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ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

今日からは時系列記事に戻ります。

昨年10月のこと、彼女と神楽坂で待ち合わせ。

 

待ち合わせ時間より早めに着いたので、まずは赤城神社にご挨拶。

 

今日はジムでトレーニングをしていないので、赤城神社横の急な赤城坂を往復して運動。

 

彼女と合流すると、江戸川橋通りへ。

 

江戸川橋通りのここは地蔵坂。

 

目的のお店は、江戸川橋通りに面している。

でも看板もないし営業しているかどうかわかりにくいので、一度通り過ぎてしまった。

 

ここが『ピアッティ・カステリーナ』であることを示すのは、ドアの横壁にあるこの小さな表札のみ。

 

店内は既に満席。

私たちは一番奥のテーブルに案内される。

初訪問なのだが、一番寛いで食事が出来る席に案内されたことに感謝。

 

初めての人気のお店に来たときは、どんな料理に出会えるかとてもワクワクする。

 

まずはプロセッコを抜栓。

 

イタリア、ヴェネト州の、カサ・デフラ、プロセッコ、ブリュット。

シャルマ方式で造られた、フルーティーで切れの良いブリュット。

ぶどうはグレラ。

 

ストゥッツィーノが届く。

 

サツマイモのムースと、米粉チップスとサツマイモチップス。

 

オリーブの肉詰めフリット、オリーヴェ・アスコラーナはマルケ州の郷土料理。

このオリーブの中にはサルシッチャが詰められている。

 

アンティパストは鮮魚のカルパッチョ、トマトと焼き茄子のケッカソース。

今日の鮮魚は、イナダ。

 

ケッカソースは生のトマトを使った冷たいソース。

野菜は全て江戸前野菜。

 

イナダの皮は直火で炙られ、香りが素晴らしい。

 

チーズのフォカッチャが届く。

美味しいので、食事の後半にお代わり。

 

このお店のスペシャリティ、フォアグラのフラン、マルサラソース。

 

フォアグラとチーズを合わせてフラン仕立てにし、上には無花果のトッピング。

まろやかで濃厚なフォアグラの美味しさが口中に広がる。

ここまでの料理で既にこの店の人気の理由がわかる。

彼女と過ごす、神楽坂の美味しい午後は続きます。

 

 

 

 

 

 

5月末のこと、彼女と丸の内の『バルバッコア・クラシコ』で過ごす楽しいランチの続き。

今回はお店にも色々な変化があった。

プレミアム・ワインのコースが無くなったこと、平日ランチの時間制限が無くなったことは既に書いた。

仲良しだった支配人の小林さんが六本木店に異動となり、ホール主任の山内さんは退職されていた。

小林さんが私のことを「ワインが好きな大切なお客様です」と申し送りをしていてくれたので、後任の方々が次々とテーブルに挨拶に来てくれる。

まず、ホール主任の傳さん、続いて支配人の三村さん、そしてスーシェフの遠田さんが来られ、話しが弾む。

 

肉がどんどん届き始める。

ペッパーステーキの部位は、ピッカーニャ(イチボ)。

 

ロンボ・ジ・ポルコ(ポーク・ロイン)。

 

どちらも美味い。

 

お腹に溜まるのが問題だが、肉にフライドポテトは良く合う。

 

白ワインを3杯飲んだあとは、赤ワイン。

赤も白と同じく、カルフォルニアのスリー・ブロックスが造る、カベルネ・ソーヴィニヨン。

 

プラムやダークチェリーの香り。

綺麗な果実味と重過ぎないタンニン、スミレや薔薇、ダークチョコレートのニュアンス、樽由来のバニラのヒントも。

 

セパージュは、カベルネ・ソーヴィニヨン85%、ルビー・レッド10%、プティ・ヴェルド3%、プティ・シラー2%。

 

焼きパイナップルが届く。

 

肉はピッカーニャ(イチボ)とアルカトラ(ランプ)。

パイナップルは口直しと消化促進に役立つ。

 

続いてビッフェ・デ・チョリゾー(サーロイン)。

これも焼き色が素晴らしい。

このあとも色々食べたが省略。

 

〆の飲み物はカイピリーニャ。

シュガー半分で造ってもらった。

 

お腹はいっぱいでもデザートは別腹。

肉をたっぷり食べた後はスイーツが美味い。

 

そしてアイスクリームも外せない。

バニラアイスクリームを2スクープにマンゴーソース。

 

もっとゆっくり食事をしたいが、次の予定が押しているので席を立つ。

この壁の牛は、本物の剥製。

 

