Call Of The Wild

アラスカ。ジャック・ソーントンは金鉱を掘り当てた金をギャンブルでなくした。
旧友のショーティ・フリーハンとマーティン・ブレイクが発見したと言われている金鉱を探しに行くことにした。
雪の荒野の中でマーティンの息子ジョンの妻のクレアに出会った。ジョンは行方不明になっている。


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製作年:1935、監督:William A. Wellman、脚本:Gene Fowler、Leonard Praskins、原作:The Call of the Wild(Jack London)


■ はじめに

登場人物(キャスト)
 ジャック・ソーントン(クラーク・ゲーブル)
 ショーティ・フーリハン(Jack Oakie)
 バック(?) セントバーナード犬
 マーティン・ブレイン(-) 本作当時死亡
 ジョン・ブレイク(Frank Conroy)
 クレア・ブレイク(ロレッタ・ヤング) ジョンの妻
 Mr.スミス(Reginald Owen)
 スミスの手下二人(-)
 


■ あらすじ

◆ ショーティに再会した

1900年、アラスカ・スキャグウェイ。

ジャック・ソーントンは金鉱を掘り当てて、それなりの金を儲けた。

故郷に帰るつもりであったが、ギャンブルをして金を失ってしまった。

そんな時にジャックは旧友のショーティに再会した。ショーティはある書類を盗んだ罪で服役していたのだが、刑期を終えたとのことである。

◆ マーティン・ブレイクの書類

マーティン・ブレイクという金の探鉱者がいた。彼は百万ドルの価値があると言う金鉱を発見した。

彼は、その場所を記した地図を息子のジョン・ブレイクに郵送した。

その後マーティンは殺された。

ショーティが盗んだ書類は、ジョンへ郵送した地図のコピーである。

ショーティは逮捕され時に、その地図を飲み込んでしまったので、記憶に頼って地図を復元した。正確であるかは心許ない。

◆ クレア・ブレイクと出会った

二人は金鉱を探しに行くことにする。

ジャックはセントバーナード犬を買ってバックと名付けた。バックも一緒に出発する。

他の犬とともに犬ゾリを構成する。

途中で野生のオオカミに襲われていた女性を救った。

女性はクレア・ブレイクと言ってなんとジョン・ブレイクの妻であった。ジョンは食料を探しに行って行方不明になったという。

クレアは例の地図の原本を持っていた。

クレアは最初は反発していたが、次第に打ち解けてきた。

◆ 金鉱を発見した

ドーソンという町に着いた。

そこからマーティン・ブレイクの金鉱を探しに出かける。

途中で、なんとか生きていたジョン・ブレイクに出会った。

四人はついに金鉱を発見した。

補足。ここでは「金鉱」と言うことになっているが、実は砂金。土中に金粒が含まれている金鉱とは異なる。砂金は金鉱の中の金粒が水流中に流れ出たものである。

金鉱の中から金粒を取り出すには、金粒を含む土砂を水流で処理し比重差を利用して抽出することが必要である。「(1938)黄金の罠/Gold Is Where You Find It」や「(1955)暴力には暴力だ/The Spoilers(こちらもアラスカが舞台)」では、その様子が描かれている。

◆ 金を奪われた

ショーティは金鉱を登記するために出発した。

またバックは近隣の森に出かけて野生のオオカミと交流するようになった。

だがここでスミス一味が現れて、掘り出した金を強奪された。その時にジョンは襲われて行方不明となった。

一味は取り上げた金をもってカヌーに乗って川を下るが途中で転覆して、金は水の底に沈んだ。

◆ ジョンとクレアは立ち去った

彼らが去った後、ジャックとクレアはジョンを探して、倒れているジョンを発見した。

回復したジョンとクレアは立ち去ることになった。

一方バックは森の中に去り、メスのオオカミとの間に子供ができた。

◆ ショーティが戻ってきた

ジャックは一人になった。

ずいぶんと待ったが、ショーティーが笑顔で戻って来た。二人は再会を喜んで抱き合った。
 


■ 出演作

◆ クラーク・ゲーブル
(1936)桑港/サンフランシスコ/San Francisco
(1939)風と共に去りぬ/Gone with the Wind
(1953)モガンボ/Mogambo
(1941)無法街/Honky Tonk
(1955)一獲千金を夢みる男/Soldier of Fortune
(1957)南部の反逆者/Band of Angels
(1940)石油ブームの町/Boom Town

ロレッタ・ヤング
(1934)濁流/Born to Be Bad
(1941)シャイアンからきた女/The Lady from Cheyenne
(1951)Cause for Alarm
(1952)沈黙の声、サイレント・ヴォイス/The Silent Voice/Paula
(1953)木曜日の呪い/It Happens Every Thursday
(1936)ラモーナ/Ramona
(1949)美しき被告/The Accused