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ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

昨年9月末のこと、彼女と過ごす楽しいホーチミンシティ旅行の続き。

 

中央郵便局からGrabの車で向かったのは、タンディン教会。

 

1876年に完成したゴシック建築の美しい教会。

 

奥行きは結構広い。

中庭には、手を広げたキリスト像。

 

正面側、ハイバーチュン通り側には、聖母マリア像。

 

建物もピンク色なら、咲いている花もピンク色。

 

タンディン教会を出ると、次の目的地に移動。

ハイバーチュン通りは交通量が多いので、渡るときは要注意。

人が歩いていても、車も二輪車も止まってくれない。

一番安全なのは、地元の人が渡るときに一緒にくっついて行くこと。

 

行きたかったお店は、タンディン教会の斜め向かい側にある、『コンカフェ』。

 

一階で飲み物を購入。

ここは現金のみ。

ココナッツコーヒーを二杯購入し、130,000VND(約780円)。

私は記事に価格は一切記載しないのだが、今後ホーチミンシティ旅行に行かれる方のために参考までに記すことにする。

 

彼女は上の階にテーブル確保に行き、私はここで出来上がりを待つ。

 

スタッフが手際よく次々と注文をこなしていく。

ミキサーがうなりをあげているのは、私たちの飲み物。

 

ココナッツコーヒーの出来上がり。

『コンカフェ』のココナッツコーヒーはとても美味い。

 

このお盆を持ってこの階段を三階まで上るのは注意を要する。

 

ここに来た目的は、三階のテラスからのこの眺め。

 

しばし眺望を楽しむ。

 

『コンカフェ』を出て次に向かったのは、「タンディン市場」。

 

入り口近くは、布屋さん。

ありとあらゆるデザインの布地が並ぶ。

ノースカロライナのまちこさんがここに来ると、いっぱい買いたくなるのではと思う。

 

隣の列は靴屋さん。

靴の展示方法がダイナミック。

 

ここは豆屋さん。

もっと奥が深そうだが、ここには明日も来ることになっているので今日は待ち合わせ場所の確認にとどめ、次の場所に移動。

 

Grabの車を呼んで向かったのは、「コープマート」。

彼女は二日目にしてもうお土産を買いたいというので、ここに案内。

 

彼女がお土産を選んでいる間に、私は果物売り場を見に行く。

 

美味しそうな南洋のフルーツがいっぱい。

買いたいが、日本に持って帰ることはできない。

 

仕方がないので、ベトナムのビールでも買うことにしよう。

彼女と過ごす、ホーチミンシティの楽しい旅は続きます。

 

 

 

 

 

 

昨年9月末のこと、彼女と過ごす楽しいホーチミンシティ旅行の続き。

二日目の朝、と言っても一日目は夜中に到着して寝ただけ。

 

エレベーターホールには和風の小さな石庭。

水盤からは水がちょろちょろと流れ出している。

 

朝食レストランにも石庭。

朝食は06時30分から10時まで。

昨夜は深夜に床に就いたので、ゆっくり起床して09時に朝食を食べに来た。

 

まずは料理や飲み物を見て歩く。

フレッシュジュースは2種。

 

フルーツは4種。

 

ヨーグルト、スイーツ、ジャム類。

 

生野菜、ドレッシング、チーズ、ハム。

 

温かい料理も数種類。

その奥にはオムレツやフォーを作ってくれるカウンター。

 

五つ星ホテルには較べようもないが、朝食には充分な品揃え。

今朝は食欲が無いので、フルーツだけ。

スイカ、パッションフルーツ、ドラゴンフルーツ、そしてヨーグルトとパッションフルーツジュース。

 

彼女が、生春巻きもあったと言って持ってきてくれた。

 

食欲が無いと言いながら、フォーも食べたくなった。

 

薬味も色々揃っているのが楽しい。

 

野菜たっぷりのフォー。

 

