人気のイタリアンに初訪問、ピアッティ・カステリーナ、神楽坂 2 | ワインは素敵な恋の道しるべ

ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

昨年10月のこと、彼女と神楽坂の人気のイタリアン、『ピアッティ・カステリーナ』で過ごす楽しい午後の続き。

 

プロセッコを飲み干すと、白ワインを抜栓。

赤にするか白にするか迷ったが、料理に合わせ、ドライな白を選択。

 

イタリア、ピエモンテ州のニーノ・コスタが造る、ロエロ・アルネイス、サルン、2021年。

ニーノ・コスタはピエモンテ、ロエロ地区で三代続く、評価の高い家族経営のワイナリー。

 

サルンはニーノ・コスタが誇る単一畑。

このワインはガンベロロッソの最高賞、トレビッキエリを5年連続で受賞している。

豊かな果実味を綺麗な酸と豊富なミネラルが包み込み、奥行きのあるストラクチャーを形作っている。

確かに素晴らしいアルネイスだ。

 

プリモピアット、本日の手打ちパスタが届く。

 

静岡県産生シラスのアーリオ・オーリオ。

たっぷり振りかけられているのは、イタリア産カラスミのパウダー。

 

生シラスもたっぷりで手打ちパスタは腰が強く美味い。

 

セコンドピアットは、合鴨のロースト、バルサミコソース。

 

この合鴨、マグレ鴨に勝るとも劣らない大きさ。

赤みが残る火入れが素晴らしい。

 

皮はパリッと焼かれ、身はジューシーで柔らかい。

 

付け合わせの野菜の彩りが美しい。

緑のズッキーニ、黄色のズッキーニ、白い蕪の三色。

 

イタリアンだが、肉料理用に出されたのはラギオール。

 

普通はセコンドピアットで終わるのだが、ここでは最後に再びパスタが出される。

トマトソースのスパゲッティは量を選べる。

 

基本は、プリモピアットと同じ40g。

でも彼女も私も60gでお願いする。

とてもリッチなトマトソース。

バジルとオリーブオイルの香りが心地よく、素晴らしく美味い。

でも、もうお腹はいっぱい。

ちょっと量が多すぎた。

 

ドルチェは、巨峰とヨーグルトのジェラート。

 

生の巨峰と巨峰のゼリー、ジェラートの上にはカモミールのチュイル。

 

〆は熱くて濃いコーヒー。

 

使わないが、黒糖とミルクも届く。

 

マネジャーでソムリエの上野さんとワインの話で盛り上がる。

すると、「これはお好きだと思うので飲んでみてください」と白ワインをグラスに注いで持ってきてくれた。

プーリア州のカンティーナ・サン・マルツァーノが造る、エッダ、2022年。

エッダとは彼女という意味。

 

ハーブの清涼な香り、濃厚な果実味、心地よい樽のニュアンス、太陽と大地の恵みを感じるボディ。

セパージュは、シャルドネ60%、フィアーノ・ミニュトーロ20%、モスカート20%。

熟成は新樽比率100%のフレンチオークの樽で4ヶ月、更に瓶内熟成2ヶ月。

 

満席だった店内に残るのは私たちだけとなってしまった。

上野さんに見送られ、店を後にする。

彼女と過ごす、神楽坂の楽しい午後でした。