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ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

昨年9月のこと、「丸ビル」のフレンチ、『サンス・エ・サヴール』で素敵なお誕生日のお祝いをしてもらった後は、もう少し飲もうということで地下に下る。

 

向かったお店は、「マルチカ」の『サケ・コレクティヴ&スピリッツ』。

 

ここにはクラフトジンなどのスピリッツと日本酒が揃っている。

 

日本酒も、他の酒販店では手に入らない珍しいものが多い。

 

土佐酒では、土佐酒造の桂月が置かれている。

 

そしてイートインコーナーでは、日本酒やスピリッツをスタンディングで楽しむことができる。

ここの酒の肴もなかなか美味い。

 

今日のグラス日本酒のメニューを検討。

「今日は陸奥八仙があるのですね」と私。

すると、「陸奥八仙でしたら店頭で試飲ができますよ」と教えてくれる。

 

今日は八戸酒造から蔵人が来られ、試飲会が催されていた。

「陸奥八仙は好きでよく飲んでいます。北千住に陸奥八仙が揃った『ごっつり』というお店がありますよ」と私。

「えぇっ、『ごっつり』をご存じなんですか。あそこのオーナーも息子さんも私と同じ高校なんです」と蔵人。

一挙に打ち解けて、話しが弾む。

 

「まずはこれを飲んでください」と、陸奥男山 超辛純米。

青森県産米を用い、精米歩合は麹米が55%、掛米が65%。

 

続いて、陸奥八仙 緑ラベル 特別純米 ひやおろし。

8月に販売される季節限定酒。

 

青森県産米を用い、精米歩合は麴米が55%、掛米が60%。

 

陸奥八仙 ピンクラベル 吟醸。

定番の吟醸酒は安定の美味しさ。

 

青森県産米を用い、精米歩合は麴米が55%、掛米が60%。

 

陸奥八仙 華想い 40 純米大吟醸。

華やかな香りを持つ、芳醇な美味い酒だ。

 

使用米は青森県産の華想い、精米歩合は40%。

 

最後は、珍しい日本酒。

八仙 blanc(ブラン)。

爽やかな酸味が印象的な、白ワインのような酒だ。

 

青森県産米を用い、酵母はワイン酵母ではないとのこと。

アルコールは原酒でも11%と低い。

 

試飲を終えイートインカウンターに戻ると、まずは陸奥八仙を飲むことに。

選んだのは、ひやおろしのグリーンラベルと、定番のピンクラベル。

 

ちぃさんと「今日も楽しいね、『ごっつり』に行かなければだね」と、乾杯。

 

二杯目の酒はそれぞれが気になったものを選ぶ。

 

ちぃさんの酒は、兵庫県姫路市の本田商店が醸す、龍力 純米吟醸 ドラゴン 黒。

グラスは、松徳硝子のうすはり大吟醸。

 

使用米は兵庫県で新しく開発された酒造好適米、兵庫錦、精米歩合は60%

きりりと引き締まった辛口。

 

私の酒は、高知県土佐郡土佐町の土佐酒造が醸す、桂月 CEL24 純米大吟醸 50。

土佐酒造には二か月弱前に蔵を訪問したばかりなので、思い入れがある。

 

その時の記事はこちら。

 

 

 

『サケ・コレクティヴ』には4種類の桂月が置かれている。

右は、桂月 超辛口 特別純米酒 60。

左は、桂月 CEL24 純米大吟醸 50。

 

右は、スパークリング酒 匠(John)。

左は、桂月 サケ ナチュール(純米大吟醸)。

 

ちぃさんの三杯目の酒は、広島県竹原市の藤井酒造が醸す、龍勢 冷やおろし 山田錦。

 

使用米は山田錦、精米歩合は60%。

 

私の三杯目は、群馬県利根郡川場村の永井酒造が醸す、水芭蕉 秋酒 純米吟醸 ひやおろし。

 

使用米は兵庫県産山田錦、精米歩合は60%。

サクッと飲んで帰るつもりだったが、お隣のお客さんとも話が弾み、気が付くと2時間が経過していた。

 

フレンチの『サンス・エ・サヴール』で3時間をかけてワインと素晴らしいフレンチを楽しみ、ちょっと寄ったつもりの『サケ・コレクティヴ&スピリッツ』でものんびり日本酒を飲んでしまった。

私の新しい歳も飲み過ぎの一年となりそうだ。

ちぃさんと丸の内で過ごす、楽しく嬉しいお誕生日のお祝いの午後でした。

 

 

 

 

 

 

昨年9月のある休日、ちぃさんと丸の内のフレンチ、『サンス・エ・サヴール』で過ごす素敵な午後の続き。

ここはフランス、モンペリエのミシュラン星付きレストラン、『ル・ジャルダン・デ・サンス』の東京店。

オーナーシェフの双子のジャック&ローラン・プルセル兄弟は、1988年に23歳の若さで『ル・ジャルダン・デ・サンス』を開店し、僅か10年後に最年少(当時)でミシュラン三ツ星を獲得した天才料理人。

