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Joon's blog

どんな傑作にも100点を、どんな駄作でも0点を与えないのが信念です

『HGCE ウィンダム』をパチ組んでいます。

便宜的に“HGCE”としていますが、メーカーに商品紹介ページによれば、正確な商品名は『HG 1/144 ウィンダム』なんですね。

ちょっと推測してみると、初キット化の際は“HG”、リニューアル等でアップデートしたキットは“HGCE”表記になるのかな?

 

…と、相変わらずのどーでも話はさておき、ウィンダムについて。

ライフル&シールドだけでなく、割と大きめなジェットストライカーも付属して1540円という値段に感心したのも束の間、簡易組立方式を採っている上にクリアパーツもないし、HGに相応しくないのはこういうキットなんだよな。

総パーツ数の減量により定価を抑えたい意図は分かるんだけど、それをなくせば一気にクオリティが下がるパーツもあるし、その見極めが素人臭いんだよ。『HGAC シェンロンガンダム』(の肩アーマー)にも近い思いを抱いたっけ。

 

相変わらずKPSのゲート処理は厄介ですね。

特に、

こいつらの処理は大変だったなー。モールドもピンボケ気味だし、毛羽立ちも取りにくい。

嫌な位置にあるゲート、薄いモールドの近くにあるパーティングライン、それらの処理や整形にスゲー時間を割かれます。

安定翼を薄いプラ板に差し替えたいなとも思ったけど、さほど見栄えが良くなるわけでもないのでちょっと削り込んで終わらせよう。

 

まだ組み上げてないけど、パーツを眺めている時点で嫌なパーツ発見。

ジェットストライカー背面の推進用ノズル。

前面にある似た形状は別パーツになってるから良いとして、この背面側は一体ってんだから、こういう所もHG未満。

完成見本では内側を赤で塗ってるけど……これ、どうやって塗り分けるの?

ノズル内側は狭くて深いし、マスキングもチョー大変なだけでなく、塗装も難しそう。塗る順番も頭を抱えます。

塗装した上で完成させた方々は、どう対処されたんでしょう?

 

――といった質問をしたいんだけど、塗装までこなすくらいのモデラーばかりが集まるコミュニティって、なかなか見当たらないんですよねぇ。

ガンプラを話題にするサイトは見た事があるけど、ガンプラという工業製品を取り巻く話ばかりで(よくも飽きずに転売に関する愚痴ばかり)、製作に関する意見交換なんかほぼ皆無。

中級者以上が製作に関する情報を交換し合えるサイトでもあるとありがたいんだけど……どこかありませんかね?

『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』を観ました。

 

エヴァンゲリオン2号機と共に来日したアスカも加えつつ、ネルフと使徒との息詰まる戦いは今なお続いていた。

エヴァンゲリオンのパイロットとして順応していくシンジには仲間や友達も増え、何より父ゲンドウに認められた事を嬉しく思っていた。

しかし、日本で実験中のエヴァンゲリオン3号機が使徒と化し、非情な命令を下すゲンドウに怒るシンジはエヴァンゲリオンのパイロットを拒否、ネルフを去る決心をするが……といったお話。

 

新劇場版ヱヴァンゲリヲン新劇場版の第2作。

前作同様、基本的にはオリジナル版=『新世紀エヴァンゲリオン』に補填や新解釈を加えたリブート作品となっていますが、そう言えるのは今作まで。

万人に通じる普遍性を持った娯楽=エンターテインメントができているのが新劇場版の魅力だったんですが……エヴァンゲリオンを冠する以上、それは無理なんだろうね(笑)。

エンタメできなくたっていいじゃないか、エヴァンゲリオンなんだもの。

 

もちろん使徒との戦闘に関しての苦悩や恐怖は払拭しきれませんが、そんなパイロットとしてのストレスを軽減するかのごとく、今作ではシンジの賑やかな私生活が多く描かれるのが特徴です。前作では対人関係が地獄すぎたからなぁ(笑)。

そもそもシンジは覇気がないだけで、そんな根暗ってわけじゃないんだよね。そして、シンジが明るくなれるのはトウジやケンスケ以上にアスカの存在が大きいからなんだと、つくづく感じさせます。

それでいて、ああまで近寄るなオーラを出している綾波に対してもフラットに接する事ができるんだから、意外にもシンちゃんの社交術レベルは極めて高いのかも…。

 

それなりに充実した生活を送れるようになったシンジの楽しい時間を終わらせるのが、エヴァンゲリオン3号機こと第9の使徒。…いや、正確にはゲンドウさんですね。

シンジどころか、天邪鬼の権化たるアスカすら現状に向き合って素直になり、みんながポジティブになれそうな空気をブッ壊すのも厭わない強心臓っぷりです。どのみち食事会も欠席する腹積もりだったんだろうな(笑)。

これをきっかけに、ゲンドウに対する不信感が頂点に達したシンジはパイロットの義務を放棄。そこから紆余曲折があり、自分にしかできない&やらねばならない事を自覚した上で、自分がエヴァンゲリオンのパイロットである事を宣言するシーンはオリジナル版の時から好きなシーンです。

腰が引けてばかりのヘナチョコ主人公が有事の際に男を見せる姿はカッコ良いし、熱くもなれる……これこそ”男の戰い”ってモンさね!

