作家の講演会⑨ 上田岳弘 | 読書と、現代詩・小説創作、物語と猫を愛する人たちへ送る部屋

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小説や詩の創作、猫また大学通信を書いています。Twitterは、atlan(筆名:竹之内稔)@atlan83837218 放送大学在学中。「第8回新しい詩の声」優秀賞を受賞。
 京都芸術大学の通信洋画&文芸コース卒業/慶應義塾大学通信卒業/東洋大通信卒業/放送大大学院の修士全科生修了。

芥川賞作家の上田岳弘さんの講演会を聞く機会がありました。

(こうして、聴く機会がないときは全然ないのに、
ある時は立て続けにあるものなんですね。)
ファンだったので、聴く機会があればあって、とても嬉しかったです。
 
内容は、生い立ちから始めて、小さな頃から将来は作家になろうと思ってたこと。
けど、寄り道好きなので、IT系のベンチャー企業会社に勤めて、
その経験が作品に生きていることを力説されてました。
 
僕的には、その小説を書く上での考え方は凄く面白くて参考になりました。
 
デビュー作の『太陽』を書く前は、7年ほどブランクがあったそうなんですが、
改めて書いてみると、
その前に自分の身の回りのチマチマしたことを書いていた頃に比べて、
小説を書く技術が上がっていることを気づかれたそうです。
 
それは、仕事をしている間に、
お客さんとの対応など様々な経験をしたことが、非常に役立っているとおっしゃっておいででした。
 
好きな作家で、参考にすべき作品だったので、
直接、どういう意図で作品を描かれたかを聴けたことは、とてもありがたかったです。
詳しくは説明できませんが、作品制作上のその戦略・意図は目には見えないけれど、大きな財産の一つになった気がします。
聴けてよかったです。