今回の参議院選挙から、18歳以上の方に選挙権がありますね。
18歳と19歳で全体の２％になるといわれていますが、若者は政治に関心が薄いです。
年齢が上がるほど投票率が増えるといわれていて、
社会保障や福祉が中高年をターゲットになる原因ですね。
もっと若い方にも投票してほしい物です。
そこで、若者に限りませんが、1票の価値を考えてみたいと思います。
私は今回の選挙でも地元の市町村で開票立会人をやります。
これは、回収した投票用紙を確認して間違いがないかをその場で確かめる係です。
私の住む街でも、市立体育館に夜8時頃集合して立ち合います。
初めて参加したのは数年前ですが、そこで驚くべき光景を目にするのです。
なんと、夜8時から、夜中の2時3時4時まで、数百人の職員が開票作業をしています。
私が参加したときは、早くて夜中の1時半に終了、遅い時は4時を過ぎた事もあります。
これは人件費だけでもスゴイなと思ったものです。
実際に、衆議院や参議院の国政選挙があると、
選挙の実施にかかる費用は580～660億円ほどかかるらしい。
普通に考えると信じられませんよね？
なんで選挙1回に600億円もかかるのか理解できません。
当然、税金から支出しているので他人事ではないですよ。
しかし、選挙の運営にすこし関わるとすぐに理解できます。
選挙が始まるとあちこちの道路わきに立候補者の立て看板が立ちますね。
地域によっても違うでしょうが、私の住む街でも300枚はあります。
全国の市町村は1700程あるようなので、平均として計算しても50万枚は看板が立つでしょう。
予算がいくらか分かりませんが、
ベニヤ板と木の柱、そして設置する業者がいると思うので、それだけで相当な金額です。
仮に1枚2000円としても全国で10億円を超えますね。
しかし、一番お金がかかるのが人件費だと思います。
選挙の当日だけでも1つの投票所で10人位は投票立会人がいます。
私の街でも50か所位の投票所がありますから単純に時給1000円で計算しても650万円です。
全国の市町村で計算すると、それだけで100億円は超えるでしょう。
スタッフは選挙管理委員の方が選出した一般の方が多いと聞きますから手当は出るでしょうね。
これは昼間ですけど、そのあと今回私も参加する開票の立会人が出番です。
こちらの開票立会人はせいぜい十数人ですが、開票作業をしている人数はすごいです。
正確に数えた事はありませんが、200人はいたと思います。
それ以外も選挙管理委員の方やマスコミの方も数十名は参加しています。
総勢、300人位かたが、日曜日の夜8時から月曜日の夜明けまで作業をしています。
大体8時間かかるとしても、深夜手当を含めた人件費は相当なものだと思います。
私も参加して知りましたが、ちゃんと手当てが出ます。
これも市町村で金額が違うようですが、普通に夜勤で働くよりは多いのではないかと思いますよ。
それ以外にも、投票用紙の印刷代から郵送代もかかるでしょう。
それ以外も、警察などにも公費が使われていると聞きます。
だから、1回の選挙で600億円というのは本当なのだと思います。
そして、そこで選ばれた方が政治を行うので、影響力はもっと多いのです。
衆議院選挙の場合は、任期が4年ですし、参議院では6年となっています。
実際に法律を作っているのが衆議院だとしても、
国家予算4年分の使い方は当選した国会議員の方に責任があると思います。
衆議院は475人ですから、4年分の国家予算400兆円は彼らが運用しているのです。
簡単に考えれば、議員一人に1兆円の責任があるわけですし、選んでいるのは国民です。
私の街では10万票くらい集まると当選します。
この計算で言っても、1票の価値は100万円位はありそうです。
これは予算を議員の数で割りましたが、
国家予算から有権者の数で割ると1人当たり300万円という考え方もあります。
運営する議員に責任があるのはもちろんですが、
その議員を選んでいる有権者にもやはり責任があると思います。
選挙にかかる運営費だけみても、有権者が一人棄権したら無駄になるお金です。
ぜひ、棄権することなく選挙に参加したいものです。
そして、選ぶときには本当に信頼できる方を選びたいものです。
日本を中国に売ろうとしている政党は論外ですが、
国のことより自分達が当選することばかり考えているバラマキ政党もどうかと思います。
自民党もあてにならず、民進党は共産党と仲良しになった。
支援する政党が無いという方に、新しい選択として幸福実現党をお勧めしております。
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