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どんな傑作にも100点を、どんな駄作でも0点を与えないのが信念です

steam『トゥームレイダー リマスター』の中の、まずは第1作『トゥームレイダース』をクリアしました。

 

いやー、やっぱり面白い。

テレビゲームの描画方式がスプライトからポリゴンへ、2Dから3Dへ移行し始めた頃、初めてポリゴン式のゲームの面白さや奥深さを体感した作品なので、もはや刷り込みとして感じてるだけなのかもしれませんがね。

 

元祖だけあって、まだ難易度が低めなのが良いです。

アクションが少なめで(壁登りすらない!)、敵の体力もスゲー少なめに感じます。さすがに中ボスになると少しは手強いですが。

曖昧な記憶を辿ると、『~Ⅲ』から一気に難しくなった気がします。1面からステージ構成が複雑だったし。

 

もう一つの難度である、画面が暗くて見えない場面は思ったほどではなかったかな?

後のシリーズではもっと暗い場面に出くわすけど、雰囲気を出そうとしてリアルに近付けようとすれば、ゲームとしての面白さが損なわれるのが分からないのね?と思ったものです。トーチがあればいいってモンでもねぇんだよ。

 

そんなに難しい?と思う人もいるでしょうが、医療パックは使わない&他の武器は使わないといった俺ッチ独特のプレイスタイルが原因で、そんなケチな遊び方をしていれば、そりゃ難しくもなろうと(笑)。

医療パックはさておき、回収しまくった弾薬はデカいボスが現れる最終(近い)ステージから一気に使いまくるというカタルシスのためでもあるのです。

ちなみに、医療パック未使用&ピストルのみでクリアする実績もあるんですよね。前者は獲得したけど、後者はキツそうだなー…。

 

当時はネットもなく、ヒントもなく自力でクリアできましたが、若かりし頃のモチベーションはさすがだね。

今回のプレイでは2回だけヒントを調べちゃいましたが、熱が冷めたというか、我ながら老いたなと(笑)。シークレットもノーヒントってのは無理だな…。

 

steam版は音声&字幕、共に日本語に対応しているものの、字幕の誤記はもう少しどうにかならなかったのかよと(文字間の妙なスペースも気になる)。洋画の映像ソフトよろしく、日本語ができる現地人による翻訳なんでしょうか?

 

説明書がないのも不親切ですね。ヘルプとして何かしらの情報が欲しいよ。

実績に、当たり前のようにあるフォトモードって何だよ。

当時のバグや裏技を収録するのは芸コマだけど、自分でネットで調べて下さいってスタンスなんだろうな。

拾ってきたネタを二つほど備忘録も含めて残しておきます。

【あと少しで届かない壁を上る】

 壁に密着して体を45°くらい横に向く→垂直ジャンプを連続してるうちに段差に昇れる

【とりあえずステージクリア】

 1歩前へ歩く→1歩後へ下がる→反時計回りに3回転する→前にジャンプする

これらも実績に含まれるようなので覚えておくべしですね。

 

って事で、一度クリアした後に始められる“新しいゲーム+”を少し遊んでみましたが、何だよこの激ムズっぷりは。

武器は全て揃ってるけど医療パックは一つもない(道中のアイテムは全て弾薬)し、セーブ&体力回復は道中にあるクリスタルの回収=オリジナル版と同じ仕様だし、何より敵がバカ強すぎる! ここまで来るとゲームの趣旨が違ってくるような…。

こちらは本当の余興として、次は全シークレットの探索に精力を注ぐかな。

『レッド・ドラゴン』を観ました。

 

FBI捜査官のグレアムが追っていた事件の犯人は、たびたび助言を仰いでいた精神分析医レクターだった。乱闘の末に二人は重傷を負い、レクターは逮捕され、グレアムはFBIを辞職する。

それから数年。FBIの同僚だったクロフォードがグレアムを訪ねてくる。

一家が惨殺された事件の捜査に息詰まっているFBIは、現役時代に辣腕を振るっていたグレアムに協力を依頼。そして、グレアムを通じてレクターの助力を得たいというのが本音だった。

気乗りしないながらもレクターの的確な助言により、グレアムは“噛み付き魔”と呼ばれる犯人に近付いて行く。

一方、“噛み付き魔”の正体であるダラハイドは、盲目の女性リーバと親しくなり……といったお話。

要約すると、レクターと組んだグレアムが殺人鬼を追い詰める話です。

 

『羊たちの沈黙』『ハンニバル』に続く、レクター博士シリーズ(と便宜的に呼ぶ)の3作目です。

どうせ『羊たち~』でレクター博士の人気が出たから『ハンニバル』が作られて、挙げ句には『羊たち~』の前日譚、いわゆるエピソードゼロ商法なんだろう?と勘繰りたくなるところ。

が、本作の原作『レッド・ドラゴン』は『羊たち~』よりも先に発表されていた作品、かつ映画としても『刑事グラハム/凍りついた欲望』という作品として公開されています。

つまり本作は『刑事グラハム~』のリメイク作でもあるのです。こちらも、いつかは観てみたいですね。

 

そんな『刑事グラハム~』にもレクターは登場しているようですが、評判としてはあまりパッとしないようです。

それもそのはず、客観的に本作を見れば分かる通り、本来はレクターは脇役ですからね。

それでもレクターが注目されるのは、アンソニー・ホプキンズさんの怪演によるところが大きいでしょう。冒頭でのグレアムとのひと悶着を終えてからというもの、あとはずーっと監獄の中にいるだけなのに、相変わらずの存在感。

グレアムやダラハイドとの頭脳戦を見てしまえば、一瞬でもシャバに出すのは危険すぎる…!