麺は、中太の米麺。

スープが美味い。

食欲は無くても、フォーは別腹。

 

食後は、再び大好きなパッションフルーツ。

そしてコーヒー。

 

食後は腹ごなしに、少し暑いが街歩き。

 

統一会堂の庭の緑が美しい。

 

サイゴン大教会、正式名、聖母マリア教会前の広場に至る。

私はホーチミンシティ内の主要観光施設は過去に見学済だが、ホーチミンシティが初めての彼女に観光案内。

 

サイゴン大教会は残念ながら改修工事中。

手前は、聖母マリア像。

 

向かったのは、中央郵便局。

 

19世紀末、フランス統治時代に建設された建物は美しく維持管理されている。

 

現在も郵便局として使われているが、お土産物屋さんが広い面積を占めている。

「YouTubeで見たけど、ここで絵葉書と切手を買って日本に送るのが人気なんだって。誰かに送らないの」と彼女。

「君と一緒にここに来てるから、送る相手が日本に居ない」と私。

返ってきた彼女の微笑みが眩しい。

 

左右のウイングにもお土産物屋さん。

 

中央郵便局を出てサイゴン大教会の横に出ると、Grabの車を呼び次の目的地に向かうことにする。

彼女と過ごす、楽しいホーチミンシティの旅は続きます。

 

 

 

 

 

 

昨年9月末のこと、彼女と羽田空港第3ターミナルで待ち合わせ。

コロナで海外渡航を控えていたため、今回は久し振りの海外旅行。

現役時代は海外関連の仕事も多かったこともあり、海外渡航回数は公私合わせて620回を超えている。

飛行機に乗ることも好きで、40~50歳代の頃は年間のフライト数が120~130回程度あった。

 

エミグレを通過すると、搭乗前のひと時をラウンジで過ごすことに。

現役時代はファーストクラスラウンジだったのでビジネスクラスラウンジは少し物足りないが、引退した今もラウンジを使わせてくれていることに感謝。

 

夕方のラウンジは多くの搭乗客で混雑。

 

今日は曇り空だが風もなく、順調なフライトとなりそうだ。

 

飲み物をチェック。

 

嬉しいことに、スパークリングワインはヴーヴ・アンバルのクレマン・ド・ブルゴーニュ、グラン・キュヴェ、ブリュット。

ヴーヴ・アンバルは1898年創業のクレマン・ド・ブルゴーニュの元祖と言える、クレマン専業メゾン。

何時も飲んでいるのはヴーヴ・アンバルの上級クラスのミレジムだが、このグラン・キュヴェでも充分に美味い。

 

クレマンのお供は茶色一色。

彼女に、「まず野菜を食べなきゃ」と叱られる。

何時もはべジファーストなのだが、お腹が空いていたのだ。

 

彼女が焼売も美味しいと言って一つくれた。

 

ANAが採用している日本酒の展示。

流石、良い日本酒が選ばれている。

 

見ていると日本酒も飲みたくなった。

愛知県名古屋市の萬乗醸造が醸す、醸し人九平次 純米大吟醸 雄町 ソヴァージュ 2023年。

 

雄町を50%まで磨きこんで醸されている。

 

カレーも食べることに。

ANAのラウンジのカレーは美味しくて好きだ。

mamiさんも記事で書かれていたが、ライスは自動切り出し機でボトッと皿に盛られる。

 

まだ食べている。

 

彼女は豚骨ラーメン。

ラウンジで豚骨ラーメンは匂いが問題になるのではと思うが、このラーメンは豚骨の臭い匂いは全くしない。

 

日が落ち、間もなく搭乗開始時間となった。

 

ラウンジの客もだいぶ減ってきた。

 

6時間の空の旅の始まりだ。

隣の機材はエアフラだが、私たちが搭乗するのはもちろんANA。

 

タンソンニャット国際空港到着は23時過ぎ。

イミグレを終えスーツケースをピックアップすると、Grabの車を呼び、ホテルへ。

 

