ワインは素敵な恋の道しるべ -15ページ目

ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

昨年10月初めのこと、彼女と過ごす楽しいホーチミンシティ旅行の続き。

”ホア・トゥック料理教室”でお腹がいっぱいになったので、暑くはあるが腹ごなしに街歩きを楽しむことにする。

 

ハイバーチュン通りをサイゴン川に向かって歩く。

右手に見えてきたのは、ホーチミンシティ劇場。

 

レロイ通りを右折すると、繁華街のドンコイ通りに出る。

今日はここは通り過ぎ、次のグエンフエ通りへ。

 

グエンフェ通りに来ると、高層ビルが見えてくる。

正面はビテクスコ・フィナンシャル・タワー。

68階建てで、49階にはホーチミンシティを見渡せるサイゴン・スカイデッキがある。

 

まず向かったのは、「カフェビル・カフェアパートメント」。

 

離れた場所からは良く目立つが、歩道に立って見上げるとこんな感じでここが「カフェアパートメント」だとわかりにくい。

 

オートバイが並ぶ暗い入り口を入ると、奥にはエレベーター。

でもエレベーターに乗るには3,000ドン(約18円)のチップが必要なので、現金の持ち合わせが少ない私たちは階段を利用。

 

各階を見て歩くことにする。

 

と言っても暑いので、彼女は2階でギヴアップ。

最初に見つけた『MERAKI CAFE』に入店。

 

店の天井は、アンブレラスカイならぬ、ノンラースカイ。

ノンラーはベトナム人(キン族)の伝統的な葉笠で、ラタニアの木の葉で作られている。

ノンが笠、ラーが葉の意味。

 

私はココナッツコーヒー、彼女はマンゴースムージー。

ココナッツコーヒーは65,000VND(約390円)、マンゴースムージーは忘れたが100,000VND(約600円)位かと思う。

どちらもキンキンに冷えていて美味い。

カフェは昨日の『コンカフェ』に続き2軒目だが、どちらも支払いは現金のみ。

やはり現金を少し持っていないとカフェ巡りはできないようだ。

 

テラスに出ると、眺望が開けている。

左側はビテクスコ・フィナンシャル・タワー。

サイゴン・スカイデッキが良く見えている。

右側はサンワタワー。

野村不動産が20%あまり出資しているオフィスビルで、施工は清水建設。

多くの日系企業が支店を置いている。

 

眼下には広いグエンフエ通り。

 

カフェで涼んだあとは、次の目的地に向かう。

ベトナムの街はオートバイやスクーターが溢れているので道を渡るのも命がけだし、歩道は駐車で埋まっているので歩きにくい。

 

彼女が行きたいと言っていた、ハムギー通りの「ナッティー・ハウス」。

「どうして地図も見ないでここに行きつけるのか不思議。貴方と一緒だと世界中どこに行っても迷わずに移動できるので嬉しい」と彼女。

はい、ちゃんと努力しているのです。

行き慣れた街、例えばロンドン、フランクフルト、ニューヨーク、シカゴ、サンフランシスコ、イスタンブール、シンガポール、バンコク、ソウル、台北などであれば土地勘はあるが、それ以外の街に行くときは事前に地図を見て頭に刻み込んでいる。

 

ここはナッツの専門店。

色々な種類の色々な味付けのナッツが揃っている。

 

ここでお土産を幾つか購入。

 

次に向かったのは、カルメット通りの『メゾン・マルゥ・サイゴン』。

 

マルゥはベトナムで最も有名なチョコレートメーカー。

紹介はH.P.を引用。

「MAROU(マルゥ)はベトナムで生まれたビーン トゥ バー チョコレートメーカーです。 2人のフランス人がベトナムを旅する中で出会った、高品質なベトナム産カカオ。このカカオに惚れ込んだ2人が2011年に創業したのがマルゥです」。

 

入り口の横には、カカオロースター。

 

ベトナム内に11店舗を構えているがほとんどの店が商業施設内の販売店。

それに対し、この店は広くて商品が充実しカフェも備えている。

 

チョコレートケーキやアイスクリームも美味しそう。

 

