作家の講演会⑧ 特撮の脚本家 小林靖子さん | 読書と、現代詩・小説創作、猫を愛する人たち。(32分の1の毎日の努力を綴る)

読書と、現代詩・小説創作、猫を愛する人たち。(32分の1の毎日の努力を綴る)

小説や詩の創作、猫また大学通信を書いています。 放送大学在学中。「第8回新しい詩の声」優秀賞を受賞。メルカリで第2詩集『さよなら 家康』を出品中。京都芸術大学の通信洋画&文芸コース卒業/慶應義塾大学通信卒業/放送大大学院の修士全科生修了など

テーマ:

日曜日、行くかどうか迷っていた講演会ですが、

結局は行ってしまいました。
 
講演者は、アニメ『進撃の巨人』や『ジョジョの奇妙な冒険』、それに戦隊シリーズや『仮面ライダー龍騎』の脚本を書かれた小林靖子さん。
場所は神戸山手大学。
 
内容は、特撮やアニメの脚本の裏側の話、スポンサーやプロデューサーとの関係、
そして、偶然、番組宛に感想ではなく、シナリオをファンとして送ったことから始まるシナリオ作家をプロとして行うことになっていくサクセス・ストーリーでした。
 
小林靖子さんは、とてもチャーミングな大人の女性で、
残念ながら、かなりリアルな打ち分け話もあったので、
子どもの夢を壊さないためにも、オフレコでSNSには、書かないで、と約束させられたため、その内容は詳しくは書けません。
 
その一端だけ。
例えば、戦隊ものでは、合体シーンがあるので、丁寧にそれをやると、
呼ぶシーンも含めて、3分間は尺を使う、とか、
ライダーものでは、前半のAパートでは変身シーンを、入れなくていい、とか、
変身シーンも名乗るやつと、尺の関係で光って終わりだ、とか。
 
あと、ゴジラとか、喋れない動物を攻撃するのは可哀想だから、依頼が来てもやりたくない、と言うのもありました。
 
ともかく、
これが受けるだろうとか、子ども向けとか対象を意識しすぎると、
脚本が書けないので、
特撮を面白がる人に向けて、書いています、と言うのが一番深く真理を感じました。
 
AD