皆さま、おはようございます!
現在は黒石駅が終点である弘南線ですが、
昭和2年から昭和25年までの23年間は
尾上町(現・平川市)の中心にあるこちらの駅が終着駅でした。
今回は、そんな頃の名残りが残る駅をいっちゃいます。
弘南鉄道弘南線・津軽尾上(つがるおのえ)駅です!
津軽尾上駅から終着・黒石駅
(当時は弘南黒石駅)まで
わずか5,7キロの距離ですけど、
延伸まで23年もの歳月がかかったんですね…
なお、黒石駅までは、
国鉄黒石線が先(大正元年)に開通しておりますので、
念のため言っておきますね。
現在も残る津軽尾上駅の広い構内ですが、
終着駅時代に行われていた貨物輸送の名残だそうな。
開業当初からリンゴの出荷が盛んだったそうで、
構内には列を連ねた有蓋車の姿が見れたんだそう。
こちらは昭和23年に撮影された、
まだ末端駅だった頃の津軽尾上駅の航空写真です。
わかり辛いかもしれませんが、
構内を過る道路は、現在も津軽尾上駅のすぐ隣にある大きな踏切。
当時は踏切北側(画像上)にも貨物側線が延びていたようですね。
そしてこちらが、貨物輸送が末期に近づいていた頃の、
昭和50年に撮影された航空写真です。
駅舎は違いますが、現在の津軽尾上駅の姿にかなり近くなった印象。
20両近くもの有蓋車が写り込んでおりますよ。
今見れれば、鼻血もんの景色だったんだろうなぁ…
そんな過去の姿を頭に思い描きながら駅探訪を楽しんじゃいました。
まずは駅舎ですが、
昭和54年に生協を併設した現在の建物に建て替えされたそうです。
神殿風の巨大な駅舎がなんとも勇ましい!
なお、生協は平成19年に閉店してしまったらしく。
建物は撤去されて、駅舎は尻切れトンボ状態になっておりました。
駅舎のど真ん中にもお店がありました。
ここは、コンビニだったり音楽教室だったり…入れ替わりが激しい模様。
今は障碍児支援施設が入居しておりましたよ。
その右側に津軽尾上駅の待合室。
なぜか左側にも観光案内を兼ねた待合室が。
100人行っても大丈夫~…な仕様の駅舎でしたけど、
自分がお邪魔した時は高校生が3人だけ。
平日の夕方でしたから仕方あるまい。
でも、そんな駅が大好きですぞ。
構内踏切を利用してホームに進入します。
現在は島式ホーム1面2線だけになった津軽尾上駅ですが、
広い架線柱や駅舎寄りにある廃ホームからも
貨物輸送が華やかだった頃の名残りを感じますよね。
津軽尾上駅を訪れたらここにも注目です。
ホームには小さな母屋根が立っているんですけど、
これ、廃レールで組み上げられたものなのですよ。
それ自体は珍しくはないのですが、レールを注目すると…
1916年(大正5年)製の官製レール!
さらに他を見ると…
1921年製の鉄道省マーク(工)が入ったレールも。
文字体から察するに、米国テネシー製のものかな?
いずれも明らかに国鉄から譲渡されたレールなんですよね。
この時期に近隣で開通した路線と言えば
五能線(当時は能代線)ぐらいか。
果たしてこれらは、どこからやってきたレールなのでしょうね?
こんな小っぽけなことをグジグジ考えるの、だ~い好き!
他にも、駅名標に尾上高校前駅が開業する前の名残りがあったりと…
見て降りて、とっても楽しい津軽尾上駅でした。
ただし、駅ファン限定!
訪問駅リスト(第三セクター線 私鉄線 ほか)
弘南鉄道弘南線
弘前駅(平成26年11月3日)
弘前東高前駅(平成28年8月11日)
運動公園前駅(平成25年10月20日)
新里駅(平成25年10月20日)
館田駅(平成28年8月11日)
平賀駅(平成25年10月20日)
柏農高校前駅(平成26年11月2日)
津軽尾上駅(平成26年11月2日)
尾上高校前駅(平成26年11月2日)
田んぼアート駅(平成26年11月2日)
田舎館駅(平成28年8月11日)
境松駅(平成26年11月2日)
黒石駅(平成26年11月3日)前編 ・後編
現在は黒石駅が終点である弘南線ですが、
昭和2年から昭和25年までの23年間は
尾上町(現・平川市)の中心にあるこちらの駅が終着駅でした。
今回は、そんな頃の名残りが残る駅をいっちゃいます。
弘南鉄道弘南線・津軽尾上(つがるおのえ)駅です!
