こんにちは。
新型コロナウィルスの影響が続いています。
日常生活が変わってしまった。
「これまでの日常生活の喪失」であり、
グリーフケアが必要な状況だと思います。
「何かを失ったときの悲しみ、嘆き」をグリーフと言います。
大人も子どもも、もはや、ほぼ全員がたいへんだと思います。
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たいへんなときでも、「助けてほしい」とは言いにくい。
そう思うことはありませんか?
「弱音を言うのははずかしい」
「人に迷惑をかけてはいけない」
「自分がガマンするしかない」
「自分のことは自分で解決するべき」
でも、その結果、何が起きるか?
「自殺が増える」
「親子無理心中」
「過労で病気になる」
「育児や介護で虐待が起きる」
「ギスギスする」
「余裕がなくなって怒りっぽくなる」
「人間関係がわるくなる」
「お酒やたばこの量が増える」
「食べ過ぎる」
…。
「困っている」「助けてほしい」と言えることは、
命や安全を守ることになります。
「受援力」という言葉があります。
困ったときに他の人に伝えて、サポートしてもらう力のことです。
生きていくときに必要な力の、1つです。
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私自身も、「助けて」と言うのが苦手でした。
「自分のことは自分でやるべき」と育てられたし。
でも、育児で「助けて」が言えないと、
子どもに優しくできなくなったり、
自分が過労で寝込んだりします。
子どもに怒りすぎたり、
何度も何度も過労で寝込んで反省して、
そのとき、「これは自分だけでがんばろうとするとまずいのではないか」と気づいたのでした。
また、「困った」と言わないと、困っていることが、
周囲の人にも、社会の人にも、よくわかりません。
「となりの芝生は青い」ということわざがあります。
事情を知らない人からは、「あの人は楽そうで、いいな」と思われていることさえあるのです。
他人の人生や生活を知るのはむずかしいですから。
隠しカメラで監視するわけではないし。(それは犯罪ですし)
お互いに知らないこと、気づかないことがたくさんあります。
「困った」「助けてほしい」と言ってみよう。
なにか助けが得られるかもしれない。
相談できるところを教えてもらえるかもしれない。
もし助けをすぐに得られなくても、
伝えるだけでも、一歩を踏み出しています。
「こういうことで困っている」(現状の説明)
「こういうサポートが必要だ」(リクエスト)
その声をあげることで、いずれ何かが動くかもしれない。
時間差があるかもしれないけど、むだにはならない。
(むだに思えてしまうかもしれないけど)
断られたり、すぐに変わらないと悲しいけど、
だからといって、あきらめなくていいと思うのです。
余力がなくて「助けて」と言えないこともありますが。
だからこそ、余力があるうちに「助けて」と言う方がいいです。
「まだこのくらいで、助けてって言っていいのかな?」と思う段階で、言っていいと思います。
「助けて」と言いにくかったら、「こういう状況で困っている」と、困っている内容を伝えましょう。それだけでもちがいます。その場で解決しなくても、「困っているんだ、どうしよう」と話すだけでもちがいます。
そういう声がたくさんあげられたとき、世の中が動くからです。
また、ガマンして黙っているより、声に出したほうが、自分の心が楽になります。
自分のことを全部、自分でやるのが自立だとしたら、
社会は必要ないですよね。
皆、バラバラで生きればいいことになってしまうかも??
できないことを「できない」と言えて、
助け合えることが、ほんとうの自立です。
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世の中が大変なときには、皆、それぞれに大変ですが、
とくに、弱い立場の人にしわ寄せが行きやすいです。胸が痛みます。
・性的虐待、ネグレクト…10代少女たちが新型コロナ「外出自粛要請」に怯える理由
・【新型コロナウイルスと増えるDV・虐待】全国女性シェルターネットが政府に要望書提出、移住女性も被害に
家庭が崩壊してたり、虐待を受けたり、家にいてもご飯を出してもらえない、居場所のない10代の女の子たちがいます。家の外に出ると、危険な大人や性産業のスカウトがその少女たちをだまそうと狙っています。
そういうときの安全な避難場所を作っている人たちがいます。
こちらから、その避難場所作りを支援できます。
世の中が大変で、
そのときにうまく助け合えないと、
つい誰かをキズつけてしまったりします。
男性が大変だと、自分や女性や子どもをキズつけることが増える。
女性が大変だと、自分や子どもや男性をキズつけることが増える。
男性同士、女性同士もキズつけることが増える。
子ども同士でもいじめが増える。
だれもが大切な人で、キズつけられていい人なんていない。
でも、「大変なのに助け合いがない」と、余裕がなくなってキズつけてしまうことがある。
「困っている」「助けて」と声をあげてみよう。
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