彼女にテーブルを確保してもらい、私は飲み物と食べ物を購入。

ここはクレカが使える。

ここのチョコレートは高品質で、価格も日本のショコラトリーで買うチョコレートと大差なく高価なのでクレカが使えないと大変。

 

飲み物と食べ物をテーブルに運ぶ。

 

彼女のは、シグネチャー・マロゥ(左)。

価格は、90,000VND(約540円)。

私のは、ホームメイド・カシュー・ミルク(右)。

価格は、60,000VND(約360円)。

カシュー・ミルクは初めてなので飲んでみたが、豆乳のようで美味しくなかった。

 

彼女のスイーツは、ダーク・ムース。

価格は、120,000VND(約720円)。

 

私のスイーツは、ミックス・カップ・アイスクリームのラージ。

マルゥ・チョコレート・ボバと生クリームをトッピング。

価格は、85,000VND(約510円)。

 

生クリームもたっぷりで美味しい。

 

テーブルの上には、カカオの実。

『メゾン・マルゥ』でゆっくり飲み物とスイーツを楽しんで涼み、お土産を購入すると、Grabの車を呼んで次の目的地に向かう。

彼女と過ごす、楽しいホーチミンシティの旅は続きます。

 

 

 

 

 

 

昨年10月初めのこと、彼女と過ごす楽しいホーチミンシティ旅行での、”ホア・トゥック料理教室”の続き。

 

自分で作った生春巻きを食べ終えると、次の料理、バナナの花とチキンのサラダに取り掛かる。

まずはニンジンの下ごしらえ。

 

波形包丁で飾り千切り。

 

続いてはバナナの花。

 

先生が皮の剥き方を教えてくれる。

 

このバナナの雌蕊を食べるのかと思ったら、これは捨てて下さいとのこと。

 

まるでタケノコの皮みたいにどんどん剥いていくと、赤い色がだんだん薄くなってきた。

 

丁度このくらいの色合いのものが美味しいのだそうだ。

 

ライムの汁を搾りこんだ水に漬け、酸化変色を防ぐ。

 

サラダの他の材料は既に先生方が下ごしらえしてくれている。

 

カップに材料を入れる。

茹でたチキン。

ニンジンの千切り。

玉ねぎの千切り。

バジルとミントの葉。

そしてバナナの花。

茹でたチキンは身を細かくちぎる。

 

先に作っておいたドレッシングを和える。

ドレッシングの材料は以下のとおり。

ニョクマムを2匙。

ライムジュースを1/4個分。

砂糖を2匙。

赤唐辛子のみじん切りを少々。

すり下ろした生姜を1匙。

 

材料をよく混ぜ合わせて出来上がり。

 

皿に盛り付け、お隣のテーブルに移って試食。

バナナの花が少し硬く、もう少し細く切った方が良いようだ。

味はとても良いので、このドレッシングを家でも試してみようと思う。

ニョクマムを買って帰らなければだ。

 

三品目の料理は、シーフード春雨炒め。

 

先ずはニンニクのみじん切りを炒める。

 

次に烏賊と海老を投入し、炒める。

 

更に、ニンジン、タマネギ、青梗菜を炒める。

火が通ったところで、醤油1匙、砂糖1匙、黒胡椒、オイスターソース1.5匙を入れ、味を調える。

最後に、茹でた春雨を入れてよく混ぜて出来上がり。

茹でた春雨は手早く炒めないとフライパンに張り付いて焦げてしまう。

皆さん結構苦戦されている。

 

皿に盛り付け、パクチーを乗せて完成。

これも先生から上手と褒められる。

 

隣のテーブルに移り、試食。

この三つの料理でお腹はかなりいっぱい。

 

食後のデザートは、バナナクレープ。

これは先生たちが作ってくれたもの。

中にはバナナの花ではなく本物のバナナが入っている。

 

最後に、今日作った料理のレシピ集が配られ、料理教室は終了。

先生たちの英語はとても綺麗でわかりやすく、説明も丁寧で楽しい料理教室だった。

”ホア・トゥック料理教室”は日本からネットで予約しておいた。

タンディン市場ツアー込みで、二人で約11,000円。

ツアー無しだと少し安くなる。

予約サイト毎に価格が異なり、高いサイトだと二人で15,000円くらいになるので要注意。

 

