【「青ブロ」7周年特集 最終回】
今回も前回に引き続いて、発祥の店特集
こうして色々調べてみると、皆さんが普段食べる料理にも色んな歴史があるのが分かってきたよ~
今回も食の歴史を楽しんでね~
◆パン類
1 「あんパン・ジャムパン」(東京都:木村屋総本店)
当店は、新政府軍が江戸城を無血開城した翌年の1869年(明治2年)に日本で初めてのパン屋として開店しました
明治維新後には、西洋文化が流入し、パンも少しづつ普及し始めてたけど、日本独自の菓子パン作りを模索していた木村親子が発明した「酒種桜あんぱん」が1875年(明治8年)に明治天皇に献上され、天皇・皇后両陛下に切り入られたことによりパンを食べる習慣が、一躍世の中に広まったんだってよ~
また、ジャムパンは1900年(明治33年)に当店にて考案されたんだよ~
2 「クリームパン」
「中村屋」とは、1901年(明治34年)に創業した老舗店
1904年(明治37年)には、シュークリームをヒントにクリームパンを考案し、1927年(昭和2年)には、純インド式カリーを日本で初めて販売したことや中華まんの始まりと言われる中華饅頭を発売したことでも有名なんだよ~
3 「カレーパン」(東京都:カトレア)
「カレーパン」は、1877年(明治10年)に「カトレア」の前身「名花堂」(明治10年創業)が1927年'(昭和2年)に「洋食パン」として実用新案として登録されたのが始まり
カレーパンが何故揚げられてるのかと言うと、普通のパンと同じ要領で焼こうとしても、水分を多く含むカレーはうまく焼けず、当時大人気だった「カツレツ」にヒントを得て考案されたんだってよ~
4 「ベーコンエッグバーガー」(佐世保市:Big Man)
「メッチャ美味しい佐世保バーガー」編
当店は、1970年(昭和45年)に佐世保で生まれたハンバーガー屋
「ベーコンエッグバーガー」は、創業者がホテルの朝食で食べたベーコンエッグをハンバーガーにしたら美味しいに違いないとの思いから、考案したんだってよ~
5 「ピザトースト」(東京都:珈琲館 紅鹿舎(べにしか))
当店は1957年(昭和32)年に創業した老舗の珈琲屋
「ピザトースト」とは、ピザがまだ高値だった1964年(昭和39年)頃、安価にピザを食べてほしいという気持ちから、当店にて考案されたそうだよ~
◆メイン料理
1 「ポークカツレツ(豚カツ)」(東京都:煉瓦亭)
当店は、1895年(明治28年)に創業した日本の洋食文化に多大な影響を与えた名店
「ポークカツレツ」は、1899年(明治32年)に豚肉を油にどっぷりと浸して揚げた製法により、しっとりと柔らかな食感に仕上がり、人気を博したそうだよ~
また、当店では洋食には付きものだったパンではなく、ご飯を食べたいとのお客さんの要望に応え、フォークで食べにくいお茶碗に代えて、お皿にご飯を盛り付けたり~
日露戦争でコックが徴兵され、料理の手間を省くため、温野菜に代わり、キャベツの千切りを添えることなどを考案したんだよ~
2 「豚カツと名付けた店(東京都:王ろじ)」
当店は、1921年(大正10年)に創業した「とんかつ店」
当店は「豚カツ」発祥の店の一つと言われることもありますが、「ポークカツレツ」を「豚カツ」と名付けたことでも知られてるんだよ~
3 「海老フライ」(東京都:煉瓦亭)
当店は、「オムライス」「ポークカツレツ」等を考案した老舗洋食屋
「海老フライ」は、「ポークカツレツ」が人気を博したことから、同様のフライ料理として考案されたんだってよ~
4 「唐揚げを最初に外食メニューとした店」(東京都:三笠会館)
当店は大正14年に創業し、唐揚げを最初に外食メニューとした老舗店
1932年(昭和7年)に開店した店が経営不振に陥り、初代社長が「その苦境を乗越える名案を」と現場のコックが総出で知恵を集め、その一人が提案したものが揚げ物料理で、日本風、洋食風のオリジナルの料理に育てていき~
その後、「銀座に来たら、三笠会館で鶏の唐揚げ」と言われる程、銀座の名物になったんだってよ~
5 「唐揚げ専門店」(宇佐市:来々軒)
「唐揚げ美味し~唐揚げ専門店発祥の地~」編
