TRIQUETRA ~Tributary Zone~ -10ページ目

TRIQUETRA ~Tributary Zone~

2代目のブログです

父が亡くなったくらいからの

出来事は。。。

 

私にとっては。

 

「つい最近」

 

・・・の出来事のように感じて

しまうのだけど。

 

 

その、「つい最近」の記憶こそ、

なんだか色々曖昧で。

 

思い出すのに苦労する。。。

 

 

昔の想い出のほうが、

色鮮やかに感じるのは。。。

 

 

やっぱり、そこに。。。

 

「想い出補正」が、

かかっていたりするから

なのかしら。。。

 

・・・と。

 

 

ふと。。。思った。

 

 

*******

 

 

『ドールマン』の翻訳を始めて、

しばらくたった頃。

 

ブログ上で、呼びかけてみた。

 

 

「読みたい人、

いらっしゃいますか?」

 

 

・・・と。

 

 

 

今もそうだけど。。。

 

昔から私は。

 

自分のブログを、多くの人に

読んでもらいたい。。。みたいな

気持ちが薄かったから。。。

 

特に宣伝もしなかったし、

自ら読者を増やそうと奔走する。

 

・・・みたいなこともしたことが

なかった。

 

 

なので。

そんなブログを読んでいる人は、

だいぶ、レアな方々だと

思っていたし(笑)

 

やっぱり。。。

 

どこかで何かの、縁がある

人達なのだろうな。。。と。

 

そんな風に思っていた。

 

 

あの頃は、ウイングメーカー関連

専用のブログを書いていたので。

 

その呼びかけは、

そちらのブログ上でしてみたのだけど。

 

 

それこそそこは。

日記ブログよりも、相当

マニアックな場所でもあったから。

 

 

そんな中で、「読みたい」と

名乗りをあげるような人というのは。。。

 

 

ウイングメーカーにも、何かしらの

縁がある人なのだろう。と。

 

そんな風に思っていた。

 

 

だから。

 

そういう人達にだったら、

自分が訳したものをシェアしても、

大丈夫だろう。。。と。

 

そう思ったのだった。

 

 

もとより、著作権やら何やらが

あったから。

 

そこまでたくさんの人に、

シェアすることは。

 

やっぱり、私も気が引けていた。

 

・・・というのも、

もちろん、あったけど。。。

 

 

 

その時に、名乗りをあげて

くれた人達は。。。

 

想像していたよりも、多くて。

 

多くて。と言っても、

ほんの、10人とか15人とか。

 

たしか、そのくらいだった

ような気がするけど。。。

 

 

そして、ほとんど全員が、

私の知らない人達だった。。。

 

 

どうやってシェアしようか。。。と、

あれこれ考えたのだけれども。

 

ふと、思いついたことがあり。

 

 

なので、鍵付きのブログを

作って。。。

 

そこに各チャプターごとに。

 

翻訳文をあげていくことにした。。。

 

 

そして。。。

 

名乗りをあげてくれた、

ほんの数人の方々に。

 

そこの鍵を、渡した。。。

 

 

*******

 

 

私はあの時、

その人達に。

 

ひとつだけ、条件を出した。。。

 

 

この物語を読んで、

感じたことや思ったことを、

コメント欄で、シェアしてください。

 

・・・と。

 

 

ジェームズが、「Spirt State」という

サイトでやりたかったであろうことを。

 

いや、実際はジェームズの

真意は解らないけれども。

 

 

私自身が、そう感じたことを。

ここでもやろう。。。と。

 

やらないと、意味はないよな。と。

 

 

あの頃の私は。。。

そう思ったのだ。。。

 

 

 

「同級生」として。。。

 

そこに集う人たちがみんな。

 

「教師と生徒」という形ではなく、

「全員が平等な立場」で。

 

お互いの思いを語り合うこと。

 

 

それが、それぞれの

成長に繋がる。。。

 

 

それは私自身が、実体験として。

しみじみ感じてきたことだったから。。。

 

 

 

 

でも、結果的には。

それは、失敗に終わったと思う。

 

 

私に、ああいう風に言われたから。

 

頑張って、意見を書いてくれて

いたのは、見ていて解ったけど。

 

なんだか、みんな。

 

すごく無理しているような

感じがしていた(苦笑)

 

 

そして、意見を述べる本人が、

それを楽しいと感じない限りは。

 

義務だと感じているうちは。

 

そういうのは、続かない。

 

 

 

また、中には本当に、

色々と意見を書いてくれた

人もいたけど。

 

それに対して、

誰も、反応しない(泣笑)

 

 

でも。。。

そこで私が、レスを書いたら。

 

結局、そこに。

 

「Lyricaが中心」という形が出来て

しまいそうだったから。。。

 

私は必死で黙っていたけど(苦笑)

 

 

なんだか。

期待していたような展開は。

 

そこでは起こらなかった。。。

 

 

昔、私が。。。

 

フォーラムや、ミクシィで、

体験したようなことは。。。

 

 

 

でも、まぁ。。。

 

それは、それ。ということで。

 

私はその後も。

 

黙々と、訳文をシェアし続けた

のだけれども。。。

 

 

今となってみると、結局。。。

 

それ自体が。。。

 

「翻訳すること」自体が。

 

 

私自身を大きく成長させて

くれたことも、よく解る。。。

 

 

だからやっぱり。。。

 

すべては、完璧なのだなぁ。。。と。

 

 

*******

 

 

そんなこんなしているうちに。

 

直接的なキッカケは何だったか。

もう、あまり覚えていないのだけど。

 

 

翻訳者の彼との遣り取りに。

 

私はなんだか。

いろいろ疲れてしまったので。

 

だから、言ったのだ。。。

 

 

「あなたがいつまで経っても、

ドールマンの翻訳を開始しないのなら。

 

私はもう、ここにいる意味も感じないので、

WMFJはやめます」

 

・・・と。

 

 

二度目の辞める宣言をした。

 

 

その時やっと。

 

彼は折れてくれて。

 

 

「解りました。翻訳をします」

 

・・・と、約束してくれた。

 

 

そして彼は、こう付け加えた。

 

「そのかわり、あなたも

手伝ってください」

 

・・・と。

 

 

私はあの時もまた。

 

今度こそやっと、

「スタートライン」に立てるな。。。

 

・・・と。

 

そう思ったのだけど。

 

 

 

無情にも。

 

カルマはまた。。。

次の嵐を運んできた。。。

 

 

*******

 

 

つづく

私のイメージの中では。。。

 

ウイングメーカーというものは、

この日本ではかなり、「誤解」されて

捉えられているように感じていた。

 

 

ウイングメーカーの世界は、

あれだけ深いのに。。。

 

いつまでたっても、日本では。

 

その「表面の部分」のみに執着したままで、

その先に進めなくなっていることが。

 

私には、歯がゆくて歯がゆくて、

仕方がなかった。

 

 

ジェームズの真意が。。。

ちゃんと、伝わっていないことが。

 

私にはストレスだった。。。

 

 

結局。。。

 

こういうのもまた。

 

私のエゴだったように、

今は思うけど。

 

エゴ。。。というか。

余計なお世話。。。みたいな。

 

 

 

そういうジレンマを抱えつつも。。。

 

だったら、ウイングメーカーについて、

ちゃんと説明して。と。

 

そう言われても。

 

それもまた、難しいことだった。。。

 

 

19歳の時の体験で解ったことを、

言葉ではうまく説明できないのと

同じように。

 

ウイングメーカーのこともまた、

それは、「言葉」では、

到底、説明しきれないものだと。

 

そう思っていたから。。。

 

 

・・・というか、説明すればするほど。

 

それは、どんどん。

 

その「真髄」から、逸れていって

しまうような気がしていたから。。。

 

 

 

ジェームズは、、、

 

「このマテリアルは、一部の

人達のためのものだ」

 

・・・と、そう言っていた。

 

 

この言葉は、受け取り方によっては、

ひどく誤解を生む言葉だと。。。

 

そう思いはしたけど。

 

 

私には、なんとなく。。。

 

ジェームズが何を言いたかったのかが、

解るような気がしてしかたなかった。

 

 

ウイングメーカーの世界というものは。

 

解る人には解る。

 

・・・なのだろうと思う。

 

 

見える人には見える。。。

感じる人には感じる。。。

 

・・・みたいな。

 

 

つまり、「解る人」。。。というのは、、、

そこに、「縁がある人」ということ。。。

 

 

そして私のこの言葉さえも。。。

 

きっと、受け止め方は人それぞれで。

 

 

たくさん、、、

誤解されると思う。。。

 

 

*******

 

 

翻訳者の彼は。。。

 

間違いなく、「縁がある人」だとは

思っていた。

 

そこは、確信していた。

 

 

ただ、その立ち位置は、、、

ものすごく微妙だ。。。と。

 

いつも思っていた。

 

 

この日本では。。。

 

それが、「本」という形で。

「出版社」を通して出版されたことにより。

 

他の国とは多少、、、

事情が違ってきてしまっていたので。。。

 

 

私はその微妙な形が。。。

 

なぜこの、日本でだけ起こって

しまったのだろう?と。

 

そういうことを、よく考えた。。。

 

 

今では、もしかしたら。

 

中国も、そんな感じなのかも

しれないけど。

 

そのあたりはよく、解らない。。。

 

 

 

私がウイングメーカーに

出会った当時は。

 

2003年頃は。

 

