TRIQUETRA ~Tributary Zone~ -27ページ目

TRIQUETRA ~Tributary Zone~

2代目のブログです

パートの彼女にそう言われた時、、、

 

もちろん顔には出さなかったけど、

自分の中で、彼女に対して拒絶反応を

起こしていることに、実は気づいていた。

 

「水」の質の強い彼女の言動は、、、

いちいち、私の中で母とリンクしてしまってね。。。

 

 

 

趣味で占いの研究をしている知り合いがいる。。。

 

・・・という話は、以前、彼女にもしたことがあった。

 

でもその時彼女は、、、

あまり、良い顔をしなかった。。。

 

・・・というか、適当に聞き流しているようだった。

 

 

でも、それはそれで、特に気にしていなかった。

 

「あぁ、興味ないんだね」

 

・・・くらいにしか。。。

 

 

でも、甘えん坊の彼の反応を見た途端、

彼女が急に態度を変えてきたことが、

私にはやっぱり、あまり気持ちの良い

ことではなかったし。。。

 

そうやって、周りの評判に左右されやすいところ、、、

母っぽいよなぁ。。。と。

 

どうしても、そういう反応をしてしまう

自分がそこにいた。。。

 

 

パートの彼女が、母に似ていた。。。

 

・・・というのは、本当は違うのかもしれない。。。

 

 

二人とも、「水の質」が強い人だった。。。

 

・・・というほうが、きっと正しい。。。

 

 

母の中にあった「水」の質が、、、

私に対してはある意味、

すごくネガティヴに働き。。。

 

だから私は、、、

「水」の在り方に対しては、あまり良い反応を

しないようになってしまっていたのだろうと思う。。。

 

 

母との長年の経験から。。。

 

そういう思考癖が、自分の中に

作り上げられてしまっていたのだろうと。。。

 

 

 

だから本当は、、、

「パートの彼女」という個人に対して、

その憤りをぶつけることは筋違い。。。

 

・・・ということは解っていたけど。。。

 

人間。。。

 

解っていても。

自分の感情をコントロールすることって、

けっこう大変なことよね。。。と。

 

そういうことを、しみじみ実感した。。。

 

 

 

あの頃。。。

 

毎日、あの彼女と接しながら、、、

 

日々、そんな訓練をしていたような

気がしないでもない。。。

 

 

*******

 

 

母は、紀野先生と巡り合ったことで、、、

 

それこそ、スピリチュアルにどっぷり

ハマった頃もあったのだろうと思う。。。

 

今にしてみれば私も。。。

 

母とまったく、同じような道を辿ったよな。と。

自分で笑ってしまいたくなるけど(笑)

 

 

で、母がそうやってスピにハマっていた頃、、、

まるでお決まりのように、占いにハマった

時期もおそらくあったのだろうと思う。。。

 

 

これは私の想像だけど。。。

 

紀野先生の会のお仲間に、、、

そういうことに詳しい人でもいたのではないのかと。。。

 

母は、そういう話は一切しないので、

解らないけどね。。。

 

 

実家を建て替えようとした時に、、、

母が風水にこだわりすぎて、家の設計図が

なかなか完成しなくて、みんな困った。。。

 

・・・なんてこともあったし(苦笑)

 

 

 

ある時、私が、、、

 

「私は家にいるのが好き」

 

・・・と、母に言ったら、、、

 

「いいえ。あんたはそういう子じゃないはずよ」

 

・・・とか決めつけられて、すごくイヤな気持ちに

なったこともあった。。。

 

 

きっと。。。

 

どこかの誰かに、私のことを、「勝手に」

占ってもらったのだろう。。。と。

 

なんとなく、察しがついた。。。

 

 

そして。

 

どうせ母は。。。

いつものように。。。

 

私自身の言葉よりも、、、

「外の人の言葉」を重要視するのだろう。。。と。

 

 

それ以上、母とは何も話す気には

ならなかった。。。

 

 

 

私は未だに、、、

誰かに自分のことを占って欲しいと、

真面目に思ったことは、一度もない。。。

 

 

お付き合いで話をあわせるために。。。とか、

勉強のために。。。とか。

 

そういう理由で、人にホロスコープを

見てもらったことならあるけど。。。

 

 

基本は、自分で知りたいのだ。。。

 

自分自身のことは。。。

 

 

 

占星術は、、、

誰かに占ってもらうためのツールではなくて、

自分で勉強するもの。。。

 

「自分を知るためのツール」

 

・・・だと、私は未だに思っている。。。

 

 

でもこれは、私の個人的な思いであって、、、

この思いを、誰かに押し付ける気はないし。。。

 

この思いに、反論する人もまた、、、

この世界には、たくさんいるのだろうと思う。。。

 

 

でも。。。

 

みんながみんな、同じ意見でなければ

ならないわけでもないし。

 

十人十色なのだし。。。

 

 

それはそれ。。。

 

 

 

だから他の人が、、、

占い師に自分のホロスコープを見てもらう

事に対しては、特に反応することもない。。。

 

 

 

けれども。。。

 

その人が、、、

自分以外の誰かのことを占って欲しい。。。と。

 

そんなことを言い出した時。。。

 

 

私は未だに、、、

ちょっと、反応してしまうところがある。。。

 

 

それは、、、

その人にとっては、「相手を思う気持ち」とか、

「相手を心配する気持ち」から出ている

言葉だということは、重々解っているけど。。。

 

 

でも、、、

そういうのを、「イヤだ」と思ってしまう自分が

いるのも事実で。

 

 

私のこの反応もみんな。。。

 

母との関係性の影響によるもの。。。

 

 

 

私の知らないところで勝手に、

どこかの誰かに私のことを占ってもらって。

 

そのことを、私には話しもせず、、、

私本人とは何も、まともに話し合うことなく。。。

 

他の人の話だけをもとに、、、

母の中で、勝手なLyrica像を創られて。。。

 

それが、私だと決めつけられて。

 

 

そういうのが、私はすごくイヤだったから。。。

 

 

だから、、、

 

パートの彼女が、、、

 

「娘の分も、一緒に占って欲しい」

 

・・・と言ってきた時。。。

 

 

すごく、拒絶反応が起こった。。。

 

 

今だったら、、、

 

「それだったら、娘さんにちゃんと話して、

了解をとってきてくださいね」

 

・・・と、普通に言えるし。。。

 

 

どうしようもなくなったら。。。

 

笑顔でバックステップして、その場から

立ち去ることに。。。

 

なんの躊躇も感じなくなったけど。

 

 

 

あの頃の私は、、、

自分の思いさえ、ハッキリ言うことが出来ず。。。

 

だから、悶々としながらも、

それは顔には出さず。。。

 

 

今にして思えば、、、

 

まだまだ、人間として私は。。。

いろんな荷物を背負っていたからな。。。

 

あの頃は。。。

 

 

そしてだいたい。。。

自分の思いを、押し殺してしまって。。。

 

 

 

まぁ、まだまだ。。。

いろいろ、カルマは残っていたのだろうな(笑)

 

 

*******

 

 

 

結局。。。

 

占い師の彼に、彼女と、娘さんの

ホロスコープを見てもらうことに

なったのだった。。。

 

 

 

ただあの時、、、

 

私はそんな自分の気持ちを、、、

占い師の彼には、話していたのだった気がする。。。

 

 

彼もまた、、、

私と同じ「射手座」だったから。。。

 

同じように「火」の質を持つ彼にとっては、、、

私の気持ちは、すごく解りやすかったようで。。。

 

 

だからたしか彼は、、、

 

「まず最初に理解すべきなのは、、、

娘さんのことではなく、自分自身のこと」

 

・・・だということを、パートの彼女が気づけるようにと。。。

 

 

占いの結果の中に、、、

そのメッセージを、暗に忍ばせてくれたのだった

気がするのだけど。。。

 

 

この辺、どうだったかなぁ?