これを変更しなかったのは大正解。ソウジャナイ感に溢れていた漫画版に流されなくて良かったよ。

 

今作から登場する新キャラ、マリ。

新劇場版のオリジナルキャラという事で、公開前にはずいぶん話題になった記憶がありますが、フタを開けてみれば少なからず見せ場はあるものの、特に爪痕を残すようなキャラには感じませんでした。単独行動が多いせいかな?

何しろ、いかにもアニメ~って感じのわざとらしいセリフ群が好きじゃなくてね。

 

そんなマリはエヴァンゲリオンを操縦しながら『365日のマーチ』を歌い出しますが、まぁ車を運転する際に歌を口ずさむような感覚なんだろうと渋々納得せざるを得ないものの、それに留まらず今作ではやけに昭和歌謡を推すんだよね。

キャラが歌う分には構わないけど、劇伴として使ってしまうのはどうなの?と。

殺伐とするロボット戦にああいう曲を流すという演出は新鮮ではあっても、新鮮という言葉が必ずしも良いものとは限らないんですよ。新しい事をやるのがオリジナル版=『新世紀エヴァンゲリオン』からのお家芸になっている風でもあるけど、これに関しては寒い。

全4作それぞれにそんなシーンがあるなら定番演出として見過ごす事もできるんですが、そんな事をやってるのは今作だけ、しかも2回もやっちまってるのは無駄だよね。JASRACにも余計な金をカツアゲされるんだしさぁ(笑)。

こういうの、作り手側の個人的なマイブームに付き合わされている感じがして盛り上がれないんだよねぇ。ああいうので泣けちゃう人の瑞々しい感性が羨ましいよ。

 

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Blu-ray版の映像特典は、特報やCGのカラクリ等といったものばかりで、スタッフやキャストの肉声は一切ありません。

 

 

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観た、『エヴァンゲリオン新劇場版:序』

観た、『エヴァンゲリオン新劇場版:破』

『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』を観ました。

 

セカンドインパクトと呼ばれる未曽有の大参事に見舞われた世界。

父ゲンドウに呼び出され、第3新東京市にやってきたシンジは、国防軍が巨大生物と戦っている光景に唖然とする。

迎えに来たミサトに連れられ特務機関ネルフの本部にやってきたシンジは、巨大な人型兵器エヴァンゲリオンを目の当たりにする。先の巨大生物=使徒に対抗し得るのはエヴァンゲリオンだけであり、ゲンドウがシンジを呼び寄せたのもパイロットに任命するため、だたそれだけだった。

嫌々ながらもエヴァンゲリオンに乗り込み、辛くも使徒を殲滅するシンジ。ゲンドウが推進する人類補完計画が着々と進行する中、使徒との果てない戦いを余儀なくされるシンジは……といったお話。

 

日本のアニメ史上に深く爪痕を残す『新世紀エヴァンゲリオン』という作品は本能的なキャラや膨大な設定、随所に散りばめられた伏線、そしてそれらを活かす演出は当時としては新しくも大胆でもあり、確実にアニメの発展を加速させました

なおかつ難解だった『新世紀~』=旧版に対し、もう少し万人向けに、エンタメ性を持たせてリメイクしたのがこの新劇場版、“エヴァンゲリオン”ならぬ“ヱヴァンゲリヲン”シリーズです。

クライマックス、自分の子供を信じてあげて下さいみたいな、まさかエヴァンゲリオンでそんなベタなお涙頂戴劇を見せられるなんて、旧版にハマッていた人からすれば失望すら感じるかもしれませんが、そんな人情話はエンタメこそ基本ですからね。

…と言っても、気楽に見れるのは今作と次作までなんだがな…(笑)。

 

リメイクという事で旧版をそのまま作り直すのではなく、設定や解釈の取捨をしているので、旧版を見ていても新鮮な気分で楽しめます。2015年という年代設定や使徒の固有名詞をを廃したりとかね。

旧テレビ版では、回によってシンジへの接し方にブレがあったミサトのキャラが統一されたのも良かったです。前の回ではシンジ君に優しかったのに、今回はやけに当たりが強くない?ってのがよく気になったので(笑)。

 

旧版のテレビシリーズを観ておけば予備知識を得られますが、本作から見始めても意味不明に思えるところは少ないでしょう。リメイクに伴い解釈の変更もありますが、それらを旧版と比べて改善or改悪と感じるかは人それぞれかな?

