政府も花粉症を克服したい
こんにちは!薬剤師のたかまるです
スギ人工林を伐採していく計画を政府は検討し始めましたね!
花粉症で苦しんでいる方はいったい今後どうなっていくのか不安ですよね...
そこで、たかまるが政府に代わって政府の取り組みについてみなさまに解説していきます
スギの現状を把握しよう
出典:林野庁 スギ・ヒノキに関するデータ
日本の国土(3779万ヘクタール)の約7割(2505万ヘクタール)が森林とされ、人工林はその約4割の1020万ヘクタールを占めています。北海道と沖縄を除くすべての県にスギは植えられており、人工林の約4割の444万ヘクタールがスギ人工林にあたります。
政府の取り組みについて
2023年4月に「花粉症に関する関係閣議会議」が設置され、花粉症対策として3つの柱が取り決められました。
1、発症等対策
2、発生源対策
3、飛散対策
発症等対策
対症療法とアレルゲン免疫療法(舌下免疫療法、皮下免疫療法)などの医療・相談体制を引き続き取り組んでいく
アレルゲン免疫療法とは、花粉に触れても症状がでないようにするための治療法です。花粉が飛散していない時期に治療を開始する必要があるため、速やかに医療機関へ受診できるよう、ウェブサイト等で適切な情報提供の推進や広報をしていきます
メリット
- 対症療法で改善しなかった人に効果が出る可能性がある
- 治療終了後も効果がある程度持続する
- 治療継続の推奨機関が3年以上と長期間に及ぶ
- 投与部位の疼痛や違和感などの副作用が出る可能性がある
- まれにアナフィラキシーが起こる可能性がある
舌下免疫療法について詳しいことはこちら
発生源対策
2033年までにスギ人工林を約2割減少させることを目標としています。
- スギ伐採と植え替えの加速化
- スギ材の需要拡大
- 花粉の少ないない苗木の生産拡大
- 林業の生産性向上及び林業労働力の確保
飛散対策
民間事業者へのスギ花粉飛散量の予測精度向上の支援を行う
- スギ雄花花芽調査のための調査地点を早期に増やし、発生源の状況把握を強化する
- 航空レーザー計測により、スギ人工林の分布、資源量、森林地形の情報を高度化し、データを公開する
- スーパーコンピューターやAIを活用し、低い空域の詳細な三次元気象情報を提供する
- 花粉飛散量予測のための画像解析による測定手法の開発を推進する
花粉症対策にJAPOCマークの付いた商品を買うべし!!
JAPOCマークの付いた商品を選ぼう!
花粉問題対策事業者協議会(JAPOC)が定めた厳しい規格を満たした花粉対策製品・用品だけに付与される認証マークです。
製品としては、空気清浄機、マスク、メガネ、網戸、衣服、換気扇があり、製品ごとに認証基準が設けられています。
いくつかご紹介していきます。
言わずも知れたパナソニックのナノイーXです。独自のクリーンテクノロジーで花粉やハウスダストなどのアレルゲンを除去します。
ダイキンの空気清浄機は、パワフルに吸引し、独自のストリーマにより分解、アクティブプラズマイオンを放出するダブル方式が特徴です。
このようにJPOCマークが載っています。
機能だけでなく使いやすさも認証基準に含まれます。
SQUACY(スカッシー)はJAPOCが公認した唯一の花粉対策メガネです
こちらのサイトで認証された花粉対策商品の一覧が見れるのでぜひ
まとめ
いかがだったでしょうか?政府の花粉症対策への取り組みをまとめてみました。今後の活動動向については追ってみなさまに提供できればと思います。
参考:農林水産省 林野庁ホームページ
https://www.rinya.maff.go.jp/j/sin_riyou/kafun/
環境省 花粉情報サイト
https://www.env.go.jp/chemi/anzen/kafun/
政府広報オンライン 政府の花粉症対策3本柱
https://www.gov-online.go.jp/tokusyu/kafunnsyou/
経済産業省 花粉症対策について
https://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/healthcare/kafun.html
花粉問題対策事業者協議会
https://www.kafunbusiness.org/consumer/
日本化学繊維協会
https://www.jcfa.gr.jp/about_kasen/katsuyaku/18.html
JEMA日本電気工業会
https://jema-net.or.jp/Japanese/ha/pollen.html
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