”Benchwork study Laboratory" 英国式 靴作り教室 -128ページ目

第3回 日曜教室

 先週もナイフ研ぎに奮闘していた生徒さんがいましたが、ナイフ研ぎはコツを掴むまでが大変ですが、いったんナイフをシャープを研ぐことが出来れば、靴作りもだいぶ楽になります。シャープなナイフは靴を作る上で必須条件です。


 と言うわけで、第三回 日曜教室は『ナイフ 研ぎ』です。自分の革用のナイフ研ぎに自信の無い方は是非参加して下さい。こちら→http://www.geocities.jp/benchwork_study/sunday.html

思いっきりできる環境

先週のお教室はやる気が漲っていて凄かった!お正月休みに、パターンを何枚も練習してきた人や、すくい縫いや出し縫いを終わらせてきた人、U-チップのスキンステッチを何回も練習してきた人、ナイフをしっかりと研いできた人など、私としても、良いスタートでした!


 お教室も今年で5年目に入るので、もっと内容の濃い教室にしていきたいと、プリント類の製作を初めて先週配りました。でも、手作業は自分で手を動かし、感触をつかんで学んで行かねばならないので、作り方そのもののプリント等は作りませんが、読んで得れる知識もありますので、今後も継続して作っていきますね。


 で、どのような題材のプリント類を製作しようかと、お正月休み中に私が学生の時に書き込んでいたノートを読み返したら、忘れていたことなどがザックザックと出てきて、あれも教えたい!これも教えたい!と気合入りました。

コードウェイナーズの学生だった頃は、本当に貧乏学生で学食でランチを食べるお金があったら、革や工具を買う為にとっておきたかったので、お昼休みはほとんど図書館にこもって、文献写しに精を出していたので、ノートに書き写した豆知識やら、細かい作りの注意点やら、製法の役割などがぎっしり。靴作りは知れば知るほど、奥の深さに感嘆して、『あ~こんなにチンタラ勉強してたらダメだ!』と焦りばかりが先走っていて、2年間の学生生活はやってもやっても、自分に納得できなかったし、自分に自信が持てなかった。本当に暗い2年間だったのですが(笑)、人生の中で、あんなに勉強したことは後にも先にもなかったし、暗い学生生活ではあったけれど、今思い返すと多くのことを得ることが出来た2年間で、青春だったな~と(笑)。その頃、同じように悩みながら苦楽を共にした友人達とは、現在でも同じ業界で交流があり、未だに刺激し合って良い意味でのライバルでもあるし。真剣にやったことは、やったこと以上の見返りをくれました。


 そんなこんなを思い出し、現在真剣に靴作りに取り組んでいる人達にも明るい未来が来るように、思いっきり学びたいことが学べるように、環境を整えていきたいです。


 話は変わりますが、年末に『チャロー・インディア』(六本木ヒルズ森タワー53階の森美術館で3月15日まで開催)を見に行ったのですが、インド・アートがとても良かった。インドが抱える大きな問題をベースにインドのアーティスト達が切実な願いをこめて、インドの文化を、生活を世界へ向けて発信したものだと感じました。どんな国や環境に生まれても、やっぱり人間の根本ってのは愛や平和を求めているのであって、それらが根本に無ければ、本当の幸せはありえない。


 それから、先週の土曜日からチェ・ゲバラの映画『28歳チェの革命』も公開されますが、今年キューバ革命50周年です。この映画を見るのを凄く楽しみにしているのですが、この50年人々は成長したのだろうか?チェの残していった意志がもっと世界に広がっていくことを切実に願うのですが。。。イスラエル軍がガザに行っている虐殺、アメリカのイラク人虐殺。おろかな歴史の過ちはもういらないのに。過ちは二度と繰り返さない!って声を大にして世界に発信できる国は、日本なのにね。日本の新聞もTVもほとんどガザの悲惨な状況を報道しない。ゆっくりゆっくり私たちを洗脳しようとしている。