前回来たときはシェラトンに宿泊したが、今回は急に思い立った旅だったので予約が取れず、友人に教えてもらった「コチン・ゼン・ホテル」を予約。

 

日本から6時間かけて飛んできたのに、和風のテイストのホテルでびっくり。

 

ホテル名の”ゼン”は”禅”のことなのだろうか。

 

深夜にもかかわらず、写真をいっぱい撮ってしまう。

 

ベッドは快適そうだ。

 

クッションの刺繍はピンクの鯉。

髭が長いので鯰のようにも見える。

シャワーを浴び、消灯したのは午前2時。

日本時間だと午前4時。

疲れて眠りに就く。

楽しいホーチミンシティの旅の始まりです。

 

 

 

 

 

 

昨年9月のこと、ちぃさんと丸の内のフレンチ、『ブルディガラ丸の内 ザ・レストラン』で開催された、”イル・ボッロ スペシャル・ディナー会”に参加した素敵な夜の続き。

イル・ボッロはフェラガモが運営する高級リゾート兼ワイナリー。

今夜はその当主、サルヴァトーレ・フェラガモ氏を迎えてのディナー会。

 

六種類目のワインが届く。

アレッサンドロ・ダル・ボッロ、シラー、マグナム、2015年。

フラッグシップ・ワインはイル・ボッロだと思っていたが、その上にとても高価なワインがあることを初めて知った。

 

このエチケットの人物がアレッサンドロ。

15世紀のメディチ家の軍人でトルコとの戦いで活躍し、褒美にイル・ボッロの村を与えられた人物。

 

良いぶどうが収穫された年にマグナムのみ生産される特別なワイン。

生産量は1,500~3,000本のみで、2015年は2,792本がボトリングされている。

ぶどう栽培はビオディナミで、このボトルにもEUのオーガニック認証マークのユーロリーフが付いている。

 

少し紫を帯びた濃いガーネット。

プラムやカシスの香り。

濃厚な果実の凝縮感、強くまろやかなタンニン、スパイスや黒い土のニュアンス。

リッチでヴォリューム感のある素晴らしい出来栄えのシラーだ。

 

古樹のシラーを使い、熟成は大樽で18ヶ月以上、アルコール度数は14.5%と高い。

 

今夜飲んだ六種類のワインのタグを並べてみる。

 

アレッサンドロ・ダル・ボッロについて説明するサルヴァトーレの横でワインを持って立つ根井シェフの姿が微笑ましい。

 

セコンドピアットが届く。

黒毛和牛、八丁味噌、牛蒡。

 

鹿児島県産黒毛和牛のグリル。

八丁味噌と牛蒡と棗のソース、プロシュートとマッシュルームとカプチーノのエスプーマ、栗のピュレ。

 

肉の上には、茗荷のマリネとセルバチコ。

セルバチコはルッコラの一種で辛みが強い。

 

黒毛和牛とアレッサンドロ・ダル・ボッロの組み合わせが最高に美味い。

 

ドルチェは、佐渡黒無花果”ビオレ・ソリエス”。

 

無花果とバニラアイスクリームの組み合わせが美味い。

 

ビオレ・ソリエスと葉っぱのチュイルが同じ形で可愛くシンクロしている。

 

ビオレ・ソリエスはフランス原産の黒い無花果で、栽培が難しく収穫量が少ないことから”黒いダイヤ”と呼ばれている。

(写真は「みな佐渡」からお借りしました。)

 

〆は熱いコーヒー。

 

イル・ボッロの各ワインと根井シェフの料理のマリアージュが素晴らしく、楽しいディナー会だった。

 

サルヴァトーレによる、〆の挨拶。

ワインへの愛情、情熱を感じることができる素晴らしいスピーチだ。

 