いただいたレシピを見れば料理を再現することができるが、バナナの花は日本では入手が難しいだろう。

と思って調べたら、千葉県富津市の房総バナナというところが販売していた。

丸いのは、『ホア・トゥック』のコースター。

 

コートヤードに出る。

奥には、バインミー屋さん。

料理教室にご一緒した韓国人の家族がバインミーを買っている。

でも私たちはお腹がいっぱい。

次の目的地に腹ごなしに歩いて向かうことにする。

彼女と過ごす、楽しいホーチミンシティの旅は続きます。

 

 

 

 

 

 

昨年10月初めのこと、彼女と過ごす楽しいホーチミンシティ旅行の続き。

 

タンディン市場を出て、料理教室の先生と一緒に向かったのは、「ザ・マニュファクチュア・コートヤード」。

 

この中に、ベトナム料理の名門レストラン、『ホア・トゥック』が運営する料理教室がある。

 

ここはフランス統治時代のアヘン工場の跡地なのだそうだ。

 

左奥に『ホア・トゥック』。

 

その向かい側に料理教室の建物がある。

 

一階は調味料などの物品販売コーナー。

 

二階に料理教室がある。

こちらのテーブルで調理をし、料理が出来上がると左隣のテーブルに移動し、食べるというシステム。

今日は三品の料理を作ることになっている。

 

今日の参加者は、子供二人を含めて10人。

日本人が7人、韓国人が3人という構成で、日本人が多いのに驚く。

 

エプロンをかけ、やる気満々で調理に取り掛かる。

 

教室の先生方が準備してくれた食材がテーブルに並ぶ。

 

ライスペーパー、茹でた米麺、豚、海老、ニョクマム、砂糖、生姜。

 

包丁、ピーラー、飾り切り包丁。

この包丁、切れない。

怪我をしないようにわざと切れないものを用意しているのだろう。

 

最初の料理は生春巻き。

具材は全て先生が用意してくれているので、調理すると言ってもライスペーパーで巻くだけ。

ライスペーパーに指で水を馴染ませる。

 

レタス、ハーブ、米麺、豚肉を乗せ、左右を折り畳み、一回転巻く。

 

次に海老と韮を乗せ、最後まで巻き上げて完成。

 

先生から一番上手と褒められる。

でも、海老を置く位置が悪かったようで、海老が透けて見えない。

 

彼女は具材を詰め込み過ぎてかなり太めだが、海老が綺麗に見えている。

 

自分で作った生春巻きを持って隣のテーブルに移動し、試食開始。

 

ピーナッツソースも作りたかったが、作り方を書いたレシピをあとでいただいた。

この生春巻き、かなり美味しく出来ている。

 

タンディン市場で買ってきたフルーツも出される。

 

ランブータンは大好き。

 

リュウガンも美味い。

 

味わいはリュウガンに似ているが、実が房になっているのはランサット。

彼女と過ごす、ホーチミンシティでの楽しい料理教室は続きます。

 

 

 

 

 

 

昨年10月初めのこと、彼女と過ごす楽しいホーチミンシティ旅行の続き。

 

三日目の朝はタンディン市場のツアーから始まる。

今日はベトナム料理教室に参加するので、その前に教室の先生が市場を案内してくれている。

 

ここはお米屋さん。

もちろん米は長粒米。

 

山盛りにすると粒が揃うようで、とても綺麗に並んでいる。

この一番高価な米は炊くと良い香りがするジャスミン米。

 

豆屋さんも見ていて楽しい。

 

乾物屋。

干し海老も美味しそう。

 

ガザミも売られている。

ベトナム料理でもガザミ(ワタリガニ)は人気のメニュー。

 

鰻を見付けた。

日本では、アカとかチャと呼ばれる色の鰻だ。

 

これは何という魚なのだろう。

ベトナムでは一般的な、鯰の一種のバサ(カバサ)なのだろうか。

 

お隣には皮をむかれた魚。

 

こちらは輪切りにされて煮られている魚。

ピリ辛で美味しそうだ。

 

料理教室の先生が丁寧に説明してくれるが、魚の名前は聞いてもわからない。

 

サワガニのような蟹も売られている。

サワガニは日本固有種なので違う種類と思うが、唐揚げにすると美味しそうだ。

 

