いわゆるクレーマーっつーんですかね、自分のドジを転嫁しようと必死になる浅ましい人間が増殖する昨今。
某大手通販サイトにおけるプラモのレビューにも、部品を破損してしまい、それを設計ミスだと豪語しちゃう人もいます。
ハッキリ言いますが、それは単なるスキル不足です。
個人的に、経験というものはドジの積み重ねでもあると思っています。過去のドジから学ぶ事で、同じ轍を踏まないようにするからこそ能率が上がってくる、それが上達というものではないでしょうか。
悔しいのは分かるけど、あくまで自分に非がないと言い切ってしまう人間は、上達する事を放棄したも同然なので、他の趣味を探した方がいい。
つーワケで、今日は久々に顔面蒼白モノのドジをやっちゃいました。
“RG ザク 股関節 ねじ切れ”
これらのワードで辿り着いた皆さん、初めまして。
↑のような破損は意外と多いようですが、俺ッチも仲間に入れて下さい(笑)。
素組み+スミ入れでフィニッシュという程度のものだったので、部品請求すりゃいっかーと悠々と構えていたところ、部品代は700円……えっ?
この破損した部品はアドヴァンスドMSジョイント2の一部なので、ランナー単位の販売になってしまうが故に高額なのです。
仮に部品注文したとしても1000円オーバーは確定だし、だったら思い切ってもう1個買った方がお得かも?とも思ったんですが、また同じのを作るのも正直メンド臭いので(笑)、ここは修理という選択肢をチョイス。
まず写真を。
俺ッチの場合、↑のねじ切れそうな部分が折れてしまいましたが、部品の形状を見るとそんなケースが多いと思います。
テンションが掛かる=強度が必要な所に肉抜きを設けるなんて何を考えているんだろうと。
スーパー戦隊ロボのオモチャは、破壊実験に近い数多の製品チェックをクリアして世に出回るそうですが、さすがにプラモでこれをやれとは言わないにしても、ガシガシ動かすテストプレイはもう少しやれよと言いたいですね。
「これ、メーカーの人は実際に組んでみたの?」と思わせるキットってゴロゴロあるじゃないですか。
2ヶ所ある肉抜きを分ける仕切りをカットして、
その仕切りをまたぐようにプラ板を圧入→接着します。尚、ここで使ったのは0.5㎜です。
これにより、大腿部を前後方向に動かす際のテンションに耐えられるようになる……はず。要は、補強を突っ込んだだけなんですがね。
この部分はABSなので、接着は流し込み系の瞬着で。その際は、ゴム系材質の部分に付着しないように要注意です。
とりあえず今のところは、この方法でちゃんと可動できるようになっています。腫れ物を触るがごとく気を遣いますが…。
転ばぬ先の杖というか、壊れる前にもう一方も補強しとこうかなぁ。
あまり目立たない場所ですが、余裕がある人は塗装や成形をしてみて下さい。
ホント、治って良かったわ…。
☆ 追記 ☆
壊れました(笑)。
太腿を左右方向に回転させるための関節の硬さに負けてポキッと。確かに、この方向へのテンションが強度的に一番弱そうだし。
補強のためのプラ板自体が折れてしまったので、これを金属に変えればどうにかなるかな?
とは言え、瞬着で固まったプラ板をほじくり出す気力は失せたので、おかわり確定です。また作るのメンドイなぁ…。
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