ウイングメーカー・ファンによる、

ウイングメーカーに特化したサイトが、

もっと、たくさんあった。

 

そしてそこには、

いろんな色があった。

 

 

けれども、本となり出版されることで、

そういったサイトはすべて、

閉鎖させられることになり。

 

ある意味、翻訳者の彼のサイトの、

「独占」という形が。

 

そこに現れてしまうことになった。

 

 

もちろんこれは。

彼の責任ではなく。。。

 

多分、出版社側の事情なのだろう。

 

 

そして、本として出版したことは、

こういったリスクだけではなく。

 

もちろん、良いこともたくさん

あったわけなので。

 

それは、それ。

 

・・・だったことは、

解っているのだけど。

 

 

そういう流れによって。

 

その翻訳者の彼の発言が。

 

「いちファン」の発言ではなく、

「ウイングメーカー研究の第一人者」の

発言のようなイメージが定着して

しまったことが。

 

 

実は私には。。。

 

ずっと、違和感だった。。。

 

 

 

だから、彼にはよく言ったものだ。。。

 

「言葉には、気をつけて」

 

・・・と。

 

 

あなたの発言が。

周りにどれだけ影響を与えてしまうか。

 

そういうことに、

もっと、意識的になって。。。と。

 

 

私は結構。

うるさく言っていたものだ(苦笑)

 

 

彼としては。

 

自分だってファンなのだから、

言いたいことを言わせろ~~って

感じだったのだろうけど。

 

 

まぁ。

そんなことでも、よく揉めた。

 

 

*******

 

 

これは、余談ではあるのだけど。

 

いつか、書いておこうと

思っていたことで。

 

 

ここでも以前、何度か書いた、

『ドールマンの予言』という

ジェームズの小説は。。。

 

その原題は。

 

『The Dohrman Prohecy』という。

 

 

そしてこの、

「prohecy」という言葉は、

辞書でその意味を調べると。

 

「予言」と、「預言」。

 

どちらも載っているのだけど。

 

「予言」と「預言」というのは、

その意味合いが、少し違う。

 

 

だから私は、この言葉を訳すとき、

どちらの「よげん」が、それに

ピッタリくるのか。。。と。

 

相当悩んだ。。。

 

 

その物語の内容を読んでみても、

それは。。。

 

「予言」とも、「預言」とも。

 

どちらとも取れるからだ。。。

 

 

そんな感じで。

 

ジェームズの書く物語というのは。

 

本当に、聖書のように。

多次元的だった。。。

 

 

*******

 

 

本家で、その『ドールマン』が

リリースされてしばらくたった頃。

 

 

翻訳者の彼が、メルマガ上で、

ドールマン特集のような企画を行い。

 

そこで、新作の小説について、

あれこれ紹介をしていた。

 

 

私はその時。。。

 

このあとすぐに、彼はドールマンの

翻訳を始めるのだろう。と。

 

そう思っていた。

 

 

けれども、彼は。

一向に、それを始めなかったので、

訊いてみると。

 

今のところ、翻訳する気は、

まだない。。。と。

 

彼はそう答えたのだった。。。

 

 

「えーーー。だったらなぜ、

あんな特集をしたの?

 

あんなほんのちょっとだけ、

情報をチラ見させられて。

 

あれこれ、語られたりしたら。

 

ファンだったら誰だって、

その内容が気になるし。

 

読みたくなってしまうのに。」

 

・・・と、そう思った。

 

 

だから私はあの時も、

彼に、今すぐ、翻訳を始めるよう、

促したのだったと思う。。。

 

 

出版社が云々とか。。。

彼はあれこれ言っていたけど。

 

とりあえず、やろう。

 

あとのことはいいから、

とりあえず、まずは翻訳を始めようと。

 

 

あの頃の私は結構。。。

一生懸命だった(笑)

 

 

 

ファンのみんなが読みたがって

いるだろうから。。。

 

・・・という気持ちも、

もちろんあった。

 

 

でも、それ以上に。。。

 

アメリカ本家の流れと。

なるべく、差がないほうがいい。と。

 

そういう思いが強かった。。。

 

 

なぜなら、きっとジェームズは。

 

「流れ」を読んでいるはずだから。と。

 

そう思っていたから。。。

 

 

そのタイミングを、、、

出来るだけ、逸したくない。。。と。

 

あの時の私は、、、

そう思っていたのだ。。。

 

 

なぜなら。。。

 

ドールマンがリリースされた

そのタイミングが。。。

 

私にとっては本当に絶妙で。。。

シンクロの連続で。。。

 

それはそれはもう。

感動したからだ。。。

 

 

*******

 

 

・・・と同時に。

 

翻訳者の彼の立場も、

大変だ。。。

 

・・・とも、思っていた。

 

 

本当に単なる、いちファンの

ままだったら。。。

 

そんな「重責」を担わずに

済んだのだろうから。。。

 

 

でも、現実は、「今」なのだ。。。

 

今の彼は。。。

そこに立ってしまったのだ。

 

 

これもまた、運命。

 

 

だから、大変なのは解るけど。

 

ひとりで握るのは、

やめよう?

 

私も、手伝うからさ。と。

 

 

そういう気持ちだったけど。

 

それでも彼が、頑として、

動こうとしないのを見て。

 

 

私は相当、

イライラしていた。

 

 

彼には彼の考えがあるのだ。。。

 

彼には彼の、

タイミングがあるのだろう。。。

 

・・・と。

 

何度も何度もそうやって、

自分に言い聞かせたけれども。。。

 

 

でも。

そのイライラは、日に日に、

増すばかりで。。。

 

 

本当に、見事に。。。

 

いつまで経っても、どこまで行っても。

彼とは、合わなかった。

 

ズレてばかりいた。

 

 

だからいつも、自問自答していた。

 

 

私は本当に。。。

 

この人を自分の「太陽」として。

「月」の役割を担う必要が

あるのだろうか?

 

・・・と。

 

 

*******

 

 

そんな中、ある日突然。

彼が。。。

 

「この本を翻訳することに

決めました!」

 

・・・と、言い出した。

 

 

それは、ドールマンではなく、

まったく、別の本だった。。。

 

 

それは。

宇宙人にアブダクションされた

人の体験談。。。とでもいうか。。。

 

私にとっては、

タイミングがズレまくり。。。

 

・・・みたいに感じてしまった本で。。。

 

 

もちろん、彼がそれを翻訳する

気持ちに至るまでの経緯を、

私も横で見ていたから。

 

彼のその行動の理由も、

もう、だいたい解っていたけれども。。。

 

 

でも、あの時も思った。。。

 

 

「また、そっちの誘惑に

乗ってしまうんだね」

 

 

・・・と。

 

 

彼はやっぱり。。。

 

こっちには、来れないんだ。と。

 

 

あの時も、思った。

 

 

 

実を言えば。

 

その宇宙人本の翻訳の話と。

 

以前書いた、フォーラムに登場した

異次元のガイドが云々の話を

していた人の話しと。

 

どちらが先に

起こったことだったか。。。

 

ちょっと、うろ覚え。。。

 

 

でもあの頃はそうやって。。。

 

翻訳者の彼に対して。

 

「進むか、戻るか」

 

・・・の流れが起きているように。

 

私が感じていたのは確かで。

 

 

それは、ここに書いた「仕事」に

関わることだけではなく。

 

もっと、プライベートなことに

関することでもまた。

 

それと同じ流れが。

 

彼には起こっていたように、

私には見えていて。。。

 

 

まぁ、でも。

 

こういうこともまた。

 

彼視点で物語を創ったとしたら。

 

同じ出来事でもまた、

全然違う物語になるのだろう。。。

 

 

 

なにせ、私たちは。。。

 

どこまでも、ズレていたから(苦笑)

 

 

*******

 

 

そうやって。

 

一向に彼が、ドールマンの翻訳を

始めようとしないのならば。

 

私がやろう。。。と。

 

 

ある時、思い立った。。。

 

 

 

それで。

 

本当に読みたいと待っている人に、

シェアしてあげればいいんだ。。。と。

 

 

 

けれども、それは。

 

ほんの少数の。

 

「本当に縁ある人」だけへの

シェアになるだろう。。。とも

思っていた。。。

 

 

*******

 

 

つづく

ホピの彼女のパートナーだった人は、

ある創作活動のプロで。

 

彼女はその人の、アシスタントも

やっていた。。。

 

 

ある時、パートナーの彼が

アイデアに詰まってスランプに

陥っていた時。

 

ホピの彼女は、ふと思いついた

ネタを提供してみたのだそうだ。

 

 

「こんなのどう?」

 

・・・と。

 

 

それを基に、出来上がったその

作品が、その後、けっこう大きな賞を

受賞することになり。

 

 

その授賞式の時に、その彼は、

いろいろとインタビューを

受けたのだそうだけど。

 

 

「でもね。彼ったらさ。

 

さも、この作品は自分一人で

作ったみたいな感じで得意げに

話してて。

 

私のことなんて、まったく

言わなかったからね」

 

 

・・・と。

 

ホピの彼女は言っていた。

 

 

そして私たちは、お互い、

目と目を合わせて苦笑い

しながら。

 

 

「ま、こんなもんだよね」

 

 

・・・と、諦めのため息を

ついていた。

 

 

*******

 

 

あの時、私の頭の中には、

映画、『コンタクト』に登場していた、

「ドラムリン教授」が浮かんでいた。

 

 

