”Benchwork study Laboratory" 英国式 靴作り教室 -130ページ目

8月10日メニュー

 しつこい程に告知しますが、8月10日(日)11:00~17:00までBWSのオープン・デイですので、皆様、ご友人やご家族をお連れしてどうぞお越しくださいませ。当然、お一人でふらっと立ち寄っても大歓迎です。


 当日メニューは以下のとおりです。


 『生徒達の作品の展示』。

 こちらの展示は完成した靴と、現在進行形の未完成の靴も展示いたしますので、靴の中身がどうなっているのかご覧いただけます。かなり、奮闘しているナマナマしい様子も痛いほどに伝わるかと思います。靴の前には生徒に一筆書いて貰っておりますが、ほとんどが言い訳の一筆になっております(笑)。でも、楽しみながら、こつこつと慣れない工具を使ってがんばっている、暖かい人間味溢れる作品の数々ですので、どうぞ温かい目でご覧くださいませ。


 『フット・ケアのコーナー』

 こちらはフット・バスで足を心地よくしたり、プロによるフット・マッサージを体験できます。足をマッサージすることにより、体のコリをほぐし、東京砂漠でのオアシス体験ができます。日ごろの疲れや鬱憤を取り除いて、足取り軽くなっていただき、足と靴により一層のご興味をもたれること請け合いです。それから、こちらもプロによる、足のタコ取り、巻き爪矯正プチ手術?も行いますので、タコや爪にお悩みの方、是非是非!!


 『靴べら作り』

  革製の靴べら作り体験コーナー。、ひと針ひと針手縫いで行い、『携帯用MY靴べら』をお持ち帰りくださいませ。

きっと、物づくりの楽しさを味わえる忘れがたい思い出になるでしょう。一個の靴べらが、あなたの人生を変えてしまうかも知れません。


 『靴作りプチ体験』

 ハンド・ソーン シューメイキングに欠かせない、つり込み、すくい縫い、糸作りなどをお教えします。靴の工具を実際手にとって、どのようにして靴が出来上がるのかを、体験で学んでください。慣れないワニやすくいバリを握って私の腱鞘炎の痛さを共に身を持って経験していただければ、私の手の痛さも半減するのではないかと、私は横で絆創膏を用意して、皆様を見守りたいと思います。


 『靴磨き』

 こちらでは、お履きになられている靴をピカピカに磨きあげて差し上げます。また、靴磨きが今ひとつ分からない?という方々に、靴磨きの仕方をお教えいたします。ピカピカの靴の気持ちよさを体験して頂き、靴を大切にする習慣、そして靴へのこだわり心を目覚めさせ、靴が欲しくなって私にオーダーをされても結構、靴作りを始めたくなっても結構です(笑)。新しい靴との関係を築く第一歩を踏み出して頂ければ幸いです。


 その他、BWSの新聞部による新聞の配布もございますし、スタッフ全員、気さく過ぎる程気さくなので、気軽に話しかけて靴談義を楽しんでください。


 では、BWS一同 皆様のお越しを心よりお待ちいたしております。



 






 

What a wonderful world

 8月10日のオープン・デイへ向けて、少々パニックって来ました。私、まだなんにもしてません(とほほ)。



が、生徒さん達ったら、何にも指令を出していないにも関わらず、『アッパーは僕が用意しておきますね!』とか、先々週に既に靴べら作り様の靴べらやパターンを用意して持ってきてくれた人や、『フット・バスは郵送していいですか?』とか『「マッサージに必要なオイルなど持ってきますね!』などなど、皆率先して言ってくれてて、皆さんの素晴らしさ、準備の良さに驚いています。ホント、いい人達に恵まれ過ぎています。感謝です。親がずぼらだとしっかりした子供に育つって聞いたことあるけれど、本当だな~と、感心している場合でもありませんね(笑)。いい加減、私も始めます。はい。


 今年はスタッフの人数も多いし、『BWSの新聞部』がいつの間にやら出来ていて、新聞がオープン・デイに配布される予定です。ここ数週間、やたらと新聞部の部員からインタビューを受けたり、デジカメで盗撮されたりしていますが(怖!)、どんな新聞になるのか私には予想できてません。怖いもの見たさで楽しみです。新聞部の人達も追い込みがんばってね。