 

そんなレクターとほぼ対等の立場にあるグレアムもなかなかのやり手。

本作の公開当時であればエドワード・ノートンさんのキャスティングは絶妙、かつ納得です。

『ハンニバル』あたりで、レクターをよく知る人物としてグレアムにも登場して欲しかったなーと思うものの、それも叶わぬ妄想なんですが…(キャストの誰かが亡くなったわけではないのでご安心を)。

他にも、ハーヴェイ・カイテルさんやレイフ・ファインズさんといったキャスティングも豪華です。

 

レーフ・ファインズさんが演じるダラハイドは、本作で起きる事件の犯人。

今ではありがち(どころかとっくに減少傾向にある)ですが、幼少期の辛い体験で人格が歪んでしまった系の人です。

そこから、本作で描かれるような猟奇的な殺人を犯すようになる、もう一人の自分が生まれる決定的なきっかけを見せて欲しかったかな。

どんなダラハイドと恋に落ちるのが盲目のリーバ。

姿を見れない代わりに内面をしっかり捉えた上で、徐々にダラハイドの邪悪さを気取り始める……というパターンを予想しますが、そうはならないのが想定外。

得てして盲目キャラって物事の真意を見抜く力を持ち合わせているものですが、リーバはダラハイドの上辺の優しさにキチンと騙されるんですよね。それどころか、割と男にだらしなさそうにも見えるくらい(笑)。

目が見えないのは気の毒だけど、そこまで同情できないキャラなんですよ。

 

前作『ハンニバル』は悪ノリの度が過ぎた過剰なグロ描写が嫌いでしたが、その後に作られた作品という事で、これがさらに強まるのかなと思いきや、もう少しマイルドになっているのでだいぶ気楽に観れました。要所要所で過激なシーンもあるけどね。

あの車椅子は衝撃だったな…!

 

エピソードゼロ作品という事で、本作のラストがエピソード1たる『羊たち~』に繋がるのは分かりきっているネタバレです。

となれば、まさかあのFBIの新米捜査官が…?と期待したくなりますが……さて、どうでしょう?

 

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配信版は見当たりませんでした。

↑のBlu-ray版は映像特典が多め。中でも監督であるブレット・ラトナーさんを追う撮影日記は一見の価値があり(個人的には必見レベル)、ななんとマイケル・ジャクソンが撮影現場の見学に来るという大サプライズは本編以上にビックリしました(笑)。

あと、アンソニー・ホプキンズさんのインタビューも興味深いですね。ああいう役は幼稚だと言い切ってしまうものの、台本を250回は声に出して読むってんだから、この頃でも既に名優と呼ばれている人も陰の努力は惜しまないんだなぁと感心しました。

 

それにしても、このダサいタイトルは原題の直訳とは言え、こういうのこそ邦題として変えて欲しかったな~。

『ファンタスティック・フォー 銀河の危機』を観ました。

 

結婚式の当日が近付いているにもかかわらず、スーは研究に没頭していばかりのリードにやきもきする毎日。

その頃、宇宙では銀色の光が数々の星を滅ぼしていた。その閃光は地球に接近、世界各地で異常現象が発生し。せっかくのリードとスーの結婚式も滅茶苦茶にされてしまう。

出動したファンタスティック・フォーは、光の正体であるボードに乗った宇宙人=シルバーサーファーに遭遇するが、その圧倒的な力の前に敗退してしまう。

軍のヘイガー将軍はファンタスティック・フォーに加え、生きていたビクターを招聘し、共同でシルバーサーファー対策に乗り出すが……といったお話。

 

『ファンタスティック・フォー 超能力ユニット』の続編。

明るい・哀しい・熱いといったエンタメ要素がギュウ詰めで好印象だった前作。

そんな雰囲気は今作でも踏襲されていて、みんなが見たがっている続編の手本のような内容でした(原作ファンの心情は知る限りではないけど)。

こっちは好きだけどあっちは嫌いというのはなく、どっちも好きorどっちも嫌いという意見しかないんじゃないかな?