エリーの手柄を、

全部、横取りした上司の姿が。

 

 

あの映画を観た頃は。。。

 

ドラムリン教授って、イヤな人だ。

 

・・・と、そう思っていたものだけど。

 

 

そのうち、だんだんと。

 

それは、ドラムリン教授に限った

ことではなく。

 

男の人なんて、みんなそうなんだな。

 

・・・と(苦笑)

 

そう思うようになっていって。。。

 

 

なんだか。

果てしなく虚しい気持ちに

なったものだ。。。

 

 

 

以前も書いたかもしれないけど。

 

我が家の夫だって。

 

私が夫にあれこれ話したことも。

 

いつの間にかその、

「妻から聞いた」という「事実」を、

綺麗さっぱり忘れてしまっていて。

 

いつの間にか、それは。

自分で発見したことになっていて。

 

それを私の目の前で。

 

何も悪びれる様子もなく、得意げに。

 

他の人に語っている姿を

よく見たものだ(泣笑)

 

 

ひどい時なんて。

 

それをそのまんま。

私に語り聞かせようとしてくるし。

 

 

私は、夫には遠慮がないので。

 

「それって、私があなたに

教えたことじゃん!!」

 

・・・と、その都度怒っているうちに。

 

今はそういうことに対して、

かなり、気をつけるようになって

くれたから。。。

 

それだけでも私は。

嬉しかったけど。

 

 

ただ、未だに。

時々、語ってくることはあって。

 

そのたびに私は、

苦笑いになる。

 

でももう、半ば、

諦めていて(泣笑)

 

いちいち、怒る気も

なくなったな。今では。

 

 

 

私が最初に。

こういうことを気にするように

なったのは、そうやって。

 

やっぱり、夫のそういうところが

キッカケではあったけど。

 

 

翻訳者の彼とのメルマガでの

出来事で。

 

なんだか余計に。

そういうことが、気になるように

なってきてしまった。

 

 

以前は、うっすらと感じながらも、

そこまで気にしていなかったことが。

 

あれを機に、自分の中で、

すごく、気になることになった。

 

 

それは多分。

 

その背景に、私の大好きな

ウイングメーカーというものが

あったからなのだろうと思う。。。

 

 

マテリアルに対しての解釈が、

私とはあまりに違い過ぎていた彼に。

 

私の思いをすべて、

横取りされるのが。。。

 

 

きっとどこかで、

赦せなかったのだろう。。。

 

 

*******

 

 

そして。

そういう目で、世間の男性を

見渡してみれば。

 

 

多くの男性が、話すときに。

 

 

「〇〇さんから教えてもらった

ことなんですが」

 

「〇〇さんの話を聞いて、

思ったことなんですが」

 

 

・・・みたいな、前置きは省くよな。と。

 

そう思った。。。

 

 

多くの男性が。

 

「これは、こうなんです。

こういうことである」

 

・・・と、断定する形で話すのだ。

 

 

公の場で。

 

「〇〇なのかなぁ?」

 

・・・みたいに話す男性は、

あまり見かけない。。。

 

 

 

あとは例えば、

精神世界でいったら、

イエスとかブッダとか。

 

それだけでなく。

いろんな分野で「偉人」と

言われる人の名言を持ち出して。

 

 

それについて、

あれこれ解説するのもまた、

男性なのだ。

 

まるで、自分の手柄のように(笑)

 

 

 

私はもっと。。。

 

その人自身の、素直な思いが

聞きたいし。

 

その人自身の素の物語を、

もっと知りたいのだけど。

 

 

そういう話は、男性達は

あまりしたがらないし。。。

 

「需要」で言ったら、まだまだ、

 

「力強い断言」

 

・・・のほうを、必要としている人の

ほうが、多い世の中なのだろう。。。

 

 

 

男性のそういう

 

「虚栄心」(と、私には映る)

 

みたいなものは。。。

 

 

ホント、無意識なんだな。。。と。

 

それは解っていたけど。

 

 

なんだかそういう部分が。

いつも私を、モヤモヤさせていた。

 

 

*******

 

 

いつだったか、昔。。。

 

ハーブの勉強をしていた頃。。。

 

医学博士のある男性の先生が、

言っていたことで、今でもすごく、

記憶に残っていることがある。

 

 

その先生はある時、

『ヒーリングワイズ』という本を

読んで、感銘を受けて。

 

こう思ったのだそうだ。。。

 

 

「この本を読んで、女性のことを

いろいろ知り。

 

それで、思ったのです。

 

なぜ、歴史の中の偉人の多くが、

男性なのか。

 

男性の名前ばかりが残って

いるのは、なぜなのか。。。と。

 

偉大な女性だって、

たくさんいたはずなのに。。。

 

それが、不思議で。。。」

 

 

・・・と。

 

 

「それは、いつの世も。

 

あなたたち男性が全部、

手柄を持っていくからでしょ」

 

・・・と。

 

 

私はあの頃、もうすでに、

そんなことを思っていたっけ(苦笑)

 

 

 

そしてその後、

『ブーリン家の姉妹』という

映画を観た時に。

 

その中で、母親がアンに。

 

 

「男の人には、あくまでも。

自分が主導権を握っているんだと、

思わせるようにしなさい。

 

 

それを、男性が全く疑うことの

ないように振る舞い、気づかれないように

彼を操るのです。   

 

それが、女の奥義ですよ。。。」

 

 

・・・と言っていたセリフが。。。

 

また、やたらと印象に残ったりした。。。

 

 

 

そのセリフを聞いた時は私も、

 

「まったくだ」と。

 

そう思ったけれども、でも同時に。

 

「でも、自分にはそんなのは、

無理ーーーー」

 

・・・とも思ったものだ(苦笑)

 

 

そんな在り方は、私にとっては。

 

ただの「悪女」にしか

見えなかったからだ。

 

 

*******

 

 

男性には、女性にはちょっと

理解しづらい、「プライド」があって。。。

 

それがあることが、

すごく、大変そうに見えたし。

 

そんなものは捨ててしまえば

いいのに。。。と。

 

そうすれば、ラクになるのに。。。と。

 

 

いつも、そう思っていたけど。

 

 

でも。

 

それもまた。

必要なものなのだ。。。と。

 

 

ある頃からは。

そう思うようになっていた。

 

 

 

そして。

私はやっぱり女性で。。。

 

なんだかんだ言っても女性として、

その深いところで。。。

 

「月」としての在り方を

体現したがっていることを。

 

どこかで感じていた。。。

 

 

月の道を。。。

 

 

 

そして。

 

この、「目に見える世界」を

実際に大きく動かしていくのは。

 

そういうプライドを持っている、

男性の役割だ。。。と。

 

どこかでそんな風に感じていた。

 

 

だから女性として私は。

 

その男性を、裏で支える。

 

・・・という、役をやりたかったのだ。。。

 

 

 

でも、現実では。

 

自分は「月」を体現したいという、

そういう願いとは裏腹に。。。

 

 

仕事上でパートナーを組んだ

翻訳者の彼に対して。

 

 

「あの人、私の手柄を

持っていった~~!!」

 

 

・・・と、怒る自分がいて(苦笑)

 

 

もう。。。

 

これは、どうしたものか。。。と。

 

 

あの頃は。。。

 

そんなことをよく、

考えていた。。。

 

 

*******

 

 

つづく

「今、〇〇さん(翻訳者の彼)と一緒に、

WMFJの仕事をやってたりするんだ」

 

・・・と、私が言うと、ホピの彼女は、

一瞬。

 

本当に、ほんの一瞬だけ、

驚いたような顔をしていたけれども。

 

そのあとすぐ。

 

「へぇ。そうなんだ」

 

・・・と、平静を取り戻していた。

 

 

実際に会ったこともある。と言うと、

彼女が、「彼はどんな人だった?」と

訊いてきたので。

 

私は逆に、「どんな人だと思う?」と。

 

質問を質問で返した。

 

 

ホピの彼女は。。。

 

「うーーん。。。優男って感じ?」

 

・・・と言って、私は。。。

 

「うーーん。多分、想像とは

違うと思う」

 

・・・と、そう答えた。

 

 

 

なんて、女子の会話なんだろうと。

 

そう思った(笑)

 

 

女子は。

その仕事内容云々よりも。

 

やっぱり。。。

その人の人となり。のほうが、

重要なのだ。。。

 

 

 

優男云々はともかく。

 

彼女の言っていることは、

なんとなく解るような気がした。

 

 

私も、ネット上の彼からは、

「水瓶座の香り」を感じていたけど。

 

実際に会ってみたら。

彼からは、「蟹座の香り」しか

感じなくなった。

 

・・・みたいなことがあったから。

 

 

やっぱり、ネット上とリアルでは、

そのイメージはだいぶ変わるものだよね。。。

 

・・・と。

 

その時もまた、しみじみ思った。

 

 

 

昔。

 

翔子ママとメールしていた時も、

メールとリアルのギャップに

驚いたりしたことがあったけど。

 

そういうものなのだろうと思う。

 

 

ネット上とリアルでは、

違うのだ。。。

 

 

 

まぁ、中には。

「こう見られたい自分」を演出して。

 

そちらのイメージに、意図的に

誘導しようとする人もいるけれども。

 

 

たとえ、相手が。

そうでなかったとしても。

 

 

やっぱり人は。。。

そこに、自分の「フィルター」をかけて、

相手を「想像」してしまうから。。。

 

