皆さま、おはようございます!
今朝はJR四国にある駅の中で、あることでナンバーワンな
予土線・真土(まつち)駅の訪問記です。
一見すると、何の変哲もない無人駅のように見えますけど、
ここに来ると誰もが気付く特徴がある駅でして…
ホームが一番短い駅でしたの!
ホームの長さはわずか25メートルで、
車両1両分の長さしかない駅だったのですよね。
JR北海道ではそのようなホームを持った駅をたまに見かけますけど、
JR四国ではここが唯一だそうですぜ。
こういう要素は鉄道ファンは大好物。
自分もここに着いた瞬間からキュンキュンきちゃいましたわ。
そんな真土駅がどんな場所にあるかというと、
予土線に沿って伸びる国道381号線から
四万十川の支流である広見川を渡った対岸にあります。
こちらは国道から見て真土駅の手前側にある真土橋。
駅名の由来はこの辺りから来てるのでしょうか?
川を渡ったところに蕨生集落があり、
そのど真ん中に真土駅がありましたよ。
上の写真は真土駅の駅前なのですけど、
駅を示す看板は無く、初めて来た人は戸惑いそうな気配。
中央に見える砂利道を上がると駅に進入することが出来ます。
ホームが見えてきました!
真土駅は高知県と愛媛県の県境にある駅で昭和35年に開業。
単式ホームが1本あるだけの停留所タイプの駅でしたよ。
待合室はあるちゃあるのですが、これがなかなかのクセモノでして…
駅舎のリフォームが大好きなJR四国では珍しく、
国鉄時代のまんまの姿。
コンクリートブロックを積み上げただけの簡素な仕様なのです。
あ~ また胸が高まりだしてきた!
中はご覧の通りで。
このクォリティーの待合室を見たのは
4年半前に訪れた石北本線・北日ノ出駅以来じゃないでしょうかね?
この隙間は通風のため?
それともブロックの加工が難しかった?もしくは足りなくなった?
いろいろなことを考えさせてくれる待合室でした。
ここにはもうひとつ、駅便が備わっているのですが、
扉に窓ガラスは無くデンジャラスな予感…
扉越しに中を覗くと…
DANGER!!! DANGER!!!
思わず心の中で警報音を鳴らしてしまいましたわ!
汚いとか、そういうのではなく破壊された感じでした。
公共の施設は大切に使いましょうね。
施設の秀逸さで言ったら
「どうなの?」というレベルの真土駅でしたけど、
駅ファンや廃墟マニア、サブカル好きには絶対にウケがいいはず。
列車の車窓からやたらと短いホームが見えたら、そこが真土駅です。
実は風光明媚な山間の中にある駅だったりしますので、
絶景が楽しみたい方にもおススメですからね。
↑(若井駅方面)
真土駅(平成28年10月14日)
↓(北宇和島駅方面)
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