根井シェフによる〆の挨拶。

フレンチのシェフがイタリアワインに合わせて料理を組み立てた苦労が垣間見える楽しいお話し。

 

お二人に見送られ、席を立つ。

 

まずはサルヴァトーレと今夜のワインについていろいろと話しを交わす。

イル・ボッロに招待されたので、イタリア訪問を考えなければだが、そのためには円高になってもらいたい。

 

根井シェフとも話しを交わす。

ここには何度も来ているが、シェフは厨房から出てこられないのでお会いするのは初めて。

今夜飲んだ6種類のワインに別れを告げる。

 

コロナ前はいろいろなワインメーカーズ・ディナーに参加し、多くの造り手と話す機会を楽しんでいたが、コロナによりそんな会はほとんど無くなっていた。

久し振りにワインメーカーズ・ディナーの楽しさを味わった、丸の内の素敵な夜でした。

 

 

 

 

 

 

昨年9月のこと、ちぃさんと丸の内のフレンチ、『ブルディガラ丸の内 ザ・レストラン』で開催された、”イル・ボッロ スペシャル・ディナー会”に参加した素敵な夜の続き。

イル・ボッロはフェラガモが運営する高級リゾート兼ワイナリー。

今夜はその当主、サルヴァトーレ・フェラガモ氏を迎えてのディナー会。

 

四種類目のワインは、イル・ボッロ、ボッリジアーノ、2020年。

私のセラーにも1本入っているワインだ。

 

ニューヨーカーやパリジャンと言うのと同じく、ボッリジアーノとはイル・ボッロの人という意味。

 

ぶどう栽培はビオディナミで、このボトルにもEUのオーガニック認証マークのユーロリーフが付いている。

セパージュは、サンジョヴェーゼ70%、カベルネ・ソーヴィニヨン30%。

 

ワインを透過した光がタグを赤く染め美しい。

ラズベリー、ダークチェリーなどの赤系果実の香りにスパイスのヒントが混じる。

凝縮感のある果実味は重過ぎず、柔らかなタンニンと相俟って洗練されたボディを形成している。

 

合わせる第二のアントレは、三河鰻、茄子、五穀米、トリュフ。

皿が届くと、トリュフの香りがふわりとテーブル上に漂う。

 

鰻はマデイラ酒で煮た後に燻製をかけ、更に焼いて焦げ目を付けている。

鰻の横には骨せんべいも。

 

鰻の下には茄子、その下には五穀米のリゾット。

マデイラソースが鰻によく合う。

 

サルヴァトーレ曰く、サンジョヴェーゼは黒トリュフとの相性が良いので、この料理を合わせてくれた根井シェフに感謝とのこと。

 

五種類目のワインはワイナリーの名を冠した、イル・ボッロ、2019年。

このワインも私のセラーに1本入っている。

 

2019年は、まさにグレート・イヤー。

2019VTは『ガンベロロッソ2024』で最高賞トレビッキエリ、『ビベンダ2024』最高賞5グラッポリ、『ヴェロネッリ2024』で最高賞トレステッレ オーロ(3星)、『ドクターワイン2024』で97点、『ジェームズサックリング』で96点を獲得している。

 

ぶどう栽培はビオディナミで、このボトルにもEUのオーガニック認証マークのユーロリーフが付いている。

 

少し紫を帯びた濃厚なガーネット。

熟したプラムやカシスの香り。

強いがまろやかな果実味、優美なタンニン。

力強く洗練されたワインだ。

セパージュは、メルロー50%、カベルネ・ソーヴィニヨン35%、シラー15%。

熟成は、メルローは大樽で、カベルネとシラーは新樽比率50%のバリックで行われている。

 

イル・ボッロもタグの上に美しい光の像を結んでいる。

 

根井シェフが、次の料理の説明をしてくれる。

手に持たれているのは、パスタのキタッラを造る道具。

ここはフレンチなのだが、今夜はイル・ボッロに合わせて、アントレの次はポワソンではなく、プリモピアットとなっている。

シェフによると、今夜は赤ワインが三本続くので料理の組み立てに苦労されたとのこと。

 