メガネ

 2年程前から、疲れが酷い日や寝不足の日に目がかすんで近くの物が見えづらくなってきて、メガネが必要か?とうとう必要か?と思ってたところに、年末黒木さんが眼鏡屋さんを紹介してくれました。黒木さんはカレッジ時代から、いつもセンスの良いメガネを着用していたのでかなり期待して年末に、綾瀬にあるREALという眼鏡屋さんへ。こちらのお店は想像していた以上に素材、デザイン、レンズにおいてこだわっていて、センスが良くビックリです。デザインが出来るまでとか、サンプルが出来るまでに行っている工程などのお話も聞かせていただいたのですが、共感できる『物づくり』をしていらして嬉しくなりました。お店のスタッフの人達もとにかく気さくな人達で面白く、私の顔に合わせてデザインを選んでくださり、検眼して目の状態を説明していただいたり、とにかく、細部に至るまで丁寧で作るメガネに自信を持っているのが伝わりました。本当に欲しいデザインが沢山あったのですが、仕事中と読書以外は必要ないので、なんだかちょっと残念な気分。早く老眼にならないかな~等と、メガネかけたさに思ってしまいます。


 で、本日お昼休みにメガネを受け取りにお店に行って、かけ心地の良さにも驚きました。耳の辺りの圧迫感も全然なく、下を向いても全然ずれないし、私のはチタンで出来ているものですが、とても軽い。デザインも斬新なのに違和感ないし。黒木さんが”ここのメガネは凄いですよ”を連呼していたのがよく分かった。ほんとに凄いですよ。ここのメガネは。今日オーナーさんから聞いて面白かったのはメガネの鼻の横についている部品はとうもろこしの粉末で出来ていて、土に帰るんですよ!ですって!色使いのセンスの良さは必見ですよ。良いめがねをお探しの方は是非是非!                   

                    REAL http://www.realmegane.co.jp/

新年明けましておめでとうございます

 明けましておめでとうございます。本年も張り切っていきます!どうぞ宜しくお願いいたします。


 お正月休みは29日から6日までたっぷりと取るつもりが、本日初出勤。。。。やっぱり、だめだわ。仕事したくなちゃう。病気だわね。


 年末からずーと肩こりが酷くて、首も回せない程、首、肩、背中、腰が痛くて痛くて、せんねん灸を部屋中が煙たくなるくらいやったんだけれど治らず、シップを背中全体に貼って、スラムダンクを読みふけってたらようやく治まってきた。スラムダンクすごい!!肩こりも治す面白さ。(シップかも知れないけれど。。)ストーリー後半でポロポロと涙流しながら読んで、息子にバスケをするように薦めて拒否されるが、息子もスラムダンクを2日間で読んで楽しんでた。(私は一晩で。。)生徒の皆さん、読むように薦めてくれてどうも有難うね。たっぷり気合の充電できました。お正月休みは、1日に大川家恒例の新年の挨拶会。親戚が実家に24人集まり大いに食べて、いとこ達とボーリングへ。2日は深大寺に初詣。DVD見て、スケボーして、本読んで、漫画読んで、ギター弾いて、ぐうたらしてたら靴を作りたくなった。やっぱり、靴が作りたい。いつも靴を作っていたい。今年も思いっきり、生きたいと思います。


 今年はどんな年になるのだろうか?私は大殺界の中盤らしいですが、辛い事がある位の方が生きる甲斐があるってものよ!はっはっは。どんと来い!誰かが既に歩いた道は歩きたくない。引かれたレールの上なんて興味ない。人が『そんなこと無理だ』って言ったことに、無理じゃない!って、行動で示したい。今まで誰もやれなかったことを、誰も感じたことのない感情を味わいたい。一歩ずつ亀の歩みの速度でいいから、自分の理想に近づきたい。


 生徒の皆さん、今年は1月9日(金)10日(土)からお教室です。気合を入れて、やる気と共においで下さいませ。気合充分の鬼講師が皆様のお越しをお待ちしております。ふふふ。今年もたのしみじゃ。

bench work study

28日仕事納め。今年最後のお客様は、新規ご注文のお客様だったのですが、自転車好きの方だったので、自転車談義で盛り上がり、テンション高く今年のお仕事も終了。来年の仕事も楽しみです。靴作りたい!ってなんだか、ワクワクしてます。休暇に入って1時間経っただけなのに。。。