逆に、これは変更して欲しかったと思う点もいくつかあります。

手っ取り早いところでは、ゲンドウと綾波が仲睦まじくしている様子をシンジが遠くから眺めるシーン。旧版の時から感じていましたが、ここでの綾波がやたらテンションが高そうで別人感が否めないんですよね。

 

旧版から約10年後に作られたという事で、ビジュアル面は超絶的に進化を遂げています。CGの使用により解像度や精密さが格段にアップし、テクスチャーもアニメ調で違和感が少ないですね。

作画面においても1から作られているという事で、一編の作品として作画のギャップが少ないのがありがたい。テレビ版の総集編式にすると、各話の原画や作画監督の違いにより顔に差が生じてしまうのが引っ掛かるところですが、それが(ほぼ)ないので統一感があります。

 

キャストに関しても、10年間のキャリアを積んだ上で役を再構築した芝居は重みを感じます。さらに、声が老いたと思わせる人も皆無なのは拍手モノです。

中でも三石琴乃さんは、テレビ版の頃にはミサトを演じるにはやや若すぎる→あまりハマッていなかったように感じていましたが、この新劇場版になってようやくミサト役にフィックスするように思えるようになりました。新版の後に旧版を見ると、少々モヤッとするんじゃないかな(わざとらしいセリフのせいでもありますが…)。

交代を余儀なくされる事なく、旧版と同じ役でキャスティングできたのも良かったですね。キャストの変更って荒れる要因にもなり得るものですから…。

 

ところで、エヴァンゲリオンに乗って様々な恐怖体験を繰り返してきたシンジ君ですが……冒頭での、N2地雷の爆発(or爆風)に巻き込まれるシーンは生々しい怖さを感じます…。

 

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Blu-ray版の映像特典は数多のバージョン違いの予告や特報ばかりで、見どころは特にないように思えます。

封入されているリーフレットもトリビア程度の予備知識ばかりで、本編の理解度を深めるような副読本としての機能は特にありません。

これを久々に読み返してみて思い出したのは、第1作がソフト化された=第2作が製作中であろう頃は今作=『~序』に続き、『~破』『~急』『~?』と前4作として作られ、第3作と4作は同時上映と予定されていた事。

この予定が大幅に変更されたのは周知の通りです(笑)。

旧版にハマっていたいい大人も多かったし、「新エヴァを最後まで見ずに死ねない!」と意気込みながらも、志半ばで亡くなった世代の人も少なくないだろうなぁと…。

 

そして、リーフレットには庵野秀明さんのコメントが寄せられていて、旧版の完結後から本作の間の話として、“この12年間でエヴァより新しいアニメ作品はありませんでした”と言及しています。

チト挑戦的な物言いに嫌悪する人も多いんでしょうが(その多くが同族嫌悪なんだろうな)、そこで具体的な作品を挙げられる人はいないでしょう。下手な作品を挙げても程度が知れてしまうし。

日本のアニメ史におけるエポックメイキング的な作品と言えば、70年代の『宇宙戦艦ヤマト』、80年代の『機動戦士ガンダム』、そして90年代の『新世紀エヴァンゲリオン』でしょう。

これらは“アニメでもここまで表現できる”という、いわばアニメの可能性を一気に広げた作品群です。

今やアニメは日照権を得たどころか、ヘタすれば邦画界の救世主に近い存在となり得ましたから、そんな位置にまで到達したのであれば、先の3作品のような革命的な作風はもう不要なんでしょうね。

 

 

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観た、『エヴァンゲリオン新劇場版:序』

観た、『エヴァンゲリオン新劇場版:破』

現在、TOKYO MXで再放送中の『秘密戦隊ゴレンジャー』を観ています。

 

日本各地に支部を持つ国際防衛機構イーグルが、世界征服を企む黒十字軍により壊滅させられる。

各支部で生き残った5人は、とあるスナックに隠された秘密基地に集う。仲間や兄弟を殺された彼らは黒十字軍への怒りを胸に、秘密戦隊ゴレンジャーとなって戦う事を決意する……といったお話。

要約すると、5色の仮面戦士が悪と戦う話です。

 

ここ数年、TOKYO MXで再放送されている仮面ライダーシリーズを観ているんですが、放送当時を想像するに、5色のヒーローの登場はけっこうな革命だったと察します。

仮面ライダーに限らず、それまでに登場した変身ヒーローのそれらと比べると、画面が鮮やかで派手なんですよね。色こそが第1の個性であるヒーローの誕生です。

スーパー余談ながら、カラーコーディネーター等の色に関する勉強をしていると、色が持つイメージにはどんなものがあるかを序盤に学びます。暖色系なら温かみを、寒色系なら冷たさを感じるとかね。

スーパー戦隊は半世紀も世の中に慣れ親しんでいますが、もう50年もやっているんだもん、スパ戦の影響でイメージが変移した色もあるんじゃないかな?