楽器のようにも見えるが、この糸にパスタ生地を押し付け、四角い断面のキタッラを作るのだそうだ。

 

仔鳩、長野パープル、キタッラ。

フランス産の仔鳩の全ての部位が使われている。

長野パープルは長野県で栽培されているぶどう品種。

 

キタッラの上には胸肉のロースト。

 

四角いキタッラはもちもち、仔鳩の色々な部位の肉がたっぷり入っていて頗る美味。

 

プリモピアットとイル・ボッロの組み合わせが素晴らしい。

サルヴァトーレにも根井シェフにも感謝の夜だ。

ちぃさんと過ごす、丸の内の素敵な夜は続きます。

 

 

 

 

 

 

昨年9月のこと、ちぃさんと丸の内のフレンチ、『ブルディガラ丸の内 ザ・レストラン』で開催された、”イル・ボッロ スペシャル・ディナー会”に参加した素敵な夜の続き。

イル・ボッロはフェラガモが運営する高級リゾート兼ワイナリー。

今夜はその当主、サルヴァトーレ・フェラガモ氏を迎えてのディナー会。

 

二種類目のワインは、イル・ボッロ、ラメッレ、シャルドネ、2022年。

イル・ボッロで唯一の白ワイン。

 

サルヴァトーレによると、イル・ボッロのぶどう畑は山から谷に広がり、それぞれのテロワールに最適なぶどうが栽培されているとのこと。

湖が隆起してできた土壌なので土中に貝殻が多く含まれ、ミネラルが豊富なのだそうだ。

そこで、エチケットの絵も貝殻。

 

セパージュは、シャルドネ100%。

シャルドネの畑は標高500mの冷涼な場所にある。

ぶどう栽培はビオディナミで、バックラベルにはEUのオーガニック認証マークのユーロリーフが付いている。

 

ワイングラスには、ワインの名前が書かれたタグ。

 

フェラガモ・ファミリーが運営する高級リゾート兼ワイナリーのイル・ボッロ村の最高責任者、サルヴァトーレ・フェラガモ氏によるご挨拶。

 

続いて、根井隆行シェフによる料理の説明。

今夜はイタリアのワインとのペアリング・ディナー。

ここはフレンチだがイタリアンも取り入れ、それぞれのワインの特性に合う料理の組み立てに努力されたとのこと。

 

サルヴァトーレ・フェラガモ氏の発声で乾杯。

私たちのテーブルはお二人の真ん前なので、私もお二人と目を合わせて乾杯。

 

そしてちぃさんとも乾杯。

グレープフルーツ、レモン、青リンゴの爽やかな香り。

温度が上がってくると、洋梨や蜜リンゴの香りも現れる。

フレッシュな果実味、豊かなミネラル、強いボディを持つ、上質のシャルドネ。

フレッシュ感を残すため、熟成はステンレスタンク。

サルヴァトーレによると、シャブリのようなシャルドネを目指したとのこと。

 

ラメッレに合わせるアミューズは、毛蟹、豊水梨。


最中の中には、毛蟹、豊水、セロリ、紫蘇、レモン。


続いて、イル・ボッロの紹介。

フェラガモ・ファミリーは、ほとんど廃村となっていた中世の村、イル・ボッロ村を丸ごと購入し、多額の資金と情熱を投入し、高級リゾート兼ワイナリーに再生させた。

サルヴァトーレは三代目の最高責任者。

彼の代になってワイン造りは一層発展している。

ワインへの愛情が湧き出る素晴らしい話しに魅了される。


続くワインは、イル・ボッロ、ボッロ・ローザ、2022年。

このワインを飲むのは初めて。


サルヴァトーレの説明に耳を傾ける。

ぶどうはサンジョヴェーゼ100%。

早摘みした果実を6時間のスキンコンタクトで色付け。

熟成はステンレスタンクでシュール・リーで2ヶ月間。

 