ここは貝屋さん。

 

多種多様な貝が並ぶ。

 

肉屋もある。

新鮮な肉なのだろうが、この暑さの中で冷蔵もせずに大丈夫なのかと不安になる。

 

これは豚の血を固めたもの。

左のビニール袋には新鮮な血。

すぐ近くの屠畜場から運ばれてきているのだそうだ。

 

モツも色々売られている。

 

市場の外のテントは野菜売り場。

 

野菜の種類が豊富。

これだけの量を一日で売り捌くのだろうか。

 

りゅうきゅう(中央の緑の茎)を見付けた。

これは高知で初めて食べた野菜で、サトイモ科のハスイモの茎。

この写真を高知のかずみさんに速攻で送る。

「高知は日本のベトナムということですか」と返信。

 

これは茄子の原種なのだそうだ。

真っ白でピンポン玉くらいの大きさ。

 

ここには綺麗に皮を剝かれたココナッツ。

 

先生がバナナの花を手に取り説明してくれる。

 

皮の内側にあるのが雌蕊で、これが成長してバナナの房になる。

次の皮の中にも同じく雌蕊があり、この花がどんどん伸びて垂れ下がり、房がいっぱいぶら下がることとなる。

 

果物屋さんには南国のフルーツが並ぶ。

ザクロは大きく美味しそう。

柿も並んでいるが小振りであまり美味しそうにない。

料理に使うのだろうか。

先生はここでランブータンなどを購入。

これでタンディン市場のツアーは終了。

先生と一緒に車で料理教室に向かいます。

 

 

 

 

 

 

昨年9月末~10月初めのこと、彼女と過ごす楽しいホーチミンシティ旅行の続き。

 

ベトナム伝統料理の名店、『ニャー・ハン・ゴン』でランチを済ませると、ベンタン市場に向かう。

 

ここはホーチミンシティ最大の市場で、生鮮食料品から衣料、雑貨、お土産まで何でも揃う。

 

北口から入り、一度南口に抜ける。

南口が正面入り口で、ここには時計台がある。

でも南口のすぐ前からでは時計台が見えない。

これ以上後ろに下がり歩道からはみ出すと、車かオートバイにはねられる。

ベトナムの車は人が居ても止まってくれない。

 

もう一度市場の中央に戻り、今度は西口へ。

目的の場所は西口を出て道を渡ったところにある、両替所。

”MAI VAN”と”HA TAM”の交換レートがお得なのだ。

私たちはMAI VANで交換。

 

向かい側には、”HA TAM”。

ベトナムの通貨、ドン(VND)を手に入れたので、次の目的地に向かう。

 

果物屋さんにはランブータンやドリアンが並ぶ。

「ドリアンを買って部屋で食べようか」と私。

「部屋が臭くなるから嫌」と彼女。

 

向かったのは、マッサージ屋さん。

宿泊ホテルにもSPAがあるが、評判の良いSPAは別に予約している。

ここは、ホテルのコンシェルジュに教えてもらった、質の良いマッサージ屋さん。

 

今日はいっぱい歩いたので、フットマッサージで脚を癒す。

1時間の施術で、二人で500,000VND、チップが100,000VND、合わせて600,000VND(約3,600円)。

 

ベトナムのマッサージ屋さんはネイルサロンも兼ねているところが多い。

 

フットマッサージを楽しんでいたら、外は既に暗くなっている。

昨夜の睡眠不足がたたり、この日は夕食もパスして二人とも爆睡。

 

一夜明けた三日目の早朝、ホテルのレストランへ。

今日は朝早く市場に行くので、レストランが開く06時30分に朝食をとることにした。

 

早朝のレストランはひっそりと静か。

 

今朝もフルーツでスタート。

パッションフルーツジュースとヨーグルトも欠かせない。

 

ドラゴンフルーツ、パッションフルーツ、ウォーターメロン。

 

そして、フォー。

本来、フォーは朝食メニュー。

 

昨日は平たい米麺のフォーで、今日は中華麺。

麺と具材は毎日変わるようだ。

このスープがとても美味い。

 

デニッシュペストリーにはチョコレートソース、カップケーキは濃いピンク色、チョコレートブラウニーにはナッツ入り。

コーヒーと共にいただき、朝食を〆る。

 