それは。

リアルで会ってさえもなお。。。

 

やっぱり、「フィルター越し」で

相手を見てしまうものだから。

 

 

そういうのはネット上では、更に、

ひどくなるのだろう。。。と。

 

 

だから私は。。。

 

こういう経験を何度も繰り返すうちに、

どんどん。

 

 

ネット上でのその人の姿。

 

・・・というものを、

信用しなくなっていった。。。

 

 

リアルで会ってみなければ、

本当のところなんて、絶対に

解らない。

 

・・・と。

 

 

いつしか。。。

そう思うようになっていた。

 

 

 

以前、あの絵描きの彼は。。。

 

心理学を学んでいただけあって、

人の心理には詳しかったし。。。

 

だから、私がそうやって。

彼のことを過剰評価してしまうのを

逆に心配して。

 

 

「ネットの自分とリアルの自分は

違うんだよ。Lyricaさん。

 

僕は、魔法の世界の住人を

演じているだけなんだ」

 

 

・・・なんて言ってくれたけど。

 

 

私は。。。

 

そういうことはもう、重々解って

いながらもまだ。。。

 

こう答えることが出来るほどに、

あの頃は、ピュアだった(笑)

 

 

「解っているよ。

 

でもたとえ、

それが事実だとしても。。。

 

それでも、ネット上のあなたも、

あなたの一部であることに

変わりはないよ。。。」

 

・・・と。

 

 

それがもう。。。

 

いつの間にか。

どんどん、スレてしまって(苦笑)

 

ネット上の姿なんて、

信用ならない。

 

みたいに変化してしまった。。。

 

 

大人になるって。。。

 

つまんないね。

 

 

*******

 

 

ホピの彼女とは。。。

 

長い間、会っていなかったし。

 

実際に交流していた期間も、

そこまで長かったわけではないの

だけれども。

 

でも。

 

なぜか彼女に対しては。

 

どこか特別な繋がり感みたいなものを、

感じていたし。

 

「同級生」

 

・・・的な感覚が、

昔からあったから。。。

 

 

だから、彼女には。

相当、気を許していたところが、

私にはあったと思う。。。

 

 

あの頃はちょうど。

 

翻訳者の彼とのあれこれが、

絶賛継続中で。

 

私もかなり、ストレスが

溜まっていた頃で。

 

だから、つい、

口がすべったのだった。

 

 

「一緒にメルマガを書いていたらさ。

なんだか、全部持っていかれた

ような気がしちゃって。

ちょっと、腹が立ったんだよね」

 

・・・と。

 

 

あの時。。。

 

たったそれだけしか

言わなかったのに。

 

ホピの彼女はなんだか。

それですべて解ったような感じだった。

 

 

そして彼女は、こう言った。

 

 

「Lyricaさん、あのね。

本当にやりたいことは、

絶対に。


男の人とパートナー、

組んじゃダメだよ」

 


・・・と。

 

 

「どうして?」

 

 

・・・と訊くと。

 

 

彼女は、自分の体験談を

話してくれたのだった。。。

 

 

*******

 

 

つづく

いつの頃からだったか。。。

 

「2012年に何かがある」

 

・・・と。

 

漠然と、そう感じていた。

 

 

厳密には、「2012年」ではなくて、

 

「私が〇〇歳になった年に」

 

・・・だったのだけど、その年が、

「2012年」だったのだ。

 

 

 

スピリチュアルの世界を知ったばかりの頃、

ある時、「アセンション」の情報に

辿り着き。。。

 

それが起こるのが、「2012年」だと

言われていると知った時は。

 

昔から、漠然と感じていたものは。

 

このことだったのかしら?

 

・・・と。

 

そんな風に思ったこともあった。

 

 

でも、そのうちに。

 

巷で言われているような

アセンションは、多分ないだろう。と。

 

そう思うようになり。。。

 

 

じゃあ。

 

この、漠然とした予感みたいな

ものって何なのだろう?と。

 

 

長い間ずっと。

そう思っていたものだ。。。

 

 

 

今となってみれば、あれは。。。

 

 

「その年に、親を亡くす」

 

 

・・・という予感だったのかも

しれないな。と。

 

そんな風にも思う。。。

 

 

 

やっぱり。。。

 

親を亡くす。。。という出来事は、

子供にとってはすごく、

大きなことだ。。。

 

 

その、人生の重大事を。。。

 

もしかすると私は。。。

 

随分昔から、予感していたの

だろうかと。。。

 

そんな気がした。。。

 

 

 

2012年が過ぎると、

自分の中にまた、

漠然とした予感?のようなものが、

新たに浮かんできて。

 

それが、今度は。

 

「2020年に何かが起こる」

 

・・・だった。

 

 

父のこともあったから、、、

まさか、今度は母が?なんて。

 

つい、思ってしまったりも

したのだけど。

 

今のところは、

そういうことでもなさそうだ。。。

 

 

それよりも今年は。

 

コロナとか。

そういうことがいろいろと

起こっているので。

 

どちらかというと、

そっちの予感だったのかしら?

 

・・・と、今は思っていたりもするけど。

 

 

でも、今年は。。。

 

夫の両親が二人揃って

亡くなったりもしたので。

 

いろいろと、思うことはあった。。。

 

 

2020年は、まだ終わっていないので。

 

過ぎてみないことには、

なんとも言えないところだけど。。。

 

 

 

でも、何にしてもそれは。。。

 

自分にとっての何か、

「節目」となる年だったり

するのかもしれないな。。。

 

・・・とは思う。。。

 

 

*******

 

 

2012年の終わりには、、、

すごく、懐かしい人に再会した。。。

 

それは、ホピの彼女。。。

 

 

彼女とは、以前。。。

 

「2012年の冬至には、

一緒にいたいね」

 

・・・と。

 

そう語り合っていたことがあったけど。

 

 

その約束が。

ほぼほぼ、現実になった。。。

 

 

何がどうなって、彼女と

会うことになったのか。。。

 

その経緯を今の私はもう、

すっかり忘れてしまったのだけど。

 

 

でも、それまで随分長い間、

交流を絶っていた彼女と。

 

あの年、あの時に再会できたことは、

なんだか、感慨深かった。。。

 

 

 

彼女との出会いもまた、

ウイングメーカーのフォーラム。

 

そして。

 

私の中では、彼女もまた。

 

かなり縁の深い、ソウルメイトだと。

 

そう感じている。

 

 

 

最後に会った時に、

彼女はタロットを勉強し始めると。

 

そういう話をしていたけれども。

 

あれから、何年経っていたのだろうか。。。

 

 

2012年に再会した時は、

彼女はもう、すっかり、

立派なタロット占い師になっていた。

 

 

以前は。

 

どちらかと言うと、ニューエイジ系の

スピに寄っているようなイメージだった

彼女だけど。

 

再会した時は、完全に、

こっち寄りな人になっていた。

 

 

「こっち寄り」。。。というのもまた、

変な表現だけど(笑)

 

 

何と言うか。。。

 

カバラとか、占星術とか、タロットとか。

神話とか聖書とか。

 

そういう、伝統的なものに

関心を持つようになっていた。

 

 

 

だからなんだか。。。

 

長い間会っていなかったし、

交流も途絶えていたけれども。

 

なんとなくお互い、似たような道を

歩いてきていたのではないのかな。と。

 

そんな気がして、

ちょっと、嬉しくなった。。。

 

 

*******

 

 

この日本では。。。

 

そういう「伝統的なもの」に

興味を持つ人の多くは。

 

ウイングメーカーには

ほとんど、関心を示さない。

 

 

ウイングメーカーというものが、

もう、バリバリのニューエイジ系に

見えるからなのだろうな。

 

・・・と、個人的にはそう思うのだけど。

 

 

そのせいか。

 

日本のウイングメーカー・ファンは、

やっぱり、そういうニューエイジ系の

人が多く。

 

あとは、陰謀論が好きな人とか。

 

 

私はそういう中で、

自分は若干、浮いた存在のように

感じることが、よくあった。。。

 

ひとり、毛色が違う。。。

 

・・・みたいな(笑)

 

 

 

昔。

フォーラムでお仲間とあれこれ

話していた頃は。

 

まったく、そんな感じはしていなかった

のだけれども。。。

 

 

年数が経つうちに。。。

 

日本でのウイングメーカーの

展開の仕方が。

 

自分の在り方と徐々に、

ズレていくのを感じていた。

 

 

日本での。。。と、

私がわざわざ言うのは。。。

 

 

そういう感覚は。

 

西洋のウイングメーカー・ファンの

人達の中にいる時は。

 

あまり、感じなかったからだ。

 

 

まぁ、こういう話は。

もう少しあとにまた、詳しく

書くと思うけど。

 

 

*******

 

 

ホピの彼女は。。。

 

2012年に再会した頃は、もう、

すっかり、ウイングメーカーからは

離れてしまっていたけれども。

 

でも、彼女も一時は、

その世界を好きになった人だから。

 

ちょっと、訊いてみたのだ。

 

 

「あなたはどうして、

ウイングメーカーに惹かれたの?」

 

・・・と。

 

 

彼女は言っていた。

 

ウイングメーカーの絵画を初めて

観た時、思わず。

 

自分の絵をパクられた!