尺も92分と短めで、ちょっとしたタイミングでサクッと観終えられるのもいいですね。

 

この手のヒーロー作品って事件の収束のために奔走する、常に眉をひそめている姿を映すのが常ですが、そっちは二の次に、F4の私生活を多めに描いているのが好きなんですよね。

だからって、私生活の描写に重きを置いて超能力バトルはラストで1回だけなんて勘違いはせず、それらを両立させるバランスも絶妙です。

非凡な力を持ってしまったが故に、この先の人生において大衆の視線を浴びながら暮らす事に躊躇いを感じるスーの苦悩が描かれます。我々のような市井の民は芸能人って羨ましいな~なんて気楽に思いがちですが、ああいう人たちは見えない所で色々と苦労をしているという現実を示唆しているんですよね。

まぁ、男3人はすっかり現状を受け入れていて、結果的にはスーもそんな考え方に流されて行くんですが(笑)。

 

シルバーサーファーと接触した事でジョニーは不調に陥ります。その上、触れたメンバーとの能力が入れ替わってしまうという事態に発展します。

この辺、スーパー戦隊シリーズにおける捨て回の定番である入れ替わりネタを思い出すよね。こういうのは万国で受けるネタなんだなぁ。

 

今作でフィーチャーされる新キャラ、その名の通り全身が銀色に輝くシルバーサーファー。名前に関してはリードが便宜的に付けたものだけど、それしか言いようがないよね(笑)。

驚異的な力で地球を滅ぼそうとする無慈悲な奴に見えながら、スーには少しづつ心を開きます。どんな男も女にゃ弱いのは宇宙規模の本能なんでしょう(笑)。

そんなシルバーサーファーが自分の生命力をスーに分け与えた際、体表の随所が錆びていくのは痛々しいですね。そんな満身創痍の姿で対決に臨むシルバーサーファーさん、アンタも立派なヒーローだぜ!

余談ながら、シルバーサーファーを見て『ターミネーター2』の名を出すオジサンは少なくないし、ここにもいます(笑)。

あのCG技術が世界にビジュアルショックを与えた当時と比べれば、今やあの程度の表現に敏感に反応する人はごく僅か。“あの程度”と言えちゃうくらい、それほどまでに昨今のCG技術が底上げされているという表れです。もちろん作っている人は血を吐き続けるくらいに苦労しているんでしょうが…。

 

シルバーサーファーを従えているギャラクタスも、CGのみならずキャラとしての存在感がありすぎます。

世の中に星の数ほどあるヒーロー作品に登場する敵の中でも最大じゃないですか?

人の形を取っていないながらもキャラクターには違いないんでしょうが、あれはもはや“現象”と言っていいほどですからね(笑)。

そんなのを相手に、たった一人の気合いやら気迫でどうにかしてしまうシルバーサーファー、実は最強…?

 

というわけで、前作に引き続き好印象だった今作。

お得意の権利がどうこうという話のせいでうまく行かなかったんでしょうが、リブート版よりシリーズ3作目を作って欲しかったよなぁ…!

 

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Blu-ray版は映像特典満載なんですが、現時点ではもう出回ってないのかな?

最新作『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』が公開or発売されるタイミングで、関連商品の再販ってできないものなのかねぇ。

シリーズ未見であれば、

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こっちがお買い得です。

3枚目は……うん、まぁ…。

 

 

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観た、『ファンタスティック・フォー [超能力ユニット]』

観た、『ファンタスティック・フォー 銀河の危機』

観た、『ファンタスティック・フォー』('15)

『サンダーボール作戦』を観ました。

 

NATOの爆撃機が原爆を搭載したまま消息を絶った。

その後、イギリス政府にスペクターと名乗る組織から連絡が入る。1週間以内に1億ポンドを支払わなければ先の原爆でを使うというのだ。MI6はボンドを含めた全てのOO課員に原爆の探索を命じる。

バハマ諸島に飛んだボンドは、爆撃機を操縦していたダーヴァルの妹ドミノと知り合い、彼女を愛人に持つラルゴに行き着く。ラルゴはスペクターのNo2であり、今回の事件の立案者だった。

兄を殺したラルゴを憎むドミノの協力を得ながら原爆を探し続けるボンドだが、残された時間は迫りつつあり……といったお話。

要約すると、ボンドが隠された原爆を探しだそうとする話です。

 

OO7シリーズ第4作。

この頃になると尺も2時間を超え、ド派手なエンタメ作品に昇華しました。OO7はこうでなきゃ!

そして、これは第1作『ドクター・ノオ』の擦り込みが強いせいなんでしょうかね、個人的にOO7シリーズって海が舞台だと心浮き立つんですよ。

思い返してみれば海を背景にした画が多くないですか? 実はボンドは海との結び付きが強いのかもしれませんね。製作陣は1ミリも気にしてないと思いますが…。

 

そんな今作はTHE 海!って感じの作品。

本作最大の見どころと言えば、本編の1/4を占めるという水中のシーンでしょう。

中でもクライマックス、地上であれば合戦のシーンに相当する、何十人単位のダイバー同士の水中戦は圧巻です。

映画史上としても、こうまでの多人数いによる水中戦を描いた映画ってあります?