 はあ~。今年も楽しかった~!!思いっきり靴作りが出来た。ベビー靴や革素材を一切使わない靴も作ったし、お客様の靴も沢山作らさせて頂いた。生徒さん達も沢山の靴が仕上がった。感無量。本当に有難い貴重な経験も多くあり、今後の仕事に結び付けてもっともっと成長していきたいです。


 その他には、多くの人に”足に合った靴”を履いてもらいたい!という思いを、どのように伝えていくかという事を考え、すべての人がビスポークを誂えることは無理でも、すべての人に”靴に足を合わせる”のではないと言うことへのアプローチとして、既製の靴を足に合うように『修正』するという仕事も多くしてきました。足にあたって痛い部分の靴の革を伸ばす修正、大きいサイズの靴のスペースを埋める修正、甲が低くて、フェイシング(靴紐の羽の部分)が全部ぴたっと閉じてしまう靴のフェーシングをしっかり絞れるようにする修正、靴の中で足が滑って親指が当たる靴を滑らないようにする修正等、お客様が履いていらした靴を、『この靴はデザインが気に入っていたのですが、やっぱり足が痛むのでもう捨てます。』とおっしゃったので、『1週間お時間下されば直しますよ!』と思わず言ってしまったのが発端でしたが(笑)、その靴を修正後、お客様がとても喜んで下さって、こういう仕事もありだな、と。その後お客様達にこういうことも出来ますよ。と言うと、どんどん靴が舞い込んで来ました。皆さんとても困っていたのだな~と思うと、やりがいも見出せましたし、既製靴も様々な製法がありますので、こちらも勉強になりました。本当に捨てるのはもったいない靴ばかりでしたので、お役に立てて良かったと思います。ほんのちょっと手をかけるだけで痛みから解放されるのですから、今後も私でお役に立てる事ならば使命と思ってこなして行きたいと思います。


 私は英国のカチっとしたドレス・シューズに美しさを感じ、私の頭の隅にはいつもジョン・ロブのサンプル棚にあるライトブラウンのOXFORDの靴の映像があり、何年も嘗め回すように見続けてきたので目に焼きついていますが、あの靴以上の美しさをまだ見たことはなく、いつも目標にしている靴で、私もあの靴を作った職人の域に達したい!との思いもありますが、それ以前に靴を『履いた感覚の美しさ』を伝えたい。ということが根っ子の部分にあります。初めて職人仲間が私に木型を作ってくれ、自分で靴を作って履いた時の感動。一歩一歩足を踏みしめながら足の裏に感じる心地よい革底の感覚。どこにも窮屈さを感じず、土踏まずをしっかり支えてくれる気持ちよい感覚。あるべき場所に骨が収まっているという感覚。背筋がピンとして自然と胸が張れる感覚。あの感覚を伝えたい。だから、『捨ててもいい』とか『履くのが不快』なんて言われてしまう靴は、私まで悲しくなってしまう。そんな窮屈な思いを誰もしなくてすむように、私が出来ることを精一杯、来年も再来年もそれ以後も続けて行きたいです。

 

 私の会社名とお教室名を『bench work study』と名づけたのは、私が自分自身に一生の誓いを立てたからです。『bench』(作業机)の前で『work』(仕事)をし続け、『study』(学び)続けよう!と。決して作業机の前から離れることなく、自分の手で作り続けていこうと。一生、職人でい続けようと。現在、まだまだ通過点。まだまだ学び中。まだまだ進化中。


 『bench made by yukiko bassett okawa』という名で、ビスポーク靴を作らさせて頂いておりますが、こちらも決して私が作業机から離れることなく、私が責任を持って作り続けていく事を誓った名前です。今年も新規のお客様からも、既に数足作らさせて頂いているお客様からも学ばさせて頂くことが多く、細かい点で一人一人の靴を自分なりに工夫して、より良いフィッティングを目指して仕事をさせて頂きました。本当に、『足』というものはどうしてこんなに一人一人違うものなのか?と不思議に思いますが、一人一人の人間も性格の違い、趣向の違い、意見の違いがありますものね。だから、人との付き合いは楽しいし、それぞれ人は魅力的だし、面白い。違いがなくちゃ面白くない。そして、その違いをその人の、その足の、魅力として誇れる様に生かすことが大事なのではないでしょうか。