 本日はお客様がご紹介してくださって、靴磨きに革命を起こしているBrift H の長谷川さんが

(こちら参照→http://www.boq.jp/special/2006/sp_shoenintoiro/vol010/index.html

ワークショップに訪ねて来てくださいました。青山の骨董通りにお店をオープンしたばかりで、やる気に漲っていて、歩く『情熱大陸』!!って感じの好青年でお客様と3人で色々お話ができましたが、靴の中身についても色々疑問に思っていることなど質問してくれましたが、見る目がやはりプロ!!いや~日本の靴文化の未来は明るい!!私のお教室にも長谷川さんと同じ位の年齢の23・24歳の若者がおりますが、みんなとても頑張り屋で、しっかりしていて驚きます。私が24歳の時なんて、人に言えたもんじゃありません(笑)。長谷川さんは大きな夢を語ってくださいましたが、絶対に夢を実現する人ですね。靴もすごーくピカピカにしてくださいますし、さわやかな笑顔に癒されますので(笑)、青山近辺へ行った際には、靴を磨いていただいてはいかがでしょうか?宅配磨きもしてくださるそうですので、遠方の方にも嬉しいですね。是非是非お勧めです!!靴がピカピカだと何ってたって気分いいし、普段自分で磨いている人も、プロの磨きを体験してみるのも勉強になりますよね。http://www.brift-h.com/


 出会いを与えてくださったお客様にとても感謝しています。人ってどんな風に繋がるかって予想不可能だけれど、見えない『縁』ってまだまだ沢山あるんだろうな。人生って素晴らしい!ルイ・アームストロングが頭の中で歌っています。

私の頭のなか→ http://jp.youtube.com/watch?v=OLKNkXmBHHY

オープン・デイ

8月10日(日)11:00~17:00はお教室のオープン・デイです。どうぞお気軽にお越しくださいませ。


当日は生徒の作製した靴の展示の他、


     『革の靴べら』の作製体験

     『フット・マッサージ』体験

  『ハンドソーン・メイキング体験』   などなど、を出来ますので奮ってご参加くださいませ。


 お教室に参加をお考え中の方は、お教室の雰囲気が分かって頂けると思います。(上記の体験を手ほどきするのは、皆生徒達です!)


 昨年は時間帯によってはワークショップ内、人が溢れて身動き出来ないほど活気に満ちていましたが、今年も盛り上がりそうです。生徒の皆さんはもちろんのこと、靴好きの方、靴選びに困っている方、ものづくりの好きな方、靴ってどうやって作るのだろう?という素朴な疑問をお持ちの方々のお越しを心よりお待ちしております。


 生徒の皆さんは、展示までにお教室は残り1日!!仕上げに入っている方々は力を振り絞ってがんばろう!!

今週8日、9日に展示する靴を持っていてくださいね。OBの方達も当日の11:00前に靴をお持ちくださいませ。

当日のスタッフの方達は10時頃、集合してくださいませ。17:30頃には、国産牛革にエールを送る目的を持って、焼肉屋で打ち上げをしま~す!!(笑)ガンガンいこう!!


 オープン・デイが終われば、私もやっと一息つける。。。このところ、調子はすこぶる良いが寝不足で疲れてきちゃってたのですが、昨夜、緊張の根源の私のギターライブも無事終わり、ひとつ緊張が去った。大塚にあるJAZZ のライブ・ハウスでちこっとプレイさせてもらったのですが、恥ずかしいので親友1名のみに詳細を告知し、来てもらったんだけれど、ギターを背負ってJRに乗ったら、人身事故で電車が止まったりのハプニングもありつつ、20年位付き合いのある友人&ギターの師匠とのDUOでやるはずが、嬉しいことに当日のメインのバンドのメンバー達がバックでサポートをしてくれて、なんだか凄い盛り上がりで、緊張MAXの私の気持ちもほぐれ、本当に楽しかった!!音楽ってなんて気持ちよいのだろう。仲間の素晴らしさも再確認しつつ、感謝の気持ちも倍増。益々ギター熱が増すばかり。夢は70歳位になったら、白髪頭でギンギンにジミ・ヘン張りのプレイをするギター婆さんになることです。(笑)




 

  





12時間耐久靴作り

 『12時間耐久靴づくり』、無事に終わりました。今年は私がホリデーボケをしていて、朝からエンジンがかからなかったのですが、ワイワイと笑いが絶えなく楽しく出来た時間帯と、『は~~!』と時計を見ながら大きなため息が聞こえたり、わざとらしい言い訳をして帰宅しようと企む者が出たり(笑)、途中、私の気分が乗ってきて、周りを見たらちっとも進んでいなく、私が『そっちでもこっちでも、チマチマやってないで、もっと豪快にナイフ入れなよ!なんだよ、そのチマチマさは!!』と暴言説教を出したら、3倍返しでチマチマした文句が返ってきたり(笑)、15人が苦楽を共にした12時間。終わってみれば楽しかったです。『来年はもうやめようね!ね!』と言ったら、誰も私と目を合わせてくれなかったのですが。。。。つづくのかな?このイベントは。。。?(涙)


