昨年10月のある休日、友人たちと過ごす楽しい鎌倉散策の続き。
メンバーは、しづちゃん、naonaoさん、mayuさん、そして私。
日本ワインのお店、『じゃん』でアペロを楽しんだあとは、本会のお店に向かう。
小町通りは肩がぶつかるほどではないが、結構な人出。
その多くが訪日外国人だ。
小町通りをどんどん進み、「まめや」の角を曲がる。
mayuさんが予約してくれたお店は、2024年8月8日に開業したばかりの新しいイタリアン。
『グレープリパブリック ヴィネリア・サローネ』は、山形県南陽市のワイナリー、「グレープリパブリック」とイタリアン・レストランを展開する「サローネ・グループ」の共同プロジェクト。
店内に歩を進めると、左側にはワインセラー、右側にはワインバーのカウンター、正面の大きな黒板には今日のグラスワインのメニュー。
ワインセラーには色鮮やかなエチケットのボトルが並ぶ。
これは全て「グレープリパブリック」の製品。
ぶどう栽培はオーガニック、補糖、補酸は行わず、酸化防止剤も使わず、発酵は自然酵母。
醸造にはアンフォラを使用。
到着した時間が早かったので先客は僅かだったが、30分後には満席となった。
ここが私たちのテーブル。
ポルトガルの皿が素敵。
カトラリーもポルトガルのクチポールかと思ったが、柄のデザイン、太さが違う。
よく見ると、ポルトガルのベロ・イノックスだ。
今夜はグレープリパブリックのワインのフリーフロー。
さっそく四人で乾杯。
最初のグラスは、オレンジワイン。
グレープリパブリック、セリエ・エッレ、アンブラート、2022年。
ぶどうはセイベルとデラウエアの混醸。
熟成はステンレスタンク。
アルコール度数は10.5%と低い。
バックラベルの下部には、アドバイザーを務めるニュージーランドのアレックス・クレイグヘッドの名前も入っている。
”ambrato”はイタリア語で”琥珀”。
確かにオレンジというより琥珀色。
微発泡を感じる、フレッシュなワイン。
トマトと自家製酵母パンのクロスティーニ。
酵母パンにストラッキーノチーズを塗り、ホワイトバルサミコでマリネしたフルーツトマトが乗せられている。
香り付けは、エシャロットとオレガノ。
続くワインは、グレープリパブリック、セリエ・エッレ、ビアンコ、2022年。
ぶどうは、デラウエア60%、セイベル20%、ナイアガラ20%。
アルコール度数は10%。
香味野菜と真鯛のカルパッチョ。
香味野菜は、茗荷、セロリ、長ネギ、そして香味野菜の上に散らされているのは紫蘇スプラウト、ディル、オレンジ。
隠し味でコラトゥーラ(イタリアの魚醬)が使われている。
二皿ずつ届くので、私はnaonaoさんとシェアー。
二人の皿に取り分け。
オレンジ、白の次は、ロゼ。
グレープリパブリック、セリエ・エッレ、ロザート、2020年。
ロザートは他のワインよりヴィンテージが2年古い。
ぶどうは、スチューベン50%、ナイアガラ50%。
アルコール度数は10%。
友人たちと過ごす、鎌倉の楽しい夜は続きます。