そしてスペクターだけじゃない、危険動物も相手にせにゃならんのだから、この頃のボンドの仕事は想定外のものが多かったんだなぁと(笑)。

…が、安心して下さいボンドさん。昨今じゃあんな路線に走るようになっちまったので、猛獣を相手にする機会なんかもうありませんから……せせこましいシリーズになっちまったモンだよ、ったく。

 

今作の敵であるラルゴはスペクターのナンバー2で、原爆を利用して世界を脅迫する実力者です。

後ろでふんぞり返って命令を下すだけではなく、自ら陣頭を切って行動する姿は頼りがい(?)がありますね。

眼帯をしているのがパッと見の特徴ですが、悪の親玉は身体に障害を抱えているのがOO7シリーズあるあるです。

この4作目までの歴代ボスを振り返ってみると…。

 ・ドクター・ノオ → 両手首

 ・クレッブ → レズ

 ・ゴールドフィンガー → メタボ

 ・ラルゴ → 左目

チト強引なところもあるけど(笑)。

身体的なコンプレックスが彼らを犯罪に走らせているのかもしれません……と、無理矢理こじつけてみる。

 

ラルゴの移動基地とでも呼ぶべきディスコ・ヴォランテ号は見どころの一つ。

パッと見では大きめのクルーザーなんですが、船の良し悪しなんか分かんない俺ッチでもカッコ良く見えます。

その上、ボンドカーもビックリするような機能まで搭載しているんだから、敵メカながらアッパレです。

こちらのデザインはシリーズの常連、ケン・アダムスさんによるもの。

元々アダムスさんはプロダクションデザインを担当していて、となると部屋の内装、いわゆるセットをデザインする仕事に思いがちですが、この頃は今ほどの分業制ではなかったらしく、ちょっとしたメカデザインまでこなすんだから、何とまぁ多才! 原爆を搭載する水中艇も洗練されている上に本物感があります。

シンプルでレトロなセンスも好きなので、この人の画集とか欲しいんだよなぁ。

 

ちなみに本作にはリメイク版があるのは有名です。『ネバ―セイ・ネバアゲイン』ね。

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権利に関するメンドくせ―話から生まれた、少々あてつけがましい作品に思えます(笑)。

ボンド役はもう嫌だとさんざん言ってたショーン・コネリーさんが、シレッとボンドを再演しているのも何だかなぁって感じですが、OO7を離れて数年が経ち、少し客観視できるようになれた結果なんでしょうね。

本家はイギリス作品ですが、こちらはアメリカ作品っぽさが色濃く見えます。

 

さらに本作には、もう一つのお話がありまして…。

さいとう・たかをさんによるコミカライズ版です。

大まかな粗筋は同じですが、たかを節が利きすぎているのが最高です。

それもそのはず、粗筋を他人から聞いた上で、あとは自分の想像や解釈で描いたってんだから、原作改変だ!と声高に叫ぶのを生業としているバカたちも言葉を失うでしょう(笑)。

原作者のイアン・フレミングさんも、この程度のものに目くじらを立てるような人ではないと思うけど…。

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この復刻版も、もう10年前の発売だったんだなぁ。興味のある人は探してみて下さい。

クッソ古い漫画という一言で片付けるには惜しいほどに光る描写はいくつかありますよ。いくつか。

 

 

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Blu-ray版は相変わらず映像特典満載です。

1984年版の『ゴジラ』を観ました。

 

東都日報の牧は、伊豆諸島の大黒島近くで遭難したとされる八幡丸を発見する。唯一の生存者である奥村によれば、巨大な何かが現れたという。

牧は半信半疑ながらも奥村の話を記事にしようとするが、政府による箝口令のため上司に却下される。奥村が言う巨大生物の正体はゴジラだったのだ。

三田村総理大臣を中心に政府が対策に追われる中、静岡の井浜原子力発電所にゴジラが出現。放射能を吸収する中、ゴジラは渡り鳥の群れと共に海に還って行く。

これを見た生物学者の林田は、ゴジラには帰巣本能があると推測。政府や自衛隊の協力を得て、伊豆大島の三原山の噴火口に落下させる作戦が始まるが……といたお話。

要約すると、東京に現れるゴジラを伊豆大島に追い返そうとする話です。

 

正直、ゴジラシリーズにはあまり魅力を感じないんですが、どういう風の吹き回しか、ちょっと勉強する気になったんですよ。

現時点では、元祖たる1954年の『ゴジラ』と『キングコング対ゴジラ』くらいしか観ていないのでね。

 

今なお、ゴジラシリーズは日本の映画界として欠かせない存在です。公開すれば、それなり以上にヒットするしね。

ハッキリ言ってしまうと、あの程度の特撮による怪獣映画ごときに、どうしてあんなに自衛隊が協力してくれるのかが不思議で仕方なかったんですよ。

が、これは逆説的というか、自衛隊が協力してくれるおかげでリアリティが増すというか、説得力が高まるんですよ。

テレビで毎週やってるような、着ぐるみが暴れるばかりの子供向け番組みたいなものだろうと嘲笑う事なく、いい大人がこの手のドラマをド本気で作ろうとする気概の表れとも言えるでしょう。

何しろ、自衛隊を起用している時点ではある意味、国を動かしてまで作っている事でもあるんですから。

広々としたセットや精細なミニチュア、名が通ったベテラン俳優の芝居、このくらいやってくれれば堂々と映画と呼んでいいし、大人が(少々温かい目を以て)観れる作品にもなっているんです。

デビューしたての沢口靖子さんの初々しすぎる芝居は……ま、まぁ…。

 

本作の直接的な前作である'54年版と比べると、30年の隔たりもあるせいか、情報量が遥かに多くなりました。

もちろんフィクションではあるけど、基本的にゴジラシリーズは“実際にゴジラが現れたら?”という世界観のようで、現実の世界に即したリアリティーに富んだ作風が特徴(のよう)です。