 

で、観ているんですが、当時の変身ヒーローとしては割と没入できる作品に思えます。

ジャリ番全盛期の頃の作品なので、劇として水準以下の話なんかバンバンあるものの(笑)、割と飽きずに見れるんですよ。

ゴレンジャーはヒーローが5人。便宜的にアカレンジャーが座長になっていますが、主役が5人もいるという事でもあります。

それ故、5人のうちの誰をド主役=主人公にした回があっても不自然ではなく、このおかげで変身前のドラマのバリエーションが広がるのがいいんですよ。スパ戦ならではのシステムです。

毎回アカレンジャー=海城剛が良い所を見せて終わるという事がないのも当時としては新鮮だったかもしれませんし、自分の推しレンジャーのフィーチャー回なら普段より真剣に観るという楽しみ方もできますしね。

 

ゴレンジャーどころかスパ戦史上レベルで、世の中における周知度が最も高い戦士と言えばキレンジャーです。大岩大太としての知名度は低いけど(笑)。

後年のスパ戦でもカレー好きな戦士を輩出したがる作品はありましたが、せいぜい一部にしか受けなさそうな描写に留まり、キレンジャーに勝る個性的なキャラはなかなか生まれません。

今、こうして再見してみると、そりゃ後世で語り草にもなるのも当然だと。

キレンジャーに変身=自分を捨ててヒーロー業に集中せねばならない時であっても、誰が作ったかも知れぬカレーが目の前にあったら、わざわざ変身を解いて(!)食べ始めちゃうんだから執着度が半端じゃありません(笑)。

そんなキレンジャー=大岩大太と言えば、どんな状況でも九州弁で喋り、メンバーからも“大ちゃん”と呼ばれるような愛されキャラである点も大きい。

そういえば、この頃にニックネームで呼ばれるのが定着している変身ヒーローっていたっけ?

 

ドラマ面はさておき、時にはド派手に、時にはチャチな(笑)昭和感たっぷりの画ヂカラも目を楽しませてくれます。

『仮面ライダーV3』は爆発シーンの規模が異常にデカい事でも有名ですが、こちらも負けじ劣らじ、火薬量の調節がざっくり過ぎるのか、ちょっとした戦争映画並みの爆発がしょっちゅう出てきます。

近年のヒーロー作品で同じ事をやれとは言わないけど、どうせCGを使うならこのくらいド派手で加減をわきまえない爆発を描いて欲しいですね。

変身ヒーロー作品の魅力(の一つ)は爆破シーンにあり!と言っても過言ではないのです。

 

そんなビジュアルを盛り上げるのは劇伴の役目。

口ずさみやすい程度のメロディラインと絶妙な加減の音量、昨今の作品にはこれが欠けているんですよ。

「5人揃って!」

「ゴレンジャー!」

から『秘密戦隊ゴレンジャー』のイントロが掛かるまでの流れは何回でもシビれます。ここでOP曲『進め!ゴレンジャー』を使うのは違和感があるからイヤっ。

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そんなこんなで、ヘタすりゃ現在放送中の『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』より面白いと断言できる準備ができています(笑)。

カタルシスの質が違うのは分かるんだけど……そろそろ面白くなり始めてくれませんかねぇ『~ゴジュウジャー』よ…!

いい歳になって残り時間の使い方を冷静に考えてみれば、このペースでは生きているうちに消化できない物がゴロゴロあるんですよ。手っ取り早いところではガンプラね。

 

嫌いな言葉は“断捨離”だったものの、いよいよその辺の処分を始めなきゃなぁと思い、今年になってYahoo!オークションを始めてみたんですよ。

 

出品はまだ5回にも満たないんですが、システムやバックアップもしっかりしているせいか、相手をお客“様”として扱わなきゃいけないような空気感は、1ミリの不手際も許されないようで未だに緊張します。

個人間の取引というより、ガッツリお店をやらされているような感覚です。

 

そして、お店をやっているからには客は選べないのも当然で。

落札を終えて入金してもらったので、お礼と品物の到着までお付き合い願いますといった旨のメッセージを送ったところで、翌日になっても無反応。

初めはお礼も兼ねたちょっとしたオマケも同梱しようと考えてたけど、最初から感じ悪いのでイラッとして止めたよね(笑)。コミュニケーション能力ないのかよと。

発送した旨のメッセージを送ってもやっぱり無反応なので、1秒でも早く品物が到着→出品者評価を下してもらって、さっさとこの件を終わらせて欲しいと願ってたくらい。

 

これに比べると、ヤフオクより前にやってたジモティーはかなり気楽に、気分の良い取引ができた印象が強いです。

もちろん防犯対策もできていますが、規約だらけでギチギチのヤフオクに比べると、もう少しユルいやり取りができるのが好きです。

ジモティーも取引者間でやり取りをできる機能があり(画像も送れるのがありがたい!)、けっこう私語を交わせる空気感があるんですよね。いい人ばかりが来てくれたんだろうな。

 

俺ッチ自身、状態に関してスゲーうるせーので、相手にそんな思いはさせたくないという気持ちから、状態に関して気になる点をあらかじめ伝えた上で可能な限りクリーニングして、手書きのメッセージを添えて梱包して発送。

品物が到着した旨の連絡の中で、その辺の気遣いを評価してもらって、言葉で伝えてもらえるのが本当に嬉しくてね。

 

これに対しヤフオクはと言えば、保管状態の維持や梱包にそれなりの配慮を以て発送しても、リアクションと言えば☆の数と定型文のお礼ってんだから事務的すぎやしないかと(笑)。

