■ Niagara
本作のより詳細な解説はアマゾンに上げている。

ポリー・カトラー(ジーン・ピーターズ)がvery good


製作年:1953、監督:ヘンリー・ハサウェイ、脚本:チャールズ・ブラケット、ウォルター・ライシュ、リチャード・L・ブリーン


■ 登場人物
 ポリー・カトラー(ジーン・ピーターズ)
 レイ・カトラー(ケイシー・アダムス) ポリーの夫
 ローズ・ルーミス(マリリン・モンロー)
 ジョージ・ルーミス(ジョゼフ・コットン) ローズの夫
 パトリック(リチャード・アラン) ローズの愛人
 Mr.ケタリング(Don Wilson) レイの上司
 Mrs.ケタリング(Lurene Tuttle)
 スターキー警部(デニス・オディア)
 


■ あらすじ

レイ/ポリー・カトラー夫妻は新婚旅行でナイアガラに来た。

宿に入ろうとしたが、前泊のジョージ/ローズ・ルーミス夫妻がまだ残っていた。

カトラー夫妻は別の宿を都合してもらった。ポリーはレイに写真を撮ってもらっている時に、ローズが別の男といるのを目撃した。

ローズにはパトリックという愛人がいて、当地でジョージを殺害しようとしていた。

ローズは「ジョージが死亡した」との知らせを受けて死体安置所に向かった。そこでローズは気を失って倒れた。ローズが見たのはパトリックの死体であった。

ジョージは、パトリックを殺し、さらにローズを殺した後、ボートでアメリカ側に逃げようとする。

ポリーは用事があって、自分たちのボートに行った。そこにはジョージが乗っていた。

ボートは二人を乗せて沖に出たが、エンジンが故障し漂流状態となった。次第に滝に近づいて行った。

二人はボートの上で争ったが、ポリーはなんとか滝の近くの岩にしがみついた。救助ヘリが来て助け上げられた。
 


■ 補足

ちまたには「主演はマリリン・モンロー」と記述したレヴューがあるが、主演はジーン・ピーターズ、強弁ではない、見てみれば分かる。

ジーンの映画を見てもらえば分かるが、ジーンの美しさは基本的には「理知的な美しさ」、さらに場合によっては「野性的な美しさ」と表現できる。またけっこうコメディっぽい映画にもでている。

残念なのは悪役をしてないことと、結婚引退したので出演作は多くはないこと。

マリリンは嫌いではないが、好きと言うわけでは全くない。

悪口を言ってしまうと、マリリンはだいたいにおいて唇がだらしなく開いており、顔に締まりがない。じっと見ていると貧血になりそう。また本作では服装がケバケバしている。ジーンの美しさと比較してほしい。

「本作でモンローウォークを披露した」と書かれているが、そんなに歩き方に意味があるのか?もっと他のことを評価できないのか?
 


■ 出演作

ジーン・ピーターズ
(1948)海の呼ぶ声/Deep Water/漁師とケースワーカーと孤児
(1948)征服への道/Captain from Casile/恋人ともに新大陸に渡る
(1950)Love That Brute/ギャング・ロマンティック・コメディ
(1951)女海賊アン/Anne of the Indies/捕虜を救って好きになったが裏切られる
(1952)革命児サパタ/Viva Zapata!/メキシコ革命、伝記映画
(1952)人生模様/最後の一葉/O. Henry's Full House/吹雪の中を歩いて肺炎に
(1952)ジャングルの逃亡者/Lure of the Wilderness/冤罪で逃亡し沼地で暮らす
(1953)拾った女/Pickup on South street/スパイ組織との対決
(1953)ナイアガラ/Niagara/殺人犯と一緒に滝に流される
(1953)ヴィッキー/モデル殺人事件/Vicki/ハリウッドに進出しようとしたが殺された
(1954)アパッチ/Apache/ジェロニモ降伏後も白人と戦う
(1954)愛の泉/Three Coins in The Fountain/ローマでのアメリカ人女性三人の恋愛模様

ジョゼフ・コットン
(1941)市民ケーン/Citizen Kane
(1944)ガス燈/Gaslight
(1944)戀の十日間/恋の十日間/I'LL BE SEEING YOU
(1949)第三の男/The Third Man
(1950)旅愁/September Affair
(1953)ナイアガラ/Niagara
(1964)ふるえて眠れ/Hush... Hush, Sweet Charlotte
(1977)エアポート'77/バミューダからの脱出/Airport '77