”Benchwork study Laboratory" 英国式 靴作り教室 -3ページ目

Montbell のサンダル 

  もう夏も終わりですが。。。

 

 

 当教室の生徒さんやご家族に ”外反母趾” の方が多いので、度々お悩み相談を受けていますが

 

 靴と同様にサンダルもなかなか足に合うものがない!とお話しされていて

 

 

 色々探して、このサンダルが外反母趾の方にピッタリだ!と思い、生徒さん達に教えていましたら

 

 

 『買いたいからブログに載せてください』と言われましたので、案件でも営業でもないのですが💦

ご紹介いたします。

 

 

 

 私の登山ギアは、ほぼモンベルさんで揃えていて、機能性や痒いところに手が届くデザインなど、

感心させられることが多いのですが、

 

今回の表題 モンベルさんの 『ロックオンサンダル」 が期待以上で、

 

 

 

 

 

 

 

 

 このサンダル、親指の骨に何も当たらないので、サンダルは履けません!って思っている

外反母趾の方にも良いですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 足幅と甲の高さはループを動かして、自分の足に調整できるし(限界はありますが。。。)

 

 

 紐が筒のように丸いので、足に当たらないのです。 (これ凄いポイント高い!)感動おねがい!!

 

 

 

 普通、サンダルは平紐状なものが多く、この平紐だと、紐の角が足に当たって痛くなったりしますが、それがない!

 

 

 ソールは軽量なスポンジ(衝撃吸収剤)の下に、2〜3mmのゴムシートが貼ってあり、

とりあえず日課の1万歩を歩いてみましたが、足裏も痛くなりませんでしたポーン

 

 

  ビーチサンダルのような軽い履き心地ですが、足の指の間に食い込むデザインでないので、靴下を履いてても履けますし、

踵にマジックテープの紐がありますので、踵がパカパカ浮かなく、足に付いてきます。

 

 

 また若干、スポンジの形状が足を包み込むような曲線であるため、足がソールの上でずれるのを防いでくれます。

 

 

 難を言えば、ソールが私の足(22.0cm)にはXSでも大きいかな?ってことくらい。(今度、自分で削ろうと思います真顔

 

 

 近所の”スポーツジム”へ行く時に履く用に購入しましたが、とっても便利です。

 

 

 私は革靴専門の靴職人なので、”サンダル”とは分野が違いますが、 

 

 夏に軽く近所を散歩や、夏のレジャーに良いですね。靴下を着用しても履けるデザインもいいですね。

 

 

 お教室では、色々な靴やサンダルのデザイン考察もしつつ、

足のお悩みを抱えている人達の手助けができれば嬉しいな。。。と日々思っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

靴作り:デザイン画強化レッスン

まだまだ暑いですが💦9月も終わり。。。

 

10月から年末にかけては『デザイン画の強化』の補習講座行っていきます!

 

時間は土曜日の17:15〜19:00  

 

 

 

靴のデザインの基礎を描きながら、デザインの細部を学べます。

 

 ・10月11日(土)「OXFORD デザイン」 オックスフォードのデザインの基本と展開系、考え方を学びましょう。

 

 ・10月25日(土)「DERBY  デザイン」 ダービーのデザインの基本と展開系、考え方を学びましょう。

 

 ・11月 1日(土)「LADIES デザイン」 足に優しい、履きやすいレディース靴の基本と考え方を学びましょう。

 

 ・11月22日(土)「ORIGINAL デザイン」 上記のデザインの基礎を元に、オリジナルのデザインをお家で描いたものを

                     物理的に可能か、型紙の作り方など考えながらアドバイスいたします。

                     他のデザイン画補修を受けた方のみ、参加できます。

 

 

 

10月11日(すでに定員オーバー)ですが、ZOOMでの参加はまだ受け付けておりますので、

ZOOMで参加したい生徒さんはメールでご連絡くださるか、授業内でお知らせください。

 

強化レッスンは、ご自宅でひたすら復習するための基盤を教えますので、

講座後にどんどん描きためて

 

ラインを綺麗に描けるように、型紙のことを考えてデザインできるように、頑張っていきましょう。

 

 

 

 

実際、ビスポークでお客様が靴をオーダーされる際には、

 

お話ししながら目の前でデザイン画を描きながら、靴の細部のデザインを決めていきます。

 

なるべく具体的に仕上がりの靴を想像していただくツールにもなります。

 

 

また、趣味で靴を作る際にも、作りたい靴をイメージする場合にも、靴好きが細部を正確に理解するにも

デザイン画を自分で描いてみると発見が沢山あると思います。

 

ぜひ、この機会に参加してみてください!

