映画鑑賞前のランチはガッツリ肉料理、バルバッコア・クラシコ、丸の内 | ワインは素敵な恋の道しるべ

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白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

今回は映画鑑賞記。

上映終了後何ヶ月も経ってからの記事では話題性が無いので、今夜も時系列を飛び越えてアップすることに。

5月末のこと、彼女と丸の内のお店でランチの約束。

 

場所は、「新丸ビル」。

地下のエントランスは割と普通。

 

でもビルの中は重厚さがある。

 

レストランの開店時間は11時。

今日はランチの後に映画を観る予定なので11時に予約しているが、レストラン階に昇るエレベーターは10時50分頃になるまで動かない。

動き始めた最初のエレベーターに乗ったので、レストラン階には客は誰一人としていない。

 

何時も賑わっている『エリックス バイ エリック・トロション』も無人。

 

そして『ブルディガラ』も静まり返っている。

 

予約しているお店は、シュラスコの『バルバッコア・クラシコ』。

11時少し前に彼女も到着。

 

11時になり、入店。

客がどんどん入ってくるので、今のうちに無人のサラダバーを撮影。

 

撮影しながら今日の品揃えをチェックし、何を皿に取るか考える。

私の後ろでは彼女が手に皿を持って既に臨戦態勢。

 

フェジョアーダもカレーも美味しそうだが、肉だけでお腹がいっぱいになってしまうので一度も食べたことが無い。

 

デザートは必ず食べなければだ。

 

彼女の皿は、葉物野菜中心。

 

私の皿には葉物は全く無い。

量を控えたつもりだが、結構なヴォリュームとなってしまった。

 

何時も必ず食べるのは、パルミット、ビーツ、パルミジャーノ・レッジャーノ。

最近はチーズの価格も高くなり、グラナ・パダーノやラスパドゥーラを使う店が増えたが、ここは今もパルミジャーノ・レッジャーノなのが嬉しい。

 

ここで問題発生。

プレミアム・ワインのコースを予約していたつもりだったが、このコースは今は既になく、普通のワインのフリーフローに代っていた。

H.P.の説明をよく見なかった私が悪いのだが、価格がプレミアム・コースと同じだったので何の疑いも持たなかったのだ。

これはステルス値上げともいえるが、昨今のワイン価格の高騰を考えると仕方がない。

一方で、平日のランチに限り、二時間の時間制限が無くなっているのは嬉しい。

でも今日はこの後に予定があるので、二時間そこそこで店を出なければならないのは残念。

 

カリフォルニアのスリー・ブロックスが造る、シャルドネ。

スリー・ブロックスは最新技術を駆使し、コスパに優れたワインを生産している造り手。

 

カリフォルニアらしい、トロピカルフルーツやパイナップルの香り。

豊かな果実味を綺麗な酸が引き締め、後味にはブリオッシュのニュアンス。

セパージュは、シャルドネ75%、トンプソン・シードレス(サルタナ)21%、マスカット4%。

 

そろそろ肉も食べ始めることにする。

ランチはディナーに較べると肉の種類が少ないが、ピッカーニャ(イチボ)やフラウジィニア(カイノミ)やアルカトラ(ランプ)など、好きな部位は揃っているので問題ない。

 

テーブル上のメダルは赤。

 

これを裏返して緑にすると肉が届き始める。

 

ポンデケージョが届く。

ブラジル、ミナス・ジェライス州のチーズパンだ。

 

モーリョも届く。

醤油のモーリョと野菜のモーリョ。

 

塩胡椒も出してもらう。

 

ナイフは、ブラジルのカトラリーメーカー、トラモンティ。

”バルバッコア”の名前入りだ。

 

ソーセージと鶏肉はパスし、大好きなピッカーニャ(イチボ)を食べることに。

 

このブラジル人のおじさんはバルバッコアで20年余り務めた大ベテラン。

既に引退しているが、今日は応援で来てくれたのだそうだ。

 

この焼き色が食欲を誘う。

サラダバーにあるニンニクチップを添えて食べる。

彼女と過ごす、丸の内の楽しいランチは続きます。