 

ここもやっぱり、、、

記憶が曖昧だったりする。。。

 

 

*******

 

 

つづく

あのお店での「愉快な仲間たち」は、、、

 

そんな大人ばかりではなく、高校生もいた。。。

 

 

働いているバイトの子たちは、

高校生だけでなく、大学生もたくさん

いたのだけれども。。。

 

ただ、その子達のことは、これと言って、

書くことが思い当たらない。。。

 

 

あの頃の私にとって。。。

 

大学生の子、、、というのは、

子供として扱えばいいのか、大人として

扱えばいいのか。。。

 

そのあたりが、、、

すごく微妙で難しかったのだったような。。。

 

だからもしかすると、、、

私のほうが、彼らに対して、あまり、

心を開いて接することが出来ていなかった

のかもしれないな。。。

 

なんて思ったりもするけど。。。

 

もう、、、細かいことは忘れてしまった(苦笑)

 

 

 

そんな薄い関係だった大学生の子達とは違って、

高校生の子達とはよく、親密な話をした

記憶がある。。。

 

 

ある男の子は、違う店舗から移ってきた子で。

そのお店もやっぱり、経営不振で閉店になり、

何人かがこちらのお店に移ってきたのだけど。

 

みんな、あの店長についていけなくて、

次から次へと辞めていった。。。

 

そんな中、その男の子はひとり、

最後まで残っていた。。。

 

 

店長と、、、

 

「あの子は、いつまでもつだろう。。。」

 

・・・なんて話していたこともあったけど、

そんな予想とは違って、その子はずっと、

そこでバイトを続けていた。

 

 

その子は、私の前では素直で

すごく良い子だった。

 

大学生のお姉さんたちからも、

すごく可愛がられていて。

 

 

「今度、(お姉さんたちと)一緒に

赤坂サカスでかくれんぼをするんですけど、

Lyricaさんも行きましょうよ~~」

 

 

・・・みたいな可愛らしいことを

言ってくるような男の子だった。

 

甘えん坊(を装う)タイプ。。。みたいな。

 

 

そういう子だったから、

お姉さまたちや、私やパートの彼女からは

可愛がられていたけれども。

 

男性たちからの目は、、、

ちょっと、厳しかったような。。。(苦笑)

 

 

そして彼は、同じ年の女の子とはよく

お互い、ののしり合っていたけど(笑)

 

まぁ、仲はよかったのだろうな。

 

 

ある日、その甘えん坊の彼が、、、

 

「僕、占いとか信じてるんですよ。

朝の占いで、自分の星座の順位が

悪そうな日は、途中で見るのをやめるんです。

 

だって、もし自分の星座がその日最悪だったら、

一日イヤな気分になるじゃないですか」

 

・・・なんて言ってきた。

 

 

私の身近にいる男衆は、当時は、、、

 

夫も、息子も、弟も、そして父も。

 

「占い?そんなの、くだらないね~」

 

・・・みたいな人達ばかりだったので、

甘えん坊の彼のその言葉には、

ちょっと、驚いた。。。

 

 

私自身ですら、高校生の頃は、

 

「占い?馬鹿馬鹿しい~」

 

・・・みたいな感じだったから。。。

 

 

だから、こんな若い男の子が、

占いなんて気にしてるんだ。。。と。

 

正直、意外だった。。。

 

 

そんな話の流れで、なんとなく。。。

 

「知り合いで、占いが得意な人がいるんだ。

プロの占い師ではないけど、

腕はもう、プロ並みなの」

 

・・・なんて、軽く話したら。。。

 

 

「えーーー、マジですか?

僕、占って欲しいです!!」

 

 

・・・と、真剣にお願いされて、、、

再度、びっくりした私。。。

 

 

あの頃もまだ私は、占い師の彼とは

毎日のように怒涛のメール交換を

していたので、つい、彼のことを

口走ってしまったのだけど。。。

 

意外な展開になってしまい。。。

 

 

占い師の彼も、忙しいだろうから、

頼むのは申し訳ないな。。。と思いつつ、

甘えん坊の彼の、あの目のキラキラに、

断りづらくなり。。。(苦笑)

 

でも、頼んでみたら、占い師の彼は

快く引き受けてくれて。。。

 

 

しかも、すごい分厚いファイルで、

詳細な占い結果を送ってきてくれて。。。

 

 

それを、甘えん坊の彼に渡したら、

あまりにも本格的なものだったので、

彼も多少、たじろいでいた(笑)

 

彼はきっと、、、

雑誌に載っている星占い程度のものを

想像していたのだろうと思う。。。

 

 

でも、大喜びしていて。。。

すごく、感謝していた。。。

 

 

「こんなにすごいの、、、

本当にタダでいいんですか?」

 

 

・・・と、甘えん坊君は遠慮していたけど、、、

占い師の彼は、お金は一切取らなかった。。。

 

 

*******

 

 

そんな遣り取りを、横から眺めていた

パートの彼女が言ってきた。。。

 

 

「よかったら、、、私も頼んでいいかしら?」

 

・・・と。

 

そして、出来たら、娘の分も一緒に

頼みたいのだけど。。。と。

 

彼女はそう言った。。。

 

 

*******

 

 

つづく

そのコーヒーショップの本社は都内にあり。。。

 

私が学生時代にバイトをしていた店舗は、

本社直営店の中でも、古いほうのお店だった。

 

 

結婚後、子育てが一段落した頃、

学生時代に働いていたところと同じ店舗で、

再び働き始めたわけだけど、

その店舗は、その頃に閉店になった。

 

閉店になった理由は、その店舗の近くにある

駅の中に、同じ系列のコーヒーショップが

出来てしまったことによる、経営不振だった。

 

駅ナカに出来たそのお店というのは、

本社の直営店ではなく、本社とフランチャイズ

契約をした会社が経営するお店だったりした。

 

 

あのお店が閉店になった時、、、

私はそれを機に仕事を辞めたのだけど。

 

もし継続して働くことを希望すれば、

その駅ナカのお店が雇ってくれるという

救済処置があったので、閉店後、お店に移動した人も、

たしか、数人いたのだったと思う。。。

 

 

あれから、何年か経ってまた、、、

私は同じ系列のコーヒーショップで働くことに

なったのだけど。。。

 

そのお店に入ってしばらくたった頃、、、

今現在、自分が働いている店舗を経営している

フランチャイズ会社が、以前のあの、駅ナカの

お店を経営している会社と同じだったと知った時。

 

なんだか、、、

因縁めいたものを感じたりもした。

 

 

因縁。。。というか、、、

 

世間は狭いな。。。と。

 

そんな風に思った。。。

 

 

*******

 

 

美大の彼女やギターの彼。

そして、パートの彼女とともに、

オープニング・スタッフとして働いていた

大学生の男の子がいたのだそうだ。。。

 

その男の子は、私が入った時には

既にもう、そこにはいなかったのだけど、

話によると、店長にスカウトされて、

その、フランチャイズ経営をしている

会社の社員になったのだとか。。。

 

大学も途中で辞めて。。。

 

そして今は、違う店舗で、副店長を

やっているのだと。。。

 

 

みんなの話によると、その男の子は、、、

あの店長と仲が良かったらしく。。。

 

ギターの彼以上に、店長はその男の子に

心を開いていたらしい。。。

 

 

そして店長は。

 

もし、その気があるのなら、

いつでも会社に紹介するよ。。。と。

 

ギターの彼にも言っていたのだそう。。。

 

 

*******

 

 

ギターの彼が、

そんな話をしてくれていた時だった。。。

 

 

「でも、ひとつだけ問題があるんですよ」

 

 

・・・と、彼が言うので、問題って何?と

訊いてみたら、想像もしていなかった答えが、

彼から返ってきた。。。

 

 

「実は俺、在日なんですよ」

 

・・・と、彼は言った。

 

 

ギターの彼は、自分が在日韓国人であることを、

教えてくれた。

 

 

韓国人。。。と言われても、

見た目ではまったく解らないし。

 

おじいちゃんやおばあちゃんの時代に

こっちに渡ってきたようだったから、

彼自身は、生まれも育ちも日本。。。

 

だから。。。

 

「一体、何が違うの?」

 

・・・というくらい、そこに日本人との違い。。。

みたいなものは、まったく感じなかった。

 

 

ただ、彼が言うには、、、

その、フランチャイズ経営の会社が、

そういう「国籍」を気にするらしいとかなんとかで。

 

店長自身は、そういうのは馬鹿馬鹿しいと

思っていたらしいのだけど。

 

もし、会社の方針がそうだったとしたら、

嘘をつくわけにもいかないし。。。

 

だから、店長はああ言ってくれていたけど、

実際には多分、無理だろう。。。と。

 

そんな風に言っていた。。。

 

 

私はこの話を聞いた時、、、

正直、驚いてしまった。。。

 

 

今どき、、、というか、未だに、

そんな古い考え方をする会社が、

まだあったんだ。。。

 

 

・・・と。。。

 

 

*******

 

 

高校生の頃。。。

 

当時よく、通学途中の駅や電車の中で、

韓国のチマチョゴリのような制服を着た、

同じ年頃の女の子を見かけることがあった。

 

中学を卒業したばかりで、まだ、

何も知らなかったあの頃の無邪気な私は、

そのことを、特に気にも留めていなかった。

 

 

ある日、学校で、何かの話の流れで、、、

 

「ちょっと、変わった感じの制服の学校が

あるよね。。。」

 

・・・と、何の気なしに言ったら、、、

ある友達の顔色が変わった。。。

 

 

そして、その子はこう言ったの。。。

 

「Lyricaちゃん、いい?