 

 

 

 

先週のお教室風景

 

靴が仕上がった方キラキラ  

 

 

かっちりとした正統派 OXFORD CAPS  

 

 

 

 

 

オールソール取り替えが仕上がった方キラキラ

 

 

 

 

靴の修理を徹底的に学んでいます! かなり上手になりました

 

 

 

サンダルが仕上がった生徒さんキラキラ  

 

 

 

 

 

今年はムートンシューズとモコモコサンダルが仕上がり、雨用の靴に取り掛かっています。

 

 

 

インロック(INLOCK)↓に挑戦している生徒さん。 

 

 

最近何故か”バタフライ”と呼ぶ人が増えましたが、構造上 ”蝶” では無く、

JOHN LOBB LONDONでは INLOCK の名称で呼ばれています。

 

 

 

最近、金曜日の午後クラスがZOOMも含め女子校になることが多く ワイワイ賑やか音譜

 

 

 

ZOOM参加の方々はプロの方が多く、”仕事あるある”話で盛り上がったりニコニコ

仕事の合間に頑張っています。

 

 

 

一足目を作成中の方も、いよいよソールに入りました。↓

 

 

 

パターンカッティング中の方々も今月は多いですね。↓ 

 

次はいよいよクリッキングです!↑

 

次はいよいよミシンに入ります!↑

 

初めての型紙作りがスタートしました↑

 

 

10月も気合を入れていきましょう〜。

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

江戸時代のお伊勢参りを1日で。。。

 感謝感謝のお伊勢参りを初めて

17年。(か18年💦)

 
 20年近く訪ねていると、実家か‼️ と言うくらい気楽になってルーティンをこなすようになってしまって、いかん😣 

 という事で、

 

 今年は本に記載されていた江戸時代のお伊勢参りのスタンダードの
二見浦で禊をしてから、外宮、内宮を回り、


伊勢音頭にも歌われ、「お伊勢参らば朝熊をかけよ、朝熊かけねば片参り」

伊勢参りの後には朝熊へ行かないと、ちゃんと行ったことにならない。。。

 

と、これまた本に記載されて興味を持って調べてみたら、

 

なんと!朝熊山にある金剛證寺は弘法大師 空海が開山 ⛰️

行かねば〜〜〜!


と、いつものように旅のスケジュールをテトリス並に埋め込み、行ってきました。ほぼ日帰りで💦


どうしても仕事の関係で、朝8時前に二見浦からスタートしないと火曜のうちに家に帰って来れないので、

月曜の夜に新宿バスタから夜行バスに乗って朝7:40に二見浦到着。

スタートは二見浦 ↓ から
 

 


二見興玉神社 と 

 

 

 

 

 

 

夫婦岩 と

 

 

 

 

 

 龍宮社で心地よい潮風を感じながらの参拝と、お清めをして

 

 

 

 

 JR東海 二見浦駅から伊勢市駅へ!

 

 ネットで調べた時刻表と実際のが違う!の旅行あるあるの為、

二見浦駅で50分ほどの読書タイムを経て

 

 無事に外宮到着。

 

 

 外宮の正宮 豊受大神宮に参拝した後、

ご祈祷に参加しましたが、今回はなぜか五人囃子と巫女さん2人の舞もあり、かなり贅沢ご祈祷で身体中がじんわり幸せな気持ちに。

 

 その後、月夜見宮へ参拝予定でしたが、泣く泣く二見浦駅でのロスタイム50分の一部をここで帳尻合わせ。

 

 すぐにバスに乗り込み内宮へ。

 

 今回の楽しみの一つ、神楽祭の舞にギリギリ間に合った! 