三村支配人と傳ホール主任に見送られ、満腹満足で店をあとにする。

 

彼女がお腹がいっぱいなので歩きたいというので、時間はあまり無いが、丸の内仲通りに出る。

行幸通りに来ると、東京駅丸の内駅舎を撮影。

 

丸の内仲通りの緑が濃くなっている。

 

ホコ天の緑陰で寛ぐのも良さそうだ。

時間は無いと言いながら、私は処々で撮影している。

彼女にはどんどん先に歩いてもらい、私は撮影後に走って追い付いているのだ。

 

着いたのは、「東京ミッドタウン日比谷」。

 

今日はここで映画鑑賞の予定。

上映開始時間が迫っていたので、食事を早めに切り上げた。

 

アトリウムでは何かの催し。

 

リチュアルズは、オランダ・アムステルダムのボディ・バス・ホームケアブランド。

 

TOHOシネマズ日比谷に来ると、先ずはゴジラ像にご挨拶。

 

日比谷公園の緑も濃くなっている。

 

スクリーンでは予告編が既に始まっていた。

チケットの発売開始と同時に、中央の席を購入しておいた。

 

「ジュラシック・ワールド/復活の大地」は8月8日公開予定。

「ジュラシック・パーク」と「ジュラシック・ワールド」を合わせて7作目となる。

今回観たのは、「ミッション:インポッシブル ファイナル・レコニング」。

「ミッション:インポッシブル」の8作目。

第1作が1996年公開だったので、第8作は29年目の公開となる。

第1作の上演時間は110分だったが、第8作は169分と大幅に長くなっている。

そう言えば、「007」の25作目となる「007/ノータイム・トゥ・ダイ」も164分と長かった。

1962年公開(日本公開は1963年)の第1作、「007/ドクター・ノオ(007は殺しの番号)」は110分だった。

 

29年経っても衰えないトム・クルーズの過激なアクションは驚きと言うほかない。

ランチで食べ過ぎ飲み過ぎていたが、眠気を感じる暇は全く無かった。

 

映画鑑賞を終えて外に出ると、時間は既に夕方一歩手前。

彼女と過ごす、丸の内と日比谷での楽しい午後でした。

 

 

 

 

 

 

今回は映画鑑賞記。

上映終了後何ヶ月も経ってからの記事では話題性が無いので、今夜も時系列を飛び越えてアップすることに。

5月末のこと、彼女と丸の内のお店でランチの約束。

 

場所は、「新丸ビル」。

地下のエントランスは割と普通。

 

でもビルの中は重厚さがある。

 

レストランの開店時間は11時。

今日はランチの後に映画を観る予定なので11時に予約しているが、レストラン階に昇るエレベーターは10時50分頃になるまで動かない。

動き始めた最初のエレベーターに乗ったので、レストラン階には客は誰一人としていない。

 

何時も賑わっている『エリックス バイ エリック・トロション』も無人。

 

そして『ブルディガラ』も静まり返っている。

 

予約しているお店は、シュラスコの『バルバッコア・クラシコ』。

11時少し前に彼女も到着。

 

11時になり、入店。

客がどんどん入ってくるので、今のうちに無人のサラダバーを撮影。

 

撮影しながら今日の品揃えをチェックし、何を皿に取るか考える。

私の後ろでは彼女が手に皿を持って既に臨戦態勢。

 

フェジョアーダもカレーも美味しそうだが、肉だけでお腹がいっぱいになってしまうので一度も食べたことが無い。

 

デザートは必ず食べなければだ。

 

彼女の皿は、葉物野菜中心。

 

私の皿には葉物は全く無い。

量を控えたつもりだが、結構なヴォリュームとなってしまった。

 

何時も必ず食べるのは、パルミット、ビーツ、パルミジャーノ・レッジャーノ。

最近はチーズの価格も高くなり、グラナ・パダーノやラスパドゥーラを使う店が増えたが、ここは今もパルミジャーノ・レッジャーノなのが嬉しい。

 

ここで問題発生。

プレミアム・ワインのコースを予約していたつもりだったが、このコースは今は既になく、普通のワインのフリーフローに代っていた。

H.P.の説明をよく見なかった私が悪いのだが、価格がプレミアム・コースと同じだったので何の疑いも持たなかったのだ。

これはステルス値上げともいえるが、昨今のワイン価格の高騰を考えると仕方がない。

一方で、平日のランチに限り、二時間の時間制限が無くなっているのは嬉しい。

でも今日はこの後に予定があるので、二時間そこそこで店を出なければならないのは残念。

 