朝食を終えると、Grabの車を呼び、目的地に向かう。

朝の幹線道路はオートバイの洪水。

 

07時35分にタンディン市場に到着。

今日は09時からベトナム料理教室に参加の予定。

その前に、料理の先生の案内でタンディン市場ツアーがあるのだ。

集合は07時50分、前日に待ち合わせ場所を確認しておいたので安心して待つことができる。

 

タンディン市場の入り口は布地のお店が並び食料品は見えないが、奥に肉や魚や野菜・果物の売り場があるそうだ。

 

料理教室の先生と合流し、市場ツアーが始まる。

綺麗な英語なのでわかり易い。

 

ここには飲食店が並ぶ。

先生の説明を注意深く拝聴。

質問にも丁寧に答えてくれる。

タンディン市場ツアーの楽しい朝は続きます。

 

 

 

 

 

昨年9月末のこと、彼女と過ごす楽しいホーチミンシティ旅行の続き。

「コープマート」でお買い物を済ませると、再びGrabの車でホテルに戻る。

荷物を置くと、歩いてランチのお店に向かう。

 

遅めのランチに向かったお店は、ベトナム伝統料理の名店、『ニャー・ハン・ゴン』。

 

入り口はとても華やか。

 

係の人に案内され、入り口近くにもテーブルはいっぱいあるのだが、数段の階段を上り奥へどんどん進む。

 

ここで通路は左右に別れ、左右にはダイニングルーム。

 

案内されたのは、左側の部屋。

 

窓に面した広いテーブルに案内される。

 

入口側の部屋を見渡せる窓に面したテーブルは明るく居心地が良い。

入口側にも多くの客。

 

飲み物を注文。

彼女が選んだのは、トロピカル・テイストというカクテル。

使われているのは、ウォッカ、コアントロー、パッションフルーツ、金柑、砂糖、タバスコ、そしてレモングラス、ラクサ(コリアンダー)、赤唐辛子、ミント。

価格は、200,000VND(約1,200円)。

 

グラスの縁に赤唐辛子が挿されていたが、私が撮影のためにグラスを動かしたときに落としてしまった。

 

私はサイゴンビール、スペシャル。

価格は、60,000VND(約360円)。

サイゴンビールにはスペシャルとプレミアムがあるが、スペシャルの方が値段が高い。

 

最初の料理はゴイ・クオン。

海老、豚、生野菜、米麺ブンなどが入った生春巻き。

価格は、35,000VND(約210円)。

スイートチリソースとピーナッツソースが一緒に届く。

 

随分光り輝いていると思ったら、ビニールでラップされていた。

何も言わなくても二つにカットされて出されるサービスが嬉しい。

それにしても大きい。

二個頼もうと思ったが、「まず一個だけ頼みましょう」という彼女の意見に従って良かった。

 

チャー・ヨー、豚と蟹の揚げ春巻き。

ハーブとバーミセリ(ヴェルミチェッリ)付き。

価格は、120,000VND(約720円)。

 

この揚げ春巻きも大きく、中には豚のひき肉、蟹肉、キクラゲ、春雨がぎっしり。

ソースは撮影を忘れたが、ニョクマムとハーブのソース。

 

トム・スー・ハップ・ヌオック・ズア。

海老のココナッツジュース蒸し。

添えられているのはラクサの葉。

 

大きな海老が6尾。

価格は、280,000VND(約1,680円)。

 

フレッシュな海老は香りも良く美味い。

ココナッツジュースで蒸すと、身が柔らかくなるのだそうだ。

 

ココナッツの実の中には、果肉がたっぷり入っている。

 

ココナッツの果肉を削り取って食べても美味い。

 

何時も健啖家の二人なのだが、今日はお腹が全く空いていない。

でも水分は撮った方が良いので、飲み物をお代わり。

私はサイゴン・スペシャルをもう一本。

彼女はパイナップルスムージー、価格は100,000VND(約600円)。

 

食後はレストラン内を探検。

奥には小さなプール、その先には東屋風のテーブルも。

 

色々なところに厨房があり、それぞれ役割分担がされているようだ。

 

ここはフルーツジュースバー。

 

ランチ時間が終わり、店内の客も少なくなってきた。

 

