こんにちは 陽子です。
約10年前
起立性調節障害・不登校だった息子は
今は健康を取り戻し
社会人として朝から元気に働いています。
我が家の
起立性調節障害・不登校だった頃の
体験談を書きますね。
起立性調節障害を発症した当初
高校生の息子は新生児のように
眠り続けました。
眠り続ける息子の顔を見て
「ずっとこのままが続くの?
この子の人生はどうなってしまうの?」
そう思いました。
それと同時に
「私の人生は何だったんだろう?」
とも思いました。
がんばってきたのに。
子供のためにって思って
これまで頑張ってきたことが
すべて否定された気がしました。
私は、子育てがずっとしんどい母親でした。
人の顔色を伺って生きてきた私とは
全く性格が違う、自由奔放な息子。
そんな息子は社会に出たら大変やからって
勝手に思ってた。
だから
厳しくしなくちゃ
ちゃんと育てなきゃ
立派な大人にしなきゃ
型にはめなくちゃ…って、なっていってた。
いつの間にか
理想の息子にしようとしてたんです。
息子の個性を大切にしようとせず
私の思う良い子にしようとしてた。
必要以上に型にはめようとしてた。
そして
手出し口出しをしているうちに
思春期になり
親子関係が険悪になっていって
とうとうこんなことになってしまった。
それが、起立性調節障害でした。
それまでは正直、
反抗期で憎らしい息子
と思ったこともありました。
息子の気持ちがわからないから、と
詮索すればするほど無視されて。
どうしていいかわからなくて…。
でも。
そんな態度をとらせていたのは
実は私で、
新生児のように眠り続ける息子は
赤ちゃんの頃のように
なんにもかわっていなかった。
私は、親のエゴという
子育てをしてきたことを
すごく後悔しました。
それなのに
なかなか体調が良くならない息子は
ある時、こんなことを言いました。
「お母さんごめんね。
学校に行けなくてごめんね。」
その言葉を聞いて、ハッとしました。
息子は、
ずっと親の期待に応えようと
頑張り続けてきたんや…って。
そして、
後悔だらけのこんな未熟な母親を
責めるどころか
親の期待に応えられない
自分のことを責めているんだって
気づきました。
・・・もう頑張らなくていいから。
ゆっくり治していこう。
私はそんな気持ちになりました。
この出来事が気持ちの上で
ひとつの転機となりました。
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起立性調節障害や不登校解決の本には
「不登校を解決するには
起立性調節障害や不登校を理解すること
そのままの子供を受け入れること」
なんて 書いてあるけど
それ、
はじめからできるお母さんなんていないから。
そんなん当たり前。
だって親もひとりの人間だもの。
頭でわかっていても
焦ったり、イライラしたり、ブレたり、
落ち込んだり、反省したりするよね。
それの繰り返しだと思う。
でもね、
そのうちいろんなことに
気づいていくと思うの。
特に
起立性調節障害からの不登校は
時間がかかるもの。
だからこそ、
その間にいろんなことに気づくことも多い。
そして
自然と子供と向きあわされたり
自分と向きあわされたり
するようになっていって
「起立性調節障害や不登校を理解する
そのままの子供を受け入れる」
それが少しずつできるようになっていきます。
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起立性調節障害不登校であっても、
今がどんな状態でも大丈夫!
あなたのこれからの行動が
あなたとお子さんの未来を変えていくから。
いつも応援しています♡