カリフォルニアのスリー・ブロックスが造る、シャルドネ。

スリー・ブロックスは最新技術を駆使し、コスパに優れたワインを生産している造り手。

 

カリフォルニアらしい、トロピカルフルーツやパイナップルの香り。

豊かな果実味を綺麗な酸が引き締め、後味にはブリオッシュのニュアンス。

セパージュは、シャルドネ75%、トンプソン・シードレス(サルタナ)21%、マスカット4%。

 

そろそろ肉も食べ始めることにする。

ランチはディナーに較べると肉の種類が少ないが、ピッカーニャ(イチボ)やフラウジィニア(カイノミ)やアルカトラ(ランプ)など、好きな部位は揃っているので問題ない。

 

テーブル上のメダルは赤。

 

これを裏返して緑にすると肉が届き始める。

 

ポンデケージョが届く。

ブラジル、ミナス・ジェライス州のチーズパンだ。

 

モーリョも届く。

醤油のモーリョと野菜のモーリョ。

 

塩胡椒も出してもらう。

 

ナイフは、ブラジルのカトラリーメーカー、トラモンティ。

”バルバッコア”の名前入りだ。

 

ソーセージと鶏肉はパスし、大好きなピッカーニャ(イチボ)を食べることに。

 

このブラジル人のおじさんはバルバッコアで20年余り務めた大ベテラン。

既に引退しているが、今日は応援で来てくれたのだそうだ。

 

この焼き色が食欲を誘う。

サラダバーにあるニンニクチップを添えて食べる。

彼女と過ごす、丸の内の楽しいランチは続きます。

 

 

 

 

 

 

5月のこと、ちぃさんと鉄板焼きの名店、『明水然・楽』で過ごす素敵な夜の続き。

『明水然・楽』は、海外で90店舗以上の飲食店を展開する楽多多グループが、昨年9月、東京日本橋近くに開業した新感覚の高級鉄板焼き店。

 

今夜は「松阪」コースを楽しんでいる。

 

いよいよ肉が焼かれる。

今夜は松阪牛の赤身、ヒレ、サーロインの食べ比べ。

 

フランベは動画で。
調理してくれているのは、飯田スーシェフ。
 
飲んでいるワインは、ルイ・ラトゥール、ブルゴーニュ・ルージュ、キュヴェ・ラトゥール、2022年。
 

私はレアで、ちぃさんはミディアム・レアで。

付け合わせは、シャドークイーン、淡路の新玉葱、小松菜。

 

薬味は三種。

左端は何かと思ったら、泡ポン酢。

ゼラチンで固められているので、肉に乗せると溶ける。

 

赤身は一番好きな部位。

流石松阪牛、赤身も口の中でとろける柔らかさ。

 

ヒレも文句なく美味い。

 

サーロインは美味いが、サシが強いので多くの量は食べられない。

ところが、ちぃさんがお腹が一杯とのことで二切れもこちらに引っ越してきた。

この肉を五切れは嬉しいやら苦しいやら。

でも美味しいので完食。

 

フルール・ド・セルと生胡椒が添えられている。

 

「このフルール・ド・セルはゲランドやカマルグなのですか」と私。

「水戸シェフが新潟出身なので、これは新潟の笹川流れの塩なのです」とスーシェフの飯田さん。

笹川流れの塩を食べるのは初めて。

ミネラル豊富で旨い。

 

〆は、ガーリックライス。

ここでは卵が使われている。

にんにくは最高級の青森ホワイト六片。

 

生姜汁入りの醤油で味付けし、焦がし醤油で香り付け。

 

ガーリックライスの出来上がり。

これは美味い。

 

大盛りも出来るとのことだが、既にお腹はいっぱいなので普通盛りでお願いした。

ところが、ちぃさんが食べきれないとのことで、ちぃさんの分も半分以上食べることに。

 

味噌は、赤味噌と八丁味噌と白味噌の合わせ。

 

べったら漬けは好物。

 

ここで、ちぃさんにサプライズのハピバプレート。

飯田さんを始め、お店のスタッフが”ハッピーバースデー♪”と歌ってくれる。

実際にはお誕生日はちょっと前に過ぎているが、お店が準備してくれるということで甘えてしまった。

 

マンゴーのババロア、ココアパウダーのパウンドケーキ、マンゴーフルーツ。

ちぃさんのお祝いだが、スイーツが苦手なので全て私の胃袋に納まる。

 