この赤い壁の奥にも厨房があるようだ。

美味しいランチに満足し、店を後にする。

彼女と過ごす、ホーチミンシティの楽しい旅は続きます。

 

 

 

 

 

 

昨年9月末のこと、彼女と過ごす楽しいホーチミンシティ旅行の続き。

 

中央郵便局からGrabの車で向かったのは、タンディン教会。

 

1876年に完成したゴシック建築の美しい教会。

 

奥行きは結構広い。

中庭には、手を広げたキリスト像。

 

正面側、ハイバーチュン通り側には、聖母マリア像。

 

建物もピンク色なら、咲いている花もピンク色。

 

タンディン教会を出ると、次の目的地に移動。

ハイバーチュン通りは交通量が多いので、渡るときは要注意。

人が歩いていても、車も二輪車も止まってくれない。

一番安全なのは、地元の人が渡るときに一緒にくっついて行くこと。

 

行きたかったお店は、タンディン教会の斜め向かい側にある、『コンカフェ』。

 

一階で飲み物を購入。

ここは現金のみ。

ココナッツコーヒーを二杯購入し、130,000VND(約780円)。

私は記事に価格は一切記載しないのだが、今後ホーチミンシティ旅行に行かれる方のために参考までに記すことにする。

 

彼女は上の階にテーブル確保に行き、私はここで出来上がりを待つ。

 

スタッフが手際よく次々と注文をこなしていく。

ミキサーがうなりをあげているのは、私たちの飲み物。

 

ココナッツコーヒーの出来上がり。

『コンカフェ』のココナッツコーヒーはとても美味い。

 

このお盆を持ってこの階段を三階まで上るのは注意を要する。

 

ここに来た目的は、三階のテラスからのこの眺め。

 

しばし眺望を楽しむ。

 

『コンカフェ』を出て次に向かったのは、「タンディン市場」。

 

入り口近くは、布屋さん。

ありとあらゆるデザインの布地が並ぶ。

ノースカロライナのまちこさんがここに来ると、いっぱい買いたくなるのではと思う。

 

隣の列は靴屋さん。

靴の展示方法がダイナミック。

 

ここは豆屋さん。

もっと奥が深そうだが、ここには明日も来ることになっているので今日は待ち合わせ場所の確認にとどめ、次の場所に移動。

 

Grabの車を呼んで向かったのは、「コープマート」。

彼女は二日目にしてもうお土産を買いたいというので、ここに案内。

 

彼女がお土産を選んでいる間に、私は果物売り場を見に行く。

 

美味しそうな南洋のフルーツがいっぱい。

買いたいが、日本に持って帰ることはできない。

 

仕方がないので、ベトナムのビールでも買うことにしよう。

彼女と過ごす、ホーチミンシティの楽しい旅は続きます。

 

 

 

 

 

 

昨年9月末のこと、彼女と過ごす楽しいホーチミンシティ旅行の続き。

二日目の朝、と言っても一日目は夜中に到着して寝ただけ。

 

エレベーターホールには和風の小さな石庭。

水盤からは水がちょろちょろと流れ出している。

 

朝食レストランにも石庭。

朝食は06時30分から10時まで。

昨夜は深夜に床に就いたので、ゆっくり起床して09時に朝食を食べに来た。

 

まずは料理や飲み物を見て歩く。

フレッシュジュースは2種。

 

フルーツは4種。

 

ヨーグルト、スイーツ、ジャム類。

 

生野菜、ドレッシング、チーズ、ハム。

 

温かい料理も数種類。

その奥にはオムレツやフォーを作ってくれるカウンター。

 

五つ星ホテルには較べようもないが、朝食には充分な品揃え。

今朝は食欲が無いので、フルーツだけ。

スイカ、パッションフルーツ、ドラゴンフルーツ、そしてヨーグルトとパッションフルーツジュース。

 

彼女が、生春巻きもあったと言って持ってきてくれた。

 

食欲が無いと言いながら、フォーも食べたくなった。

 

薬味も色々揃っているのが楽しい。

 

野菜たっぷりのフォー。

 

麺は、中太の米麺。

スープが美味い。

食欲は無くても、フォーは別腹。

 

食後は、再び大好きなパッションフルーツ。

そしてコーヒー。

 