物理学や生物学、内閣府や自衛隊を正確に描写した上で人間ドラマも盛り込まなきゃならないんだから、ゴジラシリーズの脚本って相当な取材を必要とする大変な仕事です。

 

ゴジラ来襲の際には戦術核の使用を推奨するアメリカとソ連の大使に、三田村総理大臣が決断を迫られるシーンは本作の見どころの一つ。

三田村総理は日本の非核三原則に基づき、これを却下します。

「非核三原則が我が国のエゴイズムだと言われるのなら、それは認めざるを得ません。しかし、核を使いたがるのもアメリカとソ連のエゴイズムではないでしょうか」

全編にリアルさが漂う中、こういうセリフはファンタジー風味があるかな(笑)。現実では言いにくい事を豪語させるのも、映画というエンターテインメントの役割です。

今では非核三原則なんて時代錯誤だ!と軽々しく&安易に言っちゃう人が増えていますが、そういう他人事のような発想こそがゴジラの招来を許しちゃうんだよ。

 

大真面目に観れば光るところは多々あるけど、本作はまだ昭和の作品ゆえ、至らないところはそれ以上にあります。

原発の所員が外に出たら急に地割れが発生し、眼前にはゴジラが立っていて……とか、コントにしか見えません(笑)。前作にあった、ゴジラ出現を予期させる地鳴り(の演出)がないんですよね。

まぁ、ゴジラさんもボサーッと生き永らえていたわけでなく、忍び足で歩くというステルス技術を身に着けての復活だったんでしょう。

 

ところで、ゴジラを見送る三田村総理が目をウルウルさせてたのは、どういう心情だったんでしょうね?

恐ろしくありながらも哀しい存在とか何とか色々な解釈もできるんでしょうが、♪グッバイなゴッッィラ、グッバイなゴッッィラ~♪という歌から正解を導けばいいんでしょう…。

 

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ついでだから紹介してみたけど、君の存在はリアリティを欠いてしまうんだよ、スーパーX君…。

先日、こんな写真集を買ったんですね。

ようやく写真集も発売され、芸名が変わる前から気になっていた身としては、応援の意味も含めてしっかり買いました。

可愛く撮れているのはもちろん、そそそんなに見せちゃう?という驚きもあり、高めの割にページ数が少ないながらも、内容としては満足できるものでした。

 

…が、それを取り巻く売り方がスゲー頭に来る話で…。

 

俺ッチが買ったのは、もちろんのごとく紙の写真集です。

昨今の風潮よろしくデジタル版も同時発売されたんですが、こちらは紙写真集に20数ページも追加されているんだとか。

…これさぁ、ナメんじゃねぇぞと。

媒体は違えど、同じ値段だったらページが多い方がいいに決まってるだろ!

多くの出版社は口を揃えて紙の本が売れない売れないと嘆いているようですが、こんな調子でデジタル版を優遇してりゃ当たり前だろうと。

これを知ってデジタル版を買うために紙版をキャンセルした人だっているだろうに、二度と愚痴るなバカ。

ちょっと気取った我が強いカメラマンによる写真集よろしく、追加されるのが風景写真ばっかなら胸がすくんだけど(笑)。

せめて両者それぞれに、片方には載っていない写真があるとかってんならギリギリ許せるんですがね。

 

未公開ショットを安っぽく公開するのも、少々モヤッとします。

特にファースト写真集が発売されるとなれば、できる限りの事をやろうと意気込む人が多いと思います。

それ故、形になった写真集とは全てを出し切った努力の成果でもあるんですよ。特に体作りなんて、確実に私生活=食生活が影響しますしね。

未公開ショットとかうそぶいて後からチマチマ公開されれば、未公開=没になった写真の方が良いじゃん?と思わせるものもあるでしょうし、その時点で先の写真集の価値はガタ落ちです。

値段に差を付ける事はあっても、紙版orデジタル版で内容に差を付けるのはスゲー理不尽に思えます。

 

「私の思いを詰め込んだ写真集ができました!」

「おめでとう! でも、それ以外に色々と後出しするんでしょ?」

なんて、あまりにも夢がなさすぎるじゃないですか(笑)。

応援になるのなら少々高くても買う気にもなりますが、こういう阿漕な真似をされると一気にシラケるよね。

 

そういう意味では、高くても2000円台半ばでページも多め(しかも長めのインタビュー付き)、そしてデジタル版が存在しない坂道系アイドルの個人写真集こそが真摯で良心的な売り方です。わざわざ褒めるような事ではなく、本来ならそれが当たり前なんだよな。

少なくとも、「こっちを買っとけば良かった!」という不満は絶対に出ないでしょ?