出品者も落札者も場数を踏むほどに、その辺のやり取りが億劫になる気持ちも分かるんだけどね。相槌くらいは打てよと思うけど。

 

自分と同じ有志に使ってもらいたいという思いなんて無駄、ヤフオクとは限りなくビジネスに近いやり取りの場なんだなぁという事を学びました。

愚直にやってるから虚しくなるんだよと説く人もいるでしょうが、俺ッチは止めねぇぜ。

 

まぁ、ヤフオクにしろジモティーにしろ、そうではない人もいるんでしょうが、現時点で俺ッチの心象はそんな感じです。

今後もDVDやプラモを出す予定ですので、俺ッチだと気付けた際はよしなに…。

『ハンニバル』を観ました。

 

FBIのクラリスが指揮を執る麻薬捜査の最中、部下の突出により銃撃戦に発展。クラリスは多数の犠牲を出した責任を問われる。

その事件の顛末を知った大富豪メイスンはクラリスを自宅に招く。精神病院に収監されるレクターの犠牲者であり、今でも深い恨みを抱くメイスンは、クラリスにレクターの追跡を依頼する。

当のレクターは10年前に精神病院を脱走し、フェル博士と名乗りながらイタリアのフィレンツェに身を潜めていた。

レクターがよこした手紙から現在はフィレンツェに潜伏していると推測したクラリスは、地元の刑事パッツィと連携して捜査を進めるが……といったお話。

要約すると、クラリスがレクターへの復讐を図る大富豪に協力させられる話です。

 

前作『羊たちの沈黙』の続編です。

かつ、強烈なインパクトを残したレクター博士にスポットライトを当てた、ちょっとしたスピンオフ作品に見えなくもありません。

レクター博士と言えば、紳士的な振る舞いで医師としての博識な面を持ちながら、人肉を食らう殺人鬼でもある裏の顔とのギャップが大いに受けただけでなく、後に猟奇殺人モノが激増する引き金ともなった、映画史に残るレベルのキャラです。

後年、さらなる続編が多々作られたのはその証左でもあるんですが、スピンオフの度が過ぎているのは商業主義が色濃すぎて嫌な風潮です。どうせクラリスなんか出てないんだろう?

 

そんなレクター博士が今作ともなると、まるでホラー映画のモンスターに近付いてしまっているのは、チトやりすぎ感が否めません。そこまでやらなくても、とっくに怖い(というかアブない)人なのはよく分かってますから!

意外に腕力もあり、相手との力量差はハンカチに染み込ませた麻酔剤でフォロー。低カロリーで相手を即死させられる技術も、医者としての知識が豊富である証左です。

そして極め付けのクライマックスの晩餐は、初めて観た時は気持ち悪すぎて泣いたよね(笑)。今回の久々の再見で、内容は知ってたから多少の耐性はできていたものの、何回見ても引くシーンです(これのおかげで何度も観るような映画ではなくなる…)。

あんな風になったメイスンのアップも多すぎだし、今作はグロ度数が高めで下品に思えます。

 

前作の事件から10年後という設定ですが、公開時期も10年後というリアルタイム感もいい演出です。

今作ではジョディ・フォスターさんに代わり、ジュリアン・ムーアさんがクラリスを演じていますが、これはこれで受け入れられます。

女優としても10年のキャリアを積んだジョディさんのクラリスも見たかったけど、ちょっとホラー風味が強くなった今作には合わなかったかも?

 

前作ではFBIの新米捜査官という事で、どこか少女感が漂っていたクラリスですが、そこから10年のキャリアを経たベテランに見えるのもいい。

レクターを担当する看護師だったバーニーとのやり取りで、バーニーは当時の話をしたがらず虚偽の証言を繰り返しますが、そう来るのは分かっているかのように相手の2手3手先を読んだ上で証拠を突き付けるのもクールで、成長の度合いが伺えます。ムーアさんに代わったのも効果的です。

 

にしても……あんな状況であっても豪奢な暮らしができるレクター博士、金持ってんなぁ…。

 

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Blu-ray版の映像特典は予告編のみというチープ仕様。

吹替版を収録している分マシな方なのかもですが。

 

 

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観た、『羊たちの沈黙』

観た、『ハンニバル』

『ザ・セル』を観ました。

 

セラピストが相手の精神に入り込むという、実験的な治療を行っている医療施設キャンベル・センター。キャサリンは未だ昏睡状態に陥ったままの少年を回復させられず、気落ちしていた。

その頃、FBIのピーターは女性を誘拐した挙げ句に溺死させる連続殺人犯カールの捜査を続けていた。新たに誘拐されたジュリアの行方を追うピーターはカールの潜伏先を発見。しかし、カールはなぜか昏睡状態に陥ったまま倒れていた。

カールをキャンベル・センターに運び込んだピーターは、例の治療方法を用いてジュリアの居所を探りたいという。

ピーターの依頼を受けカールの精神に侵入するキャサリンだったが、想像を絶する悪夢のような光景に耐えられず……といったお話。

 

監督であるターセム・シンさんと言えば、見とれてしまう風景が多々続く『ザ・フォール/落下の王国』を思い出します

公開順では本作が先ですが、『ザ・フォール~』の作風に繋がる片鱗が既に見えていますね。

妖しく不気味でありながらも美しい風景やセットで魅せる深層世界は、確実に本作の見どころです。

かつ、ホラー映画のような、これは年齢制限を設けた方がいいんじゃない?と思わせるようなショッキングなシーンも多めです。MRIを実際にやっちゃうなんて…!