 さあ!次は8月10日に向けて進めていかないとね。私はその前にオーダー靴を2足仕上げないと。。。。既にスケジュールが押しすぎている。。。でも、毎日楽しいな。なぜか今年は冷房の効きがよく、靴作りも苦のない環境で作れてるし、私は躁病か?と疑るくらい、毎日楽しくってしょうがない。


 そんな中、今日は久々に靴職人の友人がワークショップに訪ねてくれてランチをした。今まで、自転車にまったく興味がなかった人なのに、急に自転車マニアみたく変貌していて笑えたが、自転車談義を満喫しつつ、今後の注文靴文化の行く末、希望、目標について話した。やらなくちゃならないこと、やりたいこと、考えなきゃならない事など、課題が沢山だ。この時代に注文靴を日本で作り、作り続けたいと願う事は、ただ靴を作るってだけでなく、文化を創っていかなくてはならないことだ。文化を根付かせ社会の中でうまく機能させること。そんなことを友人と熱く話していたら、ホリデーボケが飛んでった!さあ、仕事だ!仕事!超楽しい!!(笑)

技術

あ、もう7月末だ!!すっかり忘れかけてましたが、7月27日(日)の『12時間耐久靴作り』は朝10時から夜10時までです!!参加申し込みをした方々、お待ちしてます!!


 オープン・デイも8月10日だし、生徒の皆さんは着々と展示に出す靴の製作が進んでいまして、この猛暑の中がんばってます。今日の(って金曜日ですが。。)クラスは活気づいてたな~。来年に何とか発表したい、『地球に優しい靴』プロジェクトも企画の段階で大きな壁に何度もぶつかっていますが、皆さんから色々なアイデアが出て、どんどん面白くなっている。アイデアもまだまだ募集してますし、面白い素材があったらどんどん試して見ましょう!(どういう発表の仕方をするかってのは、まだブログでは言えないんだけれど)


 今日は金曜の夜の生徒さんが、布の靴を独創的な製作方法で試作してくれた靴を見せてくれましたが、オープン・デイにも出展してもらいますが、作り方が”目からうろこ”のビックリ靴!!革を一切使わず、ワニも使わず、ミシンも使わず、一日で出来ちゃう布の靴。色んな技術を知ったからこそ、技術のまったくいらない靴作りが出来たって感じです。自由でいいな~と思いました。是非皆さんにも見ていただきたいので、オープン・デイで是非ご覧下さい。


 技術ってのは、作りたいものを自由に作る為に必要なものであって、『どうだ!凄いだろ!』って見せびらかすものでも、難しい事が出来るから偉いだろ!とか、そういうものでは全くない。技術ってのがそんなものだったら、技術なんていらないよ、そんなの意味ないし、嫌味で不必要だもの。技術ってのは、自分の創作をより自由に、より幅広くする為のツールの一つだと思う。だから、あえて持ってて使わないってのも、ありありなわけで、かえって粋なことだとも思う。なんだか、今年は面白い事ばかりが溢れているな~。BWSもただの『靴の教室』ってのから、どんどん枠を外して進んでいて、『研究所』って呼んだ方が良い感じになってきている。靴作りと物づくりの魅力に取り付かれてしまった人達の生み出すパワーの渦が良い循環で回り始めている。この先、BWSがどんな役割を果たしていくのか、楽しみです。オープン・デイで他に新たに秋から始める企画の発表もあるし、面白い事テンコ盛りです。夏バテしている場合じゃない!!


 

 

bespoke靴の作り方

 サウナの中を歩いている様な凄い湿気の中、皆さんお元気ですか?


