
再び「空海と真言の名宝」へ
昨日は2回目の
「空海と真言の名宝」
へ行ってきました。
前回は人の多さに圧倒され、
真言密教の「美」に対する姿勢、文字の美しさ、空海の直筆メモ帳(のようなノート)に興奮し
地に足がついていず、ただただ興奮してしまったので
今回は、ゆっくりじっくり味わおう!と 朝早くからたっぷり時間をかけて見てまわりました。
(ちなみに、平日だと14時以降が並ばずに入れそうです。)
普段絶対に見ることのできない「秘仏」もゆっくりじっくり拝め、その繊細さに鳥肌が立ち
一文字一文字思いが込められた手書きのお経の文字の美しさに引き込まれ
仏像達が発するエネルギーに、この世の他に別の世界があると信じずにはいられなくなったり。。。
前回はスマホをロッカーに入れてしまい撮れなかったのですが、この部屋のみ撮影OK
愛染明王坐像 ↓ かっこ良!
空海が遣唐使として中国にわたり、一語一句漏らさず学び取ろうとしたことが感じられるノートには
寸分の隙間もなく文字が埋め尽くされ、勤勉さや情熱などでは表現できない、狂気的な探究心と好奇心を感じました。
そんな貴重な品々と共に
今回の特別展は「後七日御修法」(ごしちにちみしほ)について、
普段決して見ることのできない儀式の様子が少し見れます。
儀式の様子の蒔絵や、現代の儀式の祭壇の写真や
ビデオでも様子が流されています。
真言宗で最高の儀式である「後七日御修法」は現在は東寺で行われていますが、
当時は宮中で年の初めの正月行事として1日から7日までを神事
8日から14日までを仏事で行っていたことから、「後七日」と言うそうです。
天皇がお正月に真言宗の儀式をしていたとは今回のこの展示を見に行くまで知らなかったので
感嘆と共に再び知りたいことだらけになってきて、
今後の旅の計画も考えつつ ”空海を追う旅” は まだまだ続きそうです。
美のマジックにかかって真言密教の世界にどっぷりハマり、気づけば4時間経っていました💦
ちょっと気分を落ち着かせてから帰ろう〜と、法隆寺宝物館へ。
↓
↑
法隆寺のお宝より、毎回こちらの谷口吉生設計の建物に心躍ります。
見るたび、「ここに住みたい。。。
」と心底思います。
最後になりますが、
空海の靴はこちら↓ (今回の展示の図版から)
可愛い。。。。 しかも、これ作れる!(笑)
靴教室:スキンステッチ講座
先日の「シューツリー講座」へお集まりの生徒さん達、お疲れ様でした。
「シューツリー講座」は数年ぶりに行いましたが、
皆さん楽しそうに自分の靴に合わせて削り上げていました。
シューツリーについての動画もそのうちアップできると思いますので
ご興味のある方はぜひご覧くださいませ。
仕事とプライベートのスケジュールを
テトリスのように組み合わせる毎日で
大変有難いことですが、
お教室の特別講座にまで中々頭が回らず
すでに8月半ば…
5ヶ月ぶりに開催した講座でした💦
今年入会されて、かなりの頑張りを見せ勤勉に靴作りを吸収しようとされている生徒さんも
おりますので、スケジュール・テトリスの世界ランキングに入れるように頑張ってみようかと
(ちょっと生徒さんに急かされたのもあり
w)
「スキンステッチ講座」
を行います!
9月26日(土)17:15分〜
スキンステッチはもちろん通常授業でもお教えしておりますが、
種類が沢山ありますので、講座で何種類か集中的に行って学んで頂くのをお勧めしております。
また、U-チップなどの技術は、長い間行っていないと忘れてしまうことも多いので、
復習も行って頂ければと思いますし、
私の技術も毎年変化し、毎年更新して教えていますので、新しい技も教えたい!!
ということで、特別講座には以前参加した方も、新たな心持ちで参加して頂ければと思います。
第一弾 英国🇬🇧スキンステッチの王道
「レイスドレイク」
こちらは、耐久性もあり、デザイン性もあり、スキルもいる
履いて楽しい、作って楽しい 縫技法になります。
コーンケーブを使用して、イギリスの伝統的な縫い方と
私が最近行う縫い方やアイデアを伝授したいと思います![]()
コーンケーブ↓
今回は、
スキンステッチ用の
”糸の作り方” と ”針の作り方” も 行いますので、
生徒の皆様、ぜひご参加くださいませ。
技術は常に変化していきます。
”知るべき基礎”と”守るべき基本”と、”蓄積していく経験”と、”改良していくべき技術”、”伝えて残す伝統”
ものづくりを愛してやまない人間がすべきことについて、常に考えざるおえないのですが
それらに加え最近は
” 直感に従う”
がテーマで、「あ〜そう思ったのに。。。考えすぎた。。。
」ということがあり
経験が増えると変にあれこれ考え過ぎてしまいますね。
思い返すと 最初の直感が正しかった。。。ということが余りにも多くて、
直感を逃さない!