もし、駅とかでああいう子達と会っても、

絶対に目を合わせちゃダメだよ」

 

・・・と。

 

 

私は、その子の言っている意味が、

最初はまったく解らなかったのだけど、、、

 

その子は、、、

 

あの制服を着ている人達は、

朝鮮学校に通っている人達で。。。

 

彼らは、私達日本人のことを

目の敵にしているから、目が合っただけでも、

ケンカを吹っ掛けられる。。。

 

だから、気をつけて。

 

・・・と、そんなことを教えてくれた。

 

 

 

今思うと、、、

なんて、愚かだったのだろう。。。と

思うのだけれども。。。

 

 

私は、その子のそんな話を聞いたら、、、

途端に、恐くなってきた。。。

 

その、制服を着た人達が。。。

 

 

その子の他にも、そういう「噂」を

知っている人は、クラスにもたくさんいて。。。

 

 

時代も時代だったのだろうけど、、、

 

あの頃は、私の親でさえも、、、

その「噂」を、完全には否定しなかった。。。

 

 

そして私もそのうち。。。

 

その「噂」を、鵜呑みにして、、、

信じてしまうようになっていた。。。

 

 

自分でちゃんと、真実を確かめもせず。。。

 

 

ただ、そういう話を聞いただけだったのに。。。

 

自分自身が、そういう体験をしたわけでは

なかったのに。。。

 

思い込んでしまった。。。

 

 

あの制服を着た人達は、、、

恐い人たちなのだ。。。と。

 

 

だからその後は、、、

 

あの制服を着た子とすれ違ったりする時は、

いつも、ビクビクするようになっていた。。。

 

 

 

本当に。。。

 

子供だったなぁ。。。と思う。。。

 

 

子供は無邪気であるが故に、

「無知」でもあり。。。

 

 

無知。。。というものが、、、

 

そういう、「偏見」や「差別」を生むのだろうな。。。

 

・・・と思うと。。。

 

 

それって本当に、恐ろしいものだ。。。と。。。

 

今は、、、しみじみ思う。。。

 

 

それは、実際の子供に限らず。。。

 

大人でも。。。

いくら、年齢を重ねた人であっても。。。

 

意識が幼いままだったら、、、

無知なままだったら。。。

 

やっぱり、「噂」に惑わされてしまうの

だろうな。。。と。

 

 

そんな風に思う。。。

 

 

噂に惑わされて最初は恐怖が生まれて。。。

その恐怖が、そのうち、憎悪に変わる。。。

 

そういう憎悪を膨らませた人達が、、、

集団になった時は。。。

 

人って本当に恐い。。。

 

・・・と、そんな風に思う。。。

 

 

 

そして、こういうのもきっと。。。

 

人の「弱さ」なのだろうと思う。。。

 

 

 

テレビの情報。。。

マスコミの情報も、そういう「弱さ」が

基盤になっている気がしてね。。。

 

だから私は、テレビが好きではないし。。。

 

いまやネットも、「図書館」ではなく、

「マスコミ情報」で埋め尽くされて

しまっているので。。。

 

ほとんど見る気もしなくなった。。。

 

 

*******

 

 

自分が、在日韓国人である。。。と。

 

そんな話をあのギターの彼は、、、

いつものように、飄々と話していたな。。。

 

 

けど。

 

「この話は、若い子達にはしないで

おいてくれます?」

 

・・・とも、彼は言っていた。。。

 

 

このことを知っているのは、いわゆる

「大人組」の人達だけで。。。

 

店長や、パートの彼女や美大の彼女。

そして私だけだから。。。と。

 

そう言っていた。。。

 

 

彼のこんな言葉から。。。

 

こういう話はやっぱり、未だに、、、

どこか、デリケートなことだったり

するのかもしれないな。。。

 

・・・と、そんな気がした。。。

 

 

 

それにしても。。。

 

国籍だけでその人を判断することって、、、

こんなに、馬鹿馬鹿しいことはない。。。と。。。

 

 

私はこれまで、、、

いろんな国の人達と、個人的にあれこれ

話してきたからこそ、そう思うようになった。。。

 

 

そして。。。

実際に自分の目で見て、触れたもの以外は、

信じないようにしようと。。。

 

そう思うようになった。。。

 

 

 

「噂」にだけは。。。

 

惑わされないようにしよう。。。と。。。

 

 

*******

 

 

つづく

そんな美大の彼女に、、、

想いをよせる男の子がいた。。。

 

 

彼も、美大の彼女やパートの彼女と同じく、

オープニング・スタッフのひとりで。

 

フリーターで、年はたしか、、、

美大の彼女よりも、ちょっと下だったと思う。。。

 

 

彼もまた、目指していたものがあり、

それは、ミュージシャン。。。

 

たしか、ギターを弾いていたのだったような。。。

 

 

彼は、誰に対しても感じが良く。

 

目上の人に対する礼儀なんかも、

しっかりしていた子だった。。。

 

・・・と同時に。

どこか掴みどころのない。。。というか、

飄々としている。。。というか。

 

そんな感じの子でもあった。

 

 

そして。

あのお店の中で、店長が気を許している

唯一の存在でもあったような気がする。。。

 

 

あの店長は、女癖が悪いわりには、

どこかで、女性を怖がっているというか。

 

女性に対して、異常に強気。。。というか。

やたら、態度が大げさ。。。というか。

 

なんだか、、、

女性に対して、何かコンプレックスでも

あるのかしら?

 

・・・なんて、思ってしまったりもして。

 

 

だから、私と話している時でも、

どこか、虚勢を張っているように見えたけど。

 

その、ギターの彼の前では、

店長も若干、自然体でいるような感じがした。

 

 

ギターの彼も、そこらへんは自覚があったようで、

他の人が言えないことを、店長に

言ってくれたりすることもあったようだけど。

 

かと言って、美大の彼女のように、

店長と一緒になって、他の人に辛く当たる。

なんてことは、一切せず。

 

周りの子達からも、頼りにされて

いたのではないのかな。。。と思う。。。

 

 

唯一、あの、パートの彼女だけがよく、、、

 

「あの子は、本当に気がつかなくて。。。

長くやってるのに、仕事が出来ないんだから」

 

・・・なんてブツブツ言っていてね(苦笑)

 

 

彼女は彼のことを、、、

完全に、子供扱いしていたようだった。。。

 

 

*******

 

 

ある日の休憩室でギターの彼と会うと、

彼は、こう言ってきた。

 

 

「Lyricaさん、知ってました?

俺、Lyricaさんと同じ高校だったんですよ」

 

・・・と。

 

 

なんと彼は、私の高校の後輩だったのだ。。。

 

かなり、年の離れた後輩だったけど(笑)

 

 

「〇〇も、同じ高校出身ですよ」

 

・・・と、彼が教えてくれたのだけど。。。

 

 

この、「〇〇君」のことを。

私は、まったく覚えていない(苦笑)

 

その子とも、一緒に働いていたはずなのだけど。。。

 

なぜか今、その子に関する記憶が、、、

まったくない(苦笑)

 

名前も顔も何もかも。。。

すっかり、忘れてしまっている。。。

 

 

こうやって、記憶に鮮明に残っている人と。

まったく残っていない人の差は、

なんなのだろう?と思ってしまう。。。

 

 

 

まぁ、それはともかく。。。

 

ギターの彼とは、そのことがキッカケで、

その後もよく話すようになり。。。

 

彼もいろんな話をしてくれたな。。。

 

 

彼もまた、悩みを持っていて(苦笑)

 

それは、美大の彼女と同じように、、、

「将来」のことだったけど。。。

 

彼はまだまだ、夢を諦めたくない。。。

というか、まだ、必死で追い続けていたい。。。

 

みたいな感じでね。。。

 

 

悩み。。。と書くと、重々しく感じるけど。。。

でも彼も、美大の彼女も、どこか、

清々しかったのを覚えてる。。。

 

 

ギターの彼も、美大の彼女も、

また、あの店長も。

 

彼らはそれぞれに、何かを目指して

ちゃんと、頑張ってきた人たちで。。。

 

たとえその夢が叶わなかったとしても、、、

それを目指して、必死で頑張ってきた人が、

私はやっぱり、好きなのだろうな。。。と。

 

そんな風に思う。。。

 

 

その彼が、あの美大の彼女のことを

好きだ。。。ということは、もう周知の事実で。

 

美大の彼女本人も、

そのことは、知っていた。

 

 

私は、美大の彼女やギターの彼と話すとき、

お互いからそれぞれの本音を聞いていたので、

すごく、やりづらかった(苦笑)

 

その話に関して、私が普通に

相談できたのが、意外にも店長で。

 

 

そう言えば店長は。。。

 

「あいつがもっと、強気で押せばいいんだよ。

相手に気を遣ってばかりじゃダメだ」

 

・・・なんて、すごくじれったそうに

話していたっけ。。。

 

 

「そんなこと言うけど。じゃあ、店長だったら、

どういうやり方でいくんですか?」

 

・・・と、あえて訊いてみたら、、、

すごく饒舌に語りだして。

 

私の休憩時間は、それですべて潰れ。。。

 

訊かなきゃよかった。。。

 

・・・と、後悔した(笑)

 

 

 

パートの彼女は、、、

 

「あの子のどこがいいのかしら?

