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ここに来れば、この料理を頼まないわけにはいかない。

アントニオ家伝統のラムシャンク。

 

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ラム肉を半分そぎ落とし、彼女の皿に。

残った肉が付いた骨は私の皿に。

ペンネのポモドールソースも二等分。

 

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肉を半分そぎ落としても、このヴォリューム。

トロトロに煮込んだラム肉が口の中で溶けてしまうほど美味い。

常連さんには、この一皿だけを食べて帰る人もいるヴォリューム満点の人気メニュー。

 

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外は既に真っ暗。

店内も夜遅くなると、照明が落とされる。

 

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彼女はアイスクリームをデザートに注文。

おや、カウンターの向こうの端に座っているのは、昨夜と同じイタリア人カップル。

彼らもここでしかワインを飲めないので、今夜も連続で来たようだ。

女性が私の視線に気が付き、会釈する。

私も会釈すると、ワイングラスを持ち上げて乾杯の仕草。

彼女も気が付き、「ワイン好きが考えることは同じね」と微笑む。

 

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彼女は、イリーのコーヒー。

 

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私は今夜も、タオさんにカクテルをお願いする。

 

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今夜は、ギムレット。

ジンにライムジュースを少し加えて作る強いカクテルが身体に染みる。

 

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コーヒーを飲み終えると、彼女が「リモンチェッロを飲みたい」と言う。

タオさんの方を見ると、「お店からです」と言って、リモンチェッロを二杯なみなみと注いでくれる。

 

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ダイニング・ルームが暗いので、厨房の窓が明るく浮かび上がっている。

レンブラントの絵画のように美しく感じるのは、酔いのせいだろうか。

 

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スタッフの皆さんに今夜のお礼を述べ、店をあとにする。

今回はアントニオさんに会えなくて残念だったが、彼の温かい配慮のお陰で、飲酒禁止の祝日にもワインを楽しむことができた。

最後の夜なので、街を散策しながらホテルに戻ることにする。

 

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場面はガラッと変わって、スワンナプーム国際空港。

 

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バンコクに来た人のほとんどが写真に撮る、ヴィシヌ神のモニュメント。

 

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30数回目のバンコクの旅も楽しかった。

ラウンジで休んでから、搭乗することにしよう。

来るときは「美女と野獣」と「コング」を観たので、帰りは「ローガン」と「ジョン・ウィック・チャプター2」を観ることに決めている。

日本はバンコクよりも暑そうだ。

彼女と過ごすバンコクでの楽しい休日でした。

 

 

 

 
 

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今日のランチは、スクムウィット通りのソイ11にあるタイ料理の有名店、『ロッサビアン』に行くことにする。

BTSでは一駅隣だが、私達が滞在するアソーク駅とお店のあるナーナー駅はとても近いので、歩いて数分で行くことが出来る。

 

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ソイ11から緑が生い茂る敷地に入ると、奥に白い邸宅が現れる。

広い庭にもテラス席が設けられているが、長く使われていないようだ。

 

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ランチには早い時間なので、広い室内にはまだ他に客は居ない。

 

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室内から庭を見ると、飲み物を用意できる小さな建物が作られている。

テラス席でビールを飲むと楽しそうだ。

 

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部屋の真ん中にあるのは、大きな鉄道模型。

鉄道車両の模型も置かれていて、鉄道マニアに人気の店なのだ。

 

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コースター、紙ナプキン、ガラスコップにも鉄道模型のマークが入っている。

 

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お酒を飲むことが出来ない仏教の祝日なので、彼女はウォーターメロンジュース。

 

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私はココナッツ。

 

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中には冷えたココナッツジュースがたっぷり。

 

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最初は、フレッシュパパイヤのサラダ。

う~、これは辛そう。

 

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辛い料理には、口中の火消し用に生野菜が一緒に出される。

辛味に耐えられなくなると、生のキャベツやサヤエンドウを食べて冷ますのだ。

 

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食べてみるととても美味しい。

でも、食べ進むとじわじわと辛味で口の中が痛くなる。

そこで生野菜をばりばりと食べる。

野菜をいっぱい摂取できる優秀なサラダだ。

 

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続いて、キャットフィッシュの唐揚げ。

「ねえ、どうやって食べるの」と彼女。

 

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豚肉のミンチをどけて顔をまじまじと見ると、食欲が減退する。

