劇団天動虫 の 稽古場日記 -9ページ目

劇団天動虫 の 稽古場日記

劇団天動虫の稽古場風景・ワークショップ風景・劇団員のつぶやき・公演情報などをお届けします!⭐️


ちあきです🌷




もっと良い芝居をつくりつづけるために
もっと新しい仲間となってくれる人と出会うために
もっと劇団のことを知ってもらうために!
そんな想いではじめました劇団天動虫の過去公演振り返りブログ。
楽しんで読んでいただけていますでしょうか?☺️

本公演から小さな公演まで、
作品数はたくさんあるので全部はまだお話できていませんが…
ちょっとでも天動虫の作品の雰囲気や作り方、そこにかける私たちの想いが伝わっていたらうれしいです♪

さて、7月も後半になり、
いよいよ9月にある本公演の稽古が始まりました!
なので過去公演の振り返りはいったんおしまいです。
ここからは次の公演についてのブログを更新していきますので、
そちらも是非ぜひ楽しみにしていてください🌻✨

今回の公演、
わたしたちのもっと仲間を増やしたいという想いが叶ったのか?!✨新しく出演してくれるメンバーもたくさんいるんです!!!😆
このブログには座組のみんなにも登場してもらう予定です!

そして、過去公演の