 

・・・と、そう思ってしまったんだって(笑)

 

 

ホピの彼女も、

絵を描く人なのだ。。。

 

私も彼女の描く絵を観たことが

あったけれども。

 

たしかに。

 

彼女の描く絵と、

ウイングメーカーの絵からは、

同じ匂いがするな。。。と。

 

そう思った記憶がある。

 

 

同じ匂い。

 

「異次元の匂い」

 

・・・が。

 

 

パクリ。とは、さすがに

思わなかったけれども(苦笑)

 

 

絵を描く時に、アクセスした場所が、

近かったのではないのかな。と。

 

そんな気はした。

 

 

そういうことがキッカケで彼女は、

ウイングメーカーの世界に

足を踏み入れたようなのだけど。

 

彼女は、「アナサジ族」にも

縁がある人だったから。

 

そういう部分でもまた。

 

ウイングメーカーの神話に、

惹きつけられたのだろうな。とも

思った。

 

 

 

彼女からはそうやって、

「異次元の香り」が漂っては

くるのだけど。

 

でも同時に、伝統的な香りもして。。。

 

 

そういう匂いが。

多分、私は好きなのだろうと思う。

 

 

そして。

 

ウイングメーカー神話もまた。。。

 

 

纏っている衣装はとても

新しいけれども。

 

でも実は。。。

 

とてもとても、「古いもの」で

あるように。

 

私は感じていたから。。。

 

 

だからきっと。

好きだったのだろうな。。。

 

 

*******

 

 

彼女とはあの頃。。。

一緒にフォーラムを去って。。。

 

 

その理由が、

「WMFJの設立」だったから。

 

 

だから今、私がその、

「WMFJ」の仕事を。

 

あの、翻訳者の彼と一緒に

やっている。

 

・・・なんて。

 

 

そんな話をしたら、

彼女は、どう思うのだろう?

 

・・・と思って。

 

 

だから思いきって。

彼女に話してみたのだった。

 

 

*******

 

 

つづく

父の葬儀がすべて済んで、

家に帰ってきた時に、母と目があった。。。

 

 

その時に、母が。

 

「ふぅ。。。

これで、終わったわね。

お疲れ様でした」

 

・・・と。

 

ホッとしたような顔で言ったのを、

今でもよく、覚えている。

 

 

 

身内が亡くなった時。。。

 

なぜ人は、こんなにも「形式」に

囚われなければならないのだろう。と。

 

あの時も思った。。。

 

 

亡くなったあと。。。

 

みんなで故人を偲んで、あれこれ

語り合いたい。。。という気持ちは、

すごく解る。

 

 

だから私は、葬儀もお墓も本当は。

 

亡くなった人のため。。。というよりも、

残された人たちのためにある。と。

 

そう感じているのだけど。

 

 

あんな。

 

システマチックな流れの中。。。

 

葬儀のなんとかプランとか、

オプションとか。

 

 

こういうところまでもが、

「商売」なんだ。

 

・・・と思ったら、馬鹿馬鹿しくて。

 

 

この歴史の中で。。。

 

大昔の、「僧侶」という皮を

かぶった、「商人たち」が。

 

「人の恐怖心をあおる」

 

・・・という手段を使って作った、

馬鹿馬鹿しい伝統。。。

 

 

そういうものが、

こういうところにもまだ、

しっかりと根付いてる。。。と。

 

 

ついね。

そう思ってしまった(苦笑)

 

 

*******

 

 

私の父が亡くなる、

一年前くらいだったか。。。

 

あの、ステンドグラスの彼の

お父さんも亡くなっていて。

 

彼はその少し前に、

長年飼っていた愛犬も亡くしていて。

 

 

だから、父の闘病中も。

 

私は彼から、そういう話を

いろいろ聞いていたのだけど。

 

 

彼のお母さんは、お父さんが

亡くなった後は、ガックリと、

元気をなくしてしまったそうで。。。

 

彼も、心配していた。

 

 

 

でも、うちの母には。

そういうことは、一切なく(苦笑)

 

 

今まで、父に遠慮して出来なかった

ようなことを、あれこれやり始めたり、

 

父の遺品をせっせと

捨てていったりと。

 

 

なんだか、ちょっと。

羽を伸ばしているようにも見えて(苦笑)

 

 

元気いっぱい。。。というのとは

またちょっと違うけど。

 

妙に、淡々としていた。というか。

スッキリした顔をしていた。というか。

 

なんというか。

 

 

なんだかそこには。

 

いろいろな「夫婦の形」が

あるものだな。。。と思うと同時に。

 

母らしいな。とも思った。

 

 

 

昔、私の結婚式の時。

 

花嫁のスピーチで、父も。

そして、夫の両親も涙ぐんでいる中。

 

母だけは涙も見せずに、

普段とまったく変わらない様子で。

 

 

だから、あの時の私は。

 

母って、感情がないのかしら?

 

・・・と。

 

そう思ったものだけど。。。

 

 

今にして思えば、

そんなわけはないだろう。。。と。

 

そういうこともまた、

あの頃に比べればだいぶ、

理解が深まっていたりした。

 

 

 

太陽星座も月星座も魚座の母。

 

その感情は本当は。

溢れんばかりなのだろう。。。

 

 

母はきっと。

 

私よりも、父よりも。

弟よりも。

 

誰よりもきっと。

 

感情に巻き込まれる人なのだと。

 

そう思う。。。

 

 

でも。

 

だからこその、

「宗教」だったのだろうとも思った。

 

 

感情の波に巻き込まれて、

溺れ死にそうになった時。。。

 

そこから救い上げてくれる「手」。。。

 

 

それが、母の場合は仏教で。

 

もっと言えば、紀野先生で。。。

 

 

溺れて苦しい思いを、

これ以上しなくても済むように。。。

 

 

母は、、、


その「手」を心の拠り所とし、

それに対して心から、

忠実になった。。。

 

 

基本、素直で従順であることもまた。。。

 

感情系。。。というか、

「水系」の人の特徴だとも。

 

私は思う。

 

 

透き通る水。。。

 

ピュアな水。。。

 

 

水のエネルギーを太陽に持った人は、

 

「信じる人」

 

・・・になりやすい。。。

 

・・・と。

 

私は思う。

 

 

 

だから、水の人は。。。

 

自分の手を引っ張って。

 

そこから救い上げてくれた

相手によって、おそらく。

 

その人生を左右されるだろう。。。

 

 

誰に出会うか。。。

 

何について行くか。。。で。

 

 

 

水は本来は。

自分が先頭をきって歩くよりも。

 

誰かの後ろをついていったほうが、

その本領を発揮できる。

 

自分の信じる人のうしろで、

その人を補佐し、助けてあげる時。

 

その領域で。

水の人は輝く。。。

 

 

それは、私の憧れる世界であり。

 

また、私の中にはない世界。

 

 

私は、「火」の人だから。。。

 

 

 

母はその、「信じるもの」が。

「従順になるもの」が。

 

父や家族ではなく。

 

仏教や、紀野先生だったのだろう。。。

 

 

母が、外に感情を見せなくなったのは、、、

仏教のせいだったのだろうか?

 

・・・とも考えたことはあったけど。

 

 

多分。

そうではないのだろう。。。

 

 

仏教に影響を受けたのも

たしかだけど。。。

 

 

でもそれ以上に。

 

そこにある「弱さ」が。。。

 

そうさせたのだろう。。。と。

 

 

 

本当は、感情豊かな人ほど。

 

その感情を隠す傾向があるような

気がして仕方ない。。。

 

 

それは。。。

 

その感情に巻き込まれた時。

 

それはもしかすると。

 

私には想像できないほど、

大変だったりするからなのだろうか。。。

 

 

私は、自分の感情に完全に

巻き込まれて。

 

我を忘れる。。。

 

・・・という経験があまりないから。

 

 

本当にそのあたり。。。

 

実感として、解らないのだ。。。

 

 

 

ただ、母は。。。

 

仏教や紀野先生の教えを通して。

 

「教義」という鎧を手にしたことで。

 

その鎧で、弱い自分を

守るようになった。。。

 

 

・・・と。

 

 

私には、そう見えていた。

 

 

 

私にはその「弱さ」は、

逆に、眩しく映るのだけど。

 

 

きっと母にはそういう自分の美しさ。

 

なかなか、見えなかったのだろう。。。

 

 

 

だから私は。。。

 

そうやって、鎧を着こむ前の

母のことが。。。

 

 

大好きだったのだろうと思う。。。

 

 

 

でも、まぁ。。。

 

そういうのもまた、母の生き方だ。。。

 

 

今更もう。

 

私がとやかく言うこともない。

 

母が幸せなら。

 

それでいい。と。

 

 

あの頃の私はもう既に。

そんな心境だったかな。。。

 

 

 

ただ。

 

父の亡くなったあとの

母の在り方を見ていた時に、

なんとなく、思っていた。。。

 

 

「もし、紀野先生が亡くなったとしたら。。。

その時、母はどうなるんだろう。。。」

 

 

・・・と。。。

 

 

*******

 

 

つづく

もし、私が死んだら。。。

 

お葬式とかそういうの、

しないでいいからね。

 

・・・と、家族には伝えてある。

 

お墓にもいれないで。と。

 

 

*******

 

 

父の葬儀の時は、、、

 

変な話だけど。

 

私はちょっと。。。

笑いそうになってしまって。。。

 

それを堪えるのに

必死だった。。。

 

 

でも、あとから聞いたら、、、

夫も子供達もそうだったらしい。。。

 

 

 

最初、お通夜の時。

 

お坊さんが読経を始めた頃、

どこからともなく、一匹の蠅が

飛んできて。

 