 

 

 

 

 

が、ギリギリだった為、舞台からだいぶ後ろから覗く形で

なんだか落ち着いて見ることが出来ませんでしたが悲しい、また巫女さんの舞に感動

 

 

 

ある程度楽しんだ後に、

 

正宮 天照大御神 へ 一年の感謝をお伝えし

 

ここでも、ご祈祷を受けました。

 

 

神道系の本にも豊受大神宮は衣食住の神様なので、生活の基盤を整える意味があり

天照大御神は太陽の神様なので、生活の基盤に植えた種を太陽が実らせてくださる。

 

こんな感じな話が載っていて、とても納得🙇‍♀️し、両方でご祈祷してもらうことにしています。

 

 

その後、時間の関係で月讀宮へも断念し、

サクッと伊勢うどんをかき込みバスと電車を乗り継ぎ

 

 

朝熊山へ ↓

 

 

いざ、朝熊岳道登山口から、金剛證寺へ向けて登山を開始!

 

 この時点で13時でしたが、結構お疲れ気味😅

 

    でも、江戸時代にはバスも電車も無かったわけで、

空海が開山した山だ!と言う興奮で、楽しくスタート。

 

 

ゴツゴツとした かっこいい山!

 

 

 

 

 

 朝熊山は軽く考えていましたが、結構ハードな道のりで「辿り着けるかな?」と不安になったりもしながら

 

 

 

 

 

疲れを癒す絶景を楽しみつつ

 

 

 

 

 なんとか無事に金剛證寺にニコニコ  

 

 

渋くて素敵。。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 参拝したのちに、土日と祝日しか運行していないバスで、五十鈴川駅まで行き

 

 伊勢を後にしました。

 

 

 伊勢旅行は今回で17回目か18回目でしたが、一番ドタバタの旅になりなりました。

 

 来年は、一泊して同じルートをゆっくり回ろうと思います。

 

 伊勢旅行は何度しても、毎回新しい発見や景色に会えて最高です。

 

 

 

今週も嬉しいニュース

 今年の生徒さん達の成長ぶりには驚くばかりで、

 

 

 生徒さん同士で、互いにモチベーションを上げていって頑張っているように感じます。

 

 

 良い関係ですね👍

 

 

 今週は生徒のT君が、とある”靴のコンペティション”に一次通過いたしました👏👏👏👏👏👏👏👏ポーン

 

 

 狭き門を突破し、しかも締め切り日の前日に滑り込み提出。。。

 

 これから、大急ぎで靴を作り最終戦に挑みます! 

 

 賞金が良いから「それでミシン買う!」爆  笑 と、気合が入っておりましたが、何とも夢のある話です。

 

 

 全力応援!!

 

 

 それから、イギリス&パリ旅行にいっていた生徒さんも戻ってきて、イギリスの様子を話しながら

英語がもっとできたら。。。。と、語学の勉強にも力が入りそうなやる気と共に、エネルギーを放出していましたアップ

 

 

 今月からLOBBに就職した先輩にエネルギーを貰い、そのバトンが後輩達に渡されたように感じ

とっても良い雰囲気です。

 

 

 中級、上級の生徒さん達も、

 

ますます難しく難解なデザインや製法にトライし、

 

 ”靴のラボラトリー”として、

 

”革靴”のこと、

”木型から作るオーダー靴”のこと、

”足と靴”のことなら

 

何でもござれ!!を実践しており

 

 世界で通用する職人達を輩出しております。

 

 

 

 さて、

 

 先週の”スキン・ステッチ強化特訓”は  

 

 『オフセット・シーム』を行いました。

 

 

彼女の工房からzoomでの参加↓

 

 

 

 

 みなさん、フラット・シーム同様に「ムズ!」と連呼しながら、作業を進めておりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 『スキン・ステッチ』は使用する革の厚さや風合いによって、角度や力加減をしたり、

糸の太さで表情が変わりますので、いろいろな革で

 

 

1に練習、2に練習、34も練習、

5に練習!です。 

 

 

 人より上手くなりたかったら、人の3倍も5倍も練習すれば良いだけです。 とってもシンプル真顔

 

 

 

 さて、来月からは「デザイン強化レッスン」です。

 

 

 

 『靴が大好きです!』と入ってきた生徒さん達も、いざデザイン画を描かせてみると、

まるで靴を見ていないな〜と感じますので、

 

 基礎の基礎からスタートし、

 

 デザインを描く際に、平面のデザイン画を立体の靴として脳内で変換する方法を伝授しながら、

 

 来年の ”コンペ” へ向けて、レッツラゴー です真顔

 

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

年内の特別講座:イギリスからの風

 9月20日(土):生徒さんのレベルアップ補習講座は

スキンステッチの

「オフセット・シーム」です!

