ぼくが財津和夫さんという人の歌を知り(「WAKE UP」「切手のないおくりもの」「(松田聖子さんへの提供曲)チェリーブラッサム」、興味を持ったのは小学6年生のときでした。


中学に上がると皆、それぞれお気に入りの歌手がいるようになっていましたね。


当時は、、やっぱり、とにっかく“オフコース”が大人気でした。


よくチューリップは、ひきあい?比較?ライバル?みたいな取り上げられ方をされますよね。

レコード会社がEMIで一緒だったり、確か財津さんがまだアマチュアだった頃同じコンテストに出場してたり

オフコースはメンバー増員で5人、脱退で4人

チューリップもメンバーチェンジがあったりで、、、確かにシンクロするとこはありますよね。


財津さんのソロの「I need you and YOU」というアルバム収録の

「不思議なときめき」には、小田さん・やっさんは秀逸・美しすぎるコーラスで客演してたり…


もっとも印象深いのは、両者の解散の年、、、これまでシンクロしちゃってる。。。


でも、、、オフコースは東京ドームで締めくくり

TULIPは、中野サンプラザ4日間(うち2日ぼくは参戦)だった。


財津さんはこんな感じのコメントをインタビューでしてた記憶がある。

「あっち(オフコース)は、巨大な壁が崩れる感じで、ぼくらは気が付いたらなくなってしまっていた」

…みたいな、、、正確ではないが、こんな受け取り方をぼくがする内容だったと思う。


でも1989年から年を経て、チューリップは、財津さんはかつて

「60歳になっても70歳になっても『夢中さ君に』を歌えていたら…」の

ものすごいコメントを通り過ぎ、実現、超えようとしている。

まさに「アンクルスパゲティ」の歌の通りだ。 (下手じゃないですよ!念のため)



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でも、ぼくがチューリップのファンになった当時は、チューリップを知っているほどの

音楽の聴き方をしている友達は一人しかいませんでした。青柳君と言います。

青柳君はオフコースシンパでした(笑)。


青柳君とはお互いに、レコードの貸し借りをしていました。

青柳君はぼくに名盤「ワインの匂い」などを知る機会をくれました。


でも一番青柳君に感謝したのは

「今度、パルコの屋上で、チューリップのフィルムコンサートがあるよ。行こうよ」でした。


…ということで、ぼくが最初に参戦したコンサートはフィルムではありますが


LIVE ACT TULIP IN SUZURA 2 なのです。


…雨の中、、なんて生易しいものじゃない、豪雨の中、、のコンサート。

当たり前のように ぼつぼつという音が絶えず聞こえてくる程の悪天候の中、、、


今の時代なら、、実施はおろか、演奏・かつ成功は考えられないと思う。



…、…、 で 最後の最後の最後に演奏された「人生ゲーム」は

今、打ち込んでいても身体の震えがくるくらい感動的だった。


財津さん、安部さん、姫野さん、薫さん、宮城さんの演奏力・結束力は

今、改めて、テープやCDを聴くたびに思い知らされる。


「I need you and You」は12分にも及ぶ

5人の技術がひとつにキレイに融合した、秀逸な美しさの結晶のような演奏だった。



それを知ることができた自分の経験・感性がたまらなくうれしい(笑)。


「人生ゲーム」の財津さんのリズミカルで胸に染み入るハーモニカ、

「ちっっちゃく行くよ」

「はい!」

「雨の中でも歌ってみよう!」の掛け合い、



このコンサートに参加した人たちは、絶対にこの日のことを忘れることはないだろうと強く思う。


…そりゃそうだよね、、と思う。


あともうひとつ印象的なのは、、、


この鈴蘭2 開幕のときの 女の子たちの声援。


「財津さんっ。寒いよー」


…そりゃそうだ。

鈴蘭高原で豪雨なんだったんだから。



… … ほんとにほんとにすごい凄いスゴイ、コンサートだったなあ、、と思う。


今日は、この「鈴蘭2」のライブを聴こうっと♪



※ここまでお読み戴けた正真正銘のファンの方、ありがとうございました!