 私は物凄いラッキーな事が次々と起こり、人生最大の絶頂期!!ただ、こういう時期って油断していると、真っ逆さまに奈落の底へ沈んでしまう危険もあるので、いつも以上に慎重に、勤勉に、真摯に仕事と家庭と遊びに取り組んで行こうと、気分も引き締めないとね。謙虚に謙虚に選択網を選んでいきましょ。


 今まで、修理を受けるときは、私が作った靴のみの修理をしてきたのですが、最近お客様から続々と他社の靴の修理や修正の仕事を請け負っている。ビスポークで靴を作る前は、足に合っていると思っていた靴が、ビスポークの靴を履くようになってから、『全然あってないじゃん!』って、より一層感じるようになってしまうらしく、かと言って、既製靴ではあるけれど十数万円もしたものをそうそう捨てられるものでもなし、何とかなりませんか?と。


 私の作った靴で、足に合ったフィッティングを理解して頂いて本当に嬉しいし、やっぱりお客様に喜んで頂けることが仕事の原動力でもあるので、受け始めたらどんどん靴が舞い込んでくる。(私は注文靴の製作で手一杯なので、弟子達に任せているけれど。)なかなか他社の靴をじっくり眺める機会も最近ないので、じっくり勉強しながら楽しんでもいるんだけれど、高級既製靴のフィッターってのは、いったい何をやっているのだろう?とちょっと腹も立った。お客様が売られた靴達はどれも1サイズから2サイズも大きい。合うサイズの靴がない場合、売らない勇気も持たないとね、信頼関係って一度失ったら二度目のチャンスはないと思うから。私の生徒さんの中にも靴の販売をしている人がいるけれど、どうぞ足があっての靴だということを忘れないでください。


 話は変わるけれど、You tubeは凄いね~~。何でもある。音楽系は結構利用してて、一時期はまってたけれど、BESPOKEの靴作りも見れますよ!って生徒さんから情報いただきました。http://www.koronya.com/page6.php


 オープンな世の中ね~。

オープンマインド

 本格的な暑さが始まりましたね!夏!!既に日焼けで日本人離れした肌色に変色している私ですが、来週”式根島”へ久々のホリデイに出かけますので、今年は紫外線やその後のシミなど気にしていられません。思いっきり遊んできます!!


 先週はBWSのオープン・デイへ向けて、生徒さん達もがんばり始めています。今週はもう少し生徒さん達と企画をつめていきますので、当日スタッフをして下さる皆様、よろしくお願いいたします。既に、2名の生徒さんがBWS新聞を作ってくれるそうで、アンケート用紙を作ってくれたので、皆様今週ご記入をお願いいたします。色々と企画してくれて本当にありがたいです。皆で楽しいイベントにしましょうね!


 現在、BWSには50名弱の生徒さんがいるのですが、これだけ人数がいると色んなアイデアが集まったり、情報交換が活発であったり、卒業後も何かと助け合ったりしているようですが、良いことですね。クラスが5クラスに分かれているので、なかなか他のクラスの人達との交流がないので、イベントを通して他のクラスとの交流をもっと活発にしていきたいと思います。現在の出会いは未来へ繋がっていますから。オープンマインドで人と接していれば、どんどん可能性も広がっていきます。


 お教室を初めてから、本当に多くの人と接することが出来て思うのですが、人ってのは第一印象だけじゃ全然その人が分かりませんね。初対面の時になんだかつっけんどんで、とっつき難い人もいるのですが、毎週会っていると、初対面の時はただ単に緊張していて笑顔が出なかっただけだったり、自分を開くまで時間がかかってしまうけれど、いったん開いてしまえば本当に楽しい人だったり。私みたいに最初から空けっぴろげの人って少ないのね。。。(笑)今の時代、心を閉ざしたままでも、ネットなんかで人と繋がったり出来るのでしょうが、私はやっぱり人とは面と向かって付き合いたい。喧嘩したり、誤解を招いたり、傷ついたりしても、それで学べることも、それを超えて、より強い絆が出来たりするもの。ここで出会えたのも何かの縁です。オープンマインドで明るい未来を自分で作っていきましょうね。


 いつものように私事で恐縮ですが、先週の土曜日に友人のバンドが夜中に中野のクラブでやるっていうので、自転車で中野まで行って来ました。そんな遠くまで、この方向音痴が無事にたどりつけるだろうか?と不安もありましたが、何の何の!!1時間で着いちゃった。狛江を出発して30分位走っていたら、気分がすごくハイになって、自転車こぐのがとても爽快で、中野に着いたら楽しさと達成感で、『もう帰ってもいいや!』って、何しに来たのかちょっと忘れてしまった(笑)。友人のライブもとても良くって、私はちっこいので椅子の上に立ってノリノリで思いっきり楽しみました。ライブが終わって、外でメンバー達とワイワイ話した後、『じゃ、自転車で帰るわ!』って言ったら、本当にびっくりされたけれど、これからもっと自転車での行動範囲が広がりそうです。東京って思ってたより、小さいのね。帰りの自転車は甲州街道を歌いながら帰ったんだけれど、行きよりももっと爽快だった。東京暮らしに自動車はいらないな、やっぱり自転車生活はお勧めです。

夏のイベント

 先週から、やたらと生徒さん達に『イベントやりましょうよ~』『飲み会やりましょうよ~』と言われてますが、飲み会は勝手にやって頂戴(笑)。ですが、イベントやります!!