彼も見る目が、ないわよね」

 

・・・と言っていた(苦笑)

 

 

 

やっぱり。

彼女だけは少し、物の見方や感じ方が、

私達とは違うタイプだったなぁ。。。と。

 

こうやって思い出しながら書いていると、

そんな風に思う。。。

 

 

そういう質の違いを、「火と水の違い」という風に、

シンプルに喩えられてしまう占星術って。

 

ある意味、すごく便利だと思う(笑)

 

 

 

持っている質(フィルター)が違えば、、、

物事の見え方もまた、変わってくる。。。

 

 

だから。。。

 

この、同じ出来事を、私ではなく。。。

あのパートの彼女が書いたとしたら。。。

 

それはまったく、違う物語になるのだろうな。。。

 

 

・・・と。

 

 

そんな風に思う。

 

 

*******

 

 

つづく

美大の彼女は、一緒にランチに行った日以降から、

悩みごとを打ち明けてくるようになった。。。

 

 

私は本当は、、、

仕事が終わったら、すぐに家に帰りたかったのだけど、

わざわざ仕事終わりまで待っていてくれる

彼女を放置するわけにもいかず。。。

 

仕事のあとに彼女とお茶する。。。

・・・という時間が、日増しに増えていった。

 

 

職場では相変わらず、強気に振る舞っていた

彼女だったけど。。。

 

一旦そこを離れると、途端に弱気。。。というか。

普通の人になっていた。。。

 

 

お店にいる時は、、、

かなり、気を張っているんだろうなぁ。。。と。

 

そんな気がした。

 

きっと、責任感の強い子なのだろうな。。。と。

 

 

彼女の悩みは、就職のことで。。。

 

自分の年齢のことを考えたら、、、

このままずっと、大学で研究生をやっている

わけにもいかない。。。

 

そろそろ、ちゃんと就職しないといけないかと

思い始めている。。。

 

・・・と。。。

 

そんな内容だった。。。

 

 

彼女は、そんな風に言っていたけど。。。

 

それはどことなく、、、

自分自身に言い聞かせているようにも見えて。。。

 

本音ではきっとまだ、、、

夢を諦めきれないのだろうな。。。

 

・・・と。。。

 

私はそんな風に感じていた。。。

 

 

彼女の夢は、、、

絵で食べていくこと。。。

 

プロの画家になること。。。

 

・・・だったのだろうと思う。。。

 

 

*******

 

 

私は、、、

かつて、バレエ・ダンサーを夢見て、

その夢を真剣に追っていたこともあったし。。。

 

自分の夢が破れても。。。

娘を通して、その夢にしがみついていた頃もあった。。。

 

 

でも、そんな中でしみじみ感じたことは。。。

 

この日本で、そういう芸術で日の目を

見ることは、相当難しい。。。ということで。

 

海外へ留学したり、、、

あとはまず、海外で先に名をあげるとかしないと。

 

この国でそれを本業として、

それ一本でやっていくことは到底出来ない。。。

 

・・・ということだった。。。

 

 

バレエもそうだけど、絵も。。。

クラシック系の音楽も歌も。。。

 

そういうのは、みんな同じで。

 

 

美大卒のママ友とも、、、

よく、そんな話をしたけれども。。。

 

 

彼女の大学の友達で、本気で画家を

目指した人はみんな。

 

卒業後は、海外に行った。。。と。

 

彼女は言っていた。

 

自分は、もっとクールに現実を見つめて、、、

普通に就職する道を選んだけどね。。。と。。。

 

 

日本の伝統芸能は、一子相伝というか。。。

「身内」だけで、脈々と受け継ぐ。。。

みたいなものが多いせいなのか。。。

 

芸術に関しての「門戸」が、、、

この国は、あまりにも狭すぎる。。。と。

 

そんな風に感じていてね。。。

 

「理解」も、まだまだ浅いし。。。

 

 

まぁ。。。

私達がそういう談議をしていた頃から、

もう、20年近くは経っているから。。。

 

今は状況も、だいぶ変わってきては

いるのだろうけれども。。。

 

 

 

そういう部分だけに関して言えば。。。

 

日本って、世界に比べると相当

遅れているよなぁ。。。と。

 

そう感じていた。

 

 

でもそれだけでなく。。。

 

やっぱり、こういう世界でプロになるには、

相当高いハードルを越えなくてはならなくて。。。

 

自分や娘を通してしみじみ思ったのは、、、

 

プロになるためには、、、

 

まずは、持って生まれた資質、、、

天賦の才がなければ、話にならない。。。

 

・・・ということ。

 

 

でもそれだけではなく、、、

「環境」も必要で。

 

その環境というのは、、、

 

周囲の、、、特に親の理解や協力だったり、、、

良い先生に恵まれることだったりと。

 

そういう、「運」が関わってくる。。。

 

「運」。。。というか、本当は、

「縁」なんだろうけどね。

 

 

そして、次に必要なのは、、、

「財力」

 

お金がなくても、やっぱりダメ。。。

 

あとは、本人のやる気と努力。。。

 

 

そういうのが、すべて揃っていないと、

一流にはなれない。。。

 

 

・・・と、私は思った。。。

 

 

だから、そういうのがすべて揃っている人は、

そうなるために生まれてきた人なのだと。。。

 

そんな風に思う。。。

 

 

それこそ、「天職」なのだ。。。と。。。

 

 

そうでない場合でも、、、

 

頑張れば、二流にはなれるとは思う。。。

 

 

そして自分が、二流で満足できるのであれば、

それでも、いいのだと思う。。。

 

 

 

けれども、あの美大の彼女はきっと。。。

 

二流では、完全に満足できるような

子ではないのだろう。。。と。

 

 

そんな風に感じた。。。

 

 

それは私も同じで。

 

自分が満足できないところで、

小さくまとまるくらいなら。

 

そこから完全に離れる。。。

 

・・・みたいな、極端な思考を持っていて(苦笑)

 

 

そういうところ。。。

 

彼女は私と似ているなぁ。。。と。

 

そんな風に思ったし。。。

 

 

だからこそ。

 

彼女の悩んでいる気持ちが、、、

すごく解るような気がした。。。

 

 

*******

 

 

つづく

「Lyricaさんとは、もっとゆっくり話したいですよー」

 

・・・と、言ってくれたのは、お店の古株の

女の子だった。

 

 

古株。。。と言っても、その女の子と、

パートの彼女とは同期で。

 

ふたりとも、オープニング・スタッフだった。

 

そのお店は、私が入った頃でやっと、

オープンしてから1年経つか経たないかくらいの、

まだ、新しいお店で。。。

 

だから、一番古い彼女たちでも、

そこまで長く、そこに勤めていたわけではなかった。

 

 

*******

 

 

古株の彼女は、美大生。。。

 

・・・と言っても、年齢はもう、30歳一歩手前で、

店長のひとつ下か、ふたつ下くらいだったような。。。

 

 

普段お店でいつも顔を合わせていても、

ゆっくり話す機会はあまりなく。。。

 

なので、お休みの日にランチの約束をして。

 

その時に彼女は、いろんなお話をしてくれた。

 

 

たしか、大学の過程を普通に終えた後、院生になって、

それからずっと、研究生として在籍しながら、

たまに、個展とかを開いている。。。と。

 

そんな話をしていた。。。

 

 

彼女が美大生。。。と聞いて、、、

ちょっと、胸躍っている自分がいた。。。

 

 

「もしかしてこれは。。。

ちょっと、マニアックな話が聞けたりする???」

 

 

・・・と、ワクワクしながら(笑)

 

 

*******

 

 

あの頃、ちょうど、『ムンク展』をやっていて、

私はそれを、観に行ったばかりだった。。。

 

 

あの時は、有名な『叫び』は来ていなかったけど、

あれ以外でも、ムンクの絵は、ただならぬ

雰囲気が漂っているものが多くて、

とても面白かった。。。

 

 

でも、晩年に近づいていくにつれて、、、

絵が、マトモで、美しいものになっていき。。。

 

それはそれで、素敵ではあるのだけど、、、

いまひとつ、どこか物足りない感じもして。。。

 

 

・・・と、そんな話をチラッと彼女にしたら。。。

 

 

「あぁ、ムンクは頭が変になってた時のほうが、

断然、良いですよ」

 

 

・・・と、すごくサバサバと、

まったく飾らない返事が返ってきて。

 

 

私はそんな彼女のことを、、、

とても心地よく感じていたのを覚えている。。。

 

 

そう言えば、彼女も店長と同じく、

獅子座だったな。。。

 

 

 

「美大生って、個性的な人が多いんでしょ?

