小学4年生の時。 自宅から徒歩10分くらいの場所に県立の高校が新設された。 「あぁ、自分はこの高校に行くようになるんだ」と子供心に思っていた。 それから数年後、実際、そうなった。 家から高校に着くまでの間、頭の中で胸の中で歌っていた曲が幾つかある。

 

中島みゆき「ファイト ! 」

TULIP 「生まれる星」

長渕剛「明日へ向かって」

ふきのとう「季節の夕暮れ」

 

この4曲全てを知っている人は少ないと思う。 朝イチから聴くような、通学風景にふさわしいような選曲では到底なく、朝っぽくない歌だったなぁ…と思う((´∀`)) 

 

 

 

チューリップのアルバム『日本』を買ったのは中2の夏真っ盛りの頃。この時、この年、リアルタイムのTULIPは TULIP LIVE THE 1000th を迎えていた。 自転車を1時間くらい漕いで着く大きいレコード屋さんでアルバム「日本」を買った。 行きだったか帰りだったかの道で同じクラスのKと自転車同士ですれ違った。 

 

ほん・ちゅうに・せんきゅうひゃくはちじゅうねん・アルバム『 2222Picnic 』の年。

 

1972(年のデビュー)+ 50(年=半世紀) =THE 50th ODYSSEY の 2022年ピクニック は来年。

 

 

 

前にブログでチラッと書いたら「よく覚えていましたね!」とメッセージをくれた方がいまして嬉しく思いました。アルバム『I dream』の発売日は積もるほどの雪の日でした。 B面3曲目「冬の街」はこのアルバムの中で宮城さんが「好きだ」と言った曲です。

 


シングル「ふたりがつくった風景」。シングルで繰り返し聴いた最初の曲。リアルタイムで発売日に最初に買ったシングルは「We Can Fly

 

 

2枚組LPのベスト盤

『TULIP LAND』。

1枚目A面

・魔法の黄色い靴

・心の旅

・銀の指環

・青春の影

・ぼくがつくった愛のうた

・私のアイドル

・サボテンの花

1枚目B面

・虹とスニーカーの頃

・博多っ子純情

・夕陽を追いかけて

・僕はライオン

・人生ゲーム

 

2枚目A面

・Someday Somewhere

・日曜の風景画

・The Love Map Shop

・さよなら道化者 *シングル・ヴァージョン

・Shooting Star

2枚目B面

・The 10th ODYSSEY

・ふたりがつくった風景

・めぐり逢いは想い出

・たとえばI LOVE YOU

・恋のテレポーテーション

・We Can Fly


なぜ「僕はライオン」と思ったものです(笑)

CDだと二枚目は通しで聴けましてGOODです。

50周年に「僕はライオン」の再演は大歓迎、会場大興奮必至なのですが(笑)、アルバムとしては代わりに「夢中さ君に」を、「さよなら道化者」の代わりに「The 21st Century Hobo」を入曲させていたらより完成度・魅力が20%増します。 ※個人の感覚でス(笑)

 

 

公式ベスト盤

『TULIP白書』

・魔法の黄色い靴

・心の旅

・夏色のおもいで

・青春の影

・ぼくがつくった愛のうた

・サボテンの花

・悲しきレイン・トレイン

・虹とスニーカーの頃

・Shooting Star

・Morning Squal

・抱きあって

・まっ赤な花と水平線

・ガラスごしのI LOVE YOU 

 

「僕はライオン」は入曲しませんでした(笑)が… これは当時「ううむ(・_・;)」でした。ですよね? 

価値・意義・肝・目玉は最後の曲(のみ(-_-;)。 

作詞:ひろ(高橋裕幸)さん・宮城さん 

作曲・ボーカル:宮城さん のオリジナル曲。 

 

 

 

音楽評論家の田家秀樹氏がこのベスト盤に3000字ほど寄稿しています。

 

以下抜粋

 