その蠅は、払っても払っても、

私達親族の周りを飛び回り。

 

みんなの頭に順番に

とまっていったりして、

そこからずっと、離れなかった。

 

 

アゲハ蝶の件や、

Gの件や。

 

そんなこともあったせいか。

 

あの時もやっぱり。。。

 

「もしかして、これって」

 

・・・と思ってしまったわけ

なのだけど。

 

 

それにしても、蠅って。。。(苦笑い)

 

 

 

しかも、親族みんな。

 

父を偲んで、真面目に

お経を聞いているのに。

 

その蠅はまるで。

 

そんな私たちをからかって

面白がっているかのようで。

 

 

なんだか。

父らしい。。。と。

 

 

思わず、クスッと。

 

笑いそうになった。。。

 

 

 

私達の後ろの席では、

あの霊感の強い伯母と。

 

ひとりの親戚の伯父が。

 

ずっと、喋っている。。。

 

 

伯母もそうだけど。

その伯父も、認知症なのだ。。。

 

 

二人はそこにある

父の遺影を見ながら。。。

 

 

伯父が、「あれ、誰の写真?」と言えば、

伯母が、「そうよねぇ、誰かしら?」と言う。

 

ふたりが、もうひとりの伯母に、

「あれ、誰?」と聞くと。

 

「〇〇(父のこと)でしょ」

 

・・・と、叱られ、一瞬、

静かになる。

 

 

でもそのうちに、また伯父が。

 

「〇〇って、あんな帽子被ってたか?」

 

・・・と言って、霊感の強い伯母も、

 

「被ってなかったわよねぇ?

やっぱり、違うわよ」

 

・・・と言って。

 

 

また、あーだ、こーだと、

二人の間で、「あれは誰?談議」が

始まる。

 

 

そうやって二人が延々、

あれは、父じゃない話をしていると、

耐えかねた、もうひとりの伯母が。

 

「被ってたわよ。

もう、いいから。その話は。

ちょっと、静かにしてて」

 

・・・と、二人を制止した。

 

 

長女である、霊感の強くないほうの伯母に

そう叱られて。

 

ふたりは、しばらくの間は

黙っているのだけど。

 

また、始まる。

 

 

「あれ、誰の写真だ?」

 

・・・と(苦笑)

 

 

 

お通夜の時も、そんな感じだったけど。

 

葬儀の日の読経の時も。

 

それとまったく同じ会話が、

その二人の間で始まった時は。。。

 

 

私はなんだか。。。

 

ドリフのコントを

聞かされている気がしてきて。

 

ホントに。。。

 

笑いを堪えるのが大変だった^^;

 

 

父の、、、

葬儀中なのに(苦笑)

 

 

そして、思っていた。。。

 

「あぁ、お父さんって。

ドリフが大好きだったよなぁ。。。」

 

・・・と。

 

 

自分の葬儀で、ドリフのコントが

見れて。

 

父も、楽しんでいそうだ。。。と。

 

 

つい。。。

そんな風に思ってしまったりもした。

 

 

 

そして、葬儀の時もまた。。。

 

一匹の蠅が、ずっとそこにいた。

 

 

払っても、払っても、

昨日と同じように。。。

 

 

その時はさすがに、ひとりの

叔母が。。。

 

「この蠅って、、、

お兄さん(父のこと)なんじゃない?」

 

・・・と言いだしたので。。。

 

 

やっぱり、みんな。

 

思うことは同じなんだな。。。と。

 

そう思った。。。

 

 

*******

 

 

最近では。。。

 

帽子を被っている写真でも、

遺影に使ってOKなのだそうだ。

 

 

父は実は。

 

結構、おしゃれにはこだわって

いた人で。

 

会社勤めをしていた頃は、

休日になると、よく。

 

靴を磨いていた。

 

帽子も好きで。。。

 

 

私の大好きなグラスバレーの

出口さんが。

 

父と似たような帽子を被っている

姿を見るたびに。。。

 

父のことを思い出したりした。。。

 

 

父と出口さんは。

お誕生日が同じだったので。

 

趣味も似てるのかしら?

 

・・・なんて(笑)

 

 

そんな風に思ったことも

あったな。

 

 

・・・というか、きっと。

 

そう思いたかったのだと思う。。。

 

 

 

その父が。

一番愛用していた帽子を、

お棺の中に入れてあげた。

 

遺影の父が被っていた、

その帽子を。

 

 

そして、出棺。。。

 

 

 

あの時だけ、私は。。。

涙が出た。。。

 

 

父が亡くなってから、

葬儀が終わるまでの間。

 

そしてそのあとも。

 

私はほとんど泣かなかったけど。

 

 

出棺の時だけは、

涙が出てきた。

 

 

もちろん。

 

「葬儀の演出」で。

 

進行役の人がそうやって、

盛り上げていた。

 

・・・というのもあったのだろうけど。

 

 

それもあったけど、でも。

 

父の弟にあたる叔父さんの

ひとりが。

 

 

「じゃあね、バイバイね。

〇〇ちゃん」

 

 

・・・と、そこに横たわる父に。。。

 

しみじみとした感じで言っているのを

聞いたら、その瞬間。。。

 

 

ボワァッ。。。と、

一気に。。。

 

涙が溢れ出た。

 

 

叔父さんのその、短い言葉に

詰まったいろんな思い。

 

兄弟に対する愛。みたいなものを。

 

感じたからなのかもしれない。。。

 

 

*******

 

 

あの時、そう言っていた

叔父さんも、また。

 

最近、亡くなった。。。

 

 

本当に。

 

自分がこの歳になると。

 

身近だった人達が、

次から次へと、旅立っていく。。。

 

 

身近。。。と言っても、まだ。

 

そういう人たちは、世代が

違う人達だけど。

 

 

そのうち、これが

同世代になっていくのだろうと

思うと。。。

 

・・・ね。。。

 

 

 

父は、9人兄弟の4番目。

 

でも、兄弟の中で、

一番最初に、逝ってしまった。。。

 

 

兄弟の長女である、霊感の

強くないほうの伯母は。。。

 

父の出棺に立ち会うのを、

頑なに拒んでいた。

 

 

「おばちゃんも、一緒に送ろうよ」

 

・・・と言ってみたけど。

 

 

「いいえ。私は、絶対に見ないって、

そう、決めてるから」

 

・・・と、その場を動かなかった。。。

 

 

伯母も乙女座。

 

ちょっと。

伯母の気持ちが解るような

気がした。

 

 

そして伯母は、そうやって。

 

自分で一度決めたらもう絶対に

動かない人なので。

 

 

私もそれ以上は、

誘わなかった。

 

 

*******

 

 

葬儀が終わった日から、、、

 

不思議なことに、我が家の中に、

ずっと。

 

一匹の蠅が居続けて。

 

 

母が何度か、その蠅を

外に追い出していたけど。

 

いつの間にやらまた、

そこには、一匹の蠅が。。。

 

 

私も。

夫も、子供達も。。。

 

その蠅を追い出す気には

なれなかった。。。

 

 

 

父はあの時。。。

 

病院の健診で、心不全と

診断された時。

 

 

あの日以来、

この家に帰ってくることは

出来なかった。。。

 

 

この家に、一度も戻ることなく、

そのまま逝ってしまった。

 

 

あんなに。

自分の家にいるのが

好きな人だったのに。

 

 

だから父は。。。

 

蠅の身体を借りて今。

 

思う存分、自分の家を

堪能しているのではないのか。と。

 

 

そう思ったから。

 

 

 

そして不思議なことに、

その蠅は。

 

父の四十九日の法要が

済んだと同時に。

 

我が家から、姿を消していた。。。

 

 

*******

 

 

つづく

父が危篤だと、病院から連絡が来て。

私は急いで、夫と子供達を起こした。

 

 

あれはたしか、、、

もう、夜中の3時とか、そのくらい

だったような気がするのだけど。

 

私はその日、なぜか目が冴えていて、

布団の中でずっと起きていた。

 

 

布団に入って、眠れない。

 

・・・なんてことは、普段はほとんど

ないので、あの日だけああやって、

目が冴えていたこともまた。。。

 

何かの虫の知らせだったのか。。。

 

 

夫と弟が、それぞれ車を出して。

隣の伯母達ふたりも一緒に、

全員で病院に向かった。

 

 

*******

 

 

病院に着くと。

父はもう、息を引き取ったあとだった。。。

 

 

あのまま。。。

眠ったまま逝った父。。。

 

最期までとうとう。

目を覚まさなかった。

 

 

けれども。。。

 

死の間際、苦しむこともなかったので、

それは本当に、よかったな。。。と。

 

そう思った。。。

 

 

 

病院の人から、、、

今、エンゼルケアをしているので、

ロビーで待っていてくださいと

言われ。。。

 

私達はそのまま。

そこで、しばらく待たされることに。。。

 

 

 

誰も、何も話さずに、

私達はロビーの椅子に座っていた。

 

 

すると、いきなり、

病院の入口の自動ドアが開いた。

 

 

私達は、誰かが入って来たのかと思い、

みんなで一斉にドアの方を

向いたのだけれども。

 

そこには誰もいなくて。

 

しばらくすると、そのまま

自動ドアは閉じた。

 

 

私達はみんな。。。

 

「・・・・・・」

 

・・・と、なった。

 

 

でもその時は、

誰も何も言わなかった。。。

 

 