 

シャンパーニュ、白ワインの次は、持ち込んだ赤ワインを飲むことにする。

ボディが強いワインなので、ここに着いたあとすぐに抜栓しておいてもらった。

 

ウルグアイのボデガ・ガルソンが造る、ガルソン、シングル・ヴィンヤード、タナ、2020年。

実はこのワイン、ちぃさんから以前プレゼントでいただいたもの。

 

南アメリカ大陸のワイン用ぶどうはフランスのぶどうがフィロキセラで壊滅的打撃を受ける前に移植されたもので、オリジナルのぶどうが今も維持されている。

アルゼンチンのマルベック、チリのカベルネ・ソーヴィニヨンと並び、ウルグアイの国を代表する黒ぶどうが、タナ。

タナはフランス、スッドウエストのマディランの地ぶどうで、私はマディランの帝王、アラン・ブリュモンのシャトー・モンテュスが好きでよく飲んでいる。

 

ちぃさんと乾杯。

 

少し紫を帯びたガーネット。

熟したカシス、プラム、そしてブラックペッパーの香り。

濃厚な果実の凝縮感を持つが、タンニンはマイルド。

タナの語源はタンニン。

タナのワインはタンニンが強く時として重過ぎるワインとなるが、このタナはとても洗練されている。

ぶどうはタナ100%、熟成はフレンチオークの樽で12ヶ月以上。

 

二つ目のパンが出される。

日本ではパンは温めて出されるが、フランスではパンは二度焼きはしないので、レストランで出されるパンは冷たい。

邪道かもしれないが、フランスでも温めたパンを食べたいと何時も思ってしまう。

 

ポワソンが届く。

 

福井県産鰆、越喜来産ムール貝のデュクセル、ブイヨンサフラン。

越喜来(おきらい)は岩手県の大船渡市三陸町の地名。

ブイヨンサフランで見えないが、鰆の下にはムール貝のデュクセル。

 

ブイヨンサフランの中には、大きなムール貝も。

 

ヴィアンドは、栃木県の霧降高原牛のロティ、根セロリとリンゴのピュレ、ソースマデラ。

 

ソースマデラにはトリュフともろみが加えられている。

白は、根セロリとリンゴのピュレ。

周りには、ベアルネーズソース、オレンジとアプリコットのピュレ。

 

綺麗なサシが入った肉は口の中でとろける美味しさ。

 

タナの最後の一杯を飲みながら話しが弾む。

 

ここで、金坂支配人からハピバケーキのプレゼント。

 

デセールをハピバ仕様にとお願いしていたが、まさかハピバケーキが届くとは思っていなかったので嬉しい驚き。

 

チュイルのデザインがとても細かい。

「お持ち帰りされますか」と金坂支配人。

「ここで食べます」と私。

 

金坂さんが記念写真を撮ってくれた。

 

コース料理のデセールも届き、カボスの皮が振りかけられる。

素晴らしい香り。

 

福島県産さくら、リ・オレ、ラベンダー。

さくらは福島のブランド白桃。

生の桃と桃のコンポートに加え、透明のシートも桃のエキス。

リ・オレはライスプディングのフランス語。

メレンゲとマカデミアナッツ、ラベンダーのエキュームが添えられている。

 

ハピバケーキが二つに切り分けられ、テーブルに届く。

カモミールと洋梨のケーキ。

チュイルも綺麗に二分割されている。

 

テーブル上が賑やかになった。

 

第二のデセールが届く。

青森県産黒すぐり、玉露、ヴァローナ社ジヴァレラクテ。

中には、生の黒すぐり。

青森県は日本一の黒すぐりの産地。

黒すぐりは、英語ではブラックカラント、フランス語ではカシス。

 

ヴァローナ社のチョコレート(ジヴァレラクテ)、ヨーグルトのアイス、福岡県八女の玉露、そして香川県小豆島のオリーブオイルが使われている。

 

”食後のやすらぎ”は二種。

 

長野県バティアス農園の鬼灯、”太陽の子”。

 

ショコラのブリオッシュ仕立て。

発酵アメリカンチェリージャム、ヴァローナ社のチョコレート(アラグアニ)、北海道江別市のアカシア蜂蜜。

 

食後はいっぱいになったお腹を熱いコーヒーが癒してくれる。

でも、コーヒーの写真が無い。

 