1972年、どういう年だったか。  (中略)   「結婚しようよ」吉田拓郎が歌って、大ヒットした年だった。南こうせつとかぐや姫が「神田川」を歌った年だった。 井上陽水が「心もよう」で、大ヒットを飛ばした年だった。 そして、ユーミンがアルバム・デビューした年だった。  (中略)  フォークにせよ、ロックにせよ、ニュー・ミュージックにせよ、新しい音楽の歴史が、この年から動き出したといってしまっていい。 その中にチューリップはいた。いや、その中にいた、という言い方は適切ではないのだろう。 正確にいえば、そんないくつもの動きと時を同じくしながら、その中にはいなかった。 なぜなら、他のアーティストの多くが、ソロ・アーティストだったのに対して、チューリップはグループだった。  (中略)  日本語で歌うことをテーマにしていたのは、はっぴいえんどと頭脳警察くらいだったろう。 キャロルも、ダウン・タウン・ブギウギ・バンドも、シュガーベイブも、まだ、デビューしていなかった。  (中略)  グループ・サウンズのブームが消滅してしまってから、グループのオリジナルのポップスが、ヒット・チャート入りしたのは、「心の旅」が最初だった。  (中略)  でも、認められなかったんですね。 音楽ジャーナリズムにせよ、マスコミにせよ、自分たちがすでに知っているパターンや物さしにあてはまらないものに対しては、“エーッ”と、冷たい扱いをすることがある。デビュー当時のチューリップが、そうだった。  (中略)  ロック=反体制、という図式が一般的だったのだから。 アイドル・グループ、GSポップス。チューリップは、そんな扱いを受けていたことがあった。  (中略)  いろんなことがあった。「夏色のおもいで」は、松本隆が、まだ新人作詞家だった頃の作品だ。「ぼくがつくった愛のうた」は、ロンドンのアビー・ロード・スタジオの録音だ。スタジオではポール・マッカートニーと会ったということが大ニュースになっていた。 日本フィルとの共演、野外コンサートを含む全国年間200本近いコンサート・ツアー、…思いつくままにあげてみても、彼らが、先べんをつけたことが多いことにあらためて驚かされる。コンサート本数が、最初に千本を突破したグループも、彼らだった。 ここ数年のロック・シーンの野外コンサートの盛り上がりの中でも、ぼくは、いまでも、80年の鈴蘭高原の豪雨の夜を忘れることはできない。 単独の野外コンサートで、あれ以上のドラマチックな場面は、まだ体験したことがない。  (中略)  彼らが作り出した音楽を永久保存するだけではない。 彼らの音楽とともにあった青春を永久保存するためのアルバムといってもいいのだろう。 (後略)

 

 

田家さん、ありがとうえーん爆  笑ありがとううずまき

 

加えるなら…チューリップは財津さんだけではどうにもなっていなかった。

 

 

乱造乱発されてしまったベスト盤の中で好きだったのは

『The Best of TULIP』

Disc1

・魔法の黄色い靴

・心の旅

・夏色のおもいで

・青春の影

・ぼくがつくった愛のうた

・銀の指環

・サボテンの花

・悲しきレイン・トレイン

・虹とスニーカーの頃

・さよなら道化者

・Shooting Star

・モーニング・スコール

Disc2

・抱きあって

・Primary Color

・愛になりたい

・まっ赤な花と水平線

・渋谷Flower Friday

・逢えない愛

・TULIPIANの服を着た君

・逢う度に逢いたい

・ストロベリー・スマイル

・さよならメロディー ※この盤の表記 正式表記はメロディ

・STATION

・Well ( Mr.Good-bye )

 

はっきり言いましてこれは先の【『TULIP白書』-「ガラスごしのI LOVE YOU」+アルバム『そんなとき女を好きになる』抜粋『Well』抜粋】です。 でも実は歌詞カードがちょっとだけ凝ってくれています。PAGODAや10th ODYSSEYの画像が採用されていたり年表が記されていたりします。

 

思い出すことがあります。

 

 

パルコの特設会場での中古レコード市。 レジ横に置かれたラジカセからTULIPが聴こえてくる。 心地いい。心地良すぎて気が付くのに時間が経過していた。 「さよならの真ん中で」「めぐり逢いは想い出」「たとえばI LOVE YOU」「ロボットの心」「Lost in the night」「Dear my Friend」「Room # 1022」「さよならメロディ」 …

 

これ、オリジナル・カセット!? (編集の時代の話)。 TULIPで財津さん、そして姫野さん以外の曲の連打!!! レジのオジサン!あなた… あなたは一体全体…。

 

感動、感激した邂逅。 そんな奇跡の出来事を思い出させてくれます。 チューリップが好きな人と出逢えるのは嬉しい。 2期3期、、3期なら尚更です((´∀`*))

 

 

 

 

当時、毎週月曜朝7:00入室。 会議に必要な数値とりまとめ、書類・資料を作成。 会議の開始は午前11時。 会議が行われる部署へ向かう為 9時半には退室して出発しなければならなかった。 それまでの間、その際に気持ちを奪われる事無くちょうどいい塩梅で聴けていたのが財津さんのソロ作品『rainbows』(2001年9月21日発表)。 会議当日朝に準備!?

…という疑問、非難、憤怒、失望、軽蔑、憐憫はごもっともです。

 

 

 

 

先週、病院の行き・待ってる時間・帰り、携帯音楽プレーヤー、歌い手・曲・ジャンル・洋、ごった煮のALL TOGETHER NOW のフェスティバルが「流れもの」長渕剛が流れて来た以降、シャッフル状態ではなく財津さん祭りでした。

 

 

新しい夜だから

アフリカは午後0時

バイバイもうさよならさ

真夜中のルビー

愛にふれたとき

逃避行

ONE WORD

ユア・ベスト・フレンド

PRIVATE MOON

GOAL

未来を残さないで

Naked Heart

ホテル リゾナーレ

愛を待たせてる

君がいない朝

ふたりのステージ

もし、それが…

光の輪

酒の唄

冬のメイン・ストリート

切手のないおくりもの

心の旅 (財津さんヴォーカル

青春の影(ソロシングル「Dream With You」カップリング・バージョン)