自動ドアの開閉後。。。

 

私は、ある一本の柱の陰に、

何かがいる。。。というか。

 

そういう気配を感じていて。

 

「いやいや。気のせいだから」

 

・・・と、自分に言い聞かせていた

のだけれども。

 

 

しばらくすると、その柱のほうから

何かがこちらに向かって、

一直線に向かってくるのが見えた。

 

黒くて、小さい何か。

 

 

「ん?あれ何?」

 

・・・と、ジーッと見ていたら、

なんと、それは。

 

ゴキブリ!!(汗)

 

 

しかも、そのGは。

 

なんだか、ヨレヨレで、

死にそうな感じで。

 

 

それが、ヨロヨロとこちらに、

向かってきたと思ったら。

 

私達の足元で、ピタッと

止まって。

 

ずっとそこから、動かなくなった。

 

 

ロビーでは。

 

前列の椅子に、母と弟と伯母達。

後列の椅子に、夫と子供達、

そして私で座っていたのだけど。

 

Gは。

 

後列の私たちのところに

来ていて。

 

 

だから私達は。

特に何も言わなかったけど。。。

 

お互い、目で合図しあって。

 

思わず、クスッと、

笑ってしまった(苦笑)

 

 

夫も、子供達も、そして

私も。

 

感じていることは、同じだった。

 

 

「これって。。。」

 

・・・みたいに。

 

 

普段だったら、Gなんて

出てきたら。

 

即行で逃げる私なのだけど(苦笑)

 

あの時ばかりは。。。

そういう気持ちにはならなかった。

 

 

前列に座っている母たちに、

それを話す気は起こらなかった。。。

 

 

こんな時に、余計なことを言って、

お互いイヤな気分になったり

するのは、ちょっと。。。と。

 

そう思ったからだ。。。

 

 

だからあの時、私達はただ無言で、

四人でそのGを見つめていたっけ。

 

 

今思い返してみると、、、

すごく、妙な風景だったと思う(苦笑)

 

 

けど。

私達って、そういう家族なのだ。

 

夫も、子供達も私も。。。

 

 

夫は昔は、そういう人では

なかったのだけど。

 

もう、すっかり。

感化されてしまったらしい。。。

 

こういう在り方に。。。

 

 

*******

 

 

エンゼルケアが終わり、、、

部屋に通された。。。

 

そこに、父は横たわっていた。。。

 

 

病院が葬儀屋に連絡を取り、

その業者が到着するまで、

私達はその部屋で、また待つことに。

 

 

なんだか本当に。。。

 

何もかもが、事務的なんだな。。。と。

 

そう思った。。。

 

 

病院にとっては。。。

 

人の死。。。なんて。

 

いつものことなんだな。。。と。

 

 

 

あの頃、既に。

 

あの、霊感の強い伯母の

認知症はだいぶ進んでいて。。。

 

私のことももう、誰だか解らない

状態だったので。。。

 

 

その伯母が、もう一人の伯母に。

 

「あの人は、誰?」

 

・・・と。

 

そう訊いているのが聴こえてきて。

 

 

あぁ。。。

おばちゃんにとっては。

 

ここに、他人がいるように

見えているんだな。。。と。

 

 

そう思ったらなんだか。。。

 

 

亡くなった父の横たわるその部屋で。。。

 

果てしないような。。。

何とも言えない気持ちになった。。。

 

 

 

霊感の強い伯母は。。。

 

私の中では昔から。

そのイメージが、美輪明宏さんと

かぶっていて。

 

まさに、あんな感じの。

派手な人だった。。。

 

 

若い頃はおしゃれで。。。

メイクも濃くて。

 

爪にはいつも。

赤いマニュキュアを塗っていて。

 

 

ジブリ映画の、『ハウルの動く城』に

出てくる、「荒れ地の魔女」。

 

あの魔女の若い頃もそうだけど、

歳をとって、おばあちゃんになった

魔女がまた。。。

 

同じように歳をとった。

霊感の強い伯母、そっくりだった。。。

 

 

だからよく、娘たちと。

 

宮崎駿監督の近くに、

うちのおばちゃんみたいな人が

いたりしたのかしらね?

 

・・・なんて(笑)

 

そんな話をしていたな。。。

 

 

その伯母が。。。

 

今では、私のことも解らなく

なっているのが。。。

 

 

なんだか。。。ね。。。と。。。

 

いろいろと、思うこと

たくさんあった。

 

 

*******

 

 

その部屋の中で、、、

あれこれ話していたのはその、

多少、認知症が入ってしまった

霊感の強い伯母だけで。。。

 

他の人は、ほとんど黙ったまま。

 

父のそばで。。。

葬儀屋の人達が来るのを

待っていた。。。

 

 

あの時私は。。。

 

「悲しい」とか、「寂しい」とか。

 

そういう感情が、

全然、湧いてこなかった。。。

 

 

多分、さっきのロビーの

一件で。

 

父の存在を、すぐそこに

感じていたからだと思う。。。

 

 

ふと、思い立って。。。

 

そこに横たわる父の、、、

オーラを視てみた。。。

 

 

この頃はもう。。。

普段はほとんど、人のオーラ

なんて見ようともしていなかったけど。

 

久しぶりに、、、

そんな気持ちになった。。。

 

 

こんな時に。。。

 

 

*******

 

 

父の身体には。。。

 

その肉体を作るための、

エネルギー体。。。

 

それを、ダスカロスはたしか、

エーテル・ダブルと。

 

そう呼んでいたのだったような

気がするけど。

 

それは、残っていた。。。

 

肉体を覆うような、薄い膜。。。

レーザー光線のような透明の

光がまだ。。。

 

父の身体を覆っていた。

 

 

でもやっぱり。

 

普段だったら、身体から

大きく広がっているはずの、

煙のようなオーラは。

 

もうすでに、そこには

なかった。。。

 

 

あの、煙のような身体は。。。

 

あれは、何なのだろう?

 

魂?

意識?

 

 

でもきっと。。。

 

父はそうやって、

肉体を離れた後もまだ。

 

そういう身体になって、

そのあたりにまだ

いるのだろうな。。。と。

 

 

そんな気がして。

 

 

だから私は。

部屋を見まわしたりしたの

だけど。

 

見つけることは出来なかった。

 

 

肉体というのは、ある意味。。。

 

脱ぎ捨てられた服だ。。。

 

 

けれども、人はやっぱり。

その服にも愛着を持つものだし。

 

それがやっぱり。。。

 

人として、自然だとも思う。。。

 

 

私はそこに横たわる父の、、、

その髪を撫でた。。。

 

ものすごく柔らかい。。。

 

ヒヨコみたいな髪だった。。。

 

 

そう言えば私は。。。

 

父の髪の毛なんて、

触ったことなかったな。。。と。

 

 

あの時初めて。。。

気がついた。。。

 

 

*******

 

 

つづく

父は一時、少し元気を取り戻し

かけたりもしていたけれども。

 

手術後はずっと、生気がなく。

 

日増しに、眠っている時間が

増えていくようになっていた。

 

 

ある時、母が。。。

 

「お父さんね、あっちの世界が

楽しくて楽しくて仕方ない、、、

みたいなこと言ってるのよ」

 

・・・と、言っていた。

 

 

なんでも最近は。

 

色鮮やかな、ハッキリした

夢をたくさん見ているようで。。。

 

その夢の中で誰かが、

いろんなところを、案内して

くれるんだ。。。

 

・・・みたいなことを。

 

父は、話していたのだそうだ。

 

 

母はそれ以上、余計なことは

何も言わなかったけれども。

 

その表情からして。

考えていることは、多分。

 

私と同じなのだろうな。。。と。

 

そんな気がした。

 

 

父のその話を聞いた時。

 

なんだか私は。。。

 

父がもう、半分、、、

向こうの世界に足を踏み入れて

いるような気がしていた。

 

まるで。

死ぬ準備をしているような。。。

 

 

 

そうしているうちに、

家族は、病院の先生に呼ばれ。

 

父の命が、もうそんなに

長くないだろうということを。

 

聞かされたのだった。

 

 

*******

 

 

手術をする前。

 

「手術をしなければ、

あと半年の命です」

 

・・・と言われたけれども。

 

 

手術をしてから今まで、

十ヶ月かそこらしか

経っていない。

 

 

結局。

 

手術をしても、そのくらいしか

生きられないのだったら。

 

本当に。

 

あのまま。

元気なままで余生を過ごせたほうが。

 

たとえ、その時間は多少

短くなったとしても。

 

父としては、そのほうが、

幸せだったのではなかったのか。。。

 

・・・と。

 

そう思ったものだ。。。

 

 

手術をして。

ほんの少しだけの時間を

延長しても。。。

 

ほとんど寝たきりの人生って。。。

 

・・・と、そう思ったら。。。

 

虚しくて。

 

 

もし、あの時。。。

手術をしなかったら。。。と。

 

 

そいうことを、何度も

考えたりしたけれども。

 

 

でもやっぱり。

 

それは、それ。。。なのだ。。。

 

 

今のこの現実が現実であり。。。

 

「if」の世界を想像したところで、

あまり、意味はない。。。

 

 

けれども、「経験」というものは。。。

 

次の分岐点で何かを

選択しないといけない時には。。。

 

おそらく。。。

多少は役に立ったりもするのだろう。。。

 

 

ただ、時には。。。

 

知識や経験よりも。

 

その場の直感で。

 