『サンス・エ・サヴール』のシェフは長年鴨田猛さんが務めてこられた。

その鴨田さんは2024年4月に独立し、水天宮/茅場町の近くにご自身のレストラン、『ル・ジャルダン・ド・カモ』を開業された。

鴨田さんからシェフを引き継いだのは、鈴木孝徳さん。

今回初めて鈴木シェフの料理を味わったが、素晴らしかった。

挨拶に来てくれた鈴木シェフと記念撮影。

 

気が付くと、食事を始めて三時間が経ち、私たちが最後の客となってしまった。

 

金坂支配人に見送られ、店を後にする。

ちぃさんと過ごす、丸の内の素敵な午後は続きます。

 

 

 

 

 

 

昨年9月のある休日、ちぃさんと丸の内のフレンチ、『サンス・エ・サヴール』で過ごす素敵な午後の続き。

ここはフランス、モンペリエのミシュラン星付きレストラン、『ル・ジャルダン・デ・サンス』の東京店。

オーナーシェフの双子のジャック&ローラン・プルセル兄弟は、1988年に23歳の若さで『ル・ジャルダン・デ・サンス』を開店し、僅か10年後に最年少(当時)でミシュラン三ツ星を獲得した天才料理人。

 

第一のアントレが届く。

高知県産日戻り鰹/ビーツ/青リンゴと黒ニンニクのソルベ。

鰹は遠洋で獲ることが多いので港に戻るまで数日かかるが、日戻り鰹は釣ったその日に水揚げされる新鮮な鰹。

 

一番下の段はビーツ、その上に鰹、そして一番上にはソルベ。

青リンゴと黒ニンニクのソルベとは驚きの組み合わせだが、チョコレートが加えられているので味はマイルド。

ソースは、ヴィネグレットとヨーグルト。

 

合わせて飲んでいるのは、ドゥラモット、シャンパーニュ、ブリュット。

 

パンとバターが届く。

 

パンは面白いことに、グリーンオリーブのフォカッチャ。

フレンチでも地中海沿岸ではイタリアンの要素も取り入れられ、コースにパスタが出されることも多い。

 

バターは以前はエシレだったが、今は美瑛放牧酪農場産。

 

「丸ビル」の地下一階に「美瑛放牧酪農場」のバター工房があり、ここで作られたフレッシュなバターが採用されている。

 

第二のアントレは、北海道産帆立、ココ豆の冷たいスープ、ブリー・ド・モーのエスプーマ。

 

スープが注ぎ込まれる。

 

まるでデセールのような可愛いヴィジュアル。

ブリー・ド・モーの香りが心地よい。

 

中には刻まれた帆立がたっぷり。

 

シャンパーニュの次は、白ワインをグラスで。

イタリア、トレンティーノ・アルト・アディジェ州のケラーライ・テルランが造る、ピノ・ビアンコ、2021年。

 

アルト・アディジェのスッドチロル地方に本拠地を置くケラーライ・テルランは、”ハプスブルグの至宝”(アルト・アディジェは第一次世界大戦まではオーストリア=ハンガリー帝国の領土だった)と称される最高の白ワインの造り手で、多くの三ツ星レストランでオンリストされている。

 

アルト・アディジェはドイツ語圏でもあるので、イタリア語のピノ・ビアンコに加え、ドイツ語のヴァイスブルグンダーも併記されている。

 

色合いはモスグリーン。

レモンや青リンゴに加え、ハーブの香りも感じられる。

フレッシュだが強い果実味、強靭な酸とミネラルを持つ、長期熟成タイプのワインだ。

やはりテルランの白ワインは素晴らしい。

 

第三のアントレは、ここのスペシャリティ。

フランス産フォアグラのヨーグルト仕立て、黒トリュフと馬鈴薯。

グラスの奥に写っているミネラルウォーターは、奥会津金山 天然炭酸水。

軟水の天然スパークリングウォーターを選んだ。

 

瓶の底にはフォアグラのフラン。

その上には黒トリュフたっぷりのジャガイモのムース。

 

蓋を開けると、フォアグラと黒トリュフの香りが立ちのぼる。

 

そのまま食べても美味しいし、フォカッチャに乗せて食べても頗る美味。

 

ここでコースメニューにはない口直しのスープが鈴木シェフから届く。

料理に使った肉や野菜の端材で作ったコンソメスープで、まさにSDGsスープ。

春菊のオイルで香り付けされていて美味い。

 

この後は、ポワソンとヴィアンド。

その前に持ち込んだ赤ワインをテイスティングしなければだ。

ちぃさんと過ごす、丸の内での素敵な午後は続きます。

 

 

 

 

 

 

昨年9月のある休日、ちぃさんと二重橋前で待ち合わせ。

 

何時ものように、行幸通り地下通路を東京駅に向かって歩く。

 

今日の目的の場所は、「丸ビル」。

 

最近は「新丸ビル」で食事をすることが多いので、「丸ビル」に来るのは久し振り。

すると、「富澤商店」が出来ていてびっくり。

 

