近江鉄道本線「水口駅」~「貴生川駅」

 

 

 

この歳になるまで滋賀県と京都府を跨ぐ様に生活して来たと言うのに、滋賀県下の私鉄路線である「近江鉄道線」には今まで一度も乗車した事がありませんでした。

 

大学時代に一年後輩だった子が、滋賀県旧・八日市市(現・東近江市)出身だったのですが、その学生時代にその彼と、郷里の話を良くしたものでした。

 

現在迄、滋賀県東近江市・八日市は市内中心部にJR路線は無く、この「近江鉄道線」のみである事から、学生当時と今も何も変わっておらず、その当時の後輩は良く、「ボロくて、日本一、区間料金が高い鉄道だ!」と言っていたのが、今でも思い出されます。

 

 

その彼も今でも自宅の八日市から大津に勤務しているのでしょうか?。公務員になっているので、転勤とかあるのかな?・・・・。そんな事をふと頭に浮かべて、今回遂にこの歳になって「近江鉄道線」に乗る事になりました。

 

と言ってもそれを目的で来たのでは無いので、必要最小限の区間である、滋賀県甲賀市の水口駅から、JR草津線の貴生川駅までの僅かの区間です。

 

今回は京都に帰る際に片道だけ乗ったのですが、その乗車駅であった「水口駅」の雰囲気がとても良かったので、思わず写真に撮ってしまいました。

 

 

近江鉄道は本線の他に支線が二つあります。基本的には本線の「貴生川」-「日野」-「八日市」-「彦根」-「米原」が三つの区切れた愛称名に別れていますが、あえて本線として記載します。

 

前述の後輩の言葉を良く聞いていたので、乗るまではどんな状況かが全く判らなかったのですが、実際に乗ってみた感想は、「意外と乗り心地も良いし、そんなに速度も辛気臭くない」と言うのが実際の所でした。

 

どちらと言うと駅の状況などを考えると、むしろ全線乗ってみたくなる感じの鉄道路線でした。

 

 

今回の乗車は本当に路線のごく一部を乗車しただけなので、記事的にはあっさりとまとめたいと思います。

 

水口駅から貴生川駅までは駅数で4駅、時間も15分程の乗車でしたが、午後4時頃の乗車で一車輌に数名の乗車と言う、非常に閑散としていました。

 

つい先日に協議会が開かれ、赤字の鉄道事業の存続を掛けた話し合いが本年秋に向けて開催されるという情報があります。もしかしてこの近江鉄道線は全線、八日市線や多賀線含めて、今後どうなるか判らない事を鑑みると、早いうちに全線乗っておかないと、もしかして近いうちに・・・・と言う事になりかねませんね。

 

 

西武系列のこの鉄道会社は、車輌を西武鉄道から譲り受け、何系統かの車輌が走っています。車輌には余り詳しくありませんのですが、ちょうどこの水口駅が上下線の離合駅になっていましたので、偶然二種類の車輌にお目に掛かれました。

 

私が乗ったのは貴生川行きの青い車両、100系で、内部は比較的綺麗で新しい感じを受けました。車内はロングシ-トで駅名表示も下写真の様に、デジタル表示になっていました。

 

 

前述の様にこの列車は振動も殆ど無く、関西近郊を走っている大手路線の私鉄電車と殆ど変わりありませんでした。快適です。

 

ただこの近江鉄道線は全線、ICカ-ドの利用が出来ません。駅での改札は殆どが無人で、降りる時は一番前の車輌の運転手に手渡すか、運賃箱に入れる事になります。

 

「日本一高い料金~」と後輩が言ってましたが実際の所、運賃表を見ると最も長距離である、貴生川駅から米原駅まで乗って1030円。距離にして結構ありますから、考えれば地方鉄道線として、それ程高いものでは無いとは思いましたが~~。

 

 

僅かの時間でしたが、貴生川駅まで揺られただけですが、ここからはJR草津線に乗り換えます。草津まで出れば、そこからは東海道本線の新快速に乗り換えて京都まですぐ。

 

草津線のこの時間は直通で京都に行く電車が殆どでした。また貴生川駅からは、元国鉄信楽線であった、「信楽高原鉄道」が分岐しています。こちらは何度か全線に乗った事があります。

 

そう言う意味でも、また近江八幡までも近江鉄道線は走っていた(八日市線)のに、踏切は数え切れない程通過しているのに、一度も乗った事が無い地元の鉄道、本当にこの歳になるまで一度も乗らなかったのが・・・・嘘みたいです~~(笑)。

 

是非、また近いうちに土休日を利用して、一日パスで全線制覇して見たいと思います!!。

 

 

 

 

 

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