スプーンで叩いてみると、コチンコチンと硬い音。

でも、身の部分は小さな切り身の唐揚げになっていて、美味しく食べることが出来て一安心。

ナマズを見ると、ユーゴスラビアを思い出す。

随分以前にベオグラード郊外の別荘地に長期滞在したことがある。

別荘に避暑に来ている人たちと一緒にドナウ川でナマズ釣りをし、泥抜きをして調理したナマズを食べながら地元のワインを楽しんだことが懐かしく思い出される。

 

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彼女はリバープラウンのレッドカレーがすっかり気に入ったようだ。

 

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スチームドライスをもらい、一緒に食べると美味い。

 

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豚肉料理も注文。

名前は忘れてしまった。

 

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これもスチームドライスに良く合って美味い。

デザートは別に食べることにして、『ロッサビアン』をあとにする。

 

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デザートは、シナボン。

彼女がサンフランシスコに留学していた時に流行っていたそうで、懐かしくて食べたくなったのだそうだ。

私が懐かしく思う料理がナマズなのに対し、彼女のはシナボンとは随分差が激しい。

 

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ホテルに戻ると、コーヒーを淹れてデザートタイム。

 

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デザートが終わると、今日も癒しの時間。

タイ古式マッサージを二時間楽しむとしよう。

彼女と過ごすバンコクの休日の続きは、また明日。

 

 

 

 

 

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バンコクで彼女と過ごす楽しい休日の続き。

今夜は、二人が大好きなイタリアン、『アントニオス』を予約しておいた。

バンコクには素晴らしいイタリアンが幾つもあるが、私は『アントニオス』がNo.1だと思っている。

 

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スクムウィット通りからソイ31に入り、北にしばらく進んで横道を左折したところにある一軒家が今夜のお店、『アントニオス』。

この道の先には、邸宅イタリアン、『エノテカ』がある。

でも、今夜は喜びも半減。

今日と明日はお酒を飲んではいけない仏教の祝日なので、ワイン無しでイタリアンをどうやって食べれば良いのか、二人とも気分は真っ暗。

 

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席は、何時ものカウンターの一番奥。

ここに来るのは二年ぶりだが、何時もと同じ席を確保しておいてくれたことに感謝。

でも、カウンター内のスタッフは二年前と代わっている。

以前は気の良い男性だったが、今は可愛い女性。

 

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裏庭にはテラス席もあるが、今日はまだ空席。

夜になると、欧米系の客でいっぱいになる。

 

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カウンター内のタオさんに、「今日はお酒は飲めないんですよね」と私。

「本当はお酒を出すと違法なのですけどね」といって、タオさんはカウンターに座るイタリア系のカップルの方を手で示す。

なんと、お二人はワインを飲んでいるではないか。

「仏教の祭日でアルコールを飲んではいけないんですけど、仏教徒ではない人にまで禁酒を強要するのは良くないので、せめてここだけは飲める場を提供しようというオーナーの想いなんです」とのこと。

「私も仏教徒ではなく、クリスチャンです」と慌てて応える。

 

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という思わぬ幸運で選んだボトルは、イタリア、フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州の、ヴィッラ・マルティナ、ソーヴィニヨン。

フルーティーで酸とミネラルのバランスが良い辛口。

このお店のセラーのワインに外れは無い。

オーナーのアントニオさんにお礼を言いたいが、彼は今夜店に来るのかと聞くと、何と今週はキューバに旅行中とのこと。

奥様がキューバ出身なので、家族で里帰りしているのだそうだ。

アントニオさんとはここに来るたびに色々お話ししているので、お礼の言葉を名刺に書いてタオさんに託す。

「本当に幸せなサプライズね。アントニオさんにお礼を言いにまた来なくちゃならないわね」と彼女は嬉しそう。

「君はまだアントニオさんに会っていなかったね。とても素敵な人だけど、ぱっと見はスキンヘッドで迫力あるよ」と私。

 

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テーブルにつくと、このパンのプレートが届く。

ピッツァ風フォカッチャ、グリッシーニ、そしてトマトとハーブのオリーブオイル漬け。

このトマトをパンにのせて食べると美味いのだ。

 

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今夜の食材の説明。

まずは魚介類。

ラップに空が映っているのでちょっと見にくい。

ホワイトアスパラガスが美味しそうなので、前菜に注文する。

 