 

そんな深層世界ばかりに目が行ってしまいますが、本来のお話は犯人捜しの刑事モノ。

本作は2000年の作品で、この頃にもなると映画における猟奇殺人犯の過激度はかなり高まっていて、本作のカールもその中の一人です。

幼少期の辛い体験が精神を歪ませてしまったのは分かるにしても、そこまでおかしくなるかね?と(笑)。

ガラスで密閉された檻=セルに誘拐した女性を閉じ込め、水を流し込んで溺死させた上で漂白するという異常っぷり。

極めつけは自分の背面にフックがあり(!)それらを鎖に繋いで自分を吊り上げるという、ここまで来ると幼少期のトラウマがどうこうという酌量の余地は与えられません(笑)。

カールとはそんな人ですからね、深層世界に侵入するも胸クソ悪くて一時退却せざるを得ないキャサリンの気持ちもよく分かります。

 

他人の精神に入り込む治療が本作のキモで、チト現実からかけ離れたSFっぽさもあります。

まぁ、仮にこれがなかったとしても、カールという異常っぷりはなかなかのものですから、そこまでの凡作にはならなかったかもですが。

ここで、治療に使う機械や原理についてそこまでタラタラ解しないのは正解ですね。「その理屈には現実味がない!」とか言い出すバカは必ず湧いてくるものですから…。

 

主人公キャサリンをを演じるのはジェニファー・ロペスさん。どちらかというと歌手としての周知度が高い人に思えますが、未だコンスタントに女優業もこなしているんですね。

本作では特異な世界で突飛な衣装に身を包み、けっこう好演しているように思えます。

そして、犯人であるカールを演じるのは“ほほえみデブ”で有名なヴィンセント・ドノフリオさん。

こちらも奇怪で醜悪な風貌の役を演じていますが、

 

深層世界に入り込む時に着用する、まるで筋肉の筋を表現したかのような専用着は『ドラキュラ』('92)の冒頭でドラクルが着けていた鎧を思い出しますね。

なるほど、石岡瑛子さんがデザインを担当しているんだから、それもそのはずです。

横たわったまま宙吊りにする画も、かなりのインパクトがありますね。

 

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Blu-ray版の映像特典はメイキングや未公開シーン集。

こだわり抜いているであろう画作りには暗喩を多分に含んでいそうだし、監督による音声解説は興味を持てますね。

 

ところで、本作には密かに続編があったようで…。

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原題も『The Cell 2』なので、日本の配給会社によるテキトーな邦題ではない、れっきとした続編のようです。

…が、こちらが話題になった記憶もなければ前作のスタッフ&キャストの名も見当たらないので、まぁその程度の作品なんでしょう。

とは言え、映画として世の中に現れたんですから、シリーズ作と思わなければ、あるいは楽しめるかもしれませんね。俺ッチは1ミリの躊躇いなくスルーしますが…。

”月9[ゲック]”と言えばフジテレビのドラマ……だと? バーロー!

俺たちに、オジサンたちにとっての月9っつったら、BS-TBSの『吉田類の酒場放浪記』に決まっとるでしょうが! 喝!

 

という事で、遅ればせながら『吉田類の酒場放浪記 サウンドトラック~20周年記念盤~』を買いました。

タイトルやエンディングで流れるお馴染みの曲を集めただけでなく、まさか吉田類さんがボーカルを担当するカバー曲をも収録しています。

歌詞ブックには、この曲がどこで使われるかも載っているのが親切ですね。『~年またぎ酒場放浪記』の鏡開きに専用曲があったなんて!

 

手っ取り早いところでお馴染みの曲、The klezmorim[ザ・クレズモリム]による『Egyptian Fantasy ―エジプトの幻想―』。

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酒場という聖地に酒を求め、肴を求め彷徨う……『吉田類の酒場放浪記』

…と、条件反射的に言いたくなるよね(笑)。

『~酒場放浪記』ってBGM(”劇伴”とは呼びにくい)のセンスが好きなんですよ。

赤ちょうちんのお店で酒を飲むっつったら、ほぼ真っ先に演歌を連想するところですが(笑)、ジャズっぽい曲を多く使う意外性がいいんです。

 

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2曲ほど類さんが訳詞に挑戦していますが、歌詞カードにミスがあるのはイラッとしますね。一般的な書籍に比べれば、文字数なんか遥かに少ないのに何やってんだよと。

CDの歌詞カードにある歌詞こそが絶対だと思っているので、こういうミスは許せないんですよ。お詫びと訂正ができる場もないし。

 

 

