皆さま、こんにちは!
JR四国で超人気の観光列車「伊予灘ものがたり」。
お恥ずかしい話ですが、
自分は観光列車に疎く運行区間を知りませんでした。
同じ鉄道好きでも
ジャンルにより得手不得手がありますのよ。
調べてみたところ、松山駅を起点に
伊予大洲駅と八幡浜駅を往復しているそうです。
なぜそんなことを調べたかというと…
一方の終点である八幡浜駅の駅舎内に
「伊予灘ものがたり」仕様の待合室があったからです。
今日は予讃線・八幡浜(やわたはま)駅の訪問記です。
まずは八幡浜駅のプロフィールをざっくりと紹介。
昭和14年に予讃線が開通した際に設けられた駅で
今ある駅舎もその当時に竣工したそうです。
昭和20年に予讃線が全通するまでの6年間は
ここが松山駅側からの終着駅だったそうですよ。
かつては終着駅だった八幡浜駅…
駅舎から堂々とした風格が感じられますよね。
現在は店舗が入居している駅舎の右側の部分、
開業当時はもちろん店舗はなくて
団体利用客向けの改札口があったみたいです。
駅舎内はこんな感じでした。
八幡浜駅はJR四国の直営駅で「みどりの窓口」も営業中ですが、
サインが見当たらないのは気のせいでしょうか?
さてさて、冒頭に書いた待合室はこちらでした。
「伊予灘ものがたり」仕様の待合室で
一般利用客の自分が入っていいのか戸惑いましたが、
駅の利用客なら誰でも自由に使えるとのこと。
中から見る待合室はこんな感じです。
松山駅から「伊予灘ものがたり」に乗って八幡浜駅まで来て
折り返す乗客はここで待つ感じでしょうかね?
今度友人の車内販売さんに聞いてみよっと!
改札口を抜けてホームに入ります。
八幡浜駅は列車の退避が可能な
相対式&島式ホームによる複合2面3線構造でした。
こ線橋に書かれた「安全第一」と緑十字がイマドキっぽくなくて
イイ感じですよね。
レトロっぽさ満載の跨線橋、
開業当時からあるモノかと思いきや戦後に設けられたようです。
こ線橋の上から構内を俯瞰しました。
ホーム間に見える中線は国鉄時代、
八幡浜駅を通過する貨物列車が使用していた待避線で、
四国内では珍しい線路配置だそうですよ。
我が地元の東北地方ではこの配置、
結構見かけますけど地域差を感じます。
島式ホームには古い木造の上屋が鎮座してました。
上屋のこのアングルが好きなのよねぇ。
こちらは駅舎側に設けられた相対式ホームの上屋です。
上屋が島式タイプであることに気付かれた方は大正解!
このホームは国鉄時代は島式で
現在は駐車場に変わっている位置に
貨物列車を留置する側線が敷かれてましたよ。
八幡浜駅からの帰り際、
駅舎内に大漁旗が飾れれていることに気づきました。
入口の真上に掲げられているので、
八幡浜駅から列車に乗る「だけ」のお客さんは
気づきにくいのではないでしょうかね?
それとそれと…
ここに来て初めて、
近くの八幡浜港から九州の別府港・臼杵港に向けて
フェリーが運航されてることを知りました。
最後は自分が大好きな
四国らしい架線がない景色の画像で〆ます。
八幡浜港から別府港・臼杵港に向かうフェリー、
それぞれの所要時間は3時間弱だそうです。
中でも別府港行きのフェリーは夜行便も設定されてるそうな。
鉄道だけ利用したら丸一日を要しそうなこの区間、
旅行に上手く利用できないかと
真剣に考えてましたよ。
八幡浜駅をも再訪できるし一石二鳥!
鉄道路線しか眼中になければ
絶対に思いつかないルートだと思いません?
↑(松山駅方面)
北伊予駅(平成28年10月12日) ・構内改良後(令和3年4月10日)
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↓
八幡浜駅(平成28年10月14日)
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