 

今回の写真集自体は実に良いものに思えたけど、実はこれが不完全なものであり、それに喜んでいた事に虚しくなるという意味でガッカリさせられました。

写真集自体は満足、買った事には後悔です。

こういう事態は今後もあると思うと、買う気が失せるというか手が伸びなくなるよね。ちょっとした写真集不信です(笑)。

 

ついでに言うと、バッサリ髪を切ったり派手に染めたり等、写真集を発売して間もないうちに劇的なイメチェンをする風潮は止めてくれ。これ、地味によくある事なんだよな。

イメチェン後の方が良いと思えてしまえば、こちらもその時点で写真集の価値が下がっちゃいますからね。

steamで『トゥームレイダー リマスター』を買いました。

『~ⅠーⅥ』という商品名だったけど、実際は既に発売されている『~ⅠーⅢ』と『~ⅣーⅥ』の2商品を合わせた価格でした。

定価6800円でも確実に元を取れるけど、キャンペーンで半額だったら飛び付くよね。安いは正義!

 

これまでの当ブログでは『トゥームレイダー』関連の記事がいくつかありますが、その全てはPC版のオリジナルを動かしたもの。

大昔に発売されたソフトを、令和のPCで動かした上で不具合に頭を抱えるという不毛な内容ばかりですが(笑)、そんな悩みとも、もうおさらばだぜ!

必須スペックも割と低めで、ゲーム開始時のロード時間が短いのが良いですね。発売当時のものもそうでしたが、ステージ開始~終了まで、待たされてると感じるほどのロードが一切ないのは驚きでしたっけ。

 

今やトゥームレイダーシリーズはかなりの数がリリースされていますが、俺ッチが好きなのは昔の方=クラシック版です。

『~レジェンド』あたりだったかな、当時の新世代ゲーム機で発売されるようになってグラフィックが劇的に向上したものの、操作方法まで刷新されてしまった事に納得が行かなかったんですよね。

アナログキーを倒した方向に進めるわ、崖っぷちでブレーキが掛かるわ、勝手に壁面にへばりつくわでゲームオーバーになる要素が激減。

手厚いサポートというか過保護というか、半自動で動かすゲームなんて何が面白いんだ!と。

それ故、『~レジェンド』以降の作品はリブート作品だと思い込むようにしています。

 

確かに、昔のシリーズはあの操作方法のおかげで難易度が上がるだけでなく、ストレスを感じる人も多かったと思います。

この独特の操作方法のおかげで慎重に入力しなければならない、文字通り一歩間違えれば死ぬという緊張が常に漂っているんですよね。

第1作『トゥームレイダース』が発売された頃、『バイオハザード』が怖い怖いと話題になっていましたが、何段も昇って行ってからそ~っと下を覗き込んだ時の高所感……こっちの方がよっぽど怖いじゃん!と当時は強弁していたものです。

 

そして、これはリブート版にも継承されていますが、よく見えないのもトゥームシリーズの難しさの一つです。

”真っ暗”どころか“真っ黒”な場面も多く、モニターの明るさを限界まで上げてプレイしていた人も多いでしょ?

まぁ、探索する場所が場所なので光が射さないのは分かるんですが、そこはゲームという娯楽ですから、そこまで現実味を与えなくていいんですよ。映画にも同じような事が言えますね。

 

――と、どうでもいい話はさておき。

このリマスター版、グラフィックの精細化はさておき、プレイ感覚はクラシック版そのまんま。リブート版のサクサク進める感じに慣れきった、特にタイムアタックにしのぎを削るような人には向いていないでしょう。

逆に、第1作のリメイクと豪語していた『~アニバーサリー』に騙された気分になった人なら、「そうそう、これこれ!」と納得できるんじゃないかな?

「昔のトゥームはこんな小綺麗じゃない、もっとカクカクしてなきゃダメだ!」と揚げ足を取りたがるメンド臭い人に向けた対策(?)も万全で、リマスター版とクラシック版のグラフィック切り替えが可能です。

こういうのってオプションでいちいち設定しそうなものですが、リアルタイムでキー一つで瞬時に切り替えられるんだからスゲー便利。

これを見て分かる通り、画面としての明るさがけっこう変わります(フレーム数も変わる)。

基本的にはリマスター版としてプレイしますが、先も綴ったように画面が暗すぎてよく見えない場面に出くわした際、クラシック版に切り替えるとだいぶ分かりやすくなります。こりゃ助かる。

 

他にも、ボスの体力ゲージが表示できたり(オフも可能)、第1作ではチェックポイント方式だったセーブがいつでもできるようになったり、オリジナル感を損なわないアレンジは嬉しい限り。

ボイスも当時のものを流用し、1作目は緒方恵美さんによるレイラってんだから、もう色々と懐かしい! 

今や覆す事はできないけど、ララよりレイラだよな!

 

一応は新製品として発売するからには何かしらのアレンジは必要なんだろうけど、それらが邪魔にも台無しにもならない、絶妙なリメイク作品に思えました。

今のところは1作目をプレイ中ですが、まだあと5作もあるという喜びよ!

必要スペックも割と低めだしPC版がオススメです。

steamとかよく分かんないしなぁと思う人も、決して高くないハードルを乗り越えてみましょう!