 お教室の生徒さんも今年は50人在籍で、本当に個性が強くて面白く、暖かい人達ばかり。私が20年位前に通っていた靴作りの教室は、誰も会話をしませんでした。お教室の雰囲気が無駄話などトンでもない!という感じで、生徒は私を含めて5人で3年位通っていましたが、顔と苗字以外は何も知らずに終わりました。他の人たちの作る靴に興味を持っても、何も聞けず、お互い話合えればもっと色々な事が学べたと思うし、当時の靴作りの幅も広がったのではないかと残念に思っていました。だから、私がお教室を開いたら、皆自分の失敗も成功も笑って話して、お互いの勉強とモチベーションのキープが出来て、同じ目標に向かってがんばれるようにしたいな~。と思っていたのですが、私の願い以上に皆仲良く、ワイワイと失敗を皆で笑って励まして、成功を皆で褒めあう良い関係が出来ていて、とても賑やか。靴以外の話の方が多かったりしますが、色々な人の考えや趣向を聞ける機会は注文靴を作る上でも必要なことで、この人はどんなことに興味があるのか?どんなことが好きなのか?相手の欲しいものを作るのが注文靴屋の仕事なので、相手の気持ちが分からないと作れない。だから、色々な人の気持ちになって物事を考える能力を養って行く為にも、自分の人生を豊かなものにするにも、人との関係ってのはとっても大切だと思います。それ以前に、人との優しい関係は心地よいですよね。


 そんな訳で、今年も多くの人から支えられ、刺激を受け、充実した年になりました。日本の政治も自民党は明らかに末期を向かえ、国民一人一人が『生活に必要な事とは?』『良い生活とは?』と、考えさせられる事が多かったのではないでしょうか?老後の心配、医療の心配、教育の心配、食品の心配。。。他人事ではなく、自分のこととして一人一人が声をあげて改善してゆかねばならないですね。総選挙をめぐってやり渋っているのは、民意が政治家に届きつつある事だと思います。世界恐慌の始まりが騒がれていて、大きな企業が倒産したり、危機に面したりしているなか、自給自足生活に憧れる声を多く聞くようになりました。私も毎年何度も自問自答している、『何が本当に必要なものなのか?』『人々が何を欲しているのか?』を考えながら、自分を信じて、自分の手の可能性を信じて、道を切り開いていきたいです。


長くなりましたが、お世話になった方々、お客様方、生徒の皆さん、友人の皆様、影で支えて下さっている方々、本当に有難うございました。皆様のおかげで、楽しい1年をおくらさせて頂きました。心より感謝しています。どうぞ良いお年をお迎えくださいませ。

『1日講座』と忘年会

 今年のお教室は黒木氏の『一日講座』で締めくくりました。昨日、4時間たっぷり(実際は5時間弱)充実した講座をして頂き、充実した時間だったのではないでしょうか。平面のOXFORDのパターンをどのように綺麗に立体化させてゆくか、という内容で要所要所のポイントを細かく説明していただきました。ライン一本切るのにも、慎重にいかにスムーズに切るか、そしてより正確に製甲する為にパターン上で行っておくマーキングのポイントや、木型に添い易くする為に行う『FIT ROUND』等、教えていただき、実際に片足分を立体化させてみました。普段のクラスとは空気も違い、緊張感漂う中、皆さん活き活きとした顔つきで、真剣に学んでいました。黒木さん、どうもお疲れ様でした。来年もどうぞよろしくお願いいたします。


 パターンのラインを1本カットするのにも、スムーズに綺麗にカットする事は慣れないと難しい事です。ひたすら数をこなすしかないのですが、暇な時にでも雑誌などの写真を綺麗に切り取る練習などしてみて下さいね。それから、講義で使ったパターンのラインを何度も書き写して、バランスの良いライン、スムーズなラインを体に叩き込んでみてください。きっと次に作る1足に役立つ事と思います。