こちらはコースのデザート。

パンナコッタ、イチゴのソース。

 

飯田さんと記念撮影。

食材や調理に関する飯田さんの説明は楽しく、話が弾んだ。

今夜のお礼を述べ、見送られて店をあとにする。

 

ところで、こんなレシートホルダーが用意されているのも高級感があって良いものだ。

 

流石、人気の高級鉄板焼き店、厳選された食材とひと手間もふた手間も加えた料理は期待をはるかに超える素晴らしさだった。

 

満杯のお腹を抱え、帰途に就く。

ちぃさんと過ごす、水天宮の素敵な夜でした。

 

 

 

 

 

 

5月のこと、ちぃさんと鉄板焼きの名店、『明水然・楽』で過ごす素敵な夜の続き。

『明水然・楽』は、海外で90店舗以上の飲食店を展開する楽多多グループが、昨年9月、東京日本橋近くに開業した新感覚の高級鉄板焼き店。

 

今夜は「松阪」コースを楽しんでいる。

 

これが今夜の食材。

 

飲んでいるのは、ルイ・ブーヴィエ、シャンパーニュ、ブリュット。

 

プティ・ポワの洋風茶碗蒸し。

今夜、調理を担当してくれているスーシェフの飯田さんは、元はフレンチシェフ。

フレンチと和を融合させた料理が素晴らしい。

 

プティ・ポワのスープの下には、フラン。

お腹がほっこり喜ぶ。

 

A5黒毛和牛100%のスライダー。

ビーフ100%のパティは目の前の鉄板で丁寧に焼かれている。

 

粗挽きにされた牛肉の味付けは、塩胡椒のみ。

まさに牛肉を食べている味わい。

 

シャンパーニュを飲み干すと、赤ワインを抜栓。

 

ルイ・ラトゥール、ブルゴーニュ・ルージュ、キュヴェ・ラトゥール、2022年。

ブルゴーニュ屈指の造り手が、コート・ドールのピノ・ノワールで造るブルゴーニュ・ルージュ。

これから牛肉の前にシーフードも食べるので、カベルネ・ソーヴィニヨンやメルローではなく、ピノ・ノワールを選んだ。

 

赤ワインでもちぃさんと乾杯。

ラズベリー、レッドチェリーなどの赤系果実の香り。

豊かな果実味に綺麗に馴染んだタンニン、活き活きとした酸も心地よい。

 

フォアグラと煮穴子の蜂蜜バルサミコソース。

フォアグラと穴子とは面白い組み合わせ。

 

フォアグラも穴子も甘みのあるソースが合う。

ハチミツを加えたバルサミコが良い働きをしている。

これもフレンチと和の素敵な融合。

甘いだけではなく、皿の縁に置かれた少量の塩がアクセントとなり、味覚を保ってくれる。

 

使われているのは、淡路島の藻塩。

 

蝦夷鮑が焼かれ始める。

 

身をよじる鮑を見て美味しそうと思うべきか可哀そうと思うべきか考えているうちに、銅製のステーキカバーが置かれ、蒸し焼きにされる。

 

スーシェフの飯田さんが盛り付けをされている。

飯田さんは食材や調理法について丁寧に説明され、質問にも的確に答えてくれるので料理を一層美味しく味わうことが出来る。

 

蝦夷鮑の柔らか鉄板蒸し焼き、松の実とケイパーのソース。

 

鮑が驚くほど柔らかく滋味深い。

松の実の食感とケイパーの酸味が鮑の柔らかさと旨味を引き立てている。

 

鮑の下にはワカメ。

緑と白の二種類の肝が付いていて、得した感じ。

 

次は、伊勢海老。

生簀から上げられたばかりで生きていた伊勢海老を、一刀両断。

 

鉄板で勢いよく焼かれる。

 

グラタン仕立てにする頭の部分はバーナーで炙られる。

素敵な香りがカウンター上に漂う。

 

活け伊勢海老鉄板焼き、二種類の食べ方で、雲丹クリームとグラタン仕立て。

 

グラタン仕立ての頭の部分は、身をホジホジしながら味わう。

 

雲丹を濾して生クリームと合わせた雲丹クリームソースは、雲丹の旨味を残しながら主張が強すぎないので、伊勢海老の味わいを邪魔せず、上手く調和がとれている。

これは美味い逸品。

 