そういう所って、すごく面白そうだよね」

 

 

・・・と言うと、彼女は、、、

 

 

「はい。美大なんて、オタクと変人しか

いないですから」

 

 

・・・と、歯に衣着せぬ物言いで(笑)

 

 

なんだか私、大好きだわ、この子。。。と(笑)

 

 

彼女と話していると、ものすごく、

清々しい気持ちになったりもした。

 

 

そんな楽しい会話をしばらくしたあと、、、

ちょっと、持ち出してみた。。。

 

 

「〇〇さん(パートの彼女)のこと、

店長と一緒に苛めたんだってね」

 

・・・と。

 

 

そんなことを、本人に単刀直入に訊く私も私だけど。

 

でも彼女とは、本音トークをしても大丈夫だと、

そんな気がしたのだった。。。

 

 

その時、、、

普段はちょっときつめな、彼女の顔にふと、

弱さのようなものが見えたような気がした。。。

 

 

「誰がそんなこと教えたんですか?

〇〇さんですか?」

 

・・・と、恐い顔をしながら言った彼女に。

 

「風の噂で聞いただけ。

で、ホントなの?」

 

・・・と、私も少し、トーンを下げて言ってみた。

 

 

 

そうしたら彼女は。。。

 

「もう~~苛めたわけじゃないんですよぉ~」

 

・・・と言って、そのあと、いろいろ話してくれた。

 

 

 

彼女の話を聞いていたら、、、

私はますます、彼女に好意を持った。。。

 

かっこいいな、この子。。。と。

 

そんな風に思った。

 

 

なぜなら彼女は、何もごまかそうとは

しなかったから。。。

 

そして、パートの彼女に対して、

ものすごくイライラしていたのは、

事実なのだろうけれども。

 

彼女の言葉の端々からは、

なぜか、パートの彼女に対する

「慈悲の気持ち」を感じてね。。。

 

 

こういうのって、店長も同じで。。。

 

 

だから彼らは、、、

そのやり方がちょっとだけ「激しい」だけで。

 

本当は、優しい人たちなのだけど。。。

 

 

ただパートの彼女が、彼らのそういう表面的な

「激しさ」だけを見て判断し。。。

 

彼らは完全に「悪者」で、自分は完全に

「被害者」なのだと信じて疑わないから。

 

だから彼らは、余計にイライラしてしまう。。。

 

 

そういうところがきっと。

店長と、美大の彼女の共通点。。。

 

美大の彼女もやっぱり、「火の人」。。。

 

 

そういう人が、ふたり揃ってしまったから、

共鳴するエネルギーが暴走したんだろうな。と。

 

 

そんな風に思った。。。

 

 

相手を悪者にして、自分を被害者にするのも

「弱さ」だけれども。

 

 

その暴走するエネルギーをコントロールしきれずに、

相手にぶつけてしまうのもまた、「弱さ」。。。

 

 

だから、そこに「悪人」なんてものはいなくて。

 

ただただ、、、人間が弱いだけなのにな。。。

 

・・・なんて思ったら。

 

 

ちょっと、悲しくなった。

 

 

 

まだ学生であり、、、

社会経験も薄い美大の彼女に、、、

 

「あなたの立場だったら本来は、、、

店長に同調するのではなくて、彼の弱さ故の攻撃から、

〇〇さんを守ってあげなくてはね」

 

・・・なんてことは、さすがに言えなかった。

 

 

下手にそんなことをしたら。。。

今度は攻撃の矛先が美大の彼女に向きそうで。

 

そんなものを、背負わせるわけには

いかなかった。。。

 

 

かと言って、このままではますます、

パートの彼女は萎縮するだろうし。

 

店長や美大の彼女のことを誤解したまま、

「彼らは悪、私は被害者」という

思い込みを募らせていって。。。

 

そういう彼女の態度が、ますます、

店長や美大の彼女をイライラさせる。。。

 

・・・という悪循環は続いていきそうで。。。

 

 

その悪影響が、、、

お店中に広がっていきそうで。。。

 

 

なんだか、いろいろ、

こんがらがってるなぁ。。。と。

 

 

そんな風に思った。。。

 

 

*******

 

 

娘のほうのママ友のひとりで、

転校後も、しょっちゅう会っていた

仲良しママがいた。。。

 

あの、体脱ママとはまた違う人で、、、

 

その人とは、娘たちが同じバレエ教室に

通っていたせいもあったけど。。。

 

ホント、よく会っていた。

 

子供たちの手がだいぶ離れ、、、

私が、スピに気を取られていた頃もずっと。。。

 

 

ある時、彼女とランチに行った時に、

訊いてみた。

 

 

「美大って、変人とオタクしかいないって

聞いたけど、ホント?」

 

・・・と(笑)

 

彼女もまた、美大卒だったから。

 

 

 

「うん、そうだよ」

 

・・・と、彼女はあっさり答え。

 

そして、美大生の変人ぶりを、、、

小一時間語ってくれた(笑)

 

 

そして私はやっぱり。。。

 

こういうマニアックな話って好きだわ。。。と。

 

そんな風に思っていた。。。

 

 

*******

 

 

つづく

「独裁店長と愉快な仲間たち」

 

 

あの、コーヒーショップ時代を思い出す時、、、

いつも、この言葉が浮かぶ。。。

 

 

ああいったチェーン店では、社員の移動が

定期的にあって。。。

 

店長も、1~2年で移動になるのが

普通だったのだけど、その店長だけはなぜか、

そのお店から移動になることがなかった。

 

 

移動の季節になるとみんな。。。

 

「次こそは。。。」

 

・・・と、店長の移動を期待するのだけど、

その期待は、いつも裏切られた。

 

 

そんな「主張の激しい」店長のもとでは、

新しく入った人も、すぐに辞めてしまうことが常で。

 

そんな中、辞めずに長く働き続けている人というのは、

よっぽど根性があるか、よっぽど鈍感か(笑)

 

あとは、あまり深く考えることなく、

なんでもすぐに、忘れようとするタイプか。。。

 

 

とにかく、そこに残っている人達というのは、

私にはみんな、「つわもの」に見えた。。。

 

 

そして、もしここに、あの店長がいなかったとしたら、

こんなに働きやすくて居心地の良い職場はない。。。

 

・・・と思ってしまうくらい、みんな、

優しい人たちだった。。。

 

 

 

本社の人も、そのあたりなんだかんだと解っていて、

だからあえて、店長を移動させないのだろうと。。。

 

そんな風にも思っていた。。。

 

 

あの店長を受け止められるような、

そんな「つわもの」が揃っているこのお店から。

 

彼を動かすことが、出来なかったのだろうな。と。

 

 

*******

 

 

愉快な仲間たち。。。とは、私も本当に、

いつも楽しく過ごさせてもらっていたし。

 

いろんなことを、学ばせてもらった。。。

 

 

「こっそりヒーラー」を演じていたせいで、、、

 

「Lyricaさんには癒される」

「Lyricaさんがいてくれてよかった」

 

・・・と、よく、みんなが言ってくれたけど。。。

 

 

そういう言葉が、当時の私には本当に、

励みにもなったし、力にもなっていた。。。

 

 

以前、リンポチェが言っていた、

 

「最初は演技でもいいんです」

 

・・・というのは、こういうことを言うのだろうとも

思っていた。

 

 

*******

 

 

パートの彼女からは、娘さんのことで、

よく相談を受けていたりした。。。

 

 

彼女の娘さんは、当時、大学生で、、、

のちに、大学を卒業して就職したのだったと思う。

 

 

娘さんの話を私にするときのパートの彼女からは、

いつもどこかで、娘さんを批判しているような。。。

責めているような。。。

 

そんな気配が流れてきていた。。。

 

 

もちろん、彼女が娘さんのことを

本当に愛していて、心配していることも、

同時に十分、伝わってきていたけど。。。

 

 

 

ある時、パートの彼女がいつものように

娘さんの話をして。。。

 

そして、、、

 

 

「本当にもう、あの子が何を考えてるのか、

私にはさっぱり解らないわ!