地下1階からレストラン階直通エレベーターで35階に上る。

 

35階には展望スペース。

お台場や東京タワー、皇居の一部を望むことができる。

 

今日のランチのお店は、『サンス・エ・サヴール』。

ここは南フランス、モンペリエのミシュラン星付きレストラン、『ル・ジャルダン・デ・サンス』の東京店。

オーナーシェフの双子のジャック&ローラン・プルセル兄弟は、1988年に23歳の若さで『ル・ジャルダン・デ・サンス』を開店し、僅か10年後に最年少(当時)でミシュラン三ツ星を獲得した天才料理人。

 

エントランス横のオレンジの照明を見ると、ハロウィンを連想する。

そう言えば、ハロウィンはもう一か月余り後に迫っている。

 

私たちのテーブルは何時もの窓際。

最近はあまり来ていないのに、何時も良いテーブルを用意してくれる金坂支配人に感謝。

 

店内は満席だったので撮影は控え、代わりにH.P.の写真を貼り付け。

12時30分に入店したが、他のテーブルは既に全て埋まり、私たちが最後に訪れた客だったのは驚き。

 

窓から見える遠景は、レインボーブリッジ、お台場。

 

今日は私の誕生日のお祝い。

となれば、シャンパーニュ。

 

ル・メニル・シュール・オジェに本拠地を置くドゥラモットの、シャンパーニュ、ブリュット。

コロナ期は入荷が不安定になっていたが、今年(2024年)に入り安定して届くようになった。

 

「お誕生日おめでとう」、「ありがとう」の乾杯。

 

サロンの姉妹メゾンのドゥラモットはやはり美味い。

シャルドネはコート・デ・ブランのグラン・クリュ、ピノ・ノワールはモンターニュ・ド・ランスのグラン・クリュ、そしてふたつのぶどうを繋ぐのは、エベルネ周辺のピノ・ムニエ。

セパージュは、シャルドネ60%、ピノ・ノワール35%、ピノ・ムニエ5%。

 

シャンパーニュを飲みながら、今日のメニューをチェック。

 

とても充実したコース料理に期待が高まる。

『サンス・エ・サヴール』のシェフは、2024年4月に鴨田猛さんから鈴木孝徳さんに交代している。

鈴木シェフの料理は初めてなので、楽しみだ。

鴨田さんは水天宮/茅場町の近くにご自身のレストラン、『ル・ジャルダン・ド・カモ』を開業され、人気となっている。

 

メニューの裏面には、『ル・ジャルダン・デ・サンス』のオーナーシェフ、ジャック&ローラン・プルセル兄弟の紹介。

 

このお二人が、ジャック&ローラン・プルセル兄弟。

 

シャンパーニュのお供は、アミューズ・ブーシュ。

 

レモンマリネのアオリイカと焼きパプリカ。

イカの魚醤で味付けされている。

 

豚ほほ肉のクロケット。

これはここの定番。

 

パイナップルのジュのゼラチン包み。

口の中で甘いパイナップルが弾ける。

ちぃさんと過ごす、丸の内の楽しい午後は続きます。

 

 

 

 

 

 

昨年9月のある休日、彼女と丸の内のフレンチ、『エスプリ・ド・タイユヴァン』で過ごす楽しい午後の続き。

 

『タイユヴァン』厳選のワインが並ぶセラーで選んだボトルを抜栓。

このワインはエノテカでは販売されていない。

『エスプリ・ド・タイユヴァン』のみで買うことができるワインなのだ。

 

ドメーヌ・ドミニク・ギヨン、ブルゴーニュ、オート・コート・ド・ニュイ、ルージュ、レ・ダム・ド・ヴェルジ、2020年。

 

オート・コート・ド・ニュイのワインは現当主のドミニク・ギヨンの名前で、それ以外のジュヴレ・シャンベルタンやムルソーなどは先代のアントナン・ギヨンの名前でリリースされている。

 

フランボワーズ、ダークチェリー、プラム、そしてバラやスミレの香り。

2020VTらしい果実の凝縮感、強くまろやかなタンニン、オーク樽、黒い土、落ち葉、錆びた鉄のニュアンスも。

しっかりとした骨格を持つ好きなタイプのブルピノ。

ぶどう栽培はビオロジック。

熟成は樽で18ヶ月、新樽比率は25%。

 

スープに続き、アントレが届く。

 

キャビアは塩分が強いので、このくらいの量が丁度良い。

 

パテ・ド・カンパーニュの前菜は好きだ。

 

温かいパンが届く。

 

ポワソンは、本日の鮮魚のポワレ、ソース・ヴェルモット。

前回来た時も不思議に思ったが、魚の置き方が左右で逆。

彼女が「背側が上になる方が好き」と言って魚を裏返す。

すると、裏面は良く焼けている。

「そうか。厚みのある切り身を焼き、それを切り分けて、腹身を右にして内側のピンクの面を上向きに盛り付けるので魚の向きが違うんだ」と私。

 

