宇宙塵 宇宙塵
2,160円
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『宇宙塵』…宇宙の塵(ちり)と書いて“うちゅうじん”と読みます。

 

ドラムは主に上田さん、

残りの他の楽器は財津さんが担当した意欲作。

ベースで宮城さんが参加した曲もあります。

 

 

夜、、なかなか眠れない夜に枕もとで聴くと

いつの間にか、よい眠りに誘ってくれるような

睡眠導入アルバムです。

深夜向きの曲が多いように感じます。

耳心地のよいアレンジ

同じメロディの繰り返しが

その効果を発揮しているのだと思います。

 

 

1曲目の「 Something in the sky 」は

♪Something in the sky

Something from the sky

 …しか歌詞がありません。

ひたすら連呼します。カッコいいです。

 

「根雪」

財津唱歌といった印象の綺麗な旋律です。

 

「二人だけの夜」

シングルカットしたちょっとエロティックな感じの曲です。

 

「酒の唄」

最後の

♪酒は飲め飲め飲め 淋しさを飲み干せ

酒は飲め飲め飲め 儘(まま)ならぬを飲んでしまえ

…は、ほろ酔いになって、呟(つぶや)き歌いたくなります。

 

 

「もし、それが……」

失恋の唄。

でも、決してドロドロとはせずに

終わりを潔(いさぎよ)く受け容れている境地。

 

「虚心未遂」

これも失恋の唄。

今度は、その気持ちの虚しさ、

得体のしれない喪失感の高揚を

ちょっとコミカルな詩に

声を張って訴える感じの曲。

 

「光の輪」

財津さんの思いを強く込めた曲。

一時ライブ本編のおしまいを飾った曲。

 

 

「サボテンの花」や「 WAKE UP 」や「切手のないおくりもの」を

世に送り出した財津和夫とは、

一線を画す

ちょっと地味目の通向きな作品群のように思います。

 

 

 

財津さんの快復、復活を心より祈ってます。