身体が動いてしまうことも、

あったりするけれども。。。

 

 

*******

 

 

あの頃。。。

 

父がいた病室は、大部屋で。。。

 

周りには、

父と同じように生気なく。。。

 

痩せてやつれきった、

たくさんのおじいさん達が。。。

 

管に繋がれたまま。

ただ、眠っていて。。。

 

 

なんだか、その部屋には。

 

「死の匂い」

 

・・・が、充満しているように感じた。。。

 

 

*******

 

 

ある時、父は。。。

ずっと眠ったままになり、

目を覚まさなくなった。

 

 

ちょうどあの頃、テレビで、

『20世紀少年』の映画をやっていて。

 

私達は家族で。

それを観ていた。。。

 

 

たしか、三部作くらいで、

なので、三週に渡って放送される

ことになっていたのだけど。

 

みんなで言っていた。。。

 

 

「これを、全作見終えるまでに。。。

じいじ、、、持つだろうかね。。。」

 

・・・と。

 

 

 

そんなある日。

 

ふと、見ると。

 

部屋の網戸に、

大きなアゲハ蝶がとまって

いるのに気づいた。

 

 

最初は。

 

「あ、蝶々だ」

 

・・・としか思わなかったのだけど、

その蝶は、私が寄っていっても、

一向にそこから動こうとせず。

 

 

その時に初めて。。。

 

 

「もしかして、これって」

 

・・・と。

 

そんな気がしてきたのだった。

 

 

 

だから、じっと。。。

蝶の声に耳を傾けてみたのだけど。

 

そこから「声」のようなものは、

聴こえてくることはなかった。

 

 

ただ、なんとなく。。。

 

何かを言いたげな感じ。

 

・・・みたいなものが、

漂ってくるようで。。。

 

 

だから私は。。。

心の中でその蝶に、言ったのだ。。。

 

 

「大丈夫だよ。

こっちのことは、大丈夫。

 

だから、何も気にしないでいいから、

安心して、次に進んで」

 

 

・・・と。

 

 

心の中で、そう囁き終わった

その瞬間。

 

その蝶は、サーッとそこから、

飛び立っていった。。。

 

 

だから私は、なんとなく。。。

 

あのアゲハ蝶に。。。

父の魂が乗っていたような気がして。

 

ちょっと。

ホッとしたのだ。。。

 

 

実際の父はもう。。。

長い間、意識不明で。

 

会話することは出来なかったけど。

 

 

でももしかしたら、父に。。。

 

「大丈夫。安心して」

 

・・・と、伝えられたかもしれない。と。

 

 

そう思ったら、なんだか。

 

ホッとしたのだ。。。

 

 

*******

 

 

その、蝶の出来事があったあと

すぐに。。。

 

夜中、病院から連絡が入った。

 

父が危篤だ。と。

 

 

その日はちょうど、

『20世紀少年』の映画の、

最終章を観終わった日でもあり。。。

 

 

なんだか父が。

 

あの、映画が大好きだった父が。

 

わざわざ、終わるのを待っていて

くれたみたいで。。。

 

 

私も、娘も、息子も。

そして、夫も。。。

 

 

なんとも言えない気持ちに

させられた。。。

 

 

*******

 

 

つづく

蟹座というのは、自分にとって、

居心地の良い家を作るのが好きで。

 

一度、「家(ホーム)」を建てると、

そこから動きたがらない。

 

 

けれども、寂しがり屋なので、

そのうち誰かを、自分のお気に入りの

家に招き入れたくなる。

 

ただし。

招き入れる人物は、

相当厳しく選別する。

 

下手な人をそこに招いて、

大事な家の中を

かき乱されないように。。。

 

 

その家の中で、心許した

家族や仲間と共に、大事なものを

共有し、共感しあいながら。。。

 

ずっと、その家と仲間を

大事に守っていく。

 

命をかけて。

 

 

そうやって、

家や仲間を守ろうとするあまり、

家の外にあるものに対しては。

 

「外部のもの」に対しては。

 

とても排他的で、攻撃的になる

ところもあったりする。

 

 

*******

 

 

射手座というのは、

本当に好奇心旺盛で。

 

そこに「謎」があることで、

ワクワクできる。

 

 

そのワクワクを求めて、

世界のあちこちを旅をする。

 

家にも帰らずに。

 

 

辿り着いた旅先で、

しばらくはその世界をじっくり

堪能するのだけど。

 

「うん。もうここ、だいぶ解った」

 

・・・と、そう感じた途端、飽きて。

 

すぐにまた、

次の旅に出かける。

 

 

それを繰り返すうちに射手座は

ある時気づく。

 

どんなに色の違う世界であっても、

すべての世界の奥底には、

共通する「何か」があるのだ。

 

・・・ということを。

 

 

それに気づいた射手座は。

やっと、自分の家に戻る。

 

自分の家の中にもまた。

外の世界と同様の、「何か」が。

 

「真理」があることに気づいた

からだ。

 

 

それでも相変わらず。

ちょこちょこと、旅にでかけて

しまうのも、射手座なのだけど。

 

 

*******

 

 

翻訳者の彼はおそらく。

 

私と一緒に、WMFJをもっと

大きくしていきたかったのだろうと。

 

そう思っていた。

 

 

その中で彼がやりたかったのは、

社長役で。

 

さしずめ私にはその、

秘書でもやってもらいたかった

のだろう。

 

 

そしていずれは、もっと

メンバーを増やして。

 

みんなで一緒に、

ウイングメーカーの研究を

やっていきたかったのだろう。。。

 

 

 

でも。

 

そういうことは、私が一番、

やりたくないことでもあった。

 

 

ウイングメーカーは、個人がそれぞれ。

自分の自由に、感じ、考えるものだから。

 

組織みたいなものをつくって、

つるみたくない。と。

 

私はそう思っていたからだ。

 

 

 

「待っていてくださいね。

Lyricaさんの書いたもので、

もっとお金が稼げるように

してあげますから」

 

・・・と、彼は言ってくれたけど。

 

「あ、そういうのは、いいです」

 

・・・と、あっさり断った私。

 

 

 

「嫌いなものは嫌い」

 

・・・と言った私に。

 

「違いを受け入れなければ

いけません」

 

・・・と諭すように彼が言った時。

 

 

「あなたにだけは、言われたくない」

 

・・・と。

 

内心、思っていた私(笑)

 

 

「私が父親役で、Lyricaさんが

母親役なんでしょうね」

 

・・・と言った彼に対して。

 

「いや、逆だろうな。。。」

 

・・・と、思っていた私。

 

 

 

こういうものをひとつひとつ

あげたらもう、キリがないくらい。

 

 

 

蟹座は、自分の価値観を

一度構築すると。

 

決してそれを譲ることなく。

 

けれども、自分の甲羅の中に

入れた相手のことを

心底大事に思っているから。

 

自分の大切にしているその価値観を、

相手と共有したいと願う。。。

 

 

でも、その相手が射手座だった

場合。。。

 

その蟹座の思いは、

見事に裏目に出る。

 

 

射手座は。

 

価値観なんて、人それぞれだと

思っているから。

 

私に、あなたの価値観を、

押し付けてこないで。と。

 

そう感じるからだ。

 

 

また。

外の世界は素晴らしいと

思っている射手座は。

 

 

外にはたくさん。

素晴らしいものがあるから。。。

 

狭い世界しか知らない蟹座にも、

それをたくさん、見せてあげたい。と。

 

外に、連れ出してあげたい。と。

 

そう思っているのだけど。

 

 

蟹座は決して。

自分の家からは出ようとはしない。

 

こんなに居心地の良い家があるのに、

なぜわざわざ、外に出る必要が

あるのだろう?と。

 

真面目に、不思議に思う。

 

 

 

蟹座の「繊細さ」が、

射手座からは、「臆病」に見えて。

 

射手座の「おおらかさ」が、

蟹座からは、「野蛮」に見える。

 

 

 

すれ違いが続くと、

そのうち、暴れ始めるのは

大抵、射手座だろう。。。

 

 

そして、そうやって。

 

射手座が暴れ始めると、

蟹座は驚き、ビクビクするけど。

 

けれども蟹座は。

 

射手座がどんなに暴れても。

 

それが一度、自分の甲羅の中に

入れた射手座であった場合は。

 

決して、裏切ることはない。

 

裏切らないけど。

家からは、絶対に出ない(笑)

 

 

そういう蟹座の愛の表現が。

 

射手座にはだんだん、

重くなってくる。。。

 

 

こういうのが、蟹座と射手座

なんだな。と。

 

 

私は。

翻訳者の彼との交流を通して、

しみじみ解った。

 

 

彼以前に、蟹座の人達と交流

した時に起こった私の「混乱」は。

 

私自身のカルマにより、

 

「相手の思いを尊重しすぎる」

 

・・・という、自身のカルマのせいで。

 

 

射手座が暴れ始める段階で、

自分を押さえすぎて。

 

暴れ始めることが

出来なかったゆえに。

 

 

いつの間にか私が自分自身を。

 

射手座としての私を、

見失ってしまったからだったんだな。

 

・・・と。

 

そういうこともなんとなく、

解ったような気がした。

 

 

*******

 

 

そうやって。

 

どこまで行っても、すれ違いで、

疲れる。。。

 

・・・という日々を送っているうちに。

 

 

入院していた父の様態は、

少しずつ、悪くなってきていた。

 

 

*******

 

 

つづく