ミキュイのほんのりピンクの色合いが美しく、美味い。

今日の魚は、メダイ。

最大で80cmほどに成長する白身魚。

 

ヴィアンドは、ブフ・ブルギニョン、和牛ほほ肉の赤ワイン煮込み。

以前はメニューにブフ・ブルギニョンと記載されていたが、何時の頃からか、和牛ほほ肉の赤ワイン煮込みに表記が代った。

 

この肉のヴォリューム感が嬉しい。

彼女はここに10回くらいは来ているが、ヴィアンドはブフ・ブルギニョン以外食べたことがない。

 

赤ワインで煮込まれたほほ肉は口の中でとろける柔らかさ。

『エスプリ・ド・タイユヴァン』のブフ・ブルギニョンは旨い。

 

ブルゴーニュ料理にブルゴーニュワインは最高の組み合わせ。

 

デセールは、二人ともモンブラン。

 

普通のモンブランとは形状や作りが異なるが、マロンクリームが美味い。

 

ピノ・ノワールの最後の一杯を、彼女とお話ししながら味わう。

バイエルンのシュピゲラウのワイングラスを通してテーブルに投影された光の影が美しい。

 

食事の〆は熱いコーヒー。

 

ウォークイン・セラーとダイニングルームを仕切る壁には、タイユヴァン・コレクションのディスプレイ。

これらのボトルは透明の糸で固定されている。

 

今日の料理もワインも素晴らしかった。

彼女と過ごす、丸の内での楽しく美味しい午後でした。

 

 

 

 

 

 

昨年9月のある休日、彼女と丸の内のフレンチでランチの約束。

ランチの前に、丸の内でお買い物。

 

何時ものとおり、まずはエノテカ丸の内。

(国際ビル建て替えのため、本年3月末で閉店しています。)

 

ブルゴーニュの高騰が止まらない。

それに比べ、イタリアの値上がりはまだマイルド。

 

ブルゴーニュを3本買うつもりだったがあまりに高くなっているので、ブルゴーニュのピノ・ノワールを1本、トスカーナのボルドー・ブレンドを1本、ニュージーランドのソーヴィニヨン・ブランを1本購入し、次のお店へ。

 

一保堂茶舗は外国人客で賑わっている。

何時もの茶葉を購入。

(国際ビル建て替えのためこの店舗は閉店し、新丸ビルに移転開業しています。)

 

丸の内仲通りを次の場所に向かって歩く。

9月中旬になっても残暑が厳しく、真夏の気温と日差し。

いつまでこの暑さが続くのだろう。

 

「ブリックスクエア」には長い長い行列ができている。

 

ここは『カカオ・サンパカ』の丸の内本店。

事前にチケットを入手した人を対象として、9月14日(土)~16日(月・祝)にジャラッツ カカオ(ソフトクリーム)の無料配布が行われているのだ。

 

これが、ジャラッツ カカオ。

(写真はPR TIMESからお借りしました。)

 

行幸通りに来ると、何時ものように東京駅丸の内駅舎を撮影。

八重洲側の再開発が進み、景色がどんどん変化している。

 

「新丸ビル」でもお買い物。

テラス席にはミストシャワー。

しばし涼を楽しむ。

 

今日のランチのお店は、「丸の内テラス」の『エスプリ・ド・タイユヴァン』。

パリの名店、『タイユヴァン』の料理とワインを気軽に楽しめるお店。

エノテカ丸の内は丸の内仲通りの日比谷側の端にあり、『エスプリ・ド・タイユヴァン』は大手町側の端にある。

この暑い中、丸の内仲通りを端から端まで歩いたことになる。

 

店の前で写真を撮っていると、後ろから肩をトントン。

振り向くと、彼女の笑顔。

店内はほぼ満席。

手前に二席だけ空いているのが、私たちの何時もの予約席。

 

店内に歩を進めると、ソムリエールの出牛さんが迎えてくれる。

お会いするのは久し振りなので話が弾む。

先ずはウォークインセラーで今日のワイン選び。

 

出牛さんに相談しながら、これにしようか、それともあれにしようかと彼女とワインを選ぶのが楽しい。

ワインたちには申し訳ないが、涼しいセラーのお陰で火照った身体がクールダウンされる。

 

ワインの次は料理。

ここで食べるのは何時もダブルメインの一番良いコースに決めているので、迷うことはない。

でも三ヶ月余り来ない間に、1,100円高くなっている。

 

まずは冷えた泡で乾杯。

チリ最高のワインメーカー、コンチャ・イ・トロが手掛けるワイナリー、マイカス・デル・リマリが造る、エスパス・オブ・リマリ、ブリュット、スペシャル・エディション。

 