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そして、牛と仔羊。

実はここの食材の大部分は日本から空輸で取り寄せているので、価格は日本よりも高い。

美味しく安心して食べることができるが、バンコクまで来て日本産の食材を日本よりも高い価格で食べるのは、ちょっと複雑な心境。

 

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ホワイトアスパラガスのプロシュート巻き。

これは美味しく、ソーヴィニヨン・ブランに良く合う。

 

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次の皿は、サーモンのカルパッチョ。

「丸い形で出されるサーモンは初めて」と彼女。

確かに、サーモンの切り身が丸い。

 

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二人に取り分けるのは私の役目。

綺麗に並べようとしたが、薄すぎて無理。

結局取り皿では普通のサーモンになってしまった。

 

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さて、二本目は何にしようか。

ガヤのシト・モレスコにしようと思っていたが、価格が上がり、しかも円安でかなり高価。

そこで、良い造り手のネッビオーロを選択。

ピエモンテ州のマッソリーノが造る、ランゲ・ネッビオーロ、2014年。

マッソリーノは、バローロの地で100年以上、4世代にわたってバローロを造り続ける名門。

高品質のバローロで定評がある。

 

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コルクの状態はとても良い。

 

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ベリー系の香りの後ろから、腐葉土のニュアンス。

複雑なストラクチャーを持ち、タンニンは強い。

まだまだ熟成のポテンシャルを持っている。

このワイン、ランゲ・ネッビオーロと言っても、使われているぶどうはバローロの畑のもの。

こんなワインを置いているとは、さすがアントニオさん。

このお店のワイン価格は他店に較べれば良心的。

それでも輸入関税が高いので、ランゲ・ネッビオーロでも日本では良い造り手のバローロが飲める価格になってしまう。

 

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肉料理は、和牛のサルティン・ボッカを注文。

ここの牛肉はほとんど和牛。

一部オーストラリア産の牛肉もあるが、これも日本の専門商社経由で輸入しているのだそうだ。

 

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マッシュポテトの盛り付けが綺麗。

 

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二人で分けて食べやすいように、大きな切り身を二枚焼いてくれた。

 

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いつの間にか外は夜の帳におおわれ、店の中も照明が落とされている。

タオさんは本当に対応が良く、きびきびと良く動く。

ここに来て2年ほどとのことだが、すっかり店の顔になっている感じ。

 

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この丸い窓の向こうが厨房。

部屋の照明が落とされたので、厨房の窓がピッツァの大きな窯のように見える。

 

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彼女は、今夜はドルチェを注文。

ティラミスを選んだが、前回がレアチーズの感じだったのに対し、今回は普通のケーキに。

 

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コーヒーはイリー。

 

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私は、タオさんのシェーカー捌きを見たくて、マルガリータを注文。

「グラスに塩は付けますか?」とちゃんと聞いてくれる。

私はシェーカーを上下に八の字を描いて振るが、タオさんは前後に激しく振るタイプ。

 

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本当は飲んではいけない日に飲むお酒は、正に禁断の美味しさ。

 

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席を立とうとすると、店のマネジャーがお礼のリモンチェッロをどうぞ飲んで下さいと告げる。

アントニオさんが常連客に振る舞う自家製リモンチェッロは今夜も健在。

お世話になったスタッフの皆さんにお礼を述べ、店をあとにする。

 

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店を出たところで、明日の夜はどうしようかと彼女と相談。

タイ料理の高級店、『ルエン・ウライ』を予約しているが、そこでは法令遵守でワインは飲めない。

そこで、近くにあるもう一軒の行きつけのイタリアン、『ベラ・ナポリ』に立ち寄って、ワインを飲めるか聞いてみることにする。

結果は、「明日もワインは出せません」とのこと。

そこで再び『アントニオス』に戻り、明日の夜のカウンター席を確保。

併せて、『ルエン・ウライ』に予約キャンセルの電話を入れる。

「今回の旅も色々あって楽しいわ」と彼女。

「アントニオさんのお陰だね。もし飲めなかったら、今頃君は口をきいてくれなかったと思うよ」と私。

ちょっと飲み過ぎたけど、彼女と過ごすバンコクの夜は素敵に更けて行きました。

 

 

 

 