ということの大切さを感じています。
暑さ対策強化ウイーク&シューツリー講座
今週は通常のお教室が夏休みですので
のんびりとした気分でオーダー靴営業しつつ、
今週の新規お客様方の足のドラフト↓. いつ見ても、足の形は本当にそれぞれです。
それから、工房内のあれやこれや。。。。
を行なっています。
お教室のエアコンを威力MAXなものに買い換えよう❗️と思い立ち
先週は生徒さん達にも
「次回からは凍るほど涼しくなるよ〜」
と言っておりました
なんなら、自慢げに話してさえおりました![]()
ところが、室外機が大きすぎ(というか、工房の室外機置き場が小さすぎ!)て入らず、
無念のエアコン・キャンセル!![]()
取り付け業者の方も、一緒にあれこれ考えてくださって(大変有り難かったです🙇♀️)、
とりあえずガラスに断熱シートをつけるだけでだいぶ変わりますよ!
とのことで、すぐに購入し、夜な夜な少しづつ貼っておりますが、効き目あるかな?あるといいな〜。
↑ 地味に難しい💦 ですが、少しづつ上達してきました✨
新しいエアコンはかなり楽しみにしてたのでとても残念で![]()
なんだか良く分からないけれど、勢い余ってエアコン代金分の革を イギリスから購入
イギリスから今まで使用したことのない革が届くのが楽しみであり、
革の置き場があるのか不安でもあります![]()
さて、明日は「シューツリー講座」を行います。
参加者の皆様は 朝10時にお集まりください!!
クラッシックな3ピースのシューツリー↓
私は基本的にこの3ピースのシューツリーは使用しておりません。
3ピースは入れるのも面倒ですし、重いですし、靴の棚に入らない。。。など、
現代のライフスタイルには合わないと思いますので。。。
でも、時々お客様からご要望があると、シューツリーメーカーの方にお願いして作っていただくこともありますが、
お客様も1足3ピースのシューツリーを作ると納得されるようで、それ以降は普通の軽いシューツリーで大丈夫です!
とおっしゃられる方がほとんどです。
私は『靴は生活用品』と考えておりますので、使いやすいのが良いかと思います。
毎日使用する”道具”は 使いやすく、手入れしやすく、美しいのがベストだと思います。
できたら、講座の内容も少しSNSの方で動画でアップできたらと思いますので、
インスタ&youtube のどうぞ、ご登録と❤️ボタンを宜しくお願いいたします。
こちらのブログもご登録と、いいね👍ボタンをどうぞ宜しくお願いいたします。
靴教室:8月のスケジュール
8月15日(土)は「シューツリー作り」講座です。
参加者の方で、まだシューツリーを入れたい靴をお持ち頂いていない方は
来週は必ず靴をお持ちください!
どうぞ宜しくお願いいたします。
また、
8月14日(金)、15日(土)、
16日(日)の通常授業は夏休みです。
どうぞ、お間違えのないようにお願いいたします。
だいぶブログ開いちゃっていました💦
納品、納品、仮縫い、仮縫い、また納品。。。。。の1ヶ月が終わり、少しリラックスモードに入りました(ホッ)。
そんな一山超えたので、夏休み気分を満喫しだして
今年も高尾山の蛇滝にて、滝行をしてきたり
2回目なので、なんだか浮かれている。。。![]()
栃木県の”大瀬やな”へ行って鮎の掴み取りに行ったり
鮎は1匹もつかめずでしたが
、鮎づくしを堪能したり(↑一生分の鮎を食べたような。。。)
本日は午前中、上野の東京国立博物館にて
「空海と真言の名宝」へ行ってきました!