 

ZOOM参加もまだ可能ですので、参加ご希望の方は19日(金)夕方までにお知らせください。

 

 

 

 

 それから10月〜11月は 

「デザイン強化月間」です。

 

 こちらもZOOMでの参加もできますので、生徒の皆様この機会にぜひ。

 

 靴のデザインの基礎をしっかり頭に入れて、オリジナルのデザインを生み出せるように学んでいきましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そして、12月28日(日)キラキラキラキラ

 

はJohn Lobb Paris から講師をお招きして、デザイン講座を開催いたします!

 

 デザインのお悩み相談、John Lobb Parisでのオックスフォードの靴デザインのポイントはどこか、

新しいデザインはどのように生み出されているのか?などのお話も聞ききながら

 

 また、各々が思う”美しもの”を持ち寄り、それから「インスピレーション」を得て靴のデザインに変えていくレッスン。。。など

 

 

 参加者のレベルに合わせて、これから企画を詰めていきますので、まずは参加希望者の顔ぶれを見たいので

だいぶ先の話で恐縮ですが、参加者希望の方はフォームに出席簿横のフォームに名前をお書きください。

 

 もちろん、ZOOMでの参加も可能です!

 

 

 

 デザインはお家でもいくらでも練習可能ですし、何度も何度も描いているうちに気づきも多いと思います。

 

 「ここのステッチはどこまでだ?」「このラインの場合、パターンはどうなるだろう?」

 

 「キャップとカウンターのバランスはどうかな?」

 

 デザインは、「線」を引くだけではありません。

 

 たった1本の線が、

 

木型をスマートに見せたり、 靴の曲線の美しさを表現できたり、 足のコンプレックスを解消したり

 

何時間でも見ていられるような魅力を持ったり、 1日をワクワクさせるものになったりします。

 

 

 お教室の生徒さん達は、何かしら「靴好き」からお教室に通うようになったのだと思いますが、

 

 靴を好きになった理由は何でしたか? きっと最初は気に入ったデザインの靴との出会いだったのではないでしょうか?

 

 

 靴との初恋を思い出しながら、1本の線のマジックを生み出していきましょう!

 

 

 

 

 

 

 

弟子からのイギリス便り

 私の古巣JOHN LOBB LONDONで働き始めた I君からイギリス便りが届きました音譜

 

 今日から初出勤です! 頑張ります。とLOBBで与えられた、ベンチ(作業机)の写真を送ってきてくれました。

 

私のブランドとお教室の名前についている

 

"Bench"(ベンチ) とはこれの事よ!↓ だいぶ年季が入っているの渡されたね。

 

 

 

 同じ部屋で働くI君の同僚が、私の元同期の現社長の息子さん(赤ちゃんの頃を知っているラブラブ立ち上がる)とのことで、

時間の流れを感じると共に、縁も感じました。なんだか嬉しいです。

 

 また、JOHN LOBBは7代目も働いているという、家族経営の老舗として素晴らしいですね。

 

懐かしいShop 地下の工房↓  

 

 

 

 

 I君は早速初日から、修理のオールソール取り替えの仕事を与えられビビりながらも気合が入っておりましたが

 

私は社長に「戦力になる弟子を送ります」と言ってあるので、少し試され期間かな?笑

 

実力を発揮し、技術に磨きがかかることでしょう。

 

 

 海外へ旅立っていた弟子達が活躍している話を聞くたびに、彼らの純粋な「最高の靴を作りたい!」という夢を語っていた

 

澄んで力強い目力と、諦めずに努力していた姿、教室で6時間授業を受けた後に家に帰ってからも靴作りをしていて、いつ寝てるの?と心配しても

 

楽しそうに、失敗したところ、難しかったところ、やり直したいところ、何度も練習したいところなどを楽しそうに語っていた事などを思い出して、

 

立派に靴職人になれたことを、心から嬉しく思っています。

 

 

 私が30年前にイギリスに渡り、JOHN LOBB LONDONに入社した時は、日本人はおろか、アジア人の入社も初めてで、女性も少なく、周りも戸惑ってたようですし、私も乗り越えねばならないことが多過ぎて、真っ暗な道を手探りで歩いていたような感じでした。

 

 

 ですが、最高級の材料を使い、「最高の靴を作ろう!」というワークショップ(工房)で、一流の職人達と共に働けたことは、

靴職人として、これ以上恵まれた環境はなく有難い経験をさせて頂けました。

 

