どの時間帯に観測するかを悩む所です~~
楕円軌道である月の周期で、地球との距離が最も近くなる時期に満月を迎える時が重なると、最も小さく見える満月の時との差が見かけの大きさで14%程にもなるのですが、今宵から明日の未明にかけてがそのス-パ-ム-ン満月となります。
国立天文台では「年間最大の(最小の)満月」と言う言い方をして、ス-パ-ム-ンとは言いません。
さて今宵の空模様は・・・・それが何よりですが・・・・。あ~~しかしやっぱりダメか・・・・今日は関西はしっかりと雨!!。やっぱりこう言う記事を書くと必ず・・・・雨(笑)。ジンクスが避けられない・・・・まあしかし気を取り直して・・・・。
所で結構誤解されている方も多いと思いますが、月は見えている間、その日(夜)一日は「満ち欠けをしていない」・・・・と思っておられるのでは無いでしょうか。要するに月の出から月の入りまでの間は、同じ状態(月の見え方)で一晩が終わる・・・・と。
実はそうでは無く、「今宵は満月です」と言っても、月の出の時間と月の入りの時間では、月の月齢はどんどん変わって行くのです。そして地球の裏側に行ってまた明くる日に見える月は、月齢がおおよそ1.0増える。
それは月は常に(地球の裏側にいても)満ち欠けが順次進んでいるのです。と言う事で、今宵の月の出の時刻(東京=16:57、大阪=17:17、福岡=17:40)と月の入りの時刻(明朝)では極端な話、月齢は0.5位は変わるのです。
何が言いたいかというと、このいわゆる「ス-パ-ム-ン(満月)」と言われる時刻は、月齢が15.0になる瞬間です。因みに東京では日付が変わった20日の午前0時54分頃なのです。
実際には月が最も地球に近付くのは19日の18時3分頃(35.7万Km)と言う事ですから、本来最も直径は大きくなります。しかもこの時刻はまだ東の空から昇り始めた直ぐの頃。特に西に行く程高度は低いですから、大気によって大きく見える時間帯です。
見た目の大きさは月の出の頃から少し経った時間帯が良いのでは無いでしょうか。特に大きく見えると思います。東の空の開けた場所で観られると良いですね~~。
と言う事で、月が最も地球に近付く瞬間から、満月を迎える瞬間迄が最も観察に適した時間と言う事になります。
寒い時期の天体観測ですが、今年の最大の満月~~。是非観てみたいものです!!。
りんごいちご
.