 今週の金曜日に話合いしましたが、土曜のクラスでも参加希望者が結構いましたので、あの伝説の

12時間耐久靴作りデイ』を7月27日(日)に開催いたします。定員14名(生徒さん達の行う工程によって若干変わります)


 ご希望の勇者の皆様、ご連絡くださいませ。参加費無料。朝10時から夜10時まで。オープン・デイに向けて、がんばっていきましょう!!


 それから、8月10日(日)は去年は盛り上がったが今年はどうか分らない(笑)、『オープン・デイ』開催!!BWSに興味をお持ちの方、靴好きの方々、ブログの読者の皆様、ワークショップの前をたまたま通った方々、友人知人のそのまた知人の方々のお越しを心よりお待ちしております。当日は『生徒の作成した靴の展示』、『靴作りのちょっこっと体験』、『革グッズの簡単作成』、『足のタコ取りコーナー』、『靴磨きコーナー」』等など、盛りだくさんの内容でお送りいたします!あまりに体験コーナーが充実し過ぎて、靴の展示が出来ないかも。。。なんて、分け分からないことになるかも知れませんが(うそうそ)乞うご期待!!OBの方々の展示もしようと思いますので、OBもカモーン!!


 生徒さん達の即席スタッフも募集してます。ヨロスコ。展示会後はまた焼肉を食べに行くぞ~!!イエイ!去年の焼肉打ち上げは酷かった(笑)、酒好きが多くて困ります、笑い話が増えすぎて。。。。


 と、言うわけで今年後半も気合を入れていきましょう。10月、11月にはイギリスからジョン・ロブの職人を招いて、靴作り講座も開催します。12月はすでにアイデアも色々上がり、年々恐ろしい程盛り上がり続ける忘年会もあります。今から体力つけておきましょう。ではでは。



繋ぐこと

 今日はヘトヘトだ。ワークショップの床の張替えをするので、ワークショップは人に任せて、浅草でじっくり探し物が出来る!と出かけ、ひたすら歩いた。2時間位、探しに探して欲しいものがやっと手に入り、汗だくで上野へ。そう、前回告知した『井上雄彦 最後のマンガ展』を見に。私はチケット持ってて、今日は平日で、15時30分に上野の森美術館に着いたってのに、恐ろしいほどの行列に唖然とし一瞬たじろぐ。待ち時間60分と書かれた看板を横目に行列に並ぶ。疲れた足で重い荷物を持ち、本を読みながら80分!!待って、ようやく中へ。


 いきなり、2メートルもある武蔵の迫力に、周りの人たち皆が『スゲー!!』と感嘆の声を発する。そして続く、漫画か、絵画か?日本画か?という方にはまらない画法の作品が、ストーリー仕立てでつらなる。和紙をキャンバスに見立てて筆で書かれているなじみのキャラクターに引き込まれて『バガボンド』の世界に。次々に現れる数々の絵の迫力と見せ方が私の想像を遥かに超えていて、感動と感嘆と尊敬となぜか私の敗北感が入り混じり、最後の部屋で5メートル程もあると思われる数枚の巨大な絵の前で涙が浮かんできた。すごいものを見させてもらった。としか言いようがない。見れて本当によかった。心の奥底に響く表現力と、スケールの大きさ、迫力のある繊細さ。他では味わえないExhibition。こんなに大きな事ができる人間もいるのだなーと、自分の小ささが思い知らされたけど、人間が出来る可能性に希望も沢山貰った。


 自分の領域で、ひたすら突き詰め、努力あるのみだと強く思った。『のんびり生きよう!』とか、『あるがままの自分でいいじゃない』って人は言うけれど、周りからは暑苦しく見えるかも知れないけれど、私はもがき苦しんででも何かをやり遂げたいな。それをやり遂げなくちゃ、次に繋がらない気がする。私は人間が生きている意味は、次に繋げる何かを残す為だと思っている。もちろん、人間が生きている意味に答えなんかはないけれど、私はそう思っている。井上氏は次に繋がる何かを確実に残してくれたと思う。『バガボンド』の宮本武蔵も、人を殺って殺って、殺しの螺旋を続けながら自問し続け、最後に答えを見つける。『強い人間』とは何であるかを。答えは自分の体と魂で体験していかないと見つからないのだろうな。言葉は感覚には絶対に勝てないもの。言葉で分ったつもりになったって、その人の実とはならない。生きるという事は、凄まじい。