ボッロ・ローザにもユーロリーフ。

 

名前が書かれたタグに、ワインを通して当たる光が美しい。

 

輝きのある琥珀色に近いピンクの色調。

ラズベリーやストロベリーのフレッシュな香り。

果実味を綺麗な酸が包み込み、心地よい余韻を持つ辛口のロゼ。

 

合わせるアントレは、鰹、ベトラブ、熟成黒にんにく。

フランス語のベトラブはビーツのこと。

 

料理の彩とロゼワインがシンクロして美しい。

 

宮城県産の鰹をマリネし、さらに燻製をかけている。

合わせる野菜は、茗荷、ビーツ、その上にパルミジャーノ・レッジャーノ、胡麻のエスプーマ。

 

鰹の厚みが素晴らしい。

ソースは、白が白ネギのソース、赤がビーツのソース。

 

パンが届く。

本店はブーランジュリーだけあり、ブリオッシュタイプのパンが美味い。

ちぃさんと過ごす、丸の内の素敵な夜は続きます。

 

 

 

 

 

 

昨年9月のこと、ちぃさんと丸の内で待ち合わせ。

 

向かったのは、「新丸ビル」。

平日の夕方、多くの人で賑わっている。

 

地階からエレベーターで5階へ。

ここには大好きなフレンチ、『エリックス バイ エリック・トロション』があるが、今夜はここではない。

 

今夜のお店はお隣のここ、木製のシマウマがマスコットだった『メゾン・バルサック』の後継店。

 

『ブルディガラ丸の内 ザ・レストラン』。

 

開店と同時に入店したので、一番乗り。

 

今夜は貸し切り営業で、満席の予約。

 

9月も末となると、日の入りが早くなった。

窓の外には東京駅丸の内駅舎が明るく輝く。

 

今夜も何時ものテーブル。

ここにはそれほど多く来ているわけではないが、何時もこの良いテーブルにしてくれることに感謝。

 

ここのカトラリーは、クチポール。

 

イタリア、トスカーナのイル・ボッロ村の写真が飾られている。

 

イル・ボッロ村はイタリアのファッションブランド、フェラガモが運営する高級リゾート兼ワイナリー。

今夜はイル・ボッロの最高責任者、サルヴァトーレ・フェラガモ氏をお迎えしての、”イル・ボッロ スペシャル・ディナー”。

 

メニューは、”イル・ボッロ”と”ブルディガラ”の名前入り。

 

左側には”イルボッロ”の6種のワイン、右側にはワインに合わせた6品の料理。

 

ディナー会の開始前だが、ソムリエの柄目さんが歓迎のスパークリングワインを注いでくれる。

 

イル・ボッロ、アルパ・ソシル、スプマンテ、メトード・クラッシコ、ブリュット。

 

アルパは楽器のハーブのこと、ソルシはソラシの音階をイメージして付けられた名前。

音楽のように爽やかなワインなのだそうだ。

 

ぶどうはシャルドネ100%のブラン・ド・ブラン、シャンパーニュ方式で造られ、瓶内熟成期間は24ヶ月。

このワインの産地はトスカーナではなく、トレンティーノ・アルト・アディジェ。

 

ちぃさんと乾杯。

熟した洋ナシやアプリコットの香り、果実の凝縮感と活き活きとした酸とミネラル、後味にはブリオッシュのニュアンス。

エレガントなスプマンテだ。

 

グラスにはワインの名前を記したタグが付けられている。

 

会が始まる前だが、到着したサルヴァトーレ・フェラガモ氏がテーブルに挨拶に来てくれた。

「私のセラーには何時もイル・ボッロのワインが入っていますよ。今もボッリジアーノとイル・ボッロがあります」とお話しすると、とても喜んでくれ、一緒に記念撮影。

ちぃさんと過ごす、丸の内の素敵な夜は続きます。

 