魔法の黄色い靴(BEST『心の旅』収録の間奏にピアノ重ね録りバージョン)

風よ

 

我ながらとある財津さんのソロ・コンサートの【セットリスト】で通用しそうだなぁ…という繋ぎ、ラインナップでした(笑)

 

「新しい夜だから」はシングル候補だった、でもパンチが弱い(死語)ということで新たにシングルとして出来上がったのが「ブルースカイ」だった。…と、どこかで読んだことがあります。

 

「真夜中のルビー」「愛にふれたとき」は『City Swimmer』。松尾清憲、杉真理、ユーミン、そして

ケラ(ケラリーノ・サンドロヴィッチ) まで参加した意欲作、野心作。 …でしたが発表当初は僕には苦手作でした。音作りアレンジは好きでしたが歌詞がダメでした。 好きだった曲は表題の「City Swimmer」「都会の月」くらいでした。 今通しで聴きますと新鮮な限りです。 「愛にふれたとき」ってモロ・まんま「ラスト・クリスマス」ですよね? ちがう? え? 言っちゃダメ???

 

 

「君の指」よりも僕は「未来を残さないで」の方が好きです。

 

「真夜中のルビー」や「Naked Heart」方面の攻めた財津さんも今ならばいいなぁと思います。LIVEで聴けたなら「僕はライオン」と並んで(←しつこい)歓喜笑い泣きです。 この方面の原点は「二人だけの夜」だと思う次第です。 直球でビュンビュン恋や愛に邁進する歌詞がどうにも苦手でした汗 「Wake Up」「一枚の絵」で描かれている精神世界よりも、そこから年月が経過しているのに、逆に詞界が極端に若返っているのに戸惑ったものです。

 

「冬のメイン・ストリート」「太陽のゴール」、「ラブ・ストーリーを君に」の音作りはデイビット・フォスターを彷彿しないではいられません。「抱きあって」に分類できるこの方面の財津和夫が当時、好きでした。

 

 

 

「もし、それが…」大好きです。

 

もし それが 飲み物だったら

100円玉で手に入れて

乾いた喉を潤して

ぐっとそのまま飲み干せたろう

 

でも それは 恋だった

氷のような恋だった

熱すぎる心が求めたから

少しづつ溶けて消えた

 

もし それが乗り物だったら

本でも読んでいるうちに

レールの上をただ走り

目的地へと着いただろう

 

すきとおった恋だった

初めて許した心だった

かどをまるくしはじめたときから

終わるはずの恋だった

 

もしそれが煙草ならば

煙になって消えるだろう

灰皿の上に揉み消して

ゴミ箱へでも捨てるだろう

 

でも それは 愛のくすぶりさ

でも それは 心の残り火

この歌詞、シンプルな演奏、つぶやくような声、むちゃくちゃ好きです。

 

「酒の唄」はなんと(中村)雅俊さんがカバーしてるんですよね。「もし、それが…」「酒の唄」「光の輪」が収録された『宇宙塵』と、ソロ・シングルでセルフカバーしてヒットした「サボテンの花」の頃の前後のアルバム『「もうひとつ」の愛』『Naked Heart』との変容、ねじれの位置、若返り路線は… 好きでいる努力を要した頃でありました(笑) 「酒の唄」は…最後、会場でみんなで歌いたいものです。 ちなみに曲の組み立てと旋律が…拓郎さんが後に発表した「俺が愛した馬鹿」とどうしてもダブってしまうのも…この宇宙で僕だけでしょう。 この2曲共を知っている人も、少ないのだろうなぁと思う次第です、両名とも知名度はありますが。 この2人を濃く好きな僕から見ても、この2人は、なかなか離れています、同じ時代・同じ業界に居ながらにして。

 

 

「光の輪」は1997年の再結成ツアーで披露されたんですよね。 

映像も音源も発表されていないのが悔やまれます。

ついでに再結成後すべての【セットリスト】 

 

 

 

 

 

 

50周年には… 上記右側の1回曲から、何曲か再演してくれる筈。

 

いろいろ予想、

たくさん期待、

細かに記述

…したいところなのですが… 

 

当たらないとはいえ、あんまりアレコレ書くと前回のオンラインイベントのように、まさかの「男はつらいよ」歌唱を招いたりもするようですので… …それは違うと大いに思っていますが…

 

「言いますまい!!」 そして曲が始まって「あぁ、あの曲かぁ、知らないなぁ」

 

「あ、ワン、トゥ~、い~ろは、にっ」

(TULIP LIVE THE 1000th 生ギター・コーナーよりオマージュ)

 

 

 

 

2月19日は財津さんの誕生日。

おめでとうございます。

 

ぼくの人生には財津さんの歌が在ります。在り続けてくれて本当にありがとうございます。

 

 

2月20日はオンラインイベント5です。