 

 そんな職場をなぜ辞めた?とよく聞かれますが、 

 

そんな夢のような恵まれた環境の中で約10年働く中で、

自分の30年後が見えるように思えました。 

 

自分の未来が見えることほど”つまらないこと”はないな〜と。

 

 

 その頃、私は自分で木型から底付けまで出来るようになっていたので、

 

 『一人で独立しようかな?全部まるまる一足を一人で作るの!』と同僚達に話したところ

 

 全員が「無理だね」「そんなことは出来っこない」と言ったので、『これだ!』と思いました。

 

 靴の工房は通常、分業です。

 

 木型は木型職人、革の裁断はクリッカー、型紙はパタンナー、製甲はクローザー、底付けはボトムメーカー。

 

 

 それぞれの工程は一人前になるまで、数年を要するので、全部習得するには10年かかります。

その上、資金を調達し、経営までするとなると、「やめとけ」と言いたくなりますよね。

 

 

 でもね、誰もが出来ないと思っていることが出来たら、新しい道が開けるし、未来には誰も見たことがないことが起こるはず!

 

 それに、一人で1足仕上げることができた時、職人は初めて自由になれるのではないか。

 職人は仕事が楽しいのを良いことに搾取されがちだ。。。

 

 

 そういう思いで進んだ20年。 

 

日本で仕込んだ弟子がイギリスで働くという、見たことがなかったことが見れました。

 

海外からの日本に靴作りを学びにくる人達と大勢会えたこと、オンラインで遠方の方々に靴作りを教えられること、

 

「靴を作る」という極めてニッチなことに、多くの方々が興味を持って、年齢も国籍もさまざまな方が教室に通ってくれています。

 

日本国中からお客様がお越しくださることに10年前は喜んでいましたが、現在は世界中からお客様が来てくださいます。

 

20年前にそんな未来は見えていませんでした。 

 

 

 

 現在夢に向かって進んでいる人達、未来の夢は人に馬鹿にされるくらい、止められるくらいがちょうど良いです。

頑張るモチベーションにもなります。

 

 

 現代は、人にちょっと言われると

「傷ついた。。。悲しい」となってしまうように思いますが、傷にするにはもったい無い!

 

 傷ではなく「やる気」、「見返す原動力」に変換することもきっと可能ですよ。

 

 

 夢を諦めたら、そこでTHE END。

 

 だけど、死ぬ物狂いで夢を追いかけたら、きっと誰も見たことがない未来が待っていると思います。 

 

 現実に私は何人もの夢追い人達が工房を開いたり、お店を出したり、海外で職人として活躍している人を何人も見てきました。

 

 まずは夢を描きましょう。

 

 そして「無理だ」なんて言葉は、他人に言ってもらう言葉であって、自分で言う言葉でも、思う言葉でもありません。

 

 自分だけは自分を信じてあげて、思う存分追いかけてみてください。

 

 未来は自分の決断次第でいかようにも変化させられます。

 

 I君が証明してくれましたね。 

 

 これからはI君の成長が見られる楽しみが出来ました。

 

 弟子は卒業です。これからは、後輩だね。ニコニコ

 

 久しぶりに祝い酒を飲みました。良い酒じゃ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

5日間で自分の木型を作る講座 開催

 生徒さんやお客様が「読みましたよ〜」とおっしゃってくれて、他の生徒さんも読みたい!とのことでしたので、リンクを貼りますね。

 

6月に記事が出ていました(遅くなってすみません💦) 

 

 

 それから

 

 

「5日間で自分の木型を作る講座」

 

の受付締め切りは9月24日です。

 

 お教室の生徒さん以外の方が参加できる年内最後の講座です。

 

 毎年行うわけではないので、この機会にぜひご参加ください。

 

 参加されたい方は、お早めにお申し込み願います!

 ↓

 

 

 

 

 

お教室風景

 

先週のお教室で、靴底を真っ黒ピカピカに磨いていた方2名。

 

 

 

靴底のフィニッシングの方法は「これでなくてはダメ!」と言うことがないので、(15分も歩けば削れてしまうし悲しい

 

 

 

本当にこの30年間、色々な方法を試してみましたが、ここ5年はこの方法に落ち着いています。

時間もかからず、リスクも無く、綺麗に整います。 

 

サンドペーパーの番手が大事ね〜。あとは、インクの乾かし時間と磨きの力加減。 優しく優しくね。

 

 

 

それから、アッパーが仕上がった方。自分でデザインから行う1足目の靴です。↓

 

 

自分で革も購入していて(良い色ね〜)悪戦苦闘しながらの型紙作りと、クロージング。ミシンもだいぶ慣れましたねグッド!