 

 

 

 

 

昨年9月のある休日、新大久保の韓国料理店、『ドゥンチョン』を出て一行が向かったのは、新宿。

今夜のメンバーは、Daisyさん、mamiさん、みんみんさん、そして私。

 

二次会のお店は、『ケントス新宿』。

 

店内は満席の賑わい。

 

『ケントス』は銀座と六本木には行ったことがあるが、新宿は初めて。

 

みんみんさんが予約してくれたテーブルは、ステージの真ん前。

 

早速ワインで乾杯。

 

カリフォルニアのロバート・モンダヴィ、ツイン・オークス、シャルドネ。

 

コースターがレコードのデザイン。

じっと見ていると目が回るのは、酔った証拠。

 

お腹はいっぱいいっぱいなので、ワインのお供はポテトフライのみ注文。

 

既に充分に飲んできているので、ステージが始まる前からハイテンション。

みんみんさん、Daisyさんと一緒に。

 

続いて、Daisyさんとmamiさんと。

何だか写真を撮りまくっている。

 

いよいよ演奏が始まる。

今夜のバンドは、HI-JACK。

 

ヴォーカルは、Millyさん。

 

もう一人のヴォーカルは、左のIVANさん。

 

演奏が終盤になると歌はハッピーバースデイに切り替わり、私の名前が呼ばれ、グラスを掲げて応じる。

 

そしてテーブルにはハピバプレートが。

お店の方が私たち4人の記念写真を撮影してくれる。

 

次に名前が呼ばれたのは、こちらのお二人。

ご結婚50周年なのだそうだ。

奥様は欧米系の方で、このあと奥様と「50周年おめでとうございます」、「お誕生日おめでとうございます」と挨拶を交わす。

 

Millyさんがテーブルに来てくれた。

 

私の顔は恥ずかしいくらいににやけている。

 

Millyさんと一緒に記念撮影。

 

そして今度は泡で乾杯。

 

チリ、セントラル・ヴァレーでアルパカが造る、サンタ・ヘレナ、アルパカ、スパークリング、ブリュット。

ぶどうはシャルドネ主体。

 

次のステージが始まる。

 

HI-JACKの演奏もIVANさんの歌もヒートアップ。

 

IVANさんのお誕生日のお祝いも。

 

そして私たちもダンシング・ナイト。

 

いっぱい食べて飲んでも、これだけ踊れば健康的。

 

ここでお店からプレゼントが。

四人の集合写真を入れたフォトスタンドとケントス特製手帳。

 

夜も更け、帰途に就く。

この時間になっても店内は満席で熱気に溢れている。

 

友人たちと過ごす、新大久保と新宿の楽しく弾けた夜でした。

 

これが四人の集合写真のフォトスタンド。

バンドとヴォーカルの皆さんもちゃんとカメラ目線で加わってくれているのが嬉しい。

誕生日の良い記念となりました。

 

 

Daisyさんの記事はこちら。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

昨年9月のある休日、友人たちと新大久保の韓国料理店、『ドゥンチョン』で過ごす楽しい夜の続き。

今夜のメンバーは、Daisyさん、mamiさん、みんみんさん、そして私。

 

カンジャンケジャンとヤンニョムケジャンの次は、チヂミ。

盛り付けが面白い。

道化師の衣装を連想してしまった。

 

チャプチェはみんな大好き。

韓国では元々はお祝い料理。

素材をそれぞれ別に調理してから和えるので、結構手間が掛かる。

 

私が四人に取り分け。

 

センマッコリとチャミシルを追加。

センマッコリは三本目、焼酎は二本目。

 

鉄板サムギョプサル。

 

お供はごま油と味噌。

 

熱々のケランチムが届く。

韓国で食べるケランチムよりも卵の配合比率が高い。

 

