「教育的指導」という名の「弱い者いじめ」は。。。
以前のコーヒーショップで働いていた時も見たし、
それだけではなく、いろんな場所で見てきた。
そして、そういう現場を目にした時、、、
その理由はどうあれ、やっぱり、「いじめている側」に
対して、イヤな気持ちになることが多かったし。
それが人の、自然な心の流れだろう。。。と。
そんな風に思っていたりもした。。。
昔、子供がまだヨチヨチしていた頃、、、
娘のバレエ教室のママが、苦笑いしながら
こんなことを言っていた。。。
「自分も普段、イライラしてつい、子供を叱っちゃうから、
だから、気持ちは解るし、人のこと言えないんだけど。
でも、外で他のママが、子供を叱りつけている
姿を見ると、やっぱり、イヤな気分になっちゃって。
だから私もなるべく、イライラしないように
気をつけているんだけどねぇ。。。」
・・・と。
その場にいたママ達は、みんな、しみじみと、
彼女の話に同意していたし。。。
私も、彼女のこの言葉は、、、
子育て中、ずっと、胸に焼きついていた。。。
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店長のようなタイプの人が、、、
あのパートの彼女のような人を見て、
イライラしてしまう気持ちは、なんとなく解る。
解るけど。
その「イライラ」を、ストレートに態度に
表しているようでは、まだまだ子供だ。。。
・・・と思うし。
どんな正当な理由があったにせよ。
実際に、相手にそのイライラをぶつけてしまえば。
いじめてしまえば。
それはやっぱり、あなたの負けだよ。。。
あなたが、自分に負けているんだよ。。。と。
私は、そう思っていた。
店長の彼は、私によく、、、
自分がなぜ、彼女にああいった態度をとるのか、
その理由を説明してきて。。。
訊いてないのに(笑)
そしてなんというか、それは。。。
すごく、論理的、、、というか、正直、
めんどくさい話で、そして、「正しい意見」で。。。
でも私には、それがなんだか。。。
こうやって、自分を守ろうとすればするほど、
空回るんだなぁ。。。
なんて、映っていたりした。。。
・・・と同時に。
でも彼も、本当はすべて解っているんだろう。。。
解ったうえで、あえてやってるんだな、この人は。。。
・・・ということが、、、
私も、なぜかどこかで解っていた。。。
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彼は頭も良かったし、勘が鋭い人だったから、
おそらく、私の「本質」も見抜いていただろうと思う。。。
あの、「絵描きの彼」のように。。。
だから私なら、彼があのパートの彼女に対して
なぜイライラしているのか。。。
その理由も、十分承知だろうということも、
彼はおそらく、見抜いていただろうとも思う。。。
見抜いたうえで。。。
どこかで、私の反応を見ているようなところが、
彼にはあったような気がする。。。
そういう人には、嘘はつけない。
本音しか言えない。。。
でも私にはそういうのが逆に。。。
心地よかったりもした。。。
心置きなく、本音だけを言える。。。
彼は相手の、「本音」だけを受け入れる。
・・・ということが。。。
たとえその本音が、、、
自分にとって厳しいものであろうとも。
醜いものであろうとも。
それがその人の本音であれば。。。
彼はそれを、そのまま受け入れる。。。
そういう人だった。。。
あのお店の中で、
私が一番本音でつきあっていたのは、
実はあの店長だったし。
「本当の私」を見抜けていたのもまた、
あの店長だけだったようにも思える。。。
あの、「恐怖政治」を行う独裁者みたいな
店長のもとで働く人たちは。。。
みんな、私のところに「癒し」を求めてきていた。
それはおそらく。
私が、「こっそりヒーラー」の修行を目的にして、
私自身が、それを演じようとしていたから。。。
あの店長が、「王」を演じていたのならば、、、
私は、「ヒーラー」を演じていた。。。
でも、そうやって「演じる私」のもっと奥にある、
「素の私」を見抜いていたのはきっと、
あの店長だけだし。
「王」を演じる彼の「本音」を見抜けていたのも、
おそらく、私だけだっただろう。。。
「この店で、一番恐いのは、
Lyricaさんですよね」
・・・と、彼は言っていたから。。。
そうやって、「見抜く人」であった彼に対して、
「甘ったるい嘘」をつくことは、、、
彼の信用を失うことでもあった。
店長に目の敵にされていたパートの彼女は、
控えめで、店長に逆らうことなく、
言われたことを、なんでも「はい、はい」と
聞いているような人だった。
でも、「見抜く人」であった彼は、、、
彼女のそういうところに、いつもイライラしていた。
なぜなら、彼女のその「従順さ」は、
店長への「忠誠心」や「信頼」から
生まれているものではないことを、
彼は見抜いていたから。。。
「ことなかれ主義」的に、仕事だけをして、
表面的には平和に振る舞う彼女に対して。
表面に波風を立てて嵐を呼ぶのは、
いつも店長のほうだったけど。。。
実際に、相手に真剣に向き合っていたのは、
実は、店長の方であった気がする。
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若い従業員が多かったそのお店の中で、
パートの彼女と私は、同じ主婦ということで
話が合い、彼女とも、いろんな話をした。。。
彼女は彼女で、「心底」、
店長のことを嫌っていた(苦笑)
「あの人は、頭がおかしい」
・・・と、本気で言っていた。
「Lyricaさんが入る前なんて、、、
もっと、ひどかったんだから。
いつも、カウンターの隅で泣いていたわ」
・・・と言う彼女の話によると。。。
以前は店長と、もうひとり古株の女の子が
タッグを組んで。
パートの彼女に対して、ひどい仕打ちを
していたのだそうで。
それを見かねたお客さんが、
本社に苦情を入れたことがあったらしく。
店長は、始末書まで書かされたのだとか。
お客さんに注意されるほど、
そんな露骨だったのか。。。と思ったら。
人って本当に。。。
タッグを組んだり、仲間が出来たりすると、
いろいろ見えなくなるんだな。。。と。
ちょっと、怖くなった。。。
それにしても。。。
もし私だったら、そこまでひどい仕打ちをされたら。
きっと、黙っていないだろうし(苦笑)
ガンガン言いたいこと言ってから、
サッサと辞めていきそうなものだけど。
彼女は、何も言わずに黙って耐えて。
まぁ、こうして裏で愚痴は言ってるけど(苦笑)
それでも辞めずに仕事を続けていて。
そういう、、、私とは全く違う彼女の在り方に、、、
私は、いろんなことを考えさせられた。。。
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つづく