9月中旬とはいえまだまだ暑いので、冷えたブリュットが美味い。

ぶどうは、シャルドネ87%、ピノ・ノワール13%。

 

スープが届く。

牛蒡のポタージュ。

 

まだ残暑が厳しくはあるが、熱いスープが空いた胃に染み渡る。

牛蒡の臭みは全くなく、滑らかなスープが美味い。

彼女と過ごす、丸の内の楽しい午後は続きます。

 

 

 

 

 

 

昨年9月のこと、「国立新美術館」にあるフレンチ、『ブラッスリー ポール・ボキューズ ミュゼ』で茶目子さんと過ごす楽しい合同誕生会の続き。


ポワソンが届く。

シイラのロースト、ラタトゥイユ添え、ベアルネーズソースとバジルのソース。

 

シイラは表層性の大型肉食魚。

フレンチでシイラが出されるのは珍しい。

ハワイではマヒマヒの名前で呼ばれる、定番の魚。

 

淡白な味わいの魚なので、ソースによく合う。

ラタトゥイユ、ベアルネーズソース、バジルのソースと、三種の味わいで食べるのが楽しい。

 

合わせて飲んでいるワインは、ドメーヌ・アレキサンドル・パリゴ、ブルゴーニュ・オート・コート・ド・ボーヌ、クロ・ド・ラ・ペリエール、ラ・クロワ・ブランシェ、2019年。

 

ヴィアンドが届く。

 

ヴィアンド用に赤ワインのボトルを抜栓。

今夜はボルドーを選んだ。

 

シャトー・オー・モーラック、メドック、クリュ・ブルジョワ、2011年。

メドックの中で、サン・イザン・ド・メドック地区のジロンド川に近い場所に本拠を構えるシャトー。

 

バックラベルにはクリュ・ブルジョワのシール。

アルコール度数は14%と高い。

 

コルクの状態はとても良好。

 

再び、茶目子さんと乾杯。

 

カシス、プルーン、ブラックベリーの香り。

13年間の熟成を経て、強い果実の凝縮感と熟成感、バラやスミレ、ビターチョコレートのニュアンス、強くシルキーなタンニン。

濃厚で洗練されたフルボディ。

セパージュは、メルロー60%、カベルネ・ソーヴィニヨン40%。

 

骨付き鶏もも肉のコンフィとレンズ豆の煮込み、ソース・シャルキュティエール。

もも肉の大きさが半端ない。

ソース・シャルキュティエールの酸味が心地よく、大きなもも肉を美味しく完食。

 

付け合わせは、フランス、ピュイ産の最高級のレンズ豆。

レンズ豆は事前に水に浸漬する必要がなく、すぐに火が通る。

肉料理の付け合わせに、我が家の定番だ。

 

食後のデセールは、ハピバケーキ。

 

茶目子さんのケーキ。

 

私のケーキ。

 

熱いコーヒーが、いっぱいになったお腹を癒してくれる。

 

今夜飲んだ二本のワインも素晴らしかった。

 

松尾支配人に見送られ、店を後にする。

 

食事中は多くの客が訪れていたが、ゆっくり食事を楽しんだので、帰る頃には数人を残すのみとなっている。

 

美術館自体は夕方に閉館している。

レストラン以外の場所は灯が落とされ、まさにナイト・ミュージアム。

 

正面玄関も閉まっているので、非常口から外に出る。

前庭のオブジェが消えている。

バルーンの空気が抜かれたようだ。

 

私たちが到着した時は、こんな姿だった。

 

暗くなった「国立新美術館」に別れを告げ、帰途に就く。

 

「東京ミッドタウン」まで来ると、地下道に下る。

 

何時ものとおり、安田侃氏の「意心帰」を撮影。

今年も実施できた、茶目子さんとの合同誕生会の楽しい一日でした。

 

茶目子さんの記事はこちら。

 

 

 

 

昨年9月のこと、茶目子さんと恒例の合同誕生会を開催。

ランチを「六本木ヒルズ」の『ビキニ・シス』で、映画「エイリアン・ロムルス」をTOHOシネマズ六本木で楽しんだ後は、いよいよ合同誕生会ディナー。

 

ディナーの場所は、「国立新美術館」。

 

お店はこの逆コーンの上。

 

エレベーターで三階に上がると、まずはレストランの概観を撮影。

高所恐怖症の人には向かないお店かもしれない。

 

ここは『ブラッスリー ポール・ボキューズ ミュゼ』。

長く通っているお気に入りのフレンチだ。

入り口には、セルヴィエットやスープカップやコーヒーカップの展示。

これらは販売品。

 

まだディナーには早すぎる時間なので、店内に客の姿は少ない。

 