ここで肉料理の前に、お口直しのシャーベット。

今日のシャーベットは日向夏。

季節感がある。

口直しのグラニテの由来について飯田さんと色々お話しするのも楽しい。

ちぃさんと水天宮の鉄板焼きの名店、『明水然・楽』で過ごす素敵な夜は続きます。

 

 

 

 

 

 

人気の高級鉄板焼きを楽しんできたので、今夜は時系列を飛び越えて時事ネタをアップ。

 

5月末のこと、ちぃさんと水天宮で待ち合わせ。

水天宮に来るのは何年振りだろうか。

 

目的の場所は水天宮交差点のすぐそば、このビルの二階。

 

ビルの真ん中にある階段は広く、壁のアートがポップで可愛い。

 

今夜のお店は、『明水然・楽』。

海外で90店舗以上の飲食店を展開する楽多多グループが、昨年9月、東京日本橋近くに新感覚の高級鉄板焼き店を開業し人気だとの情報を得た。

そこで早速ちぃさんをお誘いし、訪問することに。

 

『明水然・楽』のH.P.はこちら。

 

店に入ると、目の前には鉄板焼きのカウンター。

鉄板焼きはカウンター席に限る。

もちろんここを予約。

7席限定なので、早めの予約がお勧め。

 

初訪問なので店内を案内してもらう。

ここはドアを閉めると個室としても使える。

 

こちらの部屋はオープンで、4人用のテーブルが三つ。

 

楽と書かれたセルヴィエットのプレゼンテーションがお洒落。

 

今夜は「松阪」コース(33,000円/人)をお願いしている。

コースメニューを見るだけで、期待が膨らむ。

 

調理を担当してくれるのは、飯田スーシェフ。

 

早速、今夜の食材が届く。

 

手前はフォアグラ、穴子。

伊勢海老は生簀から取り上げたばかりとのことで、触角や脚が動いている。

 

蝦夷鮑も身をくねくねと動かしている。

動画も撮影したが、今から食べる食材なのでアップは止めておこう。

松阪牛は、赤身、ヒレ、サーロインの三種類。

 

先ずはシャンパーニュ。

 

シャンパーニュ地方、ヴァレ・ド・ラ・マルヌ地区のバロン・アルベールが造る、ルイ・ブーヴィエ、シャンパーニュ、ブリュット。

バロン・アルベールは三代続く家族経営のメゾン。

 

ちぃさんと乾杯。

ガス圧の高さを示す勢いのある泡立ち。

シトラス、青林檎の爽やかな香り。

果実味と酸のバランスが良く、後味には炒ったアーモンドのニュアンス。

セパージュは、ピノ・ムニエ90%、シャルドネ5%、ピノ・ノワール5%。

 

特選松阪牛のたたき、胡麻の葉包み。

 

上質の松阪牛は口の中で溶けてしまう美味しさ。

 

特選松阪牛の炙り寿司、国産雲丹を添えて。

 

炙った松阪牛と雲丹と海苔の香りの競演。

これだけを何個か食べたくなる。

 

春野菜のピクルス、桜えびを添えて。

 

ピクルスの酸味が食欲を掻き立てる。

桜えびがトッピングされることにより、季節感が一層高まる。

ちぃさんと過ごす、水天宮の鉄板焼きの名店、『明水然・楽』で過ごす素敵な夜は続きます。

 

 

 

 

 

 

昨年10月のこと、ちぃさんと東銀座で過ごす楽しい午後の続き。

今日は歌舞伎座で「錦秋十月大歌舞伎」の夜の部を鑑賞。

 

開場まで少し時間があったので、地下の「木挽町広場」を見て歩く。

 

今日も多くの客で賑わっているが、何故か外国人客が少ないのが珍しい。

 

続いては、一階の「お土産処木挽町」へ。

 

スヌーピーグッズは茶目子さんが喜びそうだ。

 

開演時間が近づき、入場。

平日の夕方だが、ほぼ満席。

 

鑑賞するのは「錦秋十月大歌舞伎」の夜の部。

演目は、「婦系図(おんなけいず)」と、「源氏物語 六条の御息所の巻」。

 

今夜はこのお二人が出演されるので、観に来た。

片岡仁左衛門さん(右)と坂東玉三郎さん(左)の息の合った演技は何時観ても素晴らしい。

 

”婦系図”は泉鏡花の代表作。

 

映画化もされていて、映画「湯島の白梅」のお蔦役は山本富士子、主税役は鶴田浩二だった。

「湯島通れば思い出す・・・」という小畑実の歌、「湯島の白梅」も有名。

 

