皆さま、おはようございます!
予讃線からもういっちょ!
以前、内子線・喜多山駅の訪問記の時にも書きましたが、
予讃線・伊予市駅‐伊予大洲駅には、
昭和7~10年にかけて開通した海回りルート(愛ある伊予灘線)と、
昭和61年に開通した内子線を含む短絡ルートの2つの経路があります。
海回りルートの列車は伊予市駅を起点に運行されてますが、
線路上の分岐点はひとつ西側の駅にあるのでした。
短絡ルートが開通する以前は、
普通列車の約半数が通過してしまう小さな駅だったようですけど…
そんな駅に昨年10月に訪れましたよ。
予讃線・向井原(むかいばら)駅です!
昭和38年に開業した、高架線上にある無人駅でした。
見るからに近代的な駅舎。
昭和38年に開設された駅には似つかわしい外観ですが、
そのように感じた方は大正解!
予讃線のバイパス線として高規格で敷設された短絡ルートですが、
多くの区間が高架線になっており、
向井原駅もこの高架線上に移設された駅でしたの。
ちなみに、高架線に移設される以前の、
昭和61年に廃止された地上線は高架線のすぐそばを通ってました。
向井原駅のすぐそばを通る国道56号線の反対側にある
高架線の脇を見ると…
高架線と側道の間に雑草が生い茂る空き地がありまして、
ここに移設前の地上線がありました。
今は跡形なく撤去されてしまったみたいですね。
こちらは下灘駅方向を見た風景。
赤●で記した辺りに地上線時代の向井原駅のホームがあったようです。
線路が高架線に移されてから31年が経過。
短絡ルートが開通したのはついこの前と思ってたのに、
こんなにも時間が経っていたとはね。
先にも書きましたが、
向原駅は交通量が多い国道56号線沿いにあり、
国道側にある、こちらの階段を伝ってホームに上がることが出来ます。
この時代に開設された駅って、
近代的な造りの割にエレベータが無い駅が多いのが難点。
階段の段数、意外に多いんすよ。
ふ~ 登りきった!青空が眩しいぜ☆
現在の向井原駅は旧駅時代同様に、
単式ホームが1本あるだけの棒線構造の駅でした。
ホームが高い位置にあるせいか、ここからも海が見えるのですよね。
実に素晴らしい!
奥に見える小高い小島が鉄腕ダッシュのDASH島で知られる由利島。
無人島ですけど弥生時代の土器が出土しているらしい。
ここからの見どころは、国道沿いに見えるでっかなバナナ…
ではなくて、やはりここは
高架線上に設けられた海回りルート、短絡ルートの分岐点でしょう。
信号機に取り付けられた「内子方」「いよ長浜方」のサインにも注目です。
奥に見える高架道は松山自動車道でした。
ホームを見た後、地上側から高架線を見て気づいたのですが、
向井原駅のこの造り、
将来は相対式ホーム2面2線構造に拡張可能な造りですよね?
松山駅以南の区間は昭和59年に貨物列車が廃止され、
全体の列車本数が激減したので
今後も拡張されることはなさそうですけど…
かつての日本鉄道建設公団が造った鉄道施設を見てると
将来の拡張計画が読めて、見てるだけでワクワクしてきます。
最後は向井原駅を発車する列車の画像で〆。
キハ54の設計者も、まさかテールライトが
みきゃんのソバカスになるとは思ってもいなかったでしょうね。
予讃線の駅巡りネタを挙げていたら、
また道後温泉に行きたくなってきま自分。
昨年まで、年に1~2度は四国に行けてたのに、今年はまだなんすよね。
松山駅周辺の連続立体交差事業も進められているようですし、
来年こそは行けるよう、仕事を頑張ろっと!
↑(松山駅方面)
北伊予駅(平成28年10月12日) ・構内改良後(令和3年4月10日)
向井原駅(平成28年10月12日)
↑
↓
駅探訪記、旅情報を不定期に更新中。
新着情報がすぐ受け取れるフォロワー登録をお願いします!