松尾支配人に迎えられ、何時ものテーブルに案内される。

ここでは今でも斜向かいのテーブルセッティング。

 

松尾さんが乾杯のワインを注いでくれる。

 

ヴーヴ・アンバル、クレマン・ド・ブルゴーニュ、ブリュット、ロゼ、ミレジム、2020年。

 

1898年創業のヴーヴ・アンバルはブルゴーニュのクレマンの元祖と言えるクレマン専業メゾンで、高い品質を誇っている。

 

「お誕生日おめでとうございます」の乾杯。

茶目子さんと私の誕生日は6日違い。

正確にいうと、〇〇年と6日違い。

 

思いっきりボケている。

フランボワーズやレッドチェリーの香り。

豊かな果実味と綺麗な酸を持つ、洗練されたブリュット。

 

お供は、黒オリーブのサブレ、バジルとドライトマトのマドレーヌ。

 

バゲットが届く。

 

ここのバゲットは美味しいが、食べ過ぎ注意。

添えられているのは、バターナイフではなく小さなスプーン。

 

何故ならバゲットのお供はバターではなく、カレー風味の鶏のリエット。

これが美味しくパンが進む。

 

今日はランチでスパークリングワインのボトルを飲んでいるので、ディナーには白と赤をボトルで飲むことにする。
 
ドメーヌ・アレキサンドル・パリゴ、ブルゴーニュ・オート・コート・ド・ボーヌ、クロ・ド・ラ・ペリエール、ラ・クロワ・ブランシェ、2019年。
 
ドメーヌ・パリゴは1950年設立で三代続く家族経営のドメーヌ。
多くの三ツ星レストランや五つ星ホテルでオンリストされる人気の造り手。

 

輝く黄金色。

ライチ、オレンジ、そして熟した洋ナシの香り。

綺麗な果実味と、活き活きとしたミネラル。

熟成は樽(新樽比率10~20%)とステンレスタンクで12ヶ月。

 

今夜はプリフィックスのコース料理をお願いしている。

アントレは三種類から選べるが、二人とも同じものを選択。

鴨のテリーヌ カンパーニュ風と、軽く燻製をかけたカンパチのマリネは何度も食べたことがあるのでパス。

 

選んだのは、フランス産エスカルゴのブルゴーニュ風。

最近はエスカルゴを食べることができる店は少なくなった。

 

エスカルゴリフト、ボケてしまった。

 

カリカリのパンに乗せて食べる。

これは美味い。

 

やはりブルゴーニュ料理にはブルゴーニュのシャルドネが良く合う。

茶目子さんと過ごす、六本木の楽しい夜は続きます。

 

 

 

 

 

 

昨年9月のこと、茶目子さんと恒例の合同誕生会を開催。

ランチを「六本木ヒルズ 森タワー」のスパニッシュ、『ビキニ・シス』でランチを楽しんだあとは、次の目的地に向かう。

 

面白い表示を見付けた。

日比谷線の三つの駅にそれぞれ「ヒルズ」がある。

こうしてみると線上に繋がって見えるが、実際には三つの駅はL字型に繋がっている.

お互いの距離はそれほど遠くなく、歩いて三か所を巡ることができる。

 

エスカレーターで高い階へ上り、景色を眺める。

「麻布台ヒルズ 森JPタワー」が出来て景色が変わったが、その後も新しい高層ビルが続々と建設されている。

 

ここは、TOHOシネマズ六本木。

 

ディナーまでの空き時間に映画を観ることにしている。

 

平日の午後ということで、人がとても少ない。

チケットの販売開始に合わせ、前が通路で視界が開けた、スクリーン中央の席を確保しておいた。

 

公開予定の映画の予告編も楽しい。

 

米倉涼子さんを見ると、ウイーン最古のレストラン『グリーヒェンバイスル』を訪問し、壁に書かれた米倉涼子さんのサインを見付けたことを思い出す。

モーツァルトやベートーベンのサインが並ぶ部屋の壁に、サインさせてもらえるとは大したものだ。

お店のスタッフが、「とても美しい方でした」と言っていた。

 

その時の記事はこちら。

 

 

ハリソン・フォードはお幾つになったのだろう。

「スターウォーズ」の第一作の時は本当に若かった。

彼の映画は全作観ているので、彼と共に私も歳を取ったと実感する。

 

え、これってキャプテン・アメリカ。

 

マーヴェルの映画は結構観ている。

 

そして今回観る映画は、「エイリアン・ロムルス」。

お誕生会のディナーの前に観るべき映画かどうか疑問符が付くが、他に観たいものが無かった。

結果として、とてもハラハラドキドキ、面白い映画だった。

 

一番気になったのは、エイリアンの歯並び。

前歯も犬歯もあって人間と同じで、この違和感は最後まで拭えなかった。

歯に注目するのはショーコさんの影響。

「ボヘミアンラプソディ」の時もラミ・マレック演じるフレディ・マーキュリーの出っ歯に注意が向いてしまい、映画に入り込めなかった。

 