展示品の素晴らしさは期待以上で楽しめましたが、人が多くてなかなかじっくり見れず、
午後から仕事の打ち合わせがあったので、また来よう!と後ろ髪を引かれながら。。。
空海グッズも”推し活”の楽しみの一つ。
約250ページの解説本もかなり詳しく綺麗な写真満載で、今晩から読み耽るのが楽しみです![]()
浮かれすぎて、アクリルスタンドも
さて、靴作りのお仕事の方は、お客様と面白いデザインを考えてみたり
素材も今までと違ったものを色々取り寄せて、あれこれ試してみようかと
今年の夏の課題は、『GENTLEMANのカジュアル靴』。
だいぶ、オーダー靴の需要の方向性も変化してきて、お客様型のお仕事で使用する靴もカジュアル化してきていますが
お客様と共に模索しながら、スタイリッシュなデザインを考案していきたいと思います
Bespoke shoesは今まで、”スーツに合わせる最高級靴” として作られてきましたが、
時代と共に変化し、”スーツに合わせなくても良い最高級靴” に変化してきています。
変化の途中が一番自由で、可能性を秘めていて、飛躍の時
。
また新たなフェーズに、ワクワクしますね〜。![]()
![]()
![]()
さて、先週のお教室は
靴の木型を抜いた方↓
なかなか良い出来です!! ポリッシュの陰影も上手![]()
次回木型を抜けそうな方↓
楽しみですね!
履いた姿を早くみたいな〜![]()
革のシャンクを作成中の方↓
だいぶ靴の形になってきました!
順調順調。
型紙作りに頭を悩ませている方↓
自分のアイデアを入れ込んで試行錯誤中。こうやって頭をひねって考えている時も楽しいね![]()
TOE PUFFが整ってきた方↓
だんだんと目が立体に慣れてきています![]()
つま先ゴムの下準備が終わり、これから縫い出す方↓
木型作りが始まった方↓
まずは木型の原型のソリッド作りから![]()
皆さん、暑さに負けずに通い続けて偉い!!
週に3時間、靴作りに没頭して「無」になる時間。
本当にこんなの作れるのかな?と疑心暗鬼から始まって、
今では自分の作った靴を履きながら、もっと腕を上げたい!と夢中になっている生徒さん達。
なんて幸せな事なんだろう。。。。![]()
自分で作った靴を履く
7月24日(金)夜クラスと25日(土)の両クラスはお休みです。
説明会も行いませんので、どうぞ宜しくお願いいたします。
それから、生徒さんの靴棚がいっぱいになっています。
木型が置けなくなっている方も出てしまっています。
恐れ入りますが、
1人1足分のみのご利用でお願いいたします。
どうぞ宜しくお願いいたします。
さて、
先週のお教室で靴が完成された生徒さん。
出来上がった靴に足入れし、感動したとのことで目が潤んでいました![]()
初めてビスポーク靴のフィッティングを味わう生徒さん✨
毎週とても楽しそうに作製し、5ヶ月で一足目を完成! すごい!
それから、木型を抜いた生徒さん↓ 次回足入れ、楽しみです![]()
良い感じに光ってきました![]()
それから、前回仕上がったサンダルを早速着用している生徒さん。↓
ふわふわサンダル
履きやすい!とのこと
外反母趾も目立たない![]()
フィニッシング中の生徒さん
ピカピカに仕上がりそうです![]()
ウィング・チップ用の先芯を整え中の生徒さん![]()
雨用の靴。 エナメル革と企業秘密(笑)で雨にも負けない靴を作成中。可愛い靴になりそうです。
すっかり酷暑がスタートしましたが、靴作りは室内で楽しめることですので
頑張っていきましょう〜。
今週は足の採寸レッスンを復習したい生徒さんがおりますので、
『足の採寸方法のショート講座』を行います!