訊いても何も話さないのだもの!」

 

 

・・・と、怒りながら投げ捨てるように言うのを見た時。。。

 

 

私は彼女のその姿が、、、

自分の母とかぶった。。。

 

 

当時、私の子供たちはまだ、小学生とか

中学生くらいだったので。。。

 

大学生。。。というのは、私にとっては

「子供」とは捉えられず。。。

 

 

そのせいもあったけど。。。

 

私は、彼女の話に出てくる娘さんの中に、

自分が重なって見えてしまって仕方なかった。。。

 

 

「お母さんがこんなに感情的だったら、、、

何も言いたくなくなるよね」

 

 

・・・と、ちょっと、娘さんに同情的な気持ちを

持ったりしている自分がいた(苦笑)

 

 

 

そして、私の母もきっと。。。

 

今、目の前にいるパートの彼女のように、

私のことが全然理解できなくて、

モヤモヤしたりしていたのだろうな。。。なんて。

 

そんな風に思ったりもした。。。

 

 

「あんたは難しい」

 

・・・と、よく母には言われたから。。。

 

 

 

母と、そのパートの彼女のよく似ていたところは。。。

 

自分が理解できないものに対して、

攻撃的になる。。。

 

・・・というところで。。。

 

 

理解できないものを、理解しようとする前に、

反射的にそれを否定し、排除しようとするところ。

 

つまり、理性よりもまず先に、

感情で動いてしまうところ。。。

 

 

その時の感情にまかせて、ついうっかり

暴言を吐いてしまう。。。

 

・・・なんてところも、彼女は母とよく似てるなぁ。。。

 

なんて思った。

 

 

占星術で言えば。。。

 

母は魚座なのだけど、パートの彼女は蟹座で。

 

彼女たちのこういうのはやっぱり、

「水」の質なのだろうな。。。と。

 

そんなことを、考えたりしていた。。。

 

 

*******

 

 

こうやって私は。。。

 

本当は、全然優しくない。。。

 

 

いつも観察していて、そして分析していて。。。

(これは、乙女座の質だけど)

 

その上で「最善」を選択して、そういう行動を

取っているだけでしかない。。。

 

 

母やパートの彼女のように、

感情優先で動くことも、、、ほとんどない。。。

 

 

だから、それを見抜く店長からは、

 

「一番恐い人」

 

・・・と、言われる(苦笑)

 

 

 

母は身内だし、私も甘え。。。というか、

「最後は受け入れてもらえる」ということが、

どこかで解っていたから。。。

 

 

私はいつも。

本音のみで接していたし。。。

 

その本音が、母の感情を逆なですることも

よくあったけれども。。。

 

 

さすがに、身内以外の人にそれをやる

勇気はなかったので、そこで、

「ヒーラーの演技」が入る。。。

 

 

そうやって、演技をすると。。。

 

「Lyricaさんって、本当に優しい」

 

・・・と、言われることになる。。。

 

 

 

そういう「演技」をしながら。。。

 

私は彼女に接していたのだろうと思う。。。

 

 

 

あなたと娘さんの関係って、

私と母の関係みたいだ。。。って。。。

 

あなたが私の母で、

私が娘さんで。。。と。

 

そう前置きした上で私は、、、

自分の「体験」を、彼女にシェアした。。。

 

 

そして、彼女の在り方や娘さんの在り方に関して、

直接どうこう言うことはせず。。。

 

逆に、、、

 

「こういう時、母はどう思っていたと思う?」

 

・・・と、彼女に質問さえしたりして。

 

 

私の体験を参考にして。。。

彼女が自分で、何かを感じ取ってくれれば、

それが一番いいのだろう。。。と。

 

そんな風に思っていた。

 

 

*******

 

 

私のああいう在り方が、、、

彼女にどう映っていたのかは、解らない。。。

 

「Lyricaさんといると、癒されるわ」

 

・・・と、彼女は言ってくれてはいたけど。。。

 

 

もしかすると彼女はあの時、、、

私に対して、もっと違うもの。。。

 

たとえば、「強い共感」みたいなものを、

ただ、求めていただけだったのかもしれないし。。。

 

ただ、聞いてほしかっただけだったのかも

しれないしね。。。

 

 

 

あの店長は、私と同じような「質」を

持っている人だったから、逆に解りやすかったけど。

 

でも、パートの彼女とはおそらく、

「質」が違っていて。。。

 

お互いに、見えないところがたくさん

あったのだろうな。。。と思う。

 

 

店長はそういう「異質」なものを、

「恐怖」と「力」で支配しようとしていた。

 

完全に、相手を「弱い者」と決めつけていた。

 

でも、こちら側からは「弱さ」にしか

見えないものでも。。。

 

違う側面から見たら、、、

それは「強さ」になる時もあり。。。

 

 

だから最初から、相手を弱いとか、

下だとかと決めつけて、

その個性を殺してしまうのは、

すごくもったいない。。。と。

 

私は思っていた。。。

 

 

 

私や店長が「火」だとすると、

彼女は「水」で。。。

 

 

そういう相手と関わることでこそ、、、

成長に繋がるいろんな学びはあり。。。

 

 

だから魂たちは、、、

 

本当に上手に、完璧に配置をするのだけど。

 

エゴがなかなか、それに気づけない。。。

 

 

*******

 

 

「水」は、その場の感情優先で生きるのだな。。。と。

 

彼女を見ていて、すごく思うようになった。。。

 

 

感情というものは、表現してしまえば、

すぐに消えていってしまうエネルギー。

 

だから、その感情が消えたと同時に、

他のめんどくさいことも、すぐに忘れてしまえるのが

「水」なんだ。。。

 

・・・ということに、のちのち、気づいた。。。

 

 

「水に流す」

 

・・・とはよく言ったものだ。。。

 

 

だから、水は。。。

 

最終的には、すべて水に流して、

すべてを受け入れることができる。。。

 

 

こういうのは、実は私には、、、

すごく難しいことでもある。。。

 

 

 

ただその反面、水は。。。

 

自分の言動に無責任なところもある。。。

 

 

例えば、その場の感情で、

ついうっかり言ってしまった一言が。。。

 

相手を傷つけていたとしても。。。

 

本人は、自分の言ったことを気にも留めず、

ケロッと忘れていたりする。。。

 

消えた感情のエネルギーと共に、

事実も消えている。。。

 

 

 

私のように、、、

あれこれ分析し、選択して発する「一言」と。

 

母のように、、、

その場の感情にまかせて発する

「一言」というものは。。。

 

たとえそれが、同じ言葉であっても。。。

その「重み」は、全然違うものなのだな。。。

 

・・・ということに気づいたのは、、、

もう、だいぶあとのことだったけど。。。

 

 

それに気づいたことで、、、

 

母からの、「否定の言葉」の数々によって出来た

長年の深い傷が、癒えていったりもした。

 

 

そして。

そういう気づきへのキッカケを与えてくれたのは、、、

多分あの、パートの彼女だったのだろうと。。。

 

今は思う。。。

 

 

*******

 

 

つづく

「教育的指導」という名の「弱い者いじめ」は。。。

 

以前のコーヒーショップで働いていた時も見たし、

それだけではなく、いろんな場所で見てきた。

 

 

そして、そういう現場を目にした時、、、

その理由はどうあれ、やっぱり、「いじめている側」に

対して、イヤな気持ちになることが多かったし。

 

それが人の、自然な心の流れだろう。。。と。

 

そんな風に思っていたりもした。。。

 

 

昔、子供がまだヨチヨチしていた頃、、、

娘のバレエ教室のママが、苦笑いしながら

こんなことを言っていた。。。

 

 

「自分も普段、イライラしてつい、子供を叱っちゃうから、

だから、気持ちは解るし、人のこと言えないんだけど。

 

でも、外で他のママが、子供を叱りつけている

姿を見ると、やっぱり、イヤな気分になっちゃって。

 

だから私もなるべく、イライラしないように

気をつけているんだけどねぇ。。。」

 

・・・と。

 

 

その場にいたママ達は、みんな、しみじみと、

彼女の話に同意していたし。。。

 

私も、彼女のこの言葉は、、、

子育て中、ずっと、胸に焼きついていた。。。

 

 

*******

 

 

店長のようなタイプの人が、、、

あのパートの彼女のような人を見て、

イライラしてしまう気持ちは、なんとなく解る。

 

解るけど。

 

その「イライラ」を、ストレートに態度に

表しているようでは、まだまだ子供だ。。。

 

・・・と思うし。

 

どんな正当な理由があったにせよ。

 

実際に、相手にそのイライラをぶつけてしまえば。

いじめてしまえば。

 

それはやっぱり、あなたの負けだよ。。。

あなたが、自分に負けているんだよ。。。と。

 

私は、そう思っていた。

 

 

店長の彼は、私によく、、、

自分がなぜ、彼女にああいった態度をとるのか、

その理由を説明してきて。。。

 