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今回の旅の目的は、身体の癒し。

昨日はタイ古式マッサージを二時間楽しんだ。

今日は、お気に入りのスパを予約している。

スパがある場所は、スクムウィット、アソーク駅近くのタイムズスクエアビル。

ガラス張りの派手なビルがタイムズスクエアで、左横はシェラトン・グランデ・スクンヴィット。

 

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バンコクに来始めた頃はチャオプラヤー川に面したホテルに泊まっていたので、ペニンシュラ・スパやオーキッド・シェラトン・スパ等の、ホテル内のスパを利用していた。

何度か来るうちに、もう観光は必要ないのでチャオプラヤー方面での宿泊は止め、美味しいレストランや良いスパ、マッサージ屋さんが集中しているスクムウィット通りに宿泊場所を移すことにした。

 

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そして出会ったのが、『マイ・スパ』。

私の評価ではマッサージのレベルが高く、彼女の評価ではフェイス・トリートメントの技術が高いのだ。

以前はビルの2階に店があったが、今は3階に移転している。

2階の店は豪華だったが、新しい店はシンプルな雰囲気に変わっている。

まずは、今日のアロマを選ぶ。

 

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ここに来るのは二年ぶりなので、三時間の特別コース、”スイート・メモリー”を予約しておいた。

「え、何時もの倍の時間なの。嬉しい」と彼女。

「二人用の個室で三時間の癒しを一緒に満喫することができるなんて、幸せだよ」と私。

部屋には二つの施術台、バス、サウナ、大きな洗面スペース、そしてシャワールームが設置されている。

 

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最初の30分は、ミルク・バスとサウナの時間。

ジムで身体を鍛えておいて良かったと思う。

ミルク・バスには赤いバラの花びらが浮かべられているので、バスから出ると肩や胸に花びらがいっぱい付いてしまう。

 

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身体が充分に温まると、次の30分はボディ・スクラブ。

力の強い女性が、身体中をごしごしと綺麗にしてくれる。

身体が綺麗になったところで、90分のアロマ・マッサージ。

そして最後に30分のフェイシャル・トリートメント。

あまりに気持ち良くて、アロマ・マッサージの途中で寝落ちしてしまった。

でもフェイシャル・トリートメントでは意識は復活。

 

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マッサージ後のお茶とクッキーは美味い。

改装記念の石鹸もいただく。

そして、5回利用のポイントでプレゼントされるアルガン・オイルもゲット。

特別コース二人分で、6回利用相当のポイントが付くのだそうだ。

 

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スパで癒された後は、テルミナ21でお買い物。

ところが、彼女のお気に入りのブティックが無くなり、バッグ屋に代わっていた。

 

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そこで大好きなポップコーンを買いに地下に向かう。

すると、ポップコーン屋さんも無くなり、クレープ屋に代わっているではないか。

ドリアン味のポップコーンをいっぱい買おうと思ったのに、ショック。

でも、向かいのジェラート屋さんは健在だったので、食べることにする。

 

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ディナーの前なので、1スクープだけに。

彼女はティラミス、私はパッションフルーツ。

 

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テルミナ21の地下には面白い店がいっぱいある。

ここは駄菓子屋さんだが、タイでしか売っていないポッキーや、ドリアンやマンゴーのドライフルーツが小分けされた箱や袋で販売されている。

タイ土産を大量に購入する中国人や韓国人の旅行者に人気なのだ。

さて、そろそろホテルに戻り、シャワーを浴びて服を着替え、ディナーに向かうことにしよう。

彼女と過ごすバンコクでの休日の続きは、また明日。

 

 

 

 

 

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『バーン・クン・メー』を出ると、3分ほど歩いて『マンゴー・タンゴ』に向かう。

ここは、マンゴーのデザートで人気のお店。

 

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店内には、レジ待ちの列。

最初に注文し会計を済ませると、スタッフがテーブルに案内してくれる。

 

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カウンターの中ではスタッフが忙しくマンゴーを加工している。

 

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店内は満席だが、レジで入店する客の数をコントロールしているので、待つことなく席に案内される。

鉄パイプと鉄板で作られたテーブルと椅子はとても重く、椅子を引くのも大変。

脚をぶつけると痛い。

 

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ナプキンに、「毎日一個のマンゴーで医者いらず」と書かれているのが面白い。

 