TOHOシネマズを出ると、外はまだ青空が広がり真夏の暑さ。

 

日本一高い「麻布台ヒルズ 森JPタワー」と東京タワーのツーショット。

 

暑いので、ミストシャワーの下を歩いて移動。

 

以前見たときはまだ建設中だった「住友不動産六本木セントラルタワー」がすでに完工している。

でも内装工事中のようで、調べると2024年12月の竣工となっていた。

(9月の記事です。)

 

頭上を航空機が次々と通り過ぎていく。

新航空路開設で都心を低空で飛ぶようになり、一昔前の香港のようになってしまった。

 

目的地、「国立新美術館」に到着。

 

振り向くと、「六本木ヒルズ 森タワー」。

あそこから歩いてきた。

 

前庭にはとても目立つオブジェ。

これは田名網敬一作、”金魚の大冒険(2024年)”。

 

後ろ姿もパチリ。

「国立新美術館」で、企画展「田名網敬一 記憶の冒険」が開催(2024年8月7日~11月11日)されているのだ。

茶目子さんと過ごす、六本木の楽しい午後は続きます。

 

茶目子さんの記事はこちら。

 

 

 

 

 

 

 

今日からは時系列記事に戻ります。

昨年9月のこと、茶目子さんと恒例の合同誕生会を開催。

まずは六本木のお店で待ち合わせ。

 

待ち合わせの場所は、「六本木ヒルズ」。

 

今日もママンは元気。

 

お店がある「ウエストウォーク」に入る。

 

待ち合わせのお店はスパニッシュの『ビキニ・シス』。

 

ここは、スペイン料理の有名シェフ、ジョセップ・バラオナ・ビニェス氏が手がけるモダン・カタラン・スパニッシュ。

 

入り口にはカウンター席。

通路の右側と奥の窓側にテーブルが並ぶ。

(写真はH.P.からお借りしました。)

 

私たちが案内されたのは、店の奥、窓際のテーブル。

右に見える窓際のテーブルは30分後に中国人の団体で埋まり、とても賑やかになった。

私たちのテーブルとは大きな柱で仕切られていたが、それでもかなりうるさい。

どうしてあんなに大声で話す必要があるのか不思議。

 

私たちが入店したのはお昼休みが終わる頃だったので、満席だったソファー席もあっという間に空席となった。

 

窓の外にはママン。

ママンを上から見るのは初めてかもしれない。

 

最初の一杯は、今日のランチコースに含まれている乾杯用スパークリング。

スペインのボデガス・フェルナンド・カストロが造る、セニョリオ・デ・マレステ、ブリュット。

 

茶目子さんと普通に乾杯。

「お誕生日おめでとう」の言葉は、ディナーに取っておくことにしている。

レモンや青リンゴの香り、フレッシュな果実味を持つブリュット。

ぶどうはマカベオ100%。

 

『ビキニ・シス』のスペシャリティ、マイクロピンチョス5種の盛り合わせ。

 

右から、海老・蟹・マヨネーズ。

クリームチーズのクレープ包み。

ブニュエロ、メジマグロのふんわりフリット。

スパニッシュオムレツ。

マッシュルームとハモンセラーノのピンチョス。

 

乾杯用のスパークリングのグラスを飲み干すと、もっと泡を飲みたいねということで、カヴァのボトルを抜栓。

カタルーニャ州、ペネデスのモリ・パレリャーダが造る、クロ・ラ・ソレヤ、ブリュット、ナチュール。

 

モリ・パレリャーダは1987年設立の家族経営のワイナリー。

ライチ、グレープフルーツ、青りんごの香り。

豊かな酸とミネラルを持つ、きりりと引き締まったブリュット。

セパージュは、チャレッロ40%、マカベオ40%、パレリャーダ20%。

 

パエリアが届く。

フィデウアも選べるが、二人ともお米のパエリアを選択。

実は私はフィデウアが苦手。

フィデウアの本場、バルセロナでもフィデウアを食べたが、やはりお米のパエリアの方が好きだ。

 

魚介と鶏肉のミックスパエリア。

出汁の旨味が強く、とても美味い。

 

パエリアとカヴァは良く合う。

こんな食事をしていると、またバルセロナに行きたくなる。

 

デザートとコーヒーが届く。

 

ピーカンナッツ入りチョコレートケーキにホイップクリームをのせて食べる。

 

気が付くと、賑やかな中国人の団体さんを除けば、店に残る客は私たちだけとなっている。

 

今日のランチも美味しかった。

次の予定に移るとしよう。

茶目子さんと過ごす、六本木の楽しい午後は続きます。

 

茶目子さんの記事はこちら。