 

 

 

 

1足目のアッパを作成中の生徒さん。U-チップもなかなか良い感じに縫い終わり、ミシンの練習をひたすら行っています!↓

 

 

 

本縫いのつり込み中の生徒さん達↓

 

かっこいいね〜キラキラ  デザインは 「アデレード」 です! 

 

 

 

外反母趾にお悩みの方ですが、足にフィットした良い靴になりそうですね↓  オシャレキラキラ

 

 

 

 

片足が縫い終わり、もう片方に入ったら凄いスピーディーに縫えるようになっててビックリ!な生徒さん↓

1足目の靴作りとは思えないほど手際が良い方ポーン

 

 

 

 

1足目のインソールを作成中の生徒さん達。 ↓

 

初めは何かと難しいですが、一つ一つしっかりと学ぼうという姿勢が素晴らしいですキラキラ

 

中級レベルの生徒さんは、着々と綺麗に進めています!キラキラ

 

 

 

1週間お休みして、記憶がほぼ飛んでいた生徒さんチーン ↓

 

作業しながら、だんだん記憶が蘇ってきました! 音譜

記憶では忘れていても、手が覚えていたりしますよね。

 

 

夏の終わりにサンダルが完成しそうな生徒さん↓

可愛い色の組み合わせラブラブ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

仕上がって足入れするのを皆が見たがっている靴↓ 

丁寧にコツコツと作業を進めています

 

 

 

 お教室の生徒さんへのお知らせ

 

 

 それから、2025年12月28日に JOHN LOBB PARISから講師をお招きして、デザイン講座を行います!

 

 参加希望者の方は、今週から受付を開始いたします。

 

 生徒さんのレベルによって、内容を考えてくださってますのでどのレベルの方もぜひぜひご参加くださいませ。

 

 どうぞお楽しみに!スケジュールを開けておいて下さねニコニコ

 

 

 

 今月は目も回る🌀程の忙しさで、朝早くから授業ギリギリまでオーダーの仕事をしているので、

生徒さんに「徹夜っすか?」と聞かれましたが、もう徹夜はしないね〜。無理だね〜。

 

 その代わり、朝がどんどん早くなりますね。ほんと不思議。

 

 太陽と共に目覚め、太陽と共に眠る。夜8時には寝る。笑 が目標。

 

 電気が発明される以前のサイクルで暮らしてみたいな〜。

 

 もっと歳取ると出来そうなので、早く歳取りたいな〜。

 

美しい靴の型紙 の話

 日が暮れるのが早くなりましたね。

 

 

この調子で、秋が早く来ると良いな。

 

 今年は大好きな”さんま”が過去10年で最大の大きさや脂の乗りが期待できる とのニュースを聞いて

もう楽しみ〜音譜 

 

 

 

 と、どうでも良い話ですが。。。💦

 

 

 

 さて、今週は

「モンクストラップの種類」 を、ショート講座で行いたいと思います。

 

 

 

 ”ワンストラップ・モンク” や ”ダブルストラップ・モンク” は 木型のフィッティングの知識があれば、全然難しくないデザインで

 

生徒さん達も中級者の方々は軽々作っておりますが、

 

 

 最近は上級者の生徒さん達が悶絶しつつ楽しんでいる型紙は 

 

 

 ”GOLOSH MONK” !

 

 

 

 

 

 

 

 Golosh Monk は 

 

『OXFORD 』『GOLOSH  』 『MONK』と

『 DOUBLE MONK』の要素が入っているので

 

 

型紙作りの力量が測れるデザインですキラキラ 

 

 

 ワクワクするね。  

 

 

 最近も上級者が頑張って切っておりますが、他のデザインの要素を見つけながら楽しんで頂ければと思います。

 

 

Golosh Monk↓

 

 

 う〜ん。 こういうデザインのパターンカッティングって、ゾクゾクする楽しみがありますよね。

 

 

 

 でもね、 上には上があるってのが世の常 真顔

 

 

 

 まだまだその上の悶絶があります!  

 

 

 その名も

 ”WHOLE CUT MONK” ポーン 

 

 お教室で見せますね!