当店は、「唐揚げ専門店発祥の店」
1964年(昭和39年)に当店の初代店主が作る唐揚げが人気となり、向かいにある居酒屋「庄助」に頼まれて、唐揚げの作り方を伝授した処、「庄助」が全国初の専門店を開店したのが、「唐揚げ専門店発祥の地」の由来なんだってよ~
6 「とり天」(別府市:東洋軒)
当店は、1926年(大正15年)に創業された老舗店
「とり天」は、昭和初期に中華料理を和風にアレンジして生みだされ、「鶏ノカマボコノ天麩羅」として売り出されたんだってよ~
7 「とり天」(大分市:キッチン丸山)
「最後はやっぱりとり天で♪」編
また、大分市では1962年(昭和37年)に大分市内の食堂で誕生したと紹介しており~
年代としては別府市の方が古いが、当店店主は「いこい」の店主と共同で考案した独自のもので、以前からある鳥の天ぷらとは異なるものだと言ってるらしいよ~
8 「牛たん」(仙台市:味 太助)
「絶賛!!仙台牛タン発祥の店」編
当店は、「太助」初代店長の佐野啓四郎氏が、1948年(昭和23年)に仙台市で創業した牛タン焼きの専門店
「牛たん」は、タンシチューから着想し、タンを薄い切り身にして塩焼きするという調理法を考案したのが、始まりだってよ~
9 「レモンステーキ」(佐世保市:れすとらん門)
当店はテレビにも度々登場する人気店
「レモンステーキ」とは、昭和30年代後半に「夏場でも売れ、ご飯にも合う日本人好みのステーキ」として考案されたんだってよ~
10 「もつ鍋」(福岡市:万十屋)
当店は1943年(昭和18年)に創業された老舗店
当店では、50年以上前にモツに着目し、すき焼き風のモツ鍋を考案したんだよ~
当店は、1950年(昭和25年)、みっちゃんこと井畝満夫(いせみつお)氏の父が「美笠屋」の名前でお好み焼きの屋台を出したのが始まりだそうです
創業当時のお好み焼きは、クレープ状の生地にネギとわずかな野菜を乗せて焼き、それを半月状に折り畳み、ウスターソースを塗って食べたけど、具も少なく、おやつ感覚の食べ物だったらしいよ~
また、「お好みソース」「そば入りお好み焼き」「鉄板の上でヘラを使って食べる」ことなどは、当店で考案されたらしいよ~
12 「羽根付き餃子」(東京都:你好(ニイハオ)本店)
「羽根付き餃子発祥の店☆你好」編
当店は、「羽根付き餃子」を考案した蒲田の名店
当店が1982年(昭和57年)に「羽根付き餃子」を考案すると、瞬く間に多数の店で売り出すようになり、今じゃ発祥の地として大勢のお客さんで賑わってそうだよ~
13 「豚まん」(神戸市:老祥記(ろうしょうき))
当店は1915年(大正4年)に神戸で生まれた老舗店
「豚まん」は、中国の天津包子(テンチンパオツー)と呼ばれる饅頭を日本人に合うように改良し、「豚饅頭」と名づけられ、販売されたんだよ~
14 「福神漬」(東京都:酒悦)
「福神漬」は、明治時代の初期に上野にあった「山田屋」(現在の「酒悦」)の店主が自分の茶店で売り出したところ、評判となり全国に広がっていったと言われています
また、この漬物を気に入った流行作家の梅亭金鷲が、ご飯のお供にこれさえあれば他におかずは要らず、食費が抑えられ金が貯まり、家に七福神がやってきたこと、7種類の野菜から作られていたこと、当店が不忍池弁財天そばにあったことなどから名付けたそうだよ~
◆デザート類
1 「たい焼き」(東京都:浪花屋総本店)
「泳げ!!たい焼きくん♪」編
当店は、1909年(明治42年)に創業した「たい焼き」発祥の店
当店のたい焼きは、「泳げたい焼きくん」のモデルとなったと言われてるんだよ~
2 「クリームソーダ」(東京都:資生堂パーラー)
「銀座発祥尽くし~コロッケそばとクリームソーダ~」編
当店は、1902年(明治35年)に生まれた「資生堂ソーダファウンテン」が起源
「アイスクリームソーダ」は当店が最初に販売したと言われてるけど、当店ではレモン味とオレンジ味の二種類があるんだよ~
7周年特別企画の「発祥の店」特集いかがでしたか
「青ブロ」では、今後も発祥の店を紹介していきたいと思ってますよ~