訊いてないのに(笑)

 

そしてなんというか、それは。。。

すごく、論理的、、、というか、正直、

めんどくさい話で、そして、「正しい意見」で。。。

 

 

でも私には、それがなんだか。。。

 

こうやって、自分を守ろうとすればするほど、

空回るんだなぁ。。。

 

なんて、映っていたりした。。。

 

 

・・・と同時に。

 

でも彼も、本当はすべて解っているんだろう。。。

解ったうえで、あえてやってるんだな、この人は。。。

 

 

・・・ということが、、、

私も、なぜかどこかで解っていた。。。

 

 

*******

 

 

彼は頭も良かったし、勘が鋭い人だったから、

おそらく、私の「本質」も見抜いていただろうと思う。。。

 

あの、「絵描きの彼」のように。。。

 

 

だから私なら、彼があのパートの彼女に対して

なぜイライラしているのか。。。

 

その理由も、十分承知だろうということも、

彼はおそらく、見抜いていただろうとも思う。。。

 

見抜いたうえで。。。

どこかで、私の反応を見ているようなところが、

彼にはあったような気がする。。。

 

 

そういう人には、嘘はつけない。

 

本音しか言えない。。。

 

 

でも私にはそういうのが逆に。。。

心地よかったりもした。。。

 

 

心置きなく、本音だけを言える。。。

 

彼は相手の、「本音」だけを受け入れる。

 

・・・ということが。。。

 

 

たとえその本音が、、、

自分にとって厳しいものであろうとも。

醜いものであろうとも。

 

 

それがその人の本音であれば。。。

 

彼はそれを、そのまま受け入れる。。。

 

そういう人だった。。。

 

 

 

あのお店の中で、

私が一番本音でつきあっていたのは、

実はあの店長だったし。

 

「本当の私」を見抜けていたのもまた、

あの店長だけだったようにも思える。。。

 

 

あの、「恐怖政治」を行う独裁者みたいな

店長のもとで働く人たちは。。。

 

みんな、私のところに「癒し」を求めてきていた。

 

 

それはおそらく。

 

私が、「こっそりヒーラー」の修行を目的にして、

私自身が、それを演じようとしていたから。。。

 

 

あの店長が、「王」を演じていたのならば、、、

私は、「ヒーラー」を演じていた。。。

 

 

でも、そうやって「演じる私」のもっと奥にある、

「素の私」を見抜いていたのはきっと、

あの店長だけだし。

 

「王」を演じる彼の「本音」を見抜けていたのも、

おそらく、私だけだっただろう。。。

 

 

「この店で、一番恐いのは、

Lyricaさんですよね」

 

 

・・・と、彼は言っていたから。。。

 

 

 

そうやって、「見抜く人」であった彼に対して、

「甘ったるい嘘」をつくことは、、、

 

彼の信用を失うことでもあった。

 

 

店長に目の敵にされていたパートの彼女は、

控えめで、店長に逆らうことなく、

言われたことを、なんでも「はい、はい」と

聞いているような人だった。

 

でも、「見抜く人」であった彼は、、、

彼女のそういうところに、いつもイライラしていた。

 

なぜなら、彼女のその「従順さ」は、

店長への「忠誠心」や「信頼」から

生まれているものではないことを、

彼は見抜いていたから。。。

 

「ことなかれ主義」的に、仕事だけをして、

表面的には平和に振る舞う彼女に対して。

 

表面に波風を立てて嵐を呼ぶのは、

いつも店長のほうだったけど。。。

 

実際に、相手に真剣に向き合っていたのは、

実は、店長の方であった気がする。

 

 

*******

 

 

若い従業員が多かったそのお店の中で、

パートの彼女と私は、同じ主婦ということで

話が合い、彼女とも、いろんな話をした。。。

 

 

彼女は彼女で、「心底」、

店長のことを嫌っていた(苦笑)

 

「あの人は、頭がおかしい」

 

・・・と、本気で言っていた。

 

 

「Lyricaさんが入る前なんて、、、

もっと、ひどかったんだから。

いつも、カウンターの隅で泣いていたわ」

 

・・・と言う彼女の話によると。。。

 

 

以前は店長と、もうひとり古株の女の子が

タッグを組んで。

 

パートの彼女に対して、ひどい仕打ちを

していたのだそうで。

 

それを見かねたお客さんが、

本社に苦情を入れたことがあったらしく。

 

店長は、始末書まで書かされたのだとか。

 

 

お客さんに注意されるほど、

そんな露骨だったのか。。。と思ったら。

 

人って本当に。。。

タッグを組んだり、仲間が出来たりすると、

いろいろ見えなくなるんだな。。。と。

 

ちょっと、怖くなった。。。

 

 

 

それにしても。。。

 

もし私だったら、そこまでひどい仕打ちをされたら。

きっと、黙っていないだろうし(苦笑)

 

ガンガン言いたいこと言ってから、

サッサと辞めていきそうなものだけど。

 

 

彼女は、何も言わずに黙って耐えて。

まぁ、こうして裏で愚痴は言ってるけど(苦笑)

それでも辞めずに仕事を続けていて。

 

そういう、、、私とは全く違う彼女の在り方に、、、

私は、いろんなことを考えさせられた。。。

 

 

*******

 

 

つづく

そのお店の店長は、私よりもだいぶ若い人で、

たしかあの頃、30歳くらいだったかな。。。

 

 

もともとは、どこかの劇団で役者を

やっていたみたいなのだけど、

お父さんが亡くなったのをキッカケに役者をやめ、

一般的な会社員に転職したのだそうだ。

 

 

バイトの人たちは、、、特に女の子達は、

あの店長の女癖の悪さを、よく噂していた。

 

私がお店に入った頃は、彼はもう結婚していて、

生まれたばかりの娘さんがいたので、

一見、落ち着いている風に見えたのだけど。

 

 

実は、そうではなかったことが、

あとになって、徐々に解っていくことになる。

 

 

結婚も。

前のお店のバイトの女の子に手を出して、

出来婚だったのだそう。

 

この話は、、、店長本人から聞いた。

 

 

そう言えば今って。

 

出来婚のことを、「授かり婚」なんて

言うんだってね。。。

 

 

*******

 

 

「元役者」なせいなのか。

 

私には、彼の言動の一つ一つがいつも、

どこか、「演技」に見えた。

 

どこか、大げさに見えた。。。

 

 

そして、彼が演じたがっていたそれは、、、

 

「王」

 

・・・だったのだろうけど。

 

 

あの頃は、彼のその思いは、、、

だいぶ、空回っているように見えた。。。

 

 

思い。。。というか。

多分それは、彼自身も気づいていない、、、

 

無意識。。。だったのだろうけど。

 

 

彼は、太陽星座が獅子座なだけあって、

「存在感」は、かなりあったし。

 

多分、カリスマ性のようなものも、

あったと思う。。。

 

だから、たくさん経験を積んで、、、

そのエネルギーを上手に使えるようになれば、

きっと、「王」になれる素質はあったのだろう。。。

 

 

でも、あの頃の店長はまだまだ若く。。。

 

そこを目指しながらも、いろいろと経験不足で。

 

 

だからまだ、「本物の王」になれず。。。

 

単なる「権力者」とか「独裁者」にしか

なれずにいたのだろうな。。。

 

・・・なんて思う。。。

 

 

そんな「激しさ」と同時に彼は、

「繊細さ」を持っているようにも見えた。。。

 

その繊細さは、乙女座的な繊細さ。。。

 

神経が過敏で、あれこれ気づきやすく。

完璧主義でロマンチスト。

 

そして、実は傷つきやすい。

 

 

彼のホロスコープを実際に見たわけではないから、

彼が本当に乙女座のエネルギーを、

持っていたかどうかは解らないし。

 

彼は、自分のそういう部分を、

必死で隠そうとしていたけど。。。

 

 

でも、長い間一緒にいて。

いろいろ話していたりすれば、そういうのは

いくら隠しても、滲み出てくる。。。というか。

 

見えてきてしまうもので。

 

 

私は彼の、そういう乙女座的な匂いのする部分に、

どこか、自分と似たものを感じていたりもした。

 

 

*******

 

 

「ウサギと亀」で言うならば、彼はどう見ても、

「ウサギさんタイプ」。。。

 

ある程度のことならば、なんでも簡単に、

器用にこなせてしまう人。。。

 

 

だから、、、

仕事上で、「亀さんタイプ」に対して

イライラしていることがよくあった。。。

 

 

「本当に、バカばっかりだ」

 

 

・・・と、私によく、愚痴をこぼしていた。

 

 

そんな店長を見ながら、私は。。。

昔の自分を見ているような気持ちになった。。。

 

 

