今日のランチは、スクムウィット通りのソイ11にあるタイ料理の有名店、『ロッサビアン』に行くことにする。
BTSでは一駅隣だが、私達が滞在するアソーク駅とお店のあるナーナー駅はとても近いので、歩いて数分で行くことが出来る。
ソイ11から緑が生い茂る敷地に入ると、奥に白い邸宅が現れる。
広い庭にもテラス席が設けられているが、長く使われていないようだ。
ランチには早い時間なので、広い室内にはまだ他に客は居ない。
室内から庭を見ると、飲み物を用意できる小さな建物が作られている。
テラス席でビールを飲むと楽しそうだ。
部屋の真ん中にあるのは、大きな鉄道模型。
鉄道車両の模型も置かれていて、鉄道マニアに人気の店なのだ。
コースター、紙ナプキン、ガラスコップにも鉄道模型のマークが入っている。
お酒を飲むことが出来ない仏教の祝日なので、彼女はウォーターメロンジュース。
私はココナッツ。
中には冷えたココナッツジュースがたっぷり。
最初は、フレッシュパパイヤのサラダ。
う~、これは辛そう。
辛い料理には、口中の火消し用に生野菜が一緒に出される。
辛味に耐えられなくなると、生のキャベツやサヤエンドウを食べて冷ますのだ。
食べてみるととても美味しい。
でも、食べ進むとじわじわと辛味で口の中が痛くなる。
そこで生野菜をばりばりと食べる。
野菜をいっぱい摂取できる優秀なサラダだ。
続いて、キャットフィッシュの唐揚げ。
「ねえ、どうやって食べるの」と彼女。
豚肉のミンチをどけて顔をまじまじと見ると、食欲が減退する。
スプーンで叩いてみると、コチンコチンと硬い音。
でも、身の部分は小さな切り身の唐揚げになっていて、美味しく食べることが出来て一安心。
ナマズを見ると、ユーゴスラビアを思い出す。
随分以前にベオグラード郊外の別荘地に長期滞在したことがある。
別荘に避暑に来ている人たちと一緒にドナウ川でナマズ釣りをし、泥抜きをして調理したナマズを食べながら地元のワインを楽しんだことが懐かしく思い出される。
彼女はリバープラウンのレッドカレーがすっかり気に入ったようだ。
スチームドライスをもらい、一緒に食べると美味い。
豚肉料理も注文。
名前は忘れてしまった。
これもスチームドライスに良く合って美味い。
デザートは別に食べることにして、『ロッサビアン』をあとにする。
デザートは、シナボン。
彼女がサンフランシスコに留学していた時に流行っていたそうで、懐かしくて食べたくなったのだそうだ。
私が懐かしく思う料理がナマズなのに対し、彼女のはシナボンとは随分差が激しい。
ホテルに戻ると、コーヒーを淹れてデザートタイム。
デザートが終わると、今日も癒しの時間。
タイ古式マッサージを二時間楽しむとしよう。
彼女と過ごすバンコクの休日の続きは、また明日。