 今回の講義で皆さんのモチベーションも上がったようで、6時からの忘年会には今回も30名以上の生徒が集まり、とても賑やかでした。仕事が終わってから来てくれた人は、入り口でしばらく呆然としてから、隙間をなんとか探す状態でした。私も人数の多さに圧倒されて、いったい何をしていたのかあまり覚えていないのですが、あっと言う間に時間が流れました。黒木さんのカード・マジックは良かったですね!お笑いあり、驚きあり!!来年ももっとやっていただきましょうね!それから、サノヘンの弾き語りはやっぱり上手い!!感激しました。私も弾かせていただきましたが、なんだか訳の分からないうちに終わりました(笑)。BWSのOBも3人来てくれて、近況報告や営業など(笑)してくれて、皆元気そうでしたし、靴作りはしっかり続けていて、来年から受注を開始する人http://www.yo.rim.or.jp/~local/index.html 、お教室が起動に乗ってきた人http://inakutsu.com/ 、財布作りが益々良い作りになり、生徒さんからの受注を頼まれた人等、日々の頑張りが垣間見れて、感心しました。現役生徒さん達にも励みになった事でしょう。とにかく、作り続けること、目標に向って楽しみながら進んで行って下さいね。


 今年の新入りメンバー達も溶け込むのが早かったし、12時間耐久や展示会で既にあった事のあるメンバーや、話だけは聞いた事があるメンバー達(笑)と皆さん、賑やかに交流していて楽しそうでした。私はSOUL好きメンバー達と、音楽話に燃えたり、『ユキ語にようやく慣れてきましたが、始めは全く言ってる事が分からなかった。』と言う生徒に今後の私の改良点を指摘していただき、勉強になりました。私がよく言う『エッジをゼロに!!』って言われて、『なんだよ、それ?』って毎回思ってたそうです(笑)。なんと言ったら、伝えることが出来るのかって、本当に難しいのですが、今回の指摘で改良点がだいぶ見えてきました。どうもありがとね!来年からはプリント類も作って、工程を覚え易くしようと現在作成中ですので、来年はレベルアップをはかります!ユキ語の辞書も必要かな。。。?


 今年は『泊まり人』がいなかったせいか、ヘベレケになる人や、倒れる人、寝る人はいなく、お行儀良く飲めた忘年会でした。最後は『近所に住む組』4人で3時まで飲んで、いい気分で帰宅しました。今朝、掃除をしたらシャンパンや日本酒、ワインのビンの空瓶25本、ビールの空き缶は50缶以上ありました。本当に、何人いたんだろ?来年はやっぱり、どこか別の場所でやりましょうか?ぎゅーぎゅー詰めで、収集つかなかったですものね。


 差し入れも沢山あり、ありがとうございました。普段は口に出来ないようなシャンパンや珍しい日本酒などご馳走様でした。忘年会には残念ながら参加できなかった方からのビールの差し入れもビックリしましたが、ありがとうございました。ケーキやお饅頭や沢山のお菓子類も、封を開けていない物も沢山あり、ごめんなさいね。でも、本当にありがとう。


 そんなこんなで、皆様お疲れ様でした。年末ゆっくりお過ごしくださいね。ではまた。


 


 

12月27日(土)黒木氏の一日講座

 さてさて、12月も後半に入りお教室も土曜の午後のクラス以外は、残すところ後1週で今年も終了。今年も靴作り初心者の人達も多く入会し、慣れないナイフと奮闘し始めました。古株の人達は進歩と後退を繰り返しながらも、着々と腕を上げています。更なる進化への”お助けマン”黒木聡氏の一日講座を今年の締めくくりとし、来年へ向かっていきましょう!!