個人的にPayPay払いができるのが助かりますね。

『ゴールドフィンガー』を観ました。

 

合法的な金の売買業者であるゴールドフィンガーに密輸疑惑が持ち上がる。金相場のバランスが崩れる事を懸念するMI6はボンドに調査を命じる。

ドイツに向かったボンド。ゴールドフィンガーが経営する冶金工場に潜入しようとするが、捕らわれの身となってしまう。

ゴールドフィンガーがアメリカ中のギャングを集めてまで実行しようとするグランドスラム計画、その全貌を知ったボンドはゴールドフィンガーの野望を阻止しようとするが……といったお話。

要約すると、世界中の金を独占しようとするゴールドフィンガーの企みを、ボンドが食い止めようとする話です。

 

OO7シリーズ第3作。

前作で犯罪組織スペクターの実態が明らかになり、いよいよボンドの本格的な戦いが始まる……と思わせておいて、今作ではスペクターの“ス”の字も出ないんだから出鼻をくじかれた気分です(笑)。

そんな今作の敵は、純粋に金が大好きなゴールドフィンガー。

金をお金に換えた上で世界を支配したいとかではなく、世界中の金を我が物にしたがっているような、ただの金マニアというか純粋に金が大好きな人です。

それ故、フォート・ノックスにある金を自分の物にするのではなく、自分が保有している大量の金の価値を上げるための作戦は斬新です。それほどまでに金に執着しているどころか、崇拝すらしているんでしょうね。

この人からは金を搾取できないと睨んだからこそ、スペクターも近付かなかったのかもね(笑)。

 

そんなゴールドフィンガーさん、デカい犯罪を犯そうとしている割にはケチな側面も持ち合わせているのが憎めません。

カードやゴルフ等、小市民を相手に手の込んだイカサマをしてまでお金を巻き上げようとするあたり、この辺は負けず嫌いの小悪人程度の可愛いレベルです(笑)。

が、自分を裏切る者に容赦はなく、その犠牲者となったのがイカサマの手助けをしたジル。

本作のイメージビジュアルとして知られていますが、全身を金箔で覆われた死体は美しくもあり、今の目で見てもインパクト大です。

そして、殺された妹ジルの仇を取ろうとするティリーもまた悲劇のボンドガールです。

ゴールドフィンガーへの復讐を果たそうとするもボンドに制止され、行動を共にするうちにボンドとの親交が深まり……と予想しますが、そうはならず…。

ゴールドフィンガーとの対決においてボンドがジルとティリーを思い出す様子もなく、ただただ悲しい姉妹で終わってしまうのがモヤッとしますね。

 

第3作にしてようやく、後にボンドカーと呼べる車、アストンマーティンDB5が登場します。

おそらくDB5が好きな人の9割は本作を見てるんじゃないかな?

エクステリアの美しさのみならず、手元のボタン一つで操作できる秘密機能も満載で、まさに男の子の夢が詰まった車です。年寄りほど好きなんじゃないかな(笑)?

ところで、後のOO7シリーズにもDB5は何回か登場しますが、あれって本作で登場したものと同一って設定なんですかね? トヨタ2000GTやロータス・エスプリもレストアしてやってくれ…。

 

本作の見どころ、というか聞きどころと言えば♪ゴ~ルドフィンガ~♪が耳に残る主題歌『ゴールドフィンガー』。

シャーリー・バッシーさんのパンチが利いた歌唱が最高です。

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OO7史上、主題歌を2回以上担当しているのってシャーリーさんだけなんだよね(計3作だったかな)。

 

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Blu-ray版は映像特典満載。

メイキングとは呼べない頃の、当時の舞台裏をを多く収録しているのは嬉しいですね。

『明日に向かって撃て!』を観ました。

 

西部にその名が広く知れ渡っているブッチとサンダンスが率いる壁の穴強盗団は、今日も列車や銀行を襲っていた。

そんな中、かつて強盗団に金を奪われた鉄道会社の社長に雇われたプロが集まる追跡隊により、ブッチとサンダンスは必死の逃走を続ける。

どうにか追っ手を振り切った二人は強盗稼業から足を洗う事を決意。二人と馴染みが深いエッタを連れ、全うな仕事に就くためボリビアに向かうが……といったお話。

 

ブッチとサンダンスというガンマン同士の、今で言うバディ・ムービーの始祖ですかね。

この二人は強盗を共にする、あまり褒められたものではない稼業で結ばれた仲。世の中の“じゃない方”を主役に据えるあたりは、さすがアメリカン・ニューシネマといったところでしょう。

…“あめりかん・にゅーしねま”って何か? 60~70年頃に作られた、自分の子供にはこうなって欲しくないようなキャラが主人公のアメリカ映画だと思いねぇ!

 

ブッチとサンダンスは法を乱す悪党ではありますが、悪人とは思いにくい、人好きのするキャラなんですよね。特にブッチは笑顔の絶えない人なので、心中ではクズ扱いしてるでしょうけど(笑)、顔を合わせる人々も彼のペースに乗せられてしまう。

かつ、少なからずの弱点もあるところに親近感を覚えます。

「泳げないんだ!」とか「人を撃った事がねぇんだ」とか、イキッてばかりの無敵な人を気取っていたそれまでの姿を覆すようで、さらに愛おしさを感じさせるんですよ。

 

「お前は愛想がいいし、キッドは早撃ちだ。でも、お上に追われてる悪党なんだよ。もう、お前らの時代は終わったのさ。どうもがいてみても血まみれになって死ぬんだ」

二人に多少の理解がある顔馴染みのブレッドソー保安官に救いを求めるものの、酌量の余地がなくなりつつある彼らの味方は徐々に減って行きます。

人道を外した行いを続ければ、いつかはその報いがやって来る。まぁ、調子こいてる時間が長すぎたって事です。

償っても償いきれないほどの罪を犯してしまった以上は、↑のブレッドソーが語る定めから逃げられないのです。

これは時事ネタになりますが……飲食店で迷惑行為を働いてハシャいでいる小僧どもよ、そういう事だぞ?