靴のフィニッシング FINISHING
先週のお教室は靴の仕上げ 『FINISHING』作業に入っている方が多かったです。
アイロンの当て方、エッジの角度の調整、サンドペーパーとインクの扱い方。。。。。
Finishingでは自分の作りたい形の理想を求めて追い続けられる工程だと思います。
靴としての履き心地には何の影響ありませんし、どんなことをしているか気づく人もあまりいないと思いますが、
作り手の力量、技術、知識が入れ込める部分ですので、作り手の表現の場であり、
靴の全体の
雰囲気と佇まい(たたずまい)が現れる工程です。
「こうでなければならない」ということはありませんが、
自分の「こうなって欲しい」「こうしたい」という熱い思いが滲み出るように思います。
もちろん、Finishing までの靴作りの工程で一つ一つを丁寧に行なっていることも大切で、
Finishingだけ頑張っても、それ以前がそれなりだと、それなりのものにしかなりませんので
中級者と上級者に溢れ出してくる欲求だと思います。
ビギナーの方々は、とにかく「靴が作りたい!」という思いで一つ一つ頑張っていきましょう。
ビギナーから成長する過程で、どんどん質問が出てくるかと思います。
また、靴の細部が見えるようになり、疑問も深まり、知りたいことも増え、成長したい技術も増えてきます。
それが『靴作りの沼』
靴作りは何即作っても満足できず、毎回新たなチャレンジと課題を与えてくれます。
その一つ一つのチャレンジを試行錯誤しながら自分の技術として装備し、知識を増やし、材料の扱い方が上手くなり
ものづくり脳が鍛えられていきます。
そんな楽しさを、欲張りに「もっと!もっと!」と突き詰めて楽しんでいきましょうね。
今月はまた新しいメンバーも2名増えました。
ナイフ研ぎの洗礼中 ↓
ビギナーさん達は上級者さん達の靴を見て、感心していますが、それは来年、再来年のビギナーさん達の姿です。
靴作りは始めれなければ、いつになっても作れるようにはなりませんが、
靴作りを始めて、1年後には自分で作った靴を履けるようになります。
3年後には、自分でデザインした靴を他の人に作ってあげれるようになっているかもしれません。
行動して始めるか、机上の空論で終わるかで、全く違う1年後になりますね。
さ、今年も残り半分!
やりたい事を やりたいだけ やりきろう💪
7月のお休み&イベント
7月24日(金)夜クラスと25日(土)の両クラスはお休みです。
他のクラスは通常通りです。生徒の皆様は出欠表でご確認願います。
それから、8月15日(土)10:00〜13:00
「シューツリー講座」を開催いたします。
参加希望者はシューツリーを入れたい靴を一度お持ちください。(サイズの事前チャックをいたします)
締切は8月2日(日)です。
どうぞ宜しく。
それから、先週はショート講座で 「靴工具の整え方講座」を行いましたが
糸と穴の関係を学んでもらえたかな。
色々チャレンジしてみてくださいね。
今週は、
新たにデザインから考えて靴作りをスタートしようとされている方が多いので、
デザインをする前に知っておきたい 「靴の足入れとデザイン」についてお伝えしたいと思います。
靴のデザインは「自由にどうぞ!」ではありますが、
靴は足に履くものであり、足は歩行するものである為、他の”ものづくり”よりも断然考えるべきことが多いです。
物理的な問題がありますので、「こうだと足が入りません」というような、アウトなことが多くあります。
スタンダードなモンクストラップや、ダブルモンクストラップも、それぞれのデザイン用に木型にフィッティングを当て革しないと
ジャスト・フィットしないですし、
横幅に対する履き口の計算式を知らないと足入れが悪くなりますし、
エラスティック・ブーツやシューズ、ジョッパーブーツの足入れで考えなくてはならない角度。。。。
そんな
『靴と履き口の鉄則!ショート講座』
を行います。
当教室の目的は
生徒さんが最終的に
「作りたい靴を自分でデザインし、
自分で木型を作成し、
自分で型紙を作れるようになり、
自分で各種革靴製法の靴作りができるようになり
1〜10まで丸々靴を作れるようになる!」
です。
私が30年以上靴作りをしてきて、「物理的に本当に無理💦」というもの以外は
仕事で作れなかったデザインはありませんし、作れなかった型紙もありません。
もちろん涙ぐましい努力
と試行錯誤の上ですが、
「靴作りの鉄則」を知り、それに沿って考えれば、
何でも作れるようになります。