これは各自好きなだけ自分で皿に取る。

 

みんみんさんとmamiさんが卓上にあるこのホットソースが辛くて美味しいというので、私も試すことに。

一口目は甘みを感じそれほど辛くない。

ところが、少し間をおいてめちゃくちゃ辛くなり、口の中が大火事に。

チューブをよく見ると、ハングルで”ワンダー・マーラー”と書かれている。

 

〆は韓国のしゃぶしゃぶとカルククス。

 

薄切りの冷凍肉が届く。

まさに韓国しゃぶしゃぶの肉だ。

 

韓国では店のアジュマが野菜も肉も一度に鍋に入れ、煮えたら丼にがばっと全て掬い入れ、各自に配って終了。

食事はあっという間に終わってしまう。

 

でもここは日本、肉を一枚ずつしゃぶしゃぶし、食べることにする。

このたれが美味い。

 

ご飯は各自に一膳。

カルククスの量があまりに多いので、半分に減らしてもらう。

 

お腹はいっぱいでもカルククスが美味いので食べてしまう。

 

mamiさんはカンジャンケジャンの蟹の甲羅にご飯を入れて、蟹味噌を混ぜ合わせて食べている。

これが美味いのだ。

 

〆の乾杯。

四人だが、何故かグラスは五個。

 

私の〆は生ビール。


今夜の『ドゥンチョン』の料理も美味しく、皆さん大満足。

 

満腹の四人は歩いて次のお店へ移動。

新宿までは僅かの距離。

 

二次会のお店はこのビルの中。

友人たちと過ごす、休日の楽しい夜は続きます。

 

Daisyさんの記事はこちら。

 

 

 

 

 

昨年9月のある休日、友人たちと新大久保で待ち合わせ。

 

新大久保駅の改札口は今日も大混雑。

 

メンバーが揃い、つつじ通りを新宿方向に進む。

前方に聳え立つのは、東急歌舞伎町タワー。

 

予約しているお店は、韓国料理の『ドゥンチョン』。

ここは、韓国しゃぶしゃぶ、カルククス、カンジャンケジャンで人気のお店。

 

テーブルには四人分のバンチャン。

 

三人は下の皿の盛り合わせだが、お一人だけ上の皿のように内容が違っている。

何故だろうと四人で推理。

 

飲み物は、生ビールを三つとセンマッコリをボトルで注文。

新大久保の老舗韓国料理店の店主に教えてもらった飲み方を皆さんに披露し、まずは上澄みの部分だけを味見。

 

次に「今夜も楽しく飲みましょう」と、乾杯。

今夜のメンバーは、Daisyさん、mamiさん、みんみんさん、そして私。

 

ビールグラスには、しゃぶしゃぶの絵。

 

みんみんさんは最初からセンマッコリ。

二杯目はボトルをよく振ってから器に注ぐ。

 

Daisyさんもmamiさんもテンション高し。

 

みんみんさんも私も飲む気満々。

 

サラダが届く。

 

別添えのドレッシングをかけ、混ぜ合わせる。

 

取り分けは私の仕事。

 

野菜が新鮮で美味しく、べジファーストが嬉しい。

 

ここの名物が届く。

今夜はこれを食べに来たと言っても過言ではない。

 

カンジャンケジャン。

 

新鮮なカンジャンケジャンは身が甘く、美味い。

 

ヤンニョムケジャン。

 

何時もカンジャンケジャンばかり食べているので、ヤンニョムケジャンを食べるのは久し振り。

これも美味い。

 

飲み物を追加。

センマッコリは二本目、チャミシルは一本目。

 

焼酎は最初はストレートで。

以降は、アルコール度数が低いセンマッコリに焼酎を加え、フォーティファイドして味わう。

おや、Daisyさんはカンジャンケジャン用の手袋をしたまま乾杯。

友人たちと新大久保の韓国料理店で過ごす楽しい夜は続きます。