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マンゴーの盛り合わせが届く。

店の一番人気メニューだ。

タイ料理のレストランでフレッシュ・マンゴーを注文すると甘いもち米が付いてくるが、ここではもち米の有り無しを指定して注文できる。

 

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マンゴーは完熟でとても美味い。

マンゴーアイスやマンゴープリンを先に食べると、フレッシュ・マンゴーが美味しく感じられなくなるのではと思ったが、結局一番甘く濃厚なのがフレッシュ・マンゴーだった。

 

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そこで、マンゴープリンを先に食べる。

甘くなく、何個でも食べることができそう。

 

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マンゴーアイスクリームは濃厚。

でも、甘くないので美味い。

さすがマンゴーの本場の人気店。

 

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「この次バンコクに来るときも必ずここに来ようね」と彼女。

「もちろん。毎日来てもいいよ」と私。

彼女と過ごすバンコクでの楽しい休日は続きます。

 

 

 

 

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バンコクで彼女と過ごす楽しい休日の続き。

今日の移動は車ではなく、高架鉄道、BTS。

交通渋滞の激しいバンコクでは、スムースに移動できるBTSは嬉しい乗り物。

 

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車内は綺麗で安全、エアコンも気持ちよい。

アソーク駅から隣のプロムポン駅まで15バーツ、4駅離れたサヤーム駅までで38バーツ。

タクシーだと初乗りで35バーツ、アソークからプロムポンまでで45バーツ位なので、駅そばに行くならBTSは安い。

(1バーツは約3.5円)

 

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車両の中は見えない。

窓やドアにも全て広告が描かれている。

でも中からは外を見ることが出来るのだ。

 

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降りたのは、サヤーム駅。

ここは一大ショッピングエリアで、高級デパートから庶民的な安価販売のショッピングビルまで林立している。

 

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向かった先はサヤーム駅そばの、『バーン・クン・メー』。

 

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タイ家庭料理が美味しいと評判のお店。

 

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大きなビルの1階全てを占めている店は、とても広い。

客はほとんど居ないのかと思ったら、奥側のテーブルは客で埋まっていた。

 

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通されたテーブルは、一番奥の窓際。

明るくて落ち着いて食事ができる席だ。

 

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彼女は料理のメニューを検討し、私はワインリストをチェックする。

最近はタイ料理の店でもワインリストが充実しているので、とても嬉しい。

 

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オーストラリアのシャルドネを注文したら、お店の女性スタッフが胸の前で手を交差させて”無い”との意思表示。

それではと、別のワインを指さしても反応は同じ。

困ったスタッフは店の奥に駆け込んで、支配人と思しき男性を連れてきた。

彼の説明によると、何と、今日、明日はタイ全土で”アルコール禁止”の仏教の祝日なのだそうだ。

 

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二人とも目の前が真っ暗になったが、気を取り直し、ウォーターメロンジュースを飲みながら食事をすることに。

最初の皿は、何と生の海老。

私は東南アジアでは生ものは絶対に食べないが、ワイン騒動の間に彼女が注文していたのだ。

彼女が4尾、私が仕方なく2尾食べたが、その後何ともないのでセーフだったようだ。

 

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”ウォーター・スピナッチ”と書かれているが、何のことだか思い出せない。

注文してみると、届いた料理は空心菜。

そうだ、空心菜のことだったと思い出し、二人とも大笑い。

これは好物で、味付けも良く美味い。

空心菜はヒルガオ科サツマイモ属で、水辺で生育するがサツマイモの親戚なのだ。

 

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トートマンクン、海老すり身団子揚げ。

日本でも定番の料理だが、やはり好きなものは美味しい。

 

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鴨のレッドカレー。

タイでは鴨もよく食べられる食材。

昨日は豚と鶏を食べたので、今日は鴨を選んだ。

 

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レッドカレーに合わせ、フライドライスも注文。

このまま食べても美味しいが、カレーに合わせて食べると一層美味い。

 

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取り皿にフライドライスを取り分け、レッドカレーを合わせる。

鴨も良い味を出していて、最高に美味い。

このお店は、評判通り味が良い。

それにしても、よりにもよって”禁酒日”にバンコクに来てしまうなんて、不運。

「今夜はイタリアンでしょ。ワイン無しでどうやって食べたらいいのかしら」と彼女。

「以前も選挙の日に当たってアルコールを飲めなかったことがあったけど、仏教の祝日で飲めないなんて、考えもしなかったよ。ごめんね」と私。

料理は美味しかったけど、暗い気持ちで店をあとにしました。

 