どのデザインの型紙も作れるようになる為の考え方を 学んでいただければと思います。
足のこと、靴のこと、靴と足のことを深く深〜く探求していきましょうね。
梅雨の楽しみ & 靴工具の整え講座
今年も近所の氷川神社で大祓『茅の輪くぐり」をして、心身の穢れを祓い清めてきました。
仕事前に寄っている氷川神社(喜多見)の参道は、何100回来ても「美しいな〜」と心が洗われます。
茅の輪 ↓ ここの中を左回、右回りをくぐりまわります。
今週は引っ越し後のご挨拶をしに、寒川神社へご祈祷していただきました。
幸い、お参りの日は晴れておりましたが、
今年は梅雨が梅雨らしい。
雨の日は気持ちがグッと落ち着いて、お家での時間もお仕事中も普段以上に集中できて
有難いです。
今年も梅仕事も終わらせました。(梅ジュース、梅酒、梅みそ作りとらっきょの甘漬けも
)
夜はベットで雨の音を聞きながら本を読んで寝落ちする。。。。至福を感じる梅雨の時間。。。
お教室では、今年のサンダルを作り終え、梅雨の終わりを待っている方々も。
めちゃくちゃ履きやすい!と教室で人気な
クロスサンダル↓ 仕上がり後、同じのをお母様用にも作製中✨✨
外反母趾にも優しいふわふわサンダル↓
靴作りの合間に、サンダル作りを行う生徒さんが毎年多いですが、2月か3月ごろから作り始めるのがオススメです。
作りたい生徒さんは、来年の計画立てていきましょうね。
さて、前回「工具を自分好みの形にする講座」を行いましたが、
今週は
「AWL(オール)類」の研ぎ方と、種類、調整方法のショート講座
を行います。
作る靴に合わせて、オールを使い分けれるようにしていきましょう。
オールには 「だしバリ」「すくいばり」と2種類あります。
お教室の購買では、8種類販売しています。
Welting awl. すくいばり↓
Sole stitching awl 出しばり↓
日本製だと、「すくいばり」がかなりカーブが付いていて、そもそもヨーロッパの形と違い
「ふまずばり」も別にあります。
イギリスだと「すくいばり」の形がそもそも「ふまずばり」と似たような形です。
長さや太さも種類が豊富で、靴作りの製法や木型の形状によって使いやすさが違ってきます。
また、これらのオール類も自分で角度や厚さの調整を行なえますので、やってみましょう〜![]()
鍛冶屋気分で楽しいですよ〜。
今週の「ショート講座」でお話しますね。
ものづくりLover として、工具を作り上げるのはそもそも楽しいですが、
職人として工具は自分の一部です。
工具が無かったら、ただの人。
工具とは分かり合えるまでに時間も掛かりますが、頼もしい仲間であり戦友であり、感謝しかありません。
一つ一つの工具の最大のパフォーマンスを引き出せるのは使い手の理解と技術。
ただ作業するので無く、一つ一つの意味を考え、
毎足毎足、理解度と技術を上げていきたいですよね。
今週も頑張っていきましょう!
靴教室: 靴工具を自分好みの形に作り直す講座
お教室内で行っている「ショート講座」のお裾分け動画をYoutubeにアップしました!
お教室の雰囲気など知りたい方はぜひご覧下さい。↓
Instagram にも 載っています!
→ benchwork_study
お教室内では各々作っている靴の作業の合間にショート講座を行っています。
同じ作業を行っている生徒さん達が多くいたら、
その工程についての深掘り講座や、
あ!あのことについて話しておこう!と
突然思い付いたり、
様々な靴工具の使い方、工具の形の意味、イギリスの伝統的なデザインの名称や意味。。。。
などなど、”靴作り”そのものも奥深いですが、
靴にまつわるあれこれも面白いので、
生徒さん達との会話の中でヒント💡を見つけたら、
ショート講座を行なって情報の共有をしています。
本日のクラスではダブルストラップ・モンクの型紙を作っている生徒さんがいたので
その靴の歴史をお話ししたり、バランスの取り方、ダブルモンク用のバックルについてなどのお話もしてみました。
バックルもなんでも良いわけではないのですよね。ちゃんと意味があって、
この靴のデザインにすっぽりハマる形があります。
ダブルストラップモンク用のバックル↓
それから、ダブルストラップ・モンクシューズは私の元職場(john lobb london)で作られたデザインであり、
当時のお話も先輩達から聞いているのでそんなお話をしたり。。。。
ダブルモンクは木型の調整も独特で面白いですし、
型紙作りも奥が深くて学びも多いですよ!