食後は腹ごなしに、少し暑いが街歩き。

 

統一会堂の庭の緑が美しい。

 

サイゴン大教会、正式名、聖母マリア教会前の広場に至る。

私はホーチミンシティ内の主要観光施設は過去に見学済だが、ホーチミンシティが初めての彼女に観光案内。

 

サイゴン大教会は残念ながら改修工事中。

手前は、聖母マリア像。

 

向かったのは、中央郵便局。

 

19世紀末、フランス統治時代に建設された建物は美しく維持管理されている。

 

現在も郵便局として使われているが、お土産物屋さんが広い面積を占めている。

「YouTubeで見たけど、ここで絵葉書と切手を買って日本に送るのが人気なんだって。誰かに送らないの」と彼女。

「君と一緒にここに来てるから、送る相手が日本に居ない」と私。

返ってきた彼女の微笑みが眩しい。

 

左右のウイングにもお土産物屋さん。

 

中央郵便局を出てサイゴン大教会の横に出ると、Grabの車を呼び次の目的地に向かうことにする。

彼女と過ごす、楽しいホーチミンシティの旅は続きます。

 

 

 

 

 

 

昨年9月末のこと、彼女と羽田空港第3ターミナルで待ち合わせ。

コロナで海外渡航を控えていたため、今回は久し振りの海外旅行。

現役時代は海外関連の仕事も多かったこともあり、海外渡航回数は公私合わせて620回を超えている。

飛行機に乗ることも好きで、40~50歳代の頃は年間のフライト数が120~130回程度あった。

 

エミグレを通過すると、搭乗前のひと時をラウンジで過ごすことに。

現役時代はファーストクラスラウンジだったのでビジネスクラスラウンジは少し物足りないが、引退した今もラウンジを使わせてくれていることに感謝。

 

夕方のラウンジは多くの搭乗客で混雑。

 

今日は曇り空だが風もなく、順調なフライトとなりそうだ。

 

飲み物をチェック。

 

嬉しいことに、スパークリングワインはヴーヴ・アンバルのクレマン・ド・ブルゴーニュ、グラン・キュヴェ、ブリュット。

ヴーヴ・アンバルは1898年創業のクレマン・ド・ブルゴーニュの元祖と言える、クレマン専業メゾン。

何時も飲んでいるのはヴーヴ・アンバルの上級クラスのミレジムだが、このグラン・キュヴェでも充分に美味い。

 

クレマンのお供は茶色一色。

彼女に、「まず野菜を食べなきゃ」と叱られる。

何時もはべジファーストなのだが、お腹が空いていたのだ。

 

彼女が焼売も美味しいと言って一つくれた。

 

ANAが採用している日本酒の展示。

流石、良い日本酒が選ばれている。

 

見ていると日本酒も飲みたくなった。

愛知県名古屋市の萬乗醸造が醸す、醸し人九平次 純米大吟醸 雄町 ソヴァージュ 2023年。

 

雄町を50%まで磨きこんで醸されている。

 

カレーも食べることに。

ANAのラウンジのカレーは美味しくて好きだ。

mamiさんも記事で書かれていたが、ライスは自動切り出し機でボトッと皿に盛られる。

 

まだ食べている。

 

彼女は豚骨ラーメン。

ラウンジで豚骨ラーメンは匂いが問題になるのではと思うが、このラーメンは豚骨の臭い匂いは全くしない。

 

日が落ち、間もなく搭乗開始時間となった。

 

ラウンジの客もだいぶ減ってきた。

 

6時間の空の旅の始まりだ。

隣の機材はエアフラだが、私たちが搭乗するのはもちろんANA。

 

タンソンニャット国際空港到着は23時過ぎ。

イミグレを終えスーツケースをピックアップすると、Grabの車を呼び、ホテルへ。

 

前回来たときはシェラトンに宿泊したが、今回は急に思い立った旅だったので予約が取れず、友人に教えてもらった「コチン・ゼン・ホテル」を予約。

 

日本から6時間かけて飛んできたのに、和風のテイストのホテルでびっくり。

 

ホテル名の”ゼン”は”禅”のことなのだろうか。

 

深夜にもかかわらず、写真をいっぱい撮ってしまう。

 