津軽尾上駅から終着・黒石駅
(当時は弘南黒石駅)まで
わずか5,7キロの距離ですけど、
延伸まで23年もの歳月がかかったんですね…
なお、黒石駅までは、
国鉄黒石線が先(大正元年)に開通しておりますので、
念のため言っておきますね。
現在も残る津軽尾上駅の広い構内ですが、
終着駅時代に行われていた貨物輸送の名残だそうな。
開業当初からリンゴの出荷が盛んだったそうで、
構内には列を連ねた有蓋車の姿が見れたんだそう。
こちらは昭和23年に撮影された、
まだ末端駅だった頃の津軽尾上駅の航空写真です。
わかり辛いかもしれませんが、
構内を過る道路は、現在も津軽尾上駅のすぐ隣にある大きな踏切。
当時は踏切北側(画像上)にも貨物側線が延びていたようですね。
そしてこちらが、貨物輸送が末期に近づいていた頃の、
昭和50年に撮影された航空写真です。
駅舎は違いますが、現在の津軽尾上駅の姿にかなり近くなった印象。
20両近くもの有蓋車が写り込んでおりますよ。
今見れれば、鼻血もんの景色だったんだろうなぁ…
そんな過去の姿を頭に思い描きながら駅探訪を楽しんじゃいました。
まずは駅舎ですが、
昭和54年に生協を併設した現在の建物に建て替えされたそうです。
神殿風の巨大な駅舎がなんとも勇ましい!
なお、生協は平成19年に閉店してしまったらしく。
建物は撤去されて、駅舎は尻切れトンボ状態になっておりました。
駅舎のど真ん中にもお店がありました。
ここは、コンビニだったり音楽教室だったり…入れ替わりが激しい模様。
今は障碍児支援施設が入居しておりましたよ。
その右側に津軽尾上駅の待合室。
なぜか左側にも観光案内を兼ねた待合室が。
100人行っても大丈夫~…な仕様の駅舎でしたけど、
自分がお邪魔した時は高校生が3人だけ。
平日の夕方でしたから仕方あるまい。
でも、そんな駅が大好きですぞ。
構内踏切を利用してホームに進入します。
現在は島式ホーム1面2線だけになった津軽尾上駅ですが、
広い架線柱や駅舎寄りにある廃ホームからも
貨物輸送が華やかだった頃の名残りを感じますよね。
津軽尾上駅を訪れたらここにも注目です。
ホームには小さな母屋根が立っているんですけど、
これ、廃レールで組み上げられたものなのですよ。
それ自体は珍しくはないのですが、レールを注目すると…
1916年(大正5年)製の官製レール!
さらに他を見ると…
1921年製の鉄道省マーク(工)が入ったレールも。
文字体から察するに、米国テネシー製のものかな?
いずれも明らかに国鉄から譲渡されたレールなんですよね。
この時期に近隣で開通した路線と言えば
五能線(当時は能代線)ぐらいか。
果たしてこれらは、どこからやってきたレールなのでしょうね?
こんな小っぽけなことをグジグジ考えるの、だ~い好き!
他にも、駅名標に尾上高校前駅が開業する前の名残りがあったりと…
見て降りて、とっても楽しい津軽尾上駅でした。
ただし、駅ファン限定!
訪問駅リスト(第三セクター線 私鉄線 ほか)
弘南鉄道弘南線
弘前駅(平成26年11月3日)
弘前東高前駅(平成28年8月11日)
運動公園前駅(平成25年10月20日)
新里駅(平成25年10月20日)
館田駅(平成28年8月11日)
平賀駅(平成25年10月20日)
柏農高校前駅(平成26年11月2日)
津軽尾上駅(平成26年11月2日)
尾上高校前駅(平成26年11月2日)
田んぼアート駅(平成26年11月2日)
田舎館駅(平成28年8月11日)
境松駅(平成26年11月2日)
黒石駅(平成26年11月3日)前編 ・後編