【帚木275-3】「まめやかなり」☆
こんにちは☆あいです
こちらの記事では、古語の詳解を中心に説明しています。
記憶の定着は、右脳と左脳との併用です。
覚えにくい古語は、イラストで覚えてしまいましょ♪
(●´エ`●)。
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【今回の古文単語】
■【下】…(位、身分などが)低いこと
■【が】…連体修飾格の格助詞(~の)
■【なでふ】…どういう、どのような
■【か】…反語を示す係助詞
■【聞こし召す】…お聞きになる(「聞く」の尊敬)
■【~どころ】…事、点
※【聞きどころ】→【聞こし召しどころ】
■【はべり】…ございます(「あり」の丁寧)
■【む】…推量の助動詞「む」の連体形
■【ど】…逆接の接続助詞(~けれど)
■【頭の君】…頭中将のこと
■【まめやかなり】…真面目であるさま
■【遅し】…遅い
■【責む】…責める、せき立てる
■【たまふ】…尊敬の補助動詞(~なさる)
■【已然形+ば】…~ので(順接)
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今日は、「まめやかなり」について☆
では行ってみよ~♪
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おっと、出てきましたね。「まめ」☆
覚えていますかぁ~?
形容動詞の語幹「まめ(=誠実)」に、
接尾語「やか」が付いてできた語が、
【まめやかなり】という形容動詞です。
【まめやかなり】
①まじめな様子。本気である。
②本格的な様子。
「まめなり」には、あと、実用的だ、の意も含まれますが、
こちらの「まめやかなり」では、
圧倒的に、まじめ、の意です。
頭中将は、チャカさずに、「遅い!」って言うので、
式部丞も、話さずにはいられなくなったのでしょうね。
(o^-')b
ご意見・ご指摘等があれば、コメントよろしくお願いします。
今日のブログも、お役に立てば幸いです♪
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● 本日の「源氏物語」まとめ
■帚木275(原文)
「下が下の中には、なでふことか、聞こし召しどころはべらむ」
と言へど、頭の君、まめやかに「遅し」と責めたまへば、
自力での現代語訳が難しい場合は、下のリンクも復習してね♪
● 本日の古語~過去記事リンク~
■なでふ
■はべり
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