皆さま、おはようございます!
3連休もあっという間に終わってしまいましたね。
自分はこの間ず~っと仕事で、しかも土曜日は雨の中が現場。
すっかり風邪をひいてしまいましたわ。
今時は季節の変わり目、皆さまくれぐれも健康管理にはご留意のほど。
今年の夏の思い出は花火でもキャンプでもなく、駅巡りだらけだった自分。
今朝は夏に訪問した駅の中から、弘南鉄道のこちらの駅をいっちゃいます。
弘南線・弘前東高前(ひろさきひがしこうまえ)駅です!
駅名の通り、弘前東高校のすぐそばにある駅でした。
ちなみに現在の駅名は平成17年に改称されたもので、
それ以前は東工業高前駅、更に昭和63年3月までは南弘前駅でした。
こちらの駅名の方が馴染み深いかもしれませんね。
弘前東高前駅は弘前駅とは900メートルしか離れておらず、
駅の手前までは弘南線と奥羽本線が並走してます。
右が弘南線で、左が複線区間の奥羽本線ですよ。
やがて2線は駅直前で分離を始めて…
奥羽本線は駅の真ん前を貫いて西方に延びてますの。
駅の目の前に踏切があるのが何ともユニーク。
弘前東高前駅は昭和2年、弘南線の開通とともに開業した駅だそうで、
弘南線では数少ない駅員配置駅(業務委託駅)のひとつでした、が…
自分が訪れたのはお盆期間中の午後6時過ぎ、駅員さんは不在だったようです。
待合室が施錠されることもあるらしい。
こうして待合室の写真が撮れたのはラッキーだったのかもしれません。
待合室の一角には売店跡がありましたよ。
シャッターが付いてるので、ここ最近までは営業していたのでしょうね。
ちなみに自分が言う「最近」は、
国鉄がJRに移行してからの時代すべてを指しますので、念のため。
雪除室を抜けてホームにイン。
弘前東高前駅は島式ホーム片面使用の1面1線構造です。
ん?2年前に訪れた時は、ホームのスロープはこんなんだったはずなのに…
いつの間にやら、屋根がかけられたみたいですね。
マットまで敷かれているし、転落事故とか不具合でもあったのかしら?
変ったと言えばもうひとつ。
この夏に訪れた時には、ホームは大改装の真っただ中でした。
おそらくはホーム端部に点字ブロックを付ける工事だとは思いますが、
昭和の風情が残る弘南線も近代化が進行しているのでしょうね。
さてさて、弘前東高前駅のホームに立つと気が付くことですが…
線路が1線に対して架線柱がやたら広い!
そして…駅舎側に怪しげなホーム跡が残る!
更にその奥には廃倉庫や空き地、などなど。
今でこそ通学客で賑わう弘前東高前駅ですけど、
弘南線が貨物駅業していた昭和59年まで広大な貨物拠点があったのですよ。
こちらは昭和51年に撮影された航空写真ですが…
わおぅ、合計18両もの貨車が写ってますよね。
米どころ弘前は貨物の取り扱い量が大きく、弘南線も貨物輸送が盛んでしたが、
国鉄駅の一端にホームがある弘前駅では貨物列車の併合が出来ず、
館田駅や平賀駅、田舎館駅で積み込みを終えた貨車は
ここ組成されてたのではないかと。
貨物列車は弘前駅のホームに進入すると機関車を付け替えて、
秋田駅寄りにある渡り線を通過して国鉄線に乗り入れしていたようですね。
弘前東高前駅の駅舎とホームが離れてるのにはそんな理由があったのか。
ブログで何度も言ってますけど、貨物輸送の廃止前にここに来たかった…。
この頃の自分は、すでに鉄道趣味に覚醒していたはずなのに。
5文字分ある行燈式の駅名看板、南弘前駅時代が気になります。
改称で駅名の方角(「南」弘前駅→弘前「東」高前駅)が変わるのも、何かすごいわ。
さぁて、明日から仕事休みで遠出するのですが、その前に風邪を治さなきゃ。
都道府県で唯一行ったことがなかった愛媛県に行ってきます。
弘前東高前駅(平成28年8月11日)