昨年10月のこと、ちぃさんと東銀座で過ごす楽しい午後の続き。
今日は歌舞伎座で「錦秋十月大歌舞伎」の夜の部を鑑賞。
開場まで少し時間があったので、地下の「木挽町広場」を見て歩く。
今日も多くの客で賑わっているが、何故か外国人客が少ないのが珍しい。
続いては、一階の「お土産処木挽町」へ。
スヌーピーグッズは茶目子さんが喜びそうだ。
開演時間が近づき、入場。
平日の夕方だが、ほぼ満席。
鑑賞するのは「錦秋十月大歌舞伎」の夜の部。
演目は、「婦系図(おんなけいず)」と、「源氏物語 六条の御息所の巻」。
今夜はこのお二人が出演されるので、観に来た。
片岡仁左衛門さん(右)と坂東玉三郎さん(左)の息の合った演技は何時観ても素晴らしい。
”婦系図”は泉鏡花の代表作。
映画化もされていて、映画「湯島の白梅」のお蔦役は山本富士子、主税役は鶴田浩二だった。
「湯島通れば思い出す・・・」という小畑実の歌、「湯島の白梅」も有名。
早瀬主税:片岡仁左衛門(左)、柏家小芳:中村萬壽(中)、酒井俊蔵:坂東彌十郎
(写真はイープラスアプリからお借りしました。)
お蔦:坂東玉三郎(左)、早瀬主税:片岡仁左衛門(右)
(写真はYahooニュースからお借りしました。)
早瀬主税:片岡仁左衛門(左)、お蔦:坂東玉三郎(右)
(写真はイープラスアプリからお借りしました。)
やはりお二人の演技は素晴らしい。
涙の内に幕が引かれる。
「婦系図」が終われば、長い休憩時間。
ここで夕食をとる人も多いが、私たちは既に食事済み。
私はバッグから、キンキンに冷えたスパークリングワインを取り出す。
ロワール、ペイ・ナントのファミーユ・リューボーが造る、メトード・トラディショネル、1816、ロゼ。
エノテカで購入したワインに外れは無い。
二人で乾杯。
グラスも持参。
美しいサーモンピンク、ラズベリーやストロベリーの赤いベリー系の香り。
ピノ・ノワール由来のしっかりした果実味とシュール・リー由来の複雑なストラクチャーを持ち、綺麗な酸がボディを引き締めている。
ぶどうはピノ・ノワール100%、瓶内熟成期間は18ヶ月。
ちぃさんがおつまみをいっぱい持ってきてくれたので、美味しくいただく。
残念なことに、おつまみは撮影忘れ。
歌舞伎鑑賞の前に『スペインクラブ』でカヴァを3本近く飲み、『俺のフレンチ』でなみなみワインも飲んできているが、場所が変わればこの1本も美味しく飲み干してしまう。
第二部は、「源氏物語 六条の御息所の巻」。
坂東玉三郎と市川染五郎の共演。
どろどろとした愛憎の物語だが、ここは舞台の美しさを楽しむこととする。
六条御息所:坂東玉三郎(左)、光源氏:市川染五郎(右)
(写真はイープラスアプリからお借りしました。)
光源氏:市川染五郎(左)、六条御息所:坂東玉三郎(右)
(写真はイープラスアプリからお借りしました。)
今回の歌舞伎鑑賞も楽しかった。
私たちは荷物整理にちょっと時間を要したが、それにしても満席だったのにあっという間に人が居なくなってしまった。
正面玄関から歌舞伎座を後にする。
外はまだ霧雨が降っている。
ちぃさんと過ごす、東銀座での楽しい夜でした。