余談ながら、俺ッチが酒を飲めるようになったのは『~酒場放浪記』のおかげでもあるんですよ。

黒ずくめのオッサンがおつまみを食いながら酒を飲んで終わる、それだけの番組をいつしか定期的に見るようになり、その美味しそうに飲み食いするリアクションに釣られて、初めは無理していましたが、次第に人並みに飲めるようになりました。

 

それまでは酒なんて害毒だ、飲み会なんか絶対に行かねぇと息巻いていたものですが、我ながら若さ故の過ちでしたね。

酒を飲めるようになった事で会社の飲み会にも参加するようになり、それをきっかけに無駄口を叩けるような関係の同士も増えました。苦手だった人との距離も、やや縮まったりね。

そして何より、いわゆる酒のつまみがこれほど美味しく感じるとは! 出来立ての焼き鳥なんて、酒のあるなしで確実に味が変わるから(笑)!

 

昨今、就業時間外に会社の人なんかと一緒にいたくないという理由から、若い人が会社の飲み会に参加する事が激減したようです。

ウンウン、気持ちは分かるよ。ちっとも飲めなかった若い頃の俺ッチも同じようにイキッていましたからね。

…けど、今に思えばスゲー勿体ない事をしていたと後悔しています。考え方としてもガキだったよね。

仲良くなるために嫌いな人とサシで飲めとは言わないにしても、そこそこ話せるくらいの人と、その嫌いな人についての陰口やら愚痴を言うだけでも気が晴れるものです。

飲み会は有志を増やす場でもあるんですよ。

会社ではたった一人で仕事をするなんてできないんだから、こちら寄りの人間が多いほど作業は楽になるものです。少しでも腹を割れる人を作ってガス抜きをする事もストレス解消になるんじゃないかな。

なので、さっさと退職しない限りは、なるべく飲み会には参加した方がいいよ?と、同じ道を辿ったオジサンが助言します。

…と、若い人にとっちゃ、こういうのが煙ったいんだろうな。

 

って事で、話は逸れましたが、月曜21時はアルコールとおつまみを用意して類さんと一緒にかんぱ~い!

金曜の23時、『おんな酒場放浪記』もお忘れなく!

何だかんだで騒ぎが大きくなるのは、それだけお客さんが多い証なんですよ。

ハッピーセットが発売されるたび、喜びよりも不満の声が聞こえやすいマクドナルドなんて特にね。

 

ちびっ子に向けたオモチャを、彼らと同等のテンションで堂々と欲しがる大人がこうまで増殖しているのは日本の恥部の一部です。CMに出演している俳優と同世代の子供に向けているものだろうに。

子供のために云々と発言している半分以上は、子供に買ってあげていない大人だと推測しています。

自分が手に入れられない事を妬むアダルトチルドレン(←なかなか死語にできない)が多すぎるんです。

 

騒動の内容はここでは割愛しますが……ここで景品が欲しいために肝心の食べ物を捨てる奴、ならびにユーチューバーやNPOあたりには利になるかもしれないお話です。

 

話っつっても、すんげ~簡単すぎるし誰でも思い付く話なんですが……その要らない食べ物、誰かにあげませんか?と。

気恥ずかしいかもですが、お店を出て見掛けた人に「これ、要ります?」と聞くだけでいいんですよ。

 

世の中には食べたくても食べれない人が大勢います。手っ取り早いところではホームレスの人とかね。

それどころか、今さっき作った物がタダで飲み食いできるなら欲しいどころか、絶対に貰うという人も確実にいますし。

たったそれだけで、お互いが牙を剥いて罵り合う殺伐とした現状は僅かながらも変わります

捨てちゃう勢の言い分として、景品以外は要らねぇという考え方の根っこは腐ってはいるものの、結果的に困っている人を助ける事に繋がるんですから、返す刃としてもまぁまぁ切れ味が良いと思うんですよ。

ここで反論したがる奴はどれだけ小さいアラを探してでも攻撃するし、こういう騒ぎを大きくする張本人なので放置。

 

目立ちたい精神が旺盛なユーチューバーあたりには、連中が捨てさせる前にキチンと回収する係を担当してもらい、そこからホームレスの人に配ると言った様子を見せれば、注目=再生回数が伸びる可能性もあるんじゃない?

何なら店舗の真ん前で回収してもいいくらいで、そういう迷惑行為なんかお手の物でしょ(笑)?

やってる事はNPOによる炊き出しと変わらないし、コストは人件費だけで済みますしね。保冷&保温対策もできれば、なお最高。

もしくは、ゴッソリ捨ててあったのを拾ってきて大食い企画なんてのもいいんじゃない?

 

――と、思う事を綴ってみましたが、根っことしては、転売に起因する罵り合いはいい加減ウンザリしてるんだよ。心が荒むんだよ。

…まぁ、ああいう真似をする連中には読めない言語で綴っていますが、読めた人は浅ましい真似はするなよ?