こんな感じに、生徒さん達の靴作りを見ながら、ショート講座のネタ探しをしています。
靴作りに携わって37年ほどになりますので、靴に関する沢山のことが頭の中の引き出しに入ってはいますが、
引っ張り出すには、何かしらのきっかけがないと埋もれたままになりますので
、
生徒の皆さん、靴に関する質問はいつでもなんでもしてみてくださいね。
長いこと忘れていたことを思い出せるかも。。。。
来週は、
「工具を自分好みの形に作り直す」ショート講座を 行います。
先月だったか、生徒さんがやってみたいというので、教えたらかなり楽しそうでしたので、
ものづくり好きな生徒さん達はきっと楽しんでくれる予感![]()
ハンマーのような簡単な工具から、ウェルト・アイロンやファッジ・ホールのような
かなり靴の形を左右するアイロンを自分好みにできるようになるまで、やってみましょう。
そもそも「自分好み」の形も生徒さん達の多くはぼんやりしていると思いますので、
アイロン類の形の意味も学びながら、何回かに分けて行いますね。
工房の中は ”工具だらけ” で、色々な靴に対応できるように揃えてありますが、
それぞれの工具には、それぞれの役割と知恵を持った形をしていますので、
工具に関しても深掘りしながら楽しんでいきましょう〜。
年代物の工具達↓
ショート講座ついでに、いい加減整理しよう。。。。。![]()
靴作り:手で考える
先週のお教室では ポートフォリオの作り方 を行いました。
私がロンドンで学生だった頃(約30年前)にパソコンも今ほど普及しておらず、
ワープロで作成し、切り貼りしながら作ったポートフォリオ(デザインコンペで賞を頂いた物の一つ)を
お見せながらのショート講座でした。
先月、引越しの際に見つけて、現在ではパワポでサクサク作れるんだろうな〜と思いつつ、
内容や構成自体は今でも通用するな〜と思いましたので、紹介しました。
ただ、私が古い人間だからなのか、やはり絵を描いたり、アイデアを煮詰める時には
手作業の方がアイデアが浮かぶので、パワポを使用する前に手作業で構想を練る方が仕事が早いです。
子供の頃、粘土や紙で物を作ったりするときに、「これを作ろう!」と決めたら、
それを一旦頭の隅に置いておいて、何も考えずに手でこねながら、ふとした瞬間に 『お!』という形ができて、
そこからアイデアがブワ〜と浮かんで作ることがすごく好きでした。
今でも、新く金具や革を購入し、手で触っているとアイデアが浮かんできます。
これが、パソコンの画像で金具を見ながらじゃロクなアイデアは生まれません
。
手でこねくり回していると、手が考えてくれて
自分の頭の中に無かった物が出来上がる。
自分の限界を越えることを助けるのが
「手で考える」
ということなのではないかと思っています。
お教室でも時々お話しするけれど、私は人間の部位で信用できる部位と出来ない部位があります。
「目」は簡単に錯覚を起こすので、信用していません。
特に木型を削る際、靴を作る際は、見た目なだらかに見えても、指で触るとガタつきがあったりしますので、
指で表面を触りながら削り上げていきます。
指の感覚は信用できます。
また、「脳」は自分の都合の良いように考えるし、知らぬまに他人の考えを吟味せずに受け入れて
「純粋な自分の考え」を出すのも実際難しいなと感じます。
ところが、「手」で作業をしていると、あれ?こうしたらどうだろう? あーしたらどうだろう?と
頭の中の少ない知識を超えた疑問やアイデアが浮かび出します。
また「手」で考えるほうがゾーンに入りやすいです
。
手作業ビギナーの生徒さんたちは
「手の感覚がイマイチわかりません。。。」
と言ったりしますが、
「手」で考えられるようなるには、
「手で考え慣れ」
しておくことも必要なので、
徐々に出来るようになってきますので、ご安心ください。
靴作りだけでなく、普段から手作業を多くしている方は、すでに身についていますね。
別に特別なことはしなくても、
「料理」を手作りし、「身の回りの物」を縫ったり、編んだり、修理したり、自分でできることは自分で行う。
土を耕し、自分で歩き、自分の目で確かめる。
技術が進化し、便利な物が多すぎて誘惑も多いですが、
「手で考え慣れ」できるように、何でも面倒くさく思わないで、自分の手の可能性を信じて積み重ねていけるといいですね。
教室の風景
先週はつり込み作業の生徒さん達が多く、「指の感覚で確かめながら」頑張っていました。
↓左手の親指の位置が良いですね!
土踏まず部はビスポーク靴の場合、かなり急なカーブの方もいるので土踏まずのつり込みは汗だくです💦
↓ だんだんと、ワニの使い方が上達してきています。
↓上級者はサクサクつり込みしています。雨用の靴を作成中
↓お隣同士で、トップピースに取り掛かりました。仕上がりまでもう少し![]()
↓FINISHING(フィニッシング)を丁寧に行なっている方![]()
↓ BESTなサンダル作りの話を熱を込めて話し合いました!
サンダル作りも毎年クヲリティーが上がっていますが、
サンダル作りは靴作りとだいぶ違いがありますし、
世で販売されているサンダルが、全部履きやすいかといえば、
そんなことは全然なく、何なら半分以上は企画ミスではないか?と思うことも多いので
今週は「サンダル作りにおける重要事項」ショート講座を行います!




































