 

もうここまで来ると、パタンナーの頭脳自慢の域になります。

 

 

 

この”WHOLE CUT  MONK" と同じくらい一瞬、頭を悩ませる 

 

"NO SEAM  WHOLE CUT" という

 

靴のデザインがあり、

 

時々生徒さん達も作りたがっていますので作り方を説明すると、

 

なんだか皆さん納得して作る人は稀ですね。

 

 

 

このデザインは、トップライン(履き口)以外の縫い目も切れ目もないデザイン。

 

OXFORD WHOLE CUT のバックシームの無いものです。

 

 

”バックシーム” も ”サイドシーム” も無い、一見不思議なデザインですが、

 

 

こちらは”トンチ”のような作り方で、なんだろうな、型紙としての美しさに欠ける気がします。

 

”力技”(ちからわざ)は、エレガントさに欠けますね。 

 

 

 

かなりマニアックな話ですみません💦

 

 

 

 

 

世界一美しい数式と言われている

 ”オイラーの等式”(e^iπ + 1 = 0)のような恐ろしくシンプルであり

 

幾つもの異なる分野の数学の概念が調和されている式のような、シンプルな中に光る叡智が見えた時人を感動させるのだと思います。

 

 

 

 靴の型紙にも、シンプルで無駄のない美しい型紙と、無理やりで強引なものが存在します。

 

 

 美しい型紙とは、アッパー(表革)のシンプルで美しい曲線と、シンプルでアッパーを邪魔しないフラットなライニング(裏革)であることだと思います。

 

 

 いかに、アッパーとライニングが 蛤の貝のようにバッチリ合い、 ボコボコしたところがなくフラットで、

 

 

 変な切り込みもなく、無駄なたるみもない。変な突っ張りもない。

 

 

 そんなシンプルで美しい型紙で形成される靴のデザインは、美しい靴になる種です。(まだタネ💦)

 

 

 

 

 シンプル であることの強さと美しさは歳を重ねるたびに実感します。

 

 若い頃は、ゴテゴテとアクセサリーや派手な洋服で自分を表現して、自分が何者であるかを探りますが

 

 

 自分が何者か分かれば、アクセサリーは肩こるし、派手な洋服は自分の個性の強さと喧嘩し邪魔になるだけ。

 

 

 他人のデザインは他人の考え。私のじゃない。

 

 

 自然とシンプルにシンプルになっていく。

 

 

 

 シンプルで、上質なものが心地よい。  

 

 

 質の良さは、人の叡智。

 

 

そんなことも思いつつ、シンプルかつ美しいデザイン、美しい型紙を作っていきましょう。

 

 

 

初心者の人も基礎から学べます! 初心者からプロまで学べる靴教室

 

 

 

 

 

 

 

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

靴教室:アナログな靴作り

 今週の「補習授業」は”ロープシーム”強化レッスン。

 

 

ロープシームは中に入れるロープ選びと固さ調節が大切です。

 

 

ロープの選び方と、ロープを固くする方法を説明し作業に入ります!

 

 

  

 

 

ロープシームはミシン縫いでも、ハンドステッチでも出来ますので、

両方行う生徒さんもいて、みんな真剣キラキラ

 

 

 

 

 

 

 

 

いかに革から浮き立たせるかがポイントひらめき電球

 

 

特殊に加工した工具で浮き立たせた後に縫っていきます。 

 

皆さん、工具使いの習得も早く、かなり浮き上がらせるの上手でしたグッド!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

浮き立たせる為に特殊に加工した工具を使用しますが、

ZOOMの方は事前にご自分で作成して頂きましたが、上手に作られていましたグッド!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ちなみにミシン縫いだとこんな感じ。 

 

 

 

 

 

 

 

 

次回の「補習」はスキンステッチの”オフセット・シーム”です!残席2名です。

 

Zoom参加もできますので、参加したい方フォームに名前を記入してくださいね。

 

 

 

通常教室

 

さて、今週は新しいメンバーが2名入会しましたキラキラ

 

新米生徒さんは、ナイフを研ぐ ”ラップスティック”  作りからスタートし

ナイフ研ぎの洗礼を受けてからの靴作り。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

スーパーシャープなナイフさえあれば、作業はスムーズに進みますので、真剣です。

 

 

お二人とも2本のナイフ研ぎが終わり、早速インソール作りがスタートしました。

 