早瀬主税:片岡仁左衛門(左)、柏家小芳:中村萬壽(中)、酒井俊蔵:坂東彌十郎

(写真はイープラスアプリからお借りしました。)

 

お蔦:坂東玉三郎(左)、早瀬主税:片岡仁左衛門(右)

(写真はYahooニュースからお借りしました。)

 

早瀬主税:片岡仁左衛門(左)、お蔦:坂東玉三郎(右)

(写真はイープラスアプリからお借りしました。)

やはりお二人の演技は素晴らしい。

涙の内に幕が引かれる。

 

「婦系図」が終われば、長い休憩時間。

ここで夕食をとる人も多いが、私たちは既に食事済み。

 

私はバッグから、キンキンに冷えたスパークリングワインを取り出す。

ロワール、ペイ・ナントのファミーユ・リューボーが造る、メトード・トラディショネル、1816、ロゼ。

エノテカで購入したワインに外れは無い。

 

二人で乾杯。

グラスも持参。

美しいサーモンピンク、ラズベリーやストロベリーの赤いベリー系の香り。 

ピノ・ノワール由来のしっかりした果実味とシュール・リー由来の複雑なストラクチャーを持ち、綺麗な酸がボディを引き締めている。

ぶどうはピノ・ノワール100%、瓶内熟成期間は18ヶ月。

ちぃさんがおつまみをいっぱい持ってきてくれたので、美味しくいただく。

残念なことに、おつまみは撮影忘れ。

歌舞伎鑑賞の前に『スペインクラブ』でカヴァを3本近く飲み、『俺のフレンチ』でなみなみワインも飲んできているが、場所が変わればこの1本も美味しく飲み干してしまう。

 

第二部は、「源氏物語 六条の御息所の巻」。

坂東玉三郎と市川染五郎の共演。

 

どろどろとした愛憎の物語だが、ここは舞台の美しさを楽しむこととする。

 

六条御息所:坂東玉三郎(左)、光源氏:市川染五郎(右)

(写真はイープラスアプリからお借りしました。)

 

光源氏:市川染五郎(左)、六条御息所:坂東玉三郎(右)

(写真はイープラスアプリからお借りしました。)


今回の歌舞伎鑑賞も楽しかった。

私たちは荷物整理にちょっと時間を要したが、それにしても満席だったのにあっという間に人が居なくなってしまった。

 

正面玄関から歌舞伎座を後にする。

 

外はまだ霧雨が降っている。

ちぃさんと過ごす、東銀座での楽しい夜でした。

 

 

 

 

 

昨年10月のこと、『スペインクラブ銀座』でちぃさんと過ごす楽しい午後の続き。

 

二本目のカヴァを飲み干すと、驚いたことに店長の鈴木さんが新しいカヴァを抜栓してくれた。

鈴木さんはここの店長に就任されたばかりなので、このカヴァはご挨拶代わりとのこと。

グラスに目いっぱい注いでくれたのでグラスが重い。

 

飲んでいるのは、スペイン、カタルーニャ州、ペネデスのソレル・ホーヴが造る、カヴァ、ニトゥス、ブリュット。

爽やかなシトラスの香り、綺麗な果実味と酸を持つブリュット。

ぶどうは、パレリャーダ、チェレッロ、マカベオ。

 

デザートが届く。

一緒にコーヒーも出してくれたが、撮影忘れ。

 

バナナのシフォンケーキの上には、マカデミアナッツ入りバニラアイスクリーム。

添えられているのは、スペイン産の桃のシロップ漬け。

スイーツが苦手なちぃさんの分まで美味しくいただく。

 

そろそろ席を立とうとすると、鈴木店長がもう一杯どうぞと注いでくれる。

飲兵衛の二人は、「いえいえ結構です。もう充分にいただきました」とは言わず、ありがたく頂戴する。

 

満席だった店内に残るのは私たちだけとなってしまった。

鈴木店長に礼を述べ、ちぃさんと今度はディナーに来ようねと話しながら店を後にする。

 

外は雨。

東銀座の歌舞伎座に向かう。

 

歌舞伎座の開場までまだ一時間弱あるので、歌舞伎座前の『俺のフレンチ・イタリアン』のバーで時間調整をすることに。

ここが『俺のグランテーブル』だった頃には何度か歌舞伎前に食事をしたことがあるが、改装して『俺のフレンチ・イタリアン』になってからは一度も来ていない。

一階にあった「俺のグラン・マーケット」は無くなり、『俺の焼肉』になってしまった。

 

