お読み頂きありがとう
ございます。
今日は昨日の続編です。
「子供のタイプを知る」
みんなと一緒の同じ事を
やりたがらない子に接する時の
気をつける事、パート2です。
予告通り次のお話しをします
目次
1、教室、運動系クラブ、
幼稚園において
1ヶ月以上、行く事も
嫌がり、明らかに
集団生活に慣れない場合
2.はじめは喜んで行っていたのに、
1〜2ヶ月経って突然
嫌がりはじめた場合
今日は1をお話しします。
私の体験では、1ヶ月嫌がる子、
みんなと同じ事をやりたがらない、
これはある意味
保護者と先生がタッグを組んだら、
簡単に改善される、
と思っていています。
なぜなら、
はじめから、子供が嫌だ、
と表現しているから。
どうやら人は
大人も子供も、
自分のマイナスの感情を
受け入れて、
表現してしまう、
これが早く
プラスに持っていくコツ
のようです。
自分が辛い、
我慢している心の状態を
気づかずにいる時間が
長ければ長い程、
心が疲弊していく。
まるで、洋服のシミが
時間が経てば
経つほど
とれなくなるように。
子供もそうで、
瞬間的に自分が
受け入れ難い事に
対して、
「やりたくない!」
が表せる事が大事で、
あとは、早めにシミを
とればいいのです。
保育士時代に
私が受け持った3歳児クラスで
H君という男の子がいました。
ものすごくヤンチャで、
保育士の言う事は全く聞かない。
前任の先生からの
申し送りで、
「H君は手こずるよ」と
言われ、H君を
引き続きました。
なるほど初日から、
一斉保育(みんなで同じ事をする)
の時、
全く正反対の事をする。
言う事を聞かない。
H君は大人を試す、という
タイプでもありました。
私は先輩のアドバイスもあって
はじめから
H君に強制しませんでした。
クラスの後ろで、
1人だけ積み木をしても、
私が反応しない。
お絵かきの時間、
音楽の時間、
1人で別の事をしている、
とこんな感じでした。
面白かったのは、
H君の行動です。
はじめは
私に近寄ろうとせず、
遠くから、クラスのみんなを
眺めている。
「なぜ、怒らないんだろう?」
と言わんばかりに、
私の方もチラチラ見る。
時には、
飛行機のおもちゃを持って、
私と他の子供達の真ん中を通る。
はじめは、
私に近寄ろうとしなかった
H君が
10日経ち、1週間経ち、
する度、
少しずつ私の近くに来るよになり、
約1ヶ月経ったある日、
思い切り私にぶつかってきました。
(子供にはよくある行動です。)
それからは
あっと言う間に、大の仲良し
私「はーい、椅子に座ってね。
今日は、粘土をやるよ」
H君「やだー」
私「嫌ならやらなくていいよ。
何かを作らなくていい。
でも、今日、先生、
手がちょっと痛くてね、
先生の代わりに、粘土を
柔らかくしてくれないかな」
H君「しょうがないなー」
(最後は誰より
粘土に集中して
大作を作る事が
笑えました)
とこんな風に
H君は私の手のひらに
上がってしまうのでしたー。
結論
はじめから、
嫌がる、または
みんなと同じ行動をしない
子供は
①生まれて初めての集団
というものに
拒絶反応が出ている。
(突然、スポーツ、
突然プールなど体験にも
拒絶反応が出ているだけ)
②大人へのお試し行動
がほとんどです。
つまり、慣れていけば
大丈夫になります。
お試し行動も、気が済むまで
試せば、ある日突然納得する。
大切なのは、
はじめ嫌がっても
保護者や、保育士が
大袈裟に
リアクションしない
これが大事。
保護者は
「この子は、ずっと
みんなと同じ行動ができなかったら
どうしよう」と心配しますが、
大丈夫です。
なぜなら、
お母さん、お父さんも
子供の時、
同じように親を
心配させていた人が
結構いたはず、
でも、昔、そんな事があった
と顔に書いてあるお父さん、お母さんは
1人もいないから。
音楽