 12月27日(土)は14時から18時まで、以下の内容で開催したいと思います。参加者の方々は筆記用具とナイフ(しっかり研いであるもの!!)を用意して来てください。参加費2500円は当日受け付けます。よろしくお願いいたします。


 黒木氏が用意してくださるOXFORDのパターンを元にパターン・カッティングでの注意点や,「フィット・ラウンド」というアッパーをフィッティングする上での考え方など、簡単なパターンのアッパー作りでも美しい靴を作るために,たくさんの注意が払われている事を教えて頂きます。


 その後、実際に革を裁断、スカイビングしバックシームを縫い(時間の都合で当日は私が見本を見せて後日、個人個人で縫ってみることになると思います)合わせて、アッパーを形成してゆく。。。という内容になっております。


 これから、パターンやアッパーを作る方、既に経験済みの方も細かい注意点を学んで、自分のイメージするアッパーをメイキングし易く、より綺麗に仕上げるためのノウハウをつかんで下さい。黒木氏へ質問をジャンジャン聞いてみましょう。


 18時からはお教室の”忘年会”を例年通り、ワークショップ内でやります!皆さん、出し物の用意は出来ましたか?今年はマジシャンが既に気合を入れてくれています(笑)。私も皆さんから『ぜひぜひ、お願いします』と言われてはいないが、ギターを唸らせる予定です。サノヘンとデュオです!!(笑)皆さん、耳栓のご用意を。


 例年どおり、差し入れは心から受け付けております。お勧めのお飲み物などございましたら、お持ち寄りくださいませ。簡単な食事はこちらでご用意いたしますので、どうぞ仕事帰りの方もお寄りくださいね。それから、毎回忘年会は出席率が多いので、椅子の心配がございます。折りたたみ椅子などお持ちの方はご持参くださいませ。椅子も硬いものが多いので、長丁場となる事ですし座布等もお持ち頂くと良いかと思います。申し訳ございませんがよろしくお願いいたします。


 例年、終電以降も残っている人が多いので、1年の鬱憤を晴らしつつ、他のクラスの人達との交流を深めて楽しい時間をすごして下さいね。会社同僚に話しても白い眼で見られるのみで、『靴への熱い思い』の理解者を得ることは少ないと思いますが(笑)、ここでは靴作りへの燃え滾る熱意を打ち明けられる仲間ばかりです。好きな靴、自作の靴を履いて来て下さいね。私への日々の愚痴なども、皆で共感でき一体感を感じられる話題の一つかと思います。私は地獄耳なのでどうぞご安心して、鬱憤をぶちまけて下さいませ(笑)。では、皆さん体調を整えて”忘年会”へ挑んで下さいませませ。今から楽しみだわ~♪


 



靴を投げられる

 珍しくランチ中の更新。おにぎり食べながらネットでニュース見てたら、こんなニュースが!!http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081215-00000004-mai-int

 ブッシュがイラク人記者に左右の靴を投げられる事態に!靴の使用方法って色々あるのね(笑)。投げられた靴は、その後本人の元に帰ったのかな?イラク人の気持ちの代弁を乗せた靴。。。。


 さて、第2回の日曜教室も無事終了。今回講師を務めた七海さんから嬉しそうな報告を頂きました。全員スリッパを仕上げ、大きな笑顔を頂き、七海さんもパワーアップしたようです。前回のファースト・シューズ作りも出来上がった靴の写真を見せてもらいましたが、どれも可愛かった!赤ちゃんが実際に履いたところに写真も見せてもらい、良い感じです。まだ、始めたばかりの事で、講師を務める人も、こちらの準備もぎこちないですが、これからも、日曜教室を続けていきま~す。今後の”日曜教室”の内容も案が色々と出ていますので、来年も物作りを楽しんでいただけたらと思います。

ツリー・デイ

今週はヒールの積み上げが終わり、トップピースをつける作業の生徒さん達が5人いて、皆さん年内に仕上げたい!ってがんばっていました。私の教室で使う木型は、土踏まずのカーブがしっかり入り、、踵の底面が内外差をかなりつけて、しっかり踏まずにフィットさせるように私が原型を作った木型なので、ヒールの積み上げはかなり過酷です。5ミリ厚の革の積み上げを一枚一枚、バランスを取りながら削って作り上げていくので、ここだけの話ですが、初心者向きな作業では決してないな。。。と。(笑)はっきり言って、上級者向けなのですが、やっぱり、仕上がった靴を足に入れて皆が驚くのは、踏まずにフィットする感覚ってことだと思います。ほとんどの人が、同じように『踏まずを支えるって、こういう感覚なんですね!』と言って、床を踏みながら”新感覚”を楽しんでいますものね。一足目でこの感覚が残念ながら得られなかった方は、2足目は自分で木型から作りますから、絶対味わえます!お楽しみに!!