ベッドは快適そうだ。

 

クッションの刺繍はピンクの鯉。

髭が長いので鯰のようにも見える。

シャワーを浴び、消灯したのは午前2時。

日本時間だと午前4時。

疲れて眠りに就く。

楽しいホーチミンシティの旅の始まりです。

 

 

 

 

 

 

昨年9月のこと、ちぃさんと丸の内のフレンチ、『ブルディガラ丸の内 ザ・レストラン』で開催された、”イル・ボッロ スペシャル・ディナー会”に参加した素敵な夜の続き。

イル・ボッロはフェラガモが運営する高級リゾート兼ワイナリー。

今夜はその当主、サルヴァトーレ・フェラガモ氏を迎えてのディナー会。

 

六種類目のワインが届く。

アレッサンドロ・ダル・ボッロ、シラー、マグナム、2015年。

フラッグシップ・ワインはイル・ボッロだと思っていたが、その上にとても高価なワインがあることを初めて知った。

 

このエチケットの人物がアレッサンドロ。

15世紀のメディチ家の軍人でトルコとの戦いで活躍し、褒美にイル・ボッロの村を与えられた人物。

 

良いぶどうが収穫された年にマグナムのみ生産される特別なワイン。

生産量は1,500~3,000本のみで、2015年は2,792本がボトリングされている。

ぶどう栽培はビオディナミで、このボトルにもEUのオーガニック認証マークのユーロリーフが付いている。

 

少し紫を帯びた濃いガーネット。

プラムやカシスの香り。

濃厚な果実の凝縮感、強くまろやかなタンニン、スパイスや黒い土のニュアンス。

リッチでヴォリューム感のある素晴らしい出来栄えのシラーだ。

 

古樹のシラーを使い、熟成は大樽で18ヶ月以上、アルコール度数は14.5%と高い。

 

今夜飲んだ六種類のワインのタグを並べてみる。

 

アレッサンドロ・ダル・ボッロについて説明するサルヴァトーレの横でワインを持って立つ根井シェフの姿が微笑ましい。

 

セコンドピアットが届く。

黒毛和牛、八丁味噌、牛蒡。

 

鹿児島県産黒毛和牛のグリル。

八丁味噌と牛蒡と棗のソース、プロシュートとマッシュルームとカプチーノのエスプーマ、栗のピュレ。

 

肉の上には、茗荷のマリネとセルバチコ。

セルバチコはルッコラの一種で辛みが強い。

 

黒毛和牛とアレッサンドロ・ダル・ボッロの組み合わせが最高に美味い。

 

ドルチェは、佐渡黒無花果”ビオレ・ソリエス”。

 

無花果とバニラアイスクリームの組み合わせが美味い。

 

ビオレ・ソリエスと葉っぱのチュイルが同じ形で可愛くシンクロしている。

 

ビオレ・ソリエスはフランス原産の黒い無花果で、栽培が難しく収穫量が少ないことから”黒いダイヤ”と呼ばれている。

(写真は「みな佐渡」からお借りしました。)

 

〆は熱いコーヒー。

 

イル・ボッロの各ワインと根井シェフの料理のマリアージュが素晴らしく、楽しいディナー会だった。

 

サルヴァトーレによる、〆の挨拶。

ワインへの愛情、情熱を感じることができる素晴らしいスピーチだ。

 

根井シェフによる〆の挨拶。

フレンチのシェフがイタリアワインに合わせて料理を組み立てた苦労が垣間見える楽しいお話し。

 

お二人に見送られ、席を立つ。

 

まずはサルヴァトーレと今夜のワインについていろいろと話しを交わす。

イル・ボッロに招待されたので、イタリア訪問を考えなければだが、そのためには円高になってもらいたい。

 

根井シェフとも話しを交わす。

ここには何度も来ているが、シェフは厨房から出てこられないのでお会いするのは初めて。

今夜飲んだ6種類のワインに別れを告げる。

 

コロナ前はいろいろなワインメーカーズ・ディナーに参加し、多くの造り手と話す機会を楽しんでいたが、コロナによりそんな会はほとんど無くなっていた。

久し振りにワインメーカーズ・ディナーの楽しさを味わった、丸の内の素敵な夜でした。