お読み頂きありがとうございます。
今日は
子供のタイプを知る⑦みんなと同じ事をやりたがらない子パート3です。

昨日のブログの内容ですが↓の1をお話ししました。

子供がみんなと同じ事をやりたがらない子のケース


1、教室、運動系クラブ、幼稚園において

 1ヶ月以上、行く事も嫌がり明らかに

 集団生活に慣れない場合

2、はじめは喜んで行っていたのに、

 12ヶ月経って突然嫌がりはじめた場合



今日は2について詳しくお話しします。



結論から言うと、

はじめは参加していたのに

突然嫌がるケースは

1のケースより改善に

時間がかかるケースが多いです。


以前もブログでお話ししましたが、

保育士になって先輩から

4月の入園のタイミングで

初日から大泣きして嫌がった子は

以外と早く慣れる。

でも12ヶ月経って

突然嫌がる子、みんなと一緒に出来なくなる子

はとても時間がかかる。」

教えられた事がありました。


なるほど、その傾向は実際に

見られる事が多かったです。


特に、ゴールデンウィーク明けは

一つの目安になりました。


でも、子供をよく観察すると、

「この子、我慢している」

とわかるようになりました。



1、一斉保育をやっても

 動作が遅くなる。


2、1日、楽しそうではない。


3、言葉が減る


4、食欲が落ちる


5、表情がなくなる


などの変化が見られました。


まず、私が心がけた事は

保護者と話合いを持つ事です。


○家での子供の様子

(ぐずるような行動は出ていないか

癖があるなら強くなっていないか

夜泣きはしないか)

○食欲は落ちていないか?など。




それからは出来る限り子供の家での様子を聞き、

園での子供の状況もお話ししました。


そして必ず保護者に

「お子さんに、保育園、楽しい?

と聞かないでださい。

あとは私とお母さんとのこの話を

子供には言わないでください。」

お願いしました。


しばらくして

朝、子供が園を嫌がる行動が案の定、

出始めますが、

保護者とは話を繋げているので

子供が家でも園でも

最適な環境で過ごするよう、努めました。

(これは後ほどお話しします。)





子供が集団に入れない事、

みんなと同じ事をやりたくない、

という気持ちは

必ず原因があります。


保護者は


「この子は集団になじめない性格ではないか?」

と心配になりますが


持って生まれた性格はあり、

人と関わる事が苦手なお子さんもいます。

(大人もいるように)


中にはお友達が少ない方が

好きな性格のお子さんもいます。



「この子は大勢の友達を必要としていない」

「この子はスポーツを必要としていない」

「この子は音楽を必要としていない」

との理解はいかがでしょう?

保護者が

「この子は協調性がない」

と思い込んでしまうと

心配の無限ループが出来てしまいます。


中には砂場遊びになると嫌がる子供がいましたが

よく気持ちを聞いてみたら

砂で手が汚れる事が嫌だ、とか

お友達に砂をかけられてそれから怖い


など、協調性など全く関係ない理由もありました。


大切なのは

「嫌だ」という事を早めに表現できる子は

心を傷つけていませんから

早めに改善できるのでないか、と思います。


しばらく我慢していた子は

限界まで我慢して爆発するので、

それを全部出し切るために時間がかかる、

とただそれだけなのではないでしょうか?



結論


同じ事をやりたがらない子への

私が考える最適な環境とは


①家では、なるべく保護者が子供とのスキンシップを増やす(膝に乗せてテレビを見るのもいいです)


②なるべく怒らないようにする。

(片付けなさい、早くしなさいなど)


③保護者自身の話をする

(今日仕事であった事とか、何食べて美味しかった、とか、明るい内容)


④行動を急がせない


などです。


そして、

お母さんが、

子供がこれからもずっと

集団生活に向かないのではないか?

と思わない事が1番の対策です。


とは言え、保護者も人間で心配になりますよね?

その時は

必ず一度自分の心配を認める

(子供を心配している自分ということを認める)

口に出して

誰かに聞いてもらう。

その後、

大丈夫、と思うようにすると、

気持ちが自然と大丈夫と思えて来ますので

完了です。ニコニコ

これで

お母さんも

子供も

大丈夫になります。おねがい