 

時事ネタと言えば、つい先日、本作の音楽を担当したバート・バカラックさんが亡くなりました。

バカラックさんの代表作と言えば、本作の挿入歌『雨にぬれても』。

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本作を知らなくても、曲は知ってるという人は多いと思います。

これが使われているシーンでは雨なんか一滴も降っていないのに(笑)、何か沁みるんですよねぇ(ブッチは雨なんか気にしない男という意味も込めているとか)。

個人的には本作のベストシーンどころか、歌が流れるシーンとしては映画史レベルで個人的ベスト3に入れていいくらい。

…あ、このシーンだけを切り抜いた動画を見ても何も感じないから、本編を丸々見ないのであれば最初から見なくていいですよ?

 

音楽と言えば♪ダバダバダ~♪という

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こちらも印象的ですね。

両曲を収録しているサントラも買っちゃったよ。

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まぁ、ただでさえ音楽が少ない作品ですが、だからこそか印象に残る曲が多いんですよねぇ。

 

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Blu-ray版の映像特典は当時を振り返るインタビュー集や、本作のモデルになったブッチ・キャシディとサンダンス・キッドに関する証言集です。

特にインタビュー集では、ポール・ニューマンさん、ロバート・レッドフォードさん、キャサリン・ロスさんが登場しているのは嬉しいですね(一堂に会しているわけではないけど)。

 

 

☆ 追記 ☆

ロバート・レッドフォードさんまで旅立ってしまいました。

現実とは1ミリもリンクしないものの、本作のラストカットにはしんみりしちゃったよね。

レッドフォードさん、お疲れ様でした!

乃木坂46の久保史緒里さんの卒業が発表されました。

区切りとして10年は在籍しているだろうと思っていたので、不意打ちを食らった気分です。

 

とか言いつつ、特に久保ちゃん推しってワケではないんですが(笑)、真っ先に思ったのは『乃木坂46のオールナイトニッポン』はどうなっちまうのかが真っ先に思い浮かんだよね。

 

個人的に久保ちゃんが担当する事になってから感心できる事がありまして。

確か3回かな、ゲスト都合により収録での放送があったけど、それ以外は必ず生放送をやっているんですよね。その上、基本的には一人喋り。これってなかなかの偉業じゃないですか?

テレビの大型音楽番組って何故か水曜日が多いのにキチンとニッポン放送に来るし、一人で残業お疲れ様です!って感じ(笑)。

地方公演でニッポン放送に来れない時も収録にしないで現地からの生放送だったり、あくまで生放送に臨む根性は拍手モノです。

選抜の常連、かつ個人仕事も多めなのに、実は鉄人系の人なんですよ(笑)。

 

卒業はいつか生放送の中で発表するんだろうなと思ってたので、ちょっと意外でした。

自分の番組で、自分の口から卒業発表をしたのって、ひめたんと新内さんくらいじゃない?

ラジオに愛着があると公言している割にはネット(多くは個人ブログ)で発表する人が多いんだよな。

 

そんな久保ちゃんが担当する『乃木坂46のオールナイトニッポン』=『乃木坂ANN』ですが、もちろん降板は確定です。

これは初代パーソナリティーだった新内眞衣さんの時もそうだったんですが、定期的に何年も聞いている側としては、もはや日課の一部です。これが変わってしまうと、少なからず心身に影響を与えてしまうんですよ(笑)。

 

『乃木坂46のオールナイトニッポン』という番組自体は、とんでもレベルの不祥事でも起こさない限り終了する事はないと思い込んでいますが、となれば後任は誰になるんだろう?と気にしている人は少なくないと思います。

年単位で続く番組であると考えて、予想するのは5期生かなと。

キャリア的にも3期&4期(の半分くらい)は卒業を検討している人もいそうだし、もちろん6期じゃ早すぎるしね。

声質+声量=聞きとりやすくて喋りも達者という観点で、咲月・アルノ・みーきゅん・てれぱんあたりはどうだろう?

『乃木坂46の「の」』方式よろしく、月替わりの交代制はないでしょうね。

 

これは個人的な希望ですが、できれば選抜とアンダーを行き来しているくらいの人がいいですね。

新内さんは『~ANN(X)』を始めた頃はアンダーが主だったのが、ラジオ人気で選抜の常連になったような感じですし(スタッフも新内さんの選抜入りを応援していたとか何とか言ってたっけ)。

リスナーの応援で選抜入りするとか、ちょっとした夢があるじゃないですか!

 

まぁ、久保ちゃんが去ってしまうのは残念だけど、次のパーソナリティーが誰になるのかという予想で気を紛らわせるようにします。

そして……久保ちゃんと共に、君も登録抹消になるのか、鷲尾よ…!