 

 

 

 

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バンコクでの最初の夜は、二人が好きなタイ料理のお店、『バーン・カニタ』を予約しておいた。

でもその前に、癒しの時間。

行きつけのマッサージ屋さんでひと休み。

 

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特別料金を払い、二人で一部屋を確保。

外は暑いが、部屋の中はエアコンがガンガン効いていて気持ち良い。

パジャマのような服に着替え、照明を落とした部屋で二時間のタイ古式マッサージで癒される。

 

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癒しの時間が終わると、歩いて数分の『バーン・カニタ』に向かう。

ところが、歩き始めてすぐにスコール来襲。

私の折り畳み傘1本では、激しい雨に二人ともびしょ濡れ。

 

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ここは、古美術の展示で有名なお店。

玄関正面の壁には、大きな石のレリーフ。

 

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エアコンが効いた部屋の中は乾燥しているので、濡れた服もすぐに乾くだろう。

タイの夕食時間は日本よりも遅い。

タイではまだ夕食には早い時間なので、店内に客はまばら。

 

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私達には、窓際の静かな席が用意されていた。

外は激しい雨。

「今回のバンコクの旅も楽しいね。ありがとう」と彼女。

「僕が留学で不在だったから、ここに来るのは二年振りだね。また一緒に来られて嬉しいよ」と私。

 

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ワインは、ニージーランド、マールボロのヴィラ・マリアが造る、ソーヴィニヨン・ブラン、2016年。

 

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少しモスグリーンのかかった、透明感のあるイエロー。
トロピカルフルーツの香りに、フレッシュハーブのヒント。

しっかりとした酸を持ち、やはりマールボロのソーヴィニヨン・ブランは美味い。

 

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彼女は、ランチに続いてフルーツカクテルを注文。

メニューにカクテルは無かったので、ウォッカをフレッシュオレンジジュースで割って作ってもらった。

 

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最初の皿は、海老春巻き。

8本も出てくるとは思わなかった。

食べ始めてわかったが、ランチが遅くヴォリュームがあったので、あまりお腹が空いていない。

 

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チキンの椰子の葉包み揚げ。

これは彼女の好物。

 

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甘いパームシュガーのソースを付けて食べると、プリプリのチキンが美味い。

 

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リバープラウンのレッドカレー。

頭の先端を切り落とし、火を入れてもこんなに大きいなんて、元の海老はどんな大きさだったのだろう。

 

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淡水の海老でこんなに大きいのはあまりお目にかからない。

むちっとした身は甘みがあり、とても美味い。

 

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あっという間にお腹がいっぱいになったので、ここの名物料理を注文。

蟹肉のフライドライス。

 

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ポットの大きさは大中小の三種類あり、小サイズでも二合分位の量がある。

蟹がいっぱい入ったフライドライスは最高に美味い。

 

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彼女はこれが食べたくてここに来たいと言ったのだが、今夜は二人ともお腹いっぱいで完食できず。

 

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外は暑い上にマッサージを二時間してきたので、冷えたミネラルウォーターを何本も飲んでしまった。

よく見ると、ミネラルウォーターにもお店の名前。

タイ料理の名店、『バーン・カニタ』での楽しい夜でした。

 

 

 

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昼前に起床し、ホテルに手配してもらった車で予約しておいたお店に昼食に向かう。

歩いても30分程度の距離だが、日差しが強い日中は彼女を歩かせたくない。

車だと数分で着く距離。

でもバンコクは渋滞がひどいので、20分近くかかってしまう。

 

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ソイ31の道沿いには、好きなレストランがある。

『ベラ・ナポリ』を過ぎ、さらに『アントニオス』も過ぎ、ずっと北に進む。

横道を右にちょっと入ると、大きな民家が現れた。

向かったお店は、スクムウィット、ソイ31の『サヤーム・ウィズダム』。

日本企業も接待で使う、高級店である。

 

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外階段を上り、二階のダイニング・ルームに向かう。

玄関のドアを抜けると、目の前には壁に開いた大きな窓。

窓の中には家を貫いて生えている”ご神木”。

60年前にアユタヤからこの邸宅を移築した時にここに生えていた樹が大きくなったのだそうだ。

 

