皆さま、おばんです!
平成20年に廃止された三木鉄道三木線の廃駅跡巡りの4回目、
別所(べっしょ)駅跡の訪問記です。
三木線ネタは今回を含めて残り3回ですので、
もうちょっとだけお付き合いください。
(前回分もぜひチェックくださいね)
西這田駅跡から再び県道20号線(加古川三田線)を通って
別所駅跡に向かいますが、その前に…
県道でクルマを走らせていると、廃線跡がある方向の所々に
駅ホームの上屋っぽいモノが見えてくるのです。
「廃駅跡見~つけた!」と喜びながら近づいて見ると…
あらま、遊歩道にある休憩所の上屋だったのですね。
駅跡だと思ったのに、すっかり騙されてしまいました。
三木線にはブログで紹介した廃駅跡以外に駅はありませんので、
くれぐれもご注意くださいませ。
西這田駅跡から別所駅跡までの距離は約1.1キロ、
クルマで3分も走れば別所駅跡に辿り着けます。
ここは県道から丸見えですので、よそ見なんかしちゃダメですからね。
うほっ、ここにも駅舎みたいのがあるじゃないの!!!
別所駅は大正5年に開業した駅で、石野駅同様に
第三セクター化後も国鉄時代の木造駅舎が残る駅だったんですって。
駅舎は廃線後に撤去されましたが、
遊歩道の整備に合わせてこの駅舎っぽい休憩所が建てられたそうですよ。
こちらは昭和55年に撮影の航空写真です。
別所駅は単式ホームが1本あるだけの棒線構造の駅だったみたいですね。
休憩所の造りは基本的に石野駅と同一ってことは…
やっぱり!
ここもホームと線路が現役当時のまま残ってました!
いやいや、驚いたのなんのって。
とても廃止されてから10年が経過した駅には見えませんでしたよ。
ホームをよく見たら嵩上げされた形跡があるし、
こちらが現役時代の別所駅とのこと。
あっ、自分が写り込んじゃった。
そして現在の姿です。
休憩所も駅舎っぽく見せようとしているのがわかりますよね。
別所駅跡に完成した休憩所は
遊歩道「別所ゆめ街道」の中心となる施設で、
他の駅跡には無い三木線の歴史を綴った記念碑が建てられてました。
記念碑の裏側には三木線で活躍したミキ300形の姿が彫られてます。
田んぼの中をコトコト走るミキ300形の姿、
ぜひこの目で見てみたかったですね。
ひたちなか海浜鉄道湊線に行けば見れるじゃないかって?
そういうツッコミは一切受け付けませんので。
※ミキ300形はひたちなか海浜鉄道に譲渡され現役で活躍中でした。
別所駅跡近くで面白いスポットがここ。
西這田駅跡方向にちょっとだけ進むと鉄橋を改装した橋が現れるのです。
ここは汽車気取りでシュッポシュッポ言いながら橋を渡るべし。
個人的には鉄橋よりも、
昔からあるこっちの橋の方が気になりましたけど。
ブログ記事の上の方に挙げた航空写真にもこの2本の橋が写ってます。
どこにあるか、ぜひ探してみてくださいね。
さてさて、三木線の駅跡巡りもゴールが近づいてきました。
それまで田んぼだらけの景色が続いてましたが、
次の高木駅跡周辺から、辺りは住宅地に変わってゆきます。
別所駅跡から高木駅跡方向を見ても、そんな様子が伺えましたよ。
ラストまでもう少し、次回は高木駅跡の様子です。