ここが一階のバー。

奥の階段を二階に上ると、『俺のフレンチ・イタリアン』。

 

お通しはミックスナッツ。

 

私はなみなみワインの赤。

 

表面張力でピタッと止まり、一滴もこぼさずに注ぐ技術が素晴らしい。

 

ちぃさんはハイボール。

私はグラスを持てないので、ちぃさんがグラスをコチンと合わせてくれて乾杯。

 

スペイン、カスティーリャ=ラ・マンチャのボデガス・ロス・マルコスが造る、アロマ・エスパニョール、シラー。

 

お腹はいっぱいなのだが、一人一品料理を頼まなければならない。

出来るだけお腹に堪えない、料理を選ぶ。

プロヴァンス風オリーブマリネ。

 

フライドポテト、アンチョビマヨネーズ。

あれ、これはお腹に堪える。

 

アンチョビマヨネーズとトマトケチャップ。

 

サクッと飲んで食べると席を立ち、歌舞伎座に向かうことにする。

ちぃさんと過ごす、東銀座の楽しい午後は続きます。

 

 

 

 

 

 

昨年10月のこと、東銀座でちぃさんと待ち合わせ。

 

私は早めに歌舞伎座に行き、購入しておいたチケットを発券。

発券機はここ、木挽町広場の隅にある。

 

今日は雨。

ちぃさんと合流して向かったのは、人気のスパニッシュ・レストラン。

 

歌舞伎鑑賞の前に『スペインクラブ銀座』で食事をするのは三回連続。

すっかりお気に入りの店となっている。

 

平日の13時というランチには遅めの時間だが、満席なので店内の撮影は控える。

新しく就任された店長の鈴木さんがカヴァを注いでくれる。

 

抜栓したボトルは、スペイン、カタルーニャ州、ペネデスのソレル・ホーヴが造る、カヴァ、ニトゥス、ブリュット。

 

ちぃさんと乾杯。

爽やかなシトラスの香り、綺麗な果実味と酸を持つブリュット。

ぶどうは、パレリャーダ、チェレッロ、マカベオ。

 

前菜は4種盛り。

 

原木から切り出したばかりの、48ヶ月熟成イベリコ・ベジョータ。

脂が甘くて美味い。

 

カタルーニャ州の白カビサラミ、フエ。

カリッと揚げられたアーモンドも美味い。

 

ラ・マンチャ地方の羊乳チーズ、ケソ・マンチェゴ。

こんな削り方をしているので、スイスのテット・ド・モワンヌかと思ってしまった。

添えられているのは、花梨のゼリー。

 

タコのポテサラ。

中にタコがたっぷり入っている。

掛けられているのはアイオリソース。

 

この前菜だけでカヴァが進み、これが最後の一杯となってしまった。

 

前菜の次はスープ。

 

卵とベーコンのスープ。

ほっとする美味しさ。

 

スペインのパン、パン・デ・バラも届く。

見た目はバゲットに似ているが、バゲットよりも柔らかい。

 

カヴァの1本目を飲み干すと、2本目を抜栓。

 

ミュズレが綺麗だ。

これもコレクションに加えておこう。

グラスは、シェフ&ソムリエ。

フランス製の、国際ソムリエ協会オフィシャルパートナーグラスだ。

 

メイン料理は、イベリコ豚肩ロースのソテー、シェリーヴィネガーとオニオンのソース。

 

イベリコ豚は旨味が強く、シェリーヴィネガーとオニオンのソースが良く合って美味い。

 

〆はパエリア。

 

これはパエリア専用のフォーク。

パエリアの本場、バレンシア製のクルス・デ・マルタ、パエリアフォークだ。

 

パエリアの量が今までより多く、海老もたっぷり。

ここのパエリアはべたべたしていない好きなタイプ。

 

そして二本目のカヴァもこれが最後の一杯となってしまった。

ちぃさんと過ごす、銀座の楽しい午後は続きます。

 

 

 

 

 

 

昨年10月初めのこと、彼女と過ごす楽しいホーチミン旅の続き。

最終日の六日目、『クアン・ミン・カイ』でバン・カン・クア(蟹麺)を美味しく味わった後は、Grabの車を呼び、次の目的地に向かう。

 

向かったのは、「ヴィンコム・センター」。

 

中央が吹き抜けになった、大型のショッピングモールだ。

 

ここにもチョコレートの「マルゥ」のショップ。

 

目的の場所は、地下3階にある「ウィンマート」。

 