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三角屋根が高くガラス窓が大きいため、広い空間はとても明るい。

 

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私達のテーブルは、ご神木のちょうど裏側の店の真ん中。

ホテルから予約しておいたので、良いテーブルを用意してくれたようだ。

 

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タイ料理のお店では、ナイフは出されない。

ナイフを必要とする硬い料理は無いのだそうだが、それでも切り分けたい時がある。

そんな時はスプーンで切るのだ。

 

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彼女は普段はカクテルを飲まないが、南国に来るとフルーツカクテルを飲みたくなるのだそうだ。

ウォッカをパイナップルで割って作ったカクテルは、酸味があって甘くなく美味しいそうだ。

 

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さすが高級店、ワインも色々揃っている。

タイは酒類の輸入関税がとても高いので、レストランでの価格は驚くほど。

日本の酒販店で買えばで1,500円~1,600円のワインが、バンコクのレストランでは8,000円程度にもなってしまう。

それでも暑いバンコクで冷えた白ワインは美味い。

 

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選んだワインは、ニュージーランド、ネルソンのミスター・ライトバンド、ソーヴィニヨン・ブラン、2014年。

グレープフルーツの香り、豊かな果実味、活き活きした酸味。

価格を考えなければ、美味いソーヴィニヨン・ブランだ。

 

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アミューズブーシュが届く。

 

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これは何なのか不明だが、美味い。

 

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ココナッツは、この葉っぱでくるんで食べる。

 

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続いて、ランチセットが届く。

 

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私のメイン料理は、チキンの醤油煮込みのようなもの。

見た目ほど味が濃くなく、美味しい。

彼女は豚の醤油煮込みを注文。

 

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トムヤム・カイは強烈に辛いが、癖になる美味しさ。

トムヤムはクン(エビ)かと思ったらカイ(チキン)だったので、私はメインと重なってしまった。

 

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野菜の春巻き。

ソースが複雑な味で興味深い。

 

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これは何だったか、説明を聞いたが忘れてしまった。

ちょっと甘みがあって美味い。

 

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ここのジャスミンライスはとても美味い。

タイ米を買って帰っても、日本の炊飯器で炊くと美味しくない。

素焼きの壺で蒸すのが一番美味しそうだ。

 

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〆はパッ・タイ。

とても大きな海老が乗ってきた。

パッ・タイは街の屋台で食べれば30バーツ(100円ほど)だが、これは庶民食とは言えない盛り付け。

 

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海老やフレッシュパパイヤ、モヤシの下に、麺がかろうじて見える。

 

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薬味セットも届いたが、肝心のナンプラーが無いので、追加で持ってきてもらう。

 

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二人に取り分けるのは、私の役目。

麺の量が思った以上に多く、二つに分けてもたっぷり。

お腹はいっぱいだが、美味しいので残さず完食。

 

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デザートは、スイカとリンゴ。

チェックを頼んで、ちょっと驚く。

この昼食で15,000円はさすがに高い。

バンコクの物価も上がっているが、円が安くなっているのも恨めしい。

 

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食後に、お店のオーナーが建物を案内してくれた。

日本企業が接待で使う時は、個室を利用するとのこと。

ここは6~8人用の部屋。

室内に専用のトイレも付いている。

 

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ここは4人用。

 

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大きな部屋は、10人から20人のパーティーに使えるそうだ。

 

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面白いのは、各部屋のドア。

鴨居も低く、敷居の高さが床から30cmほどもある。

オーナーによると、古いアユタヤ式の建築の特徴で、部屋からお金が流れ出ないようにとの意味があるのだそうだ。

 

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店に呼んでもらった車に乗り、プロムポン駅近くのソイ43に向かう。

彼女がタイの雑貨を買いたいと言うので、土産物雑貨店に行くことにしたのだ。

このお店は、クーン。

 

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ガネーシャの像がいっぱい置かれている。

ヒンドゥー教の神様だが、商売の神様なので人気があるようだ。

 

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タイ各地で作られる、色々な民芸品があって面白い。

 

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次のお店は、チムリム。

 

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竹籠のバッグが素敵だ。

 

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焼き物やノニソープもずらりと並ぶ。

買い物が終われば、次のお楽しみが待っている。

バンコクの休日は続きます。