『HGUC ユニコーンガンダム[デストロイモード]』をパチ組んでいるんですが……破損させちゃいました。なんてこったい。

おおよそ15年前のキットですが、これは間違いなく名キットですね。HGごときにアホかと思うくらいのパーツ量で、パーツ分割も巧み。まぁ、そうせざるを得ないデザインのせいなんだけど(笑)。

無駄が多すぎる設計のせいで定価が高騰する昨今の状況を鑑みると(何割かは殿様根性が含まれている)、これで2000円未満という定価は安いというか、お買い得です。

だからって、キメぇ狂信者よろしく「バンダイのプラモは安すぎる!」とまでは言わないけどね。どういう心境で言ってんだろうな、ああいうの。

 

確かに名キットではあるんだけど、所詮はプラスチック製品。

製作途中や完成後にも壊れる可能性は決して低くはなく、デリケートに扱う事を強いられる部分もあります。

 

という事で、バックパックのビームサーベルを固定させるための軸を折っちゃいましたっ☆ トホホ…。

真っ先に部品注文を考えますが、お店ではよく見掛ける割にはパーツの在庫は常にないし、セルフで修理をせざるを得ないので、その顛末を。

 

まず先に修理後の写真を。

Φ1.5の軸で固定するだけだもん、副次的に固定させる枠のような形状もないんだからデザインの時点で心許なさすぎるんだよね。

本体のシルエットから細くて長い形状が突出しすぎてるんだし、そりゃ折れるよ。

ブレードアンテナも過剰に長いし。

 

修理内容としてはサーベル側に埋まった軸を抜いてから基部に接着、真鍮線を補強として使いました。

軸径はΦ1.5、長さは2mmくらいしかない極小パーツなので、異次元に紛失しないよう過剰に気を遣いました…。

 

修理に使う工具は、Φ0.5のドリルと真鍮線とピンバイス。

まずはサーベル側に埋まった軸を抜くところから。

軸にドリルを通して貫通させた後、ドリルの腹を穴に引っ掛けるようなイメージで、ドリルを折らないよう慎重に、弓なりにしならせながら軸を引っこ抜きます。

運がなければ、軸は抜けない上にドリルが折れて終了です(笑)。塗装後であれば確実に抜けないと思います。

 

取り出した軸に真鍮線を通してから基部に接着するんですが、この作業でサーベルを挿した時の角度が決まるので正確&慎重を心掛けて

接着は流し込み系を使い(クレオスの『Mr.セメントSP』

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あたりが妥当)、まずは位置決め。

数分待ってから真鍮線を抜き、流し込み系の瞬着で接着部をコーティングして完全固定。

 

次に、基部より下に真鍮線を食い込ませるための穴開け。既に軸には穴が開いているので、それをガイドにしてΦ0.5のドリルで掘っていきます。

ゆっくり、少しづつ掘るごとにドリルを抜いて削りカスを除き、これを繰り返します。目標の深さまで一気に掘ろうとして、接着が剥がれてしまうドジを踏んでしまう事が多々あったので…。

この辺、じれったくなったら負けですよ。

 

その後、真鍮線を基部の下まで通せば、ひとまず峠は乗り越えました。

仕上げとして、ここまでの作業で軸径が太ってしまっていると、サーベルは挿さっても、抜く時に接着部が剥がれてしまう可能性もあるので、浅い抜き差しを繰り返して調整しながら、軸の腹をペーパーで均して任務完了!です。

接着剤を過信しないのがポイントかな。

 

――と、文字数ばかりが多くて詳密すぎる解説でしたが、練度の高い人であれば数行で収まる程度の内容です(笑)。

個人的に、細やかな説明をよく読んで助かった事が幾度となくあったので、そんな思いをしている人もいるかなーと思ってね。

 

…ええーい、こんなチマチマした作業なんかやりたくねぇ! もう開き直って、サーベルに埋まった軸はΦ1.4以下のドリルで揉んで吐き出し、Φ1.5の金属線(真鍮orアルミ)をブッ挿して基部の軸を作る!という手も浮かびますが、基部への穴開けがド精密作業すぎるので、俺ッチはやりません。やったらやったで、どうせ角度が左右対称にならないだろうし…。

今回の修理により、

このくらいにはなりましたが、それでも左右対称にはチト遠いですかね…?

頭や肩を付ければ、多少~はごまかせるかな?

 

俺は慎重に扱ってるから、こんなドジは踏まないぜ!と思う、特にガチャガチャ動かして喜んでいるパチラーも多いでしょうが、折っちゃう前に金属線を通す作業はやっておいた方がいいと思います。

それどころか、HGのデストロイモードのユニコーンガンダムには必須の加工だと断言していいくらい。アンテナを尖がらせるのなんか後でいいって。

…おっと、パチラーにゃ釈迦に説法だったかな…。

 

余談ながら、ガンプラを話題にするコミュニティは多々ありますが、破損を報告し合うサイトってありませんかね?

破損予防のために知っておいた方がいい、もしくは加工しておいた方がいいパーツって仰山あると思うんだよなぁ。

って事で、今後はやっちまった案件をまとめるようにしようかな。

 

 

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破損、『HGUC シュツルム・ガルス』

破損、『RG シャア専用ザクⅡ』

破損、『HGUC ユニコーンガンダム[DM]』