 

 

 

 

初ポストミシンにチャレンジ中の生徒さんキラキラ おっかなびっくりしながらも、習得早い!ポーン

 

 

 

LOFERのアッパー(仮縫用)を縫い終えた生徒さんキラキラ 奥様の靴を木型から製作中。

 
 
 
 
 
初めてのすくい縫いが終わり、革のシャンク付けをしている生徒さんキラキラ
 
 

 

 

 

 

 

 

インソール作りがかなり上達した生徒さんキラキラ

 

 

 

 

 

毎回2足同時に作り出す生徒さんキラキラ

 

 

 

初の出し縫いに挑戦中の生徒さんキラキラ

 

 

皆さん四苦八苦しつつ、このアナログな靴作りを楽しんでいます。

 

結局、スマホやAIによって生活の一部分が便利に楽になっても、

人生そのものが楽になるわけでも、幸せになるわけでもなく

 

暇でもないのに、”暇つぶし”ばかりするようになり滝汗

 

一周回って、

 

自分の足で歩き、自分の手でものを作ることの楽しさと幸せを

 

 

より実感するようになったってだけだよね。というような話を生徒さんと交わすことも多いです。ニコニコ

 

 

自分で深く深く考え、考え通りに動く体と手先に鍛え上げ、思い通り”ものづくり”ができると

 

生きている感MAXです真顔

 

 

今月も楽しみながら己を鍛え上げていきましょう〜。

 

 

 

 

 

靴作り:アッパーと製法のバランス

う〜ん。9月。

 

今週お客様が「この暑さ、生態系が心配です。」とおっしゃってましたが、本当ですね。

 

それでも、何とか9月まで来れましたので、もうひと頑張り💦

 

 

さて、

今週9月6日(土)17:15分〜「ロープシーム補習講座」です。

ZOOM参加の生徒さんは、今週使用するものの確認をしましょうね。

 

 

9月20 日(土)はスキンステッチの「オフセット・シーム補習講座」です。

残席2名、ZOOM参加もできます! お申し込みはお早めにお願いいたします。

 

 

10月からは「靴のデザイン画」補習講座を開催します!

 

 

 

お教室風景:

最近、Uーチップのローファーを作成中の生徒さんが多いです。

 

 

秋〜冬にかけて重宝しそうな可愛い靴音譜こちらのU-チップは↓セパレート・レイク

 

 

こちらは、バンドを取り付けします。↓ スキンステッチの王道 レイス・ド・レイク  

 

 

 

こちらは、ハンドステッチの ロープ・シーム↓

 

 

 

 

こちらのHAZARDの↓ U-tipは レイド・オン・レイク

 

 

皆さんデザインも各々です。

 

 

ローファーの場合、アッパーの革をカチッとしたCALFを使用する際は、ウェルテッド製法で重厚に作製したり

 

柔らかく薄めのアッパー革を使用する際は、マッケイ製法で軽やかに作製します。

 

アッパーの革と底材の重さは合わせるように作製しないとバランスが悪く、作製する上でも支障が出てきます。

 

 

 

今週のお教室では、「アッパーと製法のバランス」について、ショート講座を行いますね。

 

 

イギリスのビスポーク靴では、”ライニングの厚さ”も”ソールの厚さ””糸の太さ”もデザインによって変えていますので、

それらの説明をすることによって、革選び、製法選びも的確にできるようになるかなと思います。

 

 

アッパーの革が薄ければ、薄い底材でないとアッパーが耐えられませんし

アッパー革が厚ければ、厚めの底材でないとバランス悪いですし、

 

 

元々、その靴は「何の為の靴?」「何の為にこのデザイン?」ってのが、一番最初にあるはずですので

そこの企画がしっかりしていないといけませんね。

 

 

この靴はカジュアルにガンガン履く用の靴、この靴はタイトめのスーツに合わせる用にエレガントな仕様で。。。

 

という場合、アッパーで使用する革も、製法も、底材も選び方がわかってきますよね。

 

 

そんなことを、細か〜いところまで「イギリス・ビスポーク靴」の ここまでやるのか! てなことも

お話しできたらと思います。

 

マニアックな教室ですので、マニアックな事、深掘りしていきますよ〜。

 

 

 

 

 

満席のクラスもありますが、生徒さんは随時募集中↓ いつからでもスタートできます。