今日は私の家族ネタです^ ^
お付き合いいただけたら嬉しいです。
私の父は、
「ありがとう」と「ごめんなさい」が
言えない人でした。
もっと言うと
「おはよう」と「ただいま」も
言えません。
要はへそ曲がりなんです。
それもかなりの笑
昔は言葉よりも先に手が出る人で
ぶっ飛ばされたことも
叩かれたこともあります。
今でも私は怒っている人を見ると
昔の父と重なり
恐怖で頭が真っ白になり
体が硬直してしまうことがあるくらい
その時の父がトラウマなんですよね。
そんな父も
私が中学生くらいになる頃には
めったに手は出なくなったけれど、
やっぱり言葉で表現することが
苦手なので
怒ることで感情表現をしていたのを
覚えています。
だから私の思い出す父は
いつもイライラしていて
怒っていたんですよね。
私はそんな父のことが
思春期以降大っ嫌いで
いつも父のことを避けていました。
でも、心理学をやるようになって
「お父さん、寂しかったんだな」
「罪悪感が強すぎて、
ありがとうとかごめんとか
言えなかったんだな」
「仕事がしんどすぎて
家族に辛くあたってんだな」
「家族を守るために必死だったんだな」
などなど、
父の気持ちがなんとなく分かるようになり
父に対する誤解が解けていったんです。
そして、
父の愛を受け取る転機となったのが
去年の私の結婚式。
父は式中ずっと泣いていました。
バージンロードを歩いて泣き
両親への手紙で泣き
何故か義父の挨拶で泣き笑
意味わかんないくらい泣いていたんです。
それを見て、
「あー、私ちゃんと愛されてたんだな」
と思えたんですよね。
そして今回、
母の大腿骨頸部骨折という
アクシデントがあり、
母の入院中の世話や
その間の家のことをやるために
私が仙台の実家に一週間ほど
帰ることになりました。
私が実家にいる間
母は入院していますから
家では父と2人きり。
私は妊娠中の身ですから
「子供が生まれる前に
父と娘2人で過ごす最後の時間になるな」
という思いもありました。
なので、
今私が父にしてあげられることは
出来る限りしてあげよう！
と決めて過ごしていました。
といってもやったことは
大したことではなく
ご飯を作る、掃除をする等
家事を適当にこなす
仕事から帰ってきた父の晩酌に付き合う
娘として
これが食べたいあれが欲しい等
父に甘える
この３つだけです。
他にはあまり思い浮かばず、、笑
でもね、奇跡が起きたんです。
今まで一度も私に「ありがとう」
と言ったことのない父。
そんな父が
何度も何度も
「ありがとう」「どうもね」
と私に言ってくれたんです。
口下手な父が
私のご飯を
「美味しい。食べるのがもったいない」
と言いながら食べてくれたんです。
私にとってはこの出来事って
奇跡なんですよね。
だって私の知っている父は
そんなこと一度も言ったことがないから。
何かしても「ありがとう」なんて
言えなかったから。
何故父が今回「ありがとう」と
言えたのかは未だに謎なんですけど
でも、
「父を助けたいのに助けられなかった」
という過去の私の無力感や寂しさが
変化していきそうな予感がしています。
お父さん、いつもありがとう＾＾
これからもよろしくね。
では、今日はこの辺で♡
大好きだよー。
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