 さて、トップ・ピースまで付け終わったら、後はひたすらヒールとウェルトを”きやすり”で整えて、ガラスの破片でなだらかにし、三段階の番数の違うサンド・ペーパーでツルツルに仕上げるという、削って削って削りまくる工程を終えて、インク付けへ入って行きます。この削りの工程も、シャープなナイフで綺麗に仕上げておけば、削りも楽なのですが、まだ一足目だとなかなかそういうわけにも行かず、削り時間がとてもかかってしまいます。本日も『今日はナイフを研ぐ日にします!』と言って、ひたすら2本のナイフを研いでいる人がいましたが、授業が終わる頃にはだいぶ鋭く、いい調子に研げていました。(本当に面が丸くて酷い状態でしたが。。。)


 ナイフ無しには靴は作れないので、家ででも良いので、研ぎ石でしっかりナイフ研ぎを習得できるように取り組んでみて下さいね。勿論、授業中にもナイフ研ぎの集中強化レッスンも随時行いますので、研ぎ方のどこがどういけないのか?どこに力が入っていないのか?研ぐ角度は?などの問題を早く解決して、靴作りをもう少し楽に出来るように腕を上げましょうね。


 本日のお教室もこんな感じに終わり、今日は急いで帰宅しました。本日は”ツリーデイ”。クリスマス・ツリーを飾る日です。イギリスではクリスマス12月25日の12日前にツリーを飾り、12日後にツリーをしまう。というのがお決まりらしく、我が家もクリスマスに情熱を燃やす夫がうるさいので、それ以前には飾れず、お正月の間もツリーは出っ放しです。でも、毎年少しづつ作ったり、買ったりした飾りをツリーにつけながら、25日を心待ちにする時間は楽しいものです。5年前に息子が作ったエンジェルは体が取れて、髪の毛もまばらで、かなりホラーなエンジェルだったりして笑えました。


 で、日本ではクリスマスのお祝いは24日に行いますが、イギリスでは25日に朝から晩までお祝いです。24日にすることは、夜中に子供のベットにつけてある巨大ソックスに、サンタさんからのプレゼントと、”フィリング”と呼ばれるオレンジやチョコレートや小さい玩具などを沢山入れておきます。25日の朝は『やった~!』という子供の興奮した声が響き、しばらくの間、子供はベットの中でソックスの中の物を食べたり、遊んだりしているので、大人はまだしばらく寝てられます(笑)。大人は起きたら、朝食にまずオレンジやピンク色のシャンパンで乾杯し、クリーム・チーズとサーモンをはさんだベーグルと生の小エビをトマト・ピューレとマヨネーズで和えたサラダとポテト・チップスをアボカドやチーズのディップにつけて食べます。(家庭によって多少違いますが、大体そんなメニューです)で、クリスマス・ツリーの下に山積みになっているプレゼントを一個一個、開けていきます。プレゼントは家族、親兄弟姉妹、友人等と交換するので、かなりの量があるので開けるのがとても楽しいですが、イギリスでは包装紙は乱雑に開けるのがマナーで、楽しみで早く中身を見たい!って感情を表す礼儀だそうで、日本のように、丁寧に破らずにあけると『そんなに私からのプレゼントが嬉しくないの!』と思われてしまいます。だから、プレゼントを開け終わった後の部屋の中は凄まじいものがあります。とりあえず、ここでテンションがちょっと下がるのですが(笑)、その後、クリスマス・ローストをオーブンへ入れ、またワクワク!七面鳥のローストが正式ですが、七面鳥は肉がパサパサしているので、チキンにする家庭も多いいです。日本に帰ってきた初めての年は、丸ごとのチキンが近所のスーパーに売ってなく、『クリスマスだってのに!』とがっかりした夫は、鳥のモモとムネ、足、などの部位をじゃんじゃんかごに入れて、『こうなったら部位全部買って、縫い付けて一匹にしてやる!』と鼻息荒く叫んでいましたが(笑)、丸ごとチキンはマストなアイテムです。で、ロースト・ディナーを14時か15時ごろ食べて、夕飯は残ったチキンやソースなどを挟んででサンドウィッチにして食べる。で、次の日はローストの残りと骨を使ってスープを作って、綺麗に食べつくす。その間にも直径30センチ位の丸い缶に沢山入ったチョコレートや各種アルコールをずーと飲んでいるので、クリスマスは一歩も家から出ずに、家族でDVDなど見ながらゆったりとした時間が持てます。日本のクリスマスは『恋人達の。。。』って感じになっていて、とても残念に思いますが、日本にはイギリスにはないお正月があるから、ま、いいか!両方楽しめるのは、ちょっと幸せ者です。ジーザスはどこへやら。。。。のクリスマス。楽しみ!!