正直言えば。。。

彼がそう言いたくなる気持ちも、

解らないわけではなかった。。。

 

 

でも同時に。。。

 

「本当にバカなのは、あなただよ」

 

・・・とも思っていた。。。

 

 

その頃の私はもう。。。

 

誰かのことを責めたり。。。

誰かを何とかしようとしたりとか。。。

 

そういう思いは、自分を苦しめるだけで

何も解決しない。。。

 

・・・ということを、経験で学んでいたから。

 

 

そして、当時の私は。。。

 

彼にも、それを気づかせてあげたい。。。

そうすれば、彼ももっと、ラクになるだろうに。。。

 

・・・なんて。

 

 

そんな、おせっかいなことを、

よく、考えたりしていたな。。。

 

 

*******

 

 

「あんな簡単なこと、なんでいちいち

言われないと、気づけないんだ?」

 

 

・・・と、彼は真面目に、、、

「気づけないこと」が不思議でしかたない

ようだった。。。

 

自分にとっては、こんな簡単なことを、、、

他の人がサラッと出来ないことに、

彼はいつもイライラしていた。

 

 

たしかに、彼の言っていることは

いつも「正論」で、そして、「完璧」で。。。

 

彼自身、自分に対しても厳しくて、

口だけでなく実際に、その高い目標を

きちんとクリアしている。

 

どこにも、文句を言える隙はない。

 

 

そして彼は、、、

自分と同じ完璧さを、周囲にも求めていた。

 

ものすごいプレッシャーを、あえて

周りに課してね。。。

 

 

私は、こういうプレッシャーには、

実は、強い(笑)

 

こんなのには、絶対に負けない。

絶対にやってやる!

 

・・・と、闘志が湧いてくるほうで。

 

 

もしかするとこれは、バレエの世界での経験で

培われた精神力なのかもしれないけど。

 

逆に、そこに楽しささえ感じたりする。。。

 

 

 

けれども、、、

人には、向き不向きがあって。。。

 

全員が全員、こんな、体育会系なワケはなく。

 

だから、そういう「根性」の世界を、

楽しいどころか、辛く感じる人も、

たくさんいるのだろうと思う。。。

 

 

店長は、そんな体育会系な上に、、、

理想が高くて、さらに完璧を目指す人だったから。。。

 

だから、彼が従業員に課してくる

プレッシャーは、かなり大きくて。

 

そんなプレッシャーで身体が動かなくなり、、、

普段はしないような失敗をしてしまう人も、

たくさんいた。。。

 

 

店長が、お店の中にいるだけで緊張して、

逆にミスが増え。

 

更に店長をイラつかせる。。。

 

・・・みたいな悪循環が、よく起こっていた。

 

 

私はそういうのがイヤで。。。

 

なんとかお店の雰囲気を和らげようと。。。

仕事中、いつもそればっかり考えていた(笑)

 

 

店長は、売り上げを増やすために。とか。

どうしたら、お客が増えるのかとか。

 

そういうことをよく言ってたけど、私は。

 

従業員の心が安らげば。

お客も自然に増えるだろうなぁ。。。

 

なんて思っていた。

 

 

だからいつか、この店長と。。。

 

腹を割って、じっくり話し合いたいと。

 

そんな風に思っていたりもした。。。

 

 

*******

 

 

店長があの時、、、

何に対してイライラしていたのかと言えば、

多分それは。。。

 

「弱さ」

 

・・・に対してだったのだろうと思う。。。

 

 

私も含め、どこか気の強い人に対しては、

そこまで無理難題を言ってくることは、

あまりなかったから。。。

 

 

ある主婦のパートの人がいて。。。

 

その女性は、私よりもだいぶ年上で。

 

だから彼女は、店長の彼よりも一周り以上も

年が上の人だったのだけど。

 

彼は、彼女のことを目の敵にして。。。

 

ほとんど、いじめに近いくらいの勢いで、

よく、辛く当たっていた。。。

 

 

*******

 

 

つづく

19歳であの体験をして。。。

 

「すべてが幻想」

 

・・・であることを知り。。。

 

 

この世界はあの、「すべてである私」が

見ている夢に過ぎない。。。と。

 

そう思うようになったけれども。

 

同時に、今、自分がこうして人間であると

思い込めていることの貴重さも感じていた。

 

 

「人間であると思いこめている今しか、

こんなにリアルな感覚を持って経験できない」

 

「これこそが、もとの自分がやりたかったこと」

 

・・・と、そう思っていた。

 

 

だから、人間としてアクセクできることが、

幸せでしかたなかった。。。

 

 

そしてそれは、自分だけでなく、、、

存在している人すべてがそうであって。。。

 

今は、「自分ではない人」に見える他者も、

実は自分自身であって。。。

 

全員が、「すべてである私」が見ている

夢の世界の登場人物であって。。。

 

 

だから、「もとはひとつ」であって。。。

 

 

そうやって、もとの私は。。。

いろんな「自分」を、演じてみたかったのだろう。。。と。

 

 

それを心底実感していたから。

 

だから、他人の人生を評価して、

それを羨むこともなければ、憐れむこともなく。。。

 

ただただ。。。

 

「もうひとりの自分」は、今、こういう人生を

経験しているんだ。。。

 

・・・と、そういう気持ちでそれを眺めることが

多かった。。。

 

 

イエスだろうが、ブッダだろうが、

神だろうが宇宙人だろうが。

 

虫だろうが、動物だろうが、

木々だろうが、海や空だろうが。。。

 

そういうものも全部。。。

 

本当は、自分自身であることを知っていた。

 

 

全ての人の辿る道は。

 

もうそれだけで、完璧であって。。。

 

誰一人、取りこぼすことなく。

「すべてである私」であって。。。

 

 

だからみんな、最後の最後には、

絶対にそこに還るのだし、

今ですら本当は、それなのだし。。。

 

だから。

みんな本当は、深い深いところでは、

それを知っている。。。

 

知っているけど、忘れているだけで。

 

だからいつかは絶対に。

みんな、自力でそれを思い出すから

大丈夫。。。

 

 

・・・と。

 

ずっとそう思っていた。

 

 

だから、どんな人が自分の前に現れても、

その人からいつも、いろんなことを

学ばせてもらうことが出来た。。。

 

 

*******

 

 

でも皮肉なことに。。。

 

スピリチュアル的なことを学べば学ぶほど、

一般社会が汚れているように見えてきて。

 

「聖なる世界」と「俗なる世界」という風に、

自分の中で、世界をふたつに分けるようになり。

 

 

そして。。。

 

「自分とは違う世界」である、

「俗なる世界」の中でアクセクしている人達を。

 

どこかで、「自分より低いところにいる人」と

捉えるようになっていった。。。

 

彼らが。。。

苦しんでいるように見えてくる。。。

 

先に気づいた自分が。

なんとかしてあげないと。。。と。

 

そう思えてくる。。。

 

 

今思うと。。。

 

なんて傲慢だったんだろうと、

そう思うけど(苦笑)

 

 

あの頃の私の中には、、、

そういう偉そうな気持ちが、多少、

芽生えてしまっていたのだろうと思う。

 

 

でもこういうのもまた、、、

成長の過程なのだろうね。。。

 

 

「自分はもう、解っている」

「あなたはまだ、解っていない」

 

・・・みたいな勘違い。

 

 

私達は、聖なる世界の住人。

あの人たちは、俗なる世界の住人。。。と。

 

「分けて」考えるようになる。。。

 

 

こういう落とし穴に落ちるのは多分。

30代~40代くらい?

 

そして、外に向かって一番饒舌に、

力強く語れてしまったりするのも多分。

 

このくらいの時期なのかも。。。

 

 

昔、あの自転車整理のおじいちゃんが、、、

 

「一番手ごわいのは、30代のお母さん達」

 

・・・なんて言ってたけど(笑)

 

 

あながち、間違ってないよね。。。と。

思ったりもする(苦笑)

 

 

*******

 

 

「こっそりヒーラー」の修行をしよう。。。

 

なんて。

 

そんな偉そうな思いで、

そのお店で働き始めた時。

 

すごく、思ってしまった。。。

 

 

「思いは本当に、現実になるんだ」

 

・・・と。

 

 

なぜならそこは。。。

 

それこそ、修行の場にはぴったりとでも

言わんばかりの雰囲気のお店だったから。。。

 

 

そこのお店の店長がもう。。。

とんでもない人だったし。

 

そんな店長のもとで働く従業員の人達は、

彼に対していつも、ビクビクしていて。

 

萎縮しきっていて。

 

 

そういう状況を目の当たりにした時、私は。。。

 

「これは私が、なんとかしなくては」

 

・・・なんて(苦笑)

 

 

そんなことを思ってしまったのだった。

 

 

*******

 

 

つづく