バーニッシュ・レザー

今日も勢い良く雨ですが、雨が降ってないとかなり暑くなってきましたね。土曜日の午前のクラスでは今年初、クーラーにスイッチ・オン!つり込みで顔を真っ赤にしてる人多かったから、汗だくになってしまいますものね。


 この時期は靴の注文は毎年少ない。雨の中、靴を注文する気分じゃないのでしょうね。そのかわり、今の時期に修理をしておこう!という方が多く、トップ・ピースの取替えや、修正や、ハイポリッシュ等の為に靴が戻ってくる。とても嬉しいことです。ソールやヒールの減り具合や、靴のしわの入り方、インソールの凹み方などじっくり見れて、次に注文があったときの木型の修正や、ヒールのつけ方などの参考に出来ます。それに、履きこんで下さっているっていうのは、本当にありがたいし、修理をしながら大事にして下さっているのは、感謝さえしてしまいます。天候は浮かないけれど、気分爽快!!


 今週は、新しい革も入手し、新しいデザインを考えたりも出来て楽しい。初めて使ってみるタンナーの革も購入したのですが、バーニッシュ系の革で質の良いものが出て来ていて、創作意欲も湧いてます。バーニッシュ・レザーってのは、擦ったりして摩擦を加えることにより科学反応が起きて、革の表面の色が変わり、ツルツルになる革なのですが、タンナーによって色の変わり具合も違うし、履き込めば履きこんだだけ、独特の色になって味わい深い質感になる。この間イギリスの職人が来て話したんだけれど、彼もこれらの革に注目していて、ヨーロッパでも註文が多くなって来ていると言っていましたが、私もかなり入れ込んでいる。そんな訳で、お客様から頼まれていた革を2枚だけ購入する予定が、大幅に上回り、革の請求書を見て大きなため息も出ましたが(笑)、革はいつでも欲しい物が手に入るわけではなく、ある時に買っておかないと、入手不可能になってしまうので、仕方ないですね。


 お教室の生徒さんは、もうすぐ1足目が仕上がりそうな方達が続出中で、楽しみです!既に2足目の靴のデザインを考えている人達が、革選びに目を輝かせている。作っている途中、何度も『中だるみ期』があったりするけれど、一番皆が楽しそうな時って、新しく作る靴の事を考えている時なのではないだろうか?今週も『今作っている靴のアラが目立ってきたから、早く次の靴を失敗しないように作りたい!』って2人の生徒さんが言っていましたが、1足靴を作るって、本当に精神的葛藤がありますよね。だから、成長するんだと思いますけど。『失敗は成功のもと』って、本当によく出来た言葉です。靴作りは失敗しないと分からない事ばかりですもの。どんな失敗も、次回の成功に変えられるように、勉強していきましょうね!私もまだまだ失敗、挫折感を味わい続けていますが、いつかね、自分で隅々まで見て『こりゃ良い出来だ!』と思えるように日々勉強です。


 そうそう、今週はまた良いことがあった。私の大好きな『バガボンド』の井上さんの大特集が『ブルータス』に!!もう、ブルータス凄い!やってくれました!!ありがとう!!買って熟読したけれど(ポスター付きで号泣)やっぱり、井上さんって考えてたような、深い人だ。絵の構図や表現力の素晴らしさに、マンガだって事をしばしば忘れて、私にとっては立派なアートなのですが、私の場合職業柄か、足元の描き方のバランスが凄く気になっていた。力強い迫力ある決闘の場面での足が、ゆるく、中に浮いているように書かれていたりするのに、やっぱり迫力があるし、構図としてバランスが取れている。そういうところの疑問点も、インタビューでチラッとヒントになるようなことおっしゃっていて、やっぱり偶然ではなく考えているご様子。さすがです。井上氏の本棚の写真も載っていて、私が持っている本も4冊発見し、親近感を無理やり持って益々ファンに。来週は井上先生の上野の森で開催されている『最後のマンガ展』へ行ってきま~す。チケットないと入れないって生徒さんから情報頂き、早速チケット購入しました!!楽しみすぎて鼻血でそう。(笑)