師走

本日お越し下さったお客様から『ブログの更新が遅いですね。。』と言われてしまったので、律儀に更新します(笑)。生徒さん達は『忘年会っていつでしたっけ?』など、ブログを読んでないな!って人もいるのですが(別に読んでなくても良いのですが、教室のお休みの連絡だけはチェックして下さいね。)、お客様はまめに読んで下さってる方が多く、私はろくな事を書いてないので恥ずかしいのですが、気にかけて下さって本当に有難いことです。


 さて、本日金曜日の夜のクラスの方で、最近入院していたYさんからお手紙が届きました。少しづつお仕事も始められたそうで、本当に良かったです。体調を整えて、お教室でまた一緒に靴作りが出来ることを楽しみにしています!ホント、人生色々ありますね。でも、嫌な事があった後には、必ず良いことが起こります。人生山あり谷あり。命さえあれば、どんな状況もばら色に変えてやる!!って位の意気込みで生きていきましょうね。生きてさえいれば、必ず良いことや楽しい事はめぐってきますものね。


 さてさて、師走。 今年は28日からお正月休みを取ろうと思っているので、休暇目指してラストスパートに気合が入っていますが、今月作製の靴はスウェードの靴やライト・ブラウンの靴だったりで、精神的に落ち着いて仕事をしないと、シミ等をつけてしまうというような、マイナーな問題が発生する可能性が高いので、『ゆっくりゆっくり』と独り言を言いながら靴を作っています。これらの靴を作った後には、久々に”クロコダイル”のブーツに取り掛かります。こちらも緊張する!!ですが、楽しみです。以前はクロコダイルやオーストリッチやリザードの革は一時お断りしていた事もあるのですが、イギリスの先輩職人と昨年話していた時に、『どの道、条約も厳しくなってきていて、近い将来、手に入らなくなる革達を、後どのくらい生き残れるか分からないハンド・ソーン技術を使って、今世紀に残すってのも悪くないんじゃない?』ってな事を言われて、考えを変えてみました。また、考えが変わるかも知れませんが。。


 革の様々な問題に対しては、正直な話、まだ自分の意見が定まらない。素材の良し悪しは、見て触れば経験として大体分かるけれど、素材の奥に隠された問題の、倫理的な問題、革のなめしに関わる汚染の問題、条約の問題、その他もろもろの問題は国々で違うし、色々な角度から考えてみることができ、非常に難しい。私は頑固な方だと自分でも思うのですが、この問題についてはコロコロと考えが変わってしまいます。今までに、そんなに多くのエキゾチック・レザー靴のオーダーがない事をいいことに(ロブでは象革もあったし、クロコもリザードも珍しくなかったですが)、なあなあにしてしまっていて、自分でもモヤモヤした課題なのですが、いずれしっかり調べて、自分の考えをしっかり持ちたいと思います。どんな革でも同じだけれど、作るからには感謝の気持ちを持って、魂こめて作り上げたいです。


 年内の仕事を思いっきりがんばって、年末はゆったりと『スラム・ダンク』を読むぞ!ギターを弾きまくるぞ!おー!!(毎年恒例の年末ハイテンション)