スーパーマーケットに来ると、どうしてもフルーツ売り場を見に行ってしまう。

左の大きな緑の柑橘は、AN's spaで出されたポメロ、日本ではザボン。

 

ここには香辛料や調味料が揃っている。

 

彼女は、ベトナム醤油、サーテー、ニョクマムと次々と買い物かごに入れていく。

 

私もここでニョクマムを選ぶ。

 

そしてフルーツフレーバーの塩も。

実は家で使っているハーブ塩はベトナム産。

同じメーカーの塩があったので、数種類を購入。

 

ここの買い物かごはヨーロッパによくあるタイプの、かご自体に車輪がついていて取っ手が伸びて引っ張るもの。

 

買い物を済ませると、『コン・カフェ』でひと休み。

 

タンディン教会前の『コン・カフェ』は現金のみだったが、ここはショッピングセンター内の店なので、クレカが使えた。

実は現金は既に使い果たし、持ち合わせが無いのだ。

 

〆の飲み物は、ココナッツコーヒー。

これがすっかりお気に入りとなってしまった。

 

カップの反対側の国旗を見ると、ここがベトナム社会主義共和国であることを再認識する。

 

この冷たいスムージーがとても美味い。

 

小一時間休んだあとは、洋服などを見て歩く。

店舗が大規模で、見て歩くだけで疲れてしまう。

 

吹き抜けの一番地下に、素敵なカフェを見付けた。

 

お店の名前は、「ルナム・ブティック」。

 

ソファー席は満席で、皆さん寛いでお話をしている。

撮影は控えたが、私たちのテーブルの周りでは数組の中年の男女が横並びで座り、肩を寄せ合ったり手を握り合ったり、ラブラブムード。

 

席から上を見上げると、トンボの翅の上は吹き抜けで遥か高いところにマスコット人形が吊り下げられている。

 

メニューを見てここの客の平均年齢が高い理由が分かった。

飲み物一杯の値段が、「コンカフェ」などに比べると2倍以上するのだ。

その分、座席はソファータイプでゆったりと配置され、雰囲気も良い。

 

彼女が注文した飲み物は、ベリー ピンク・ガヴァ ティー。

冷凍された果物がたっぷり入っているので、ゆっくり飲んでいても温まらない。

価格は税サ込みで、141,750VND(約851円)。

高級店と言っても、この価格でまったりできるのは嬉しい。

 

そして、シュークリーム・ミニ。

価格は、39,690VND(約238円)。

 

私の飲み物は、タマリンド ティー。

価格は、141,750VND(約851円)。

 

こちらにも冷凍フルーツがたっぷり。

 

お洒落と言えばお洒落だが、このカップは100円ショップで販売されているような代物。

 

気が付くと、ほとんど満席だった店内に残る客は私たちだけとなっていた。

帰国便は22時45分の出発なので、ホテルを19時に出発すればよい。

そこで、ここで1時間半のんびり話しながら過ごしていた。

 

Grabの車でホテルに戻ると、新しく買ったお土産をスーツケースに詰め、再びGrabの車でタンソンニャット国際空港に向かう。

 

この時間、出国者で空港は大混雑。

空港に着いてから出国審査を終えるまで、40分余り掛かってしまった。

 

無事、ラウンジに到着。

ほぼ満席だったが、何とかテーブルを確保。

 

民族衣装の展示が美しい。

 

深夜便なので夕食は出ない。

(羽田空港到着前に朝食が出されます。)

そこでラウンジで腹ごしらえ。

 

何だか茶系の食事となってしまった。

 

ワインは白ワイン、赤ワインが2種類ずつ。

赤は常温だったので、良く冷えた白を飲むことにする。

チリ、セントラル・ヴァレーのドラリ・クラシック、ソーヴィニヨン・ブラン。

 

同じくチリ、コルチャグア・ヴァレーのサン・マリノ、ソーヴィニヨン・ブラン、2022年。

白が2種類ともチリ産なのに、シャルドネではなくソーヴィニヨン・ブランなのが面白い。

 

炭水化物の〆は、フォー。

ベトナム最後のフォーが美味い。

 

食後の果物は、パッションフルーツ、モンキーバナナ、タンジェリン。

 

搭乗前にナイトキャップ。

 

バランタインをオンザロックスで。

お供は、パッションフルーツ。

 

搭乗時間となったので、ゲートに移動することとする。

羽田空港到着は、明日の早朝。

長々と続いた旅行記は、これにて終了。

彼女と過ごす、ホーチミンシティの楽しい旅でした。