”月9[ゲック]”と言えばフジテレビのドラマ……だと? バーロー!
俺たちに、オジサンたちにとっての月9っつったら、BS-TBSの『吉田類の酒場放浪記』に決まっとるでしょうが! 喝!
という事で、遅ればせながら『吉田類の酒場放浪記 サウンドトラック~20周年記念盤~』を買いました。
タイトルやエンディングで流れるお馴染みの曲を集めただけでなく、まさか吉田類さんがボーカルを担当するカバー曲をも収録しています。
歌詞ブックには、この曲がどこで使われるかも載っているのが親切ですね。『~年またぎ酒場放浪記』の鏡開きに専用曲があったなんて!
手っ取り早いところでお馴染みの曲、The klezmorim[ザ・クレズモリム]による『Egyptian Fantasy ―エジプトの幻想―』。
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酒場という聖地に酒を求め、肴を求め彷徨う……『吉田類の酒場放浪記』
…と、条件反射的に言いたくなるよね(笑)。
『~酒場放浪記』ってBGM(”劇伴”とは呼びにくい)のセンスが好きなんですよ。
赤ちょうちんのお店で酒を飲むっつったら、ほぼ真っ先に演歌を連想するところですが(笑)、ジャズっぽい曲を多く使う意外性がいいんです。
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2曲ほど類さんが訳詞に挑戦していますが、歌詞カードにミスがあるのはイラッとしますね。一般的な書籍に比べれば、文字数なんか遥かに少ないのに何やってんだよと。
CDの歌詞カードにある歌詞こそが絶対だと思っているので、こういうミスは許せないんですよ。お詫びと訂正ができる場もないし。
余談ながら、俺ッチが酒を飲めるようになったのは『~酒場放浪記』のおかげでもあるんですよ。
黒ずくめのオッサンがおつまみを食いながら酒を飲んで終わる、それだけの番組をいつしか定期的に見るようになり、その美味しそうに飲み食いするリアクションに釣られて、初めは無理していましたが、次第に人並みに飲めるようになりました。
それまでは酒なんて害毒だ、飲み会なんか絶対に行かねぇと息巻いていたものですが、我ながら若さ故の過ちでしたね。
酒を飲めるようになった事で会社の飲み会にも参加するようになり、それをきっかけに無駄口を叩けるような関係の同士も増えました。苦手だった人との距離も、やや縮まったりね。
そして何より、いわゆる酒のつまみがこれほど美味しく感じるとは! 出来立ての焼き鳥なんて、酒のあるなしで確実に味が変わるから(笑)!
昨今、就業時間外に会社の人なんかと一緒にいたくないという理由から、若い人が会社の飲み会に参加する事が激減したようです。
ウンウン、気持ちは分かるよ。ちっとも飲めなかった若い頃の俺ッチも同じようにイキッていましたからね。
…けど、今に思えばスゲー勿体ない事をしていたと後悔しています。考え方としてもガキだったよね。
仲良くなるために嫌いな人とサシで飲めとは言わないにしても、そこそこ話せるくらいの人と、その嫌いな人についての陰口やら愚痴を言うだけでも気が晴れるものです。
飲み会は有志を増やす場でもあるんですよ。
会社ではたった一人で仕事をするなんてできないんだから、こちら寄りの人間が多いほど作業は楽になるものです。少しでも腹を割れる人を作ってガス抜きをする事もストレス解消になるんじゃないかな。
なので、さっさと退職しない限りは、なるべく飲み会には参加した方がいいよ?と、同じ道を辿ったオジサンが助言します。
…と、若い人にとっちゃ、こういうのが煙ったいんだろうな。
って事で、話は逸れましたが、月曜21時はアルコールとおつまみを用意して類さんと一緒にかんぱ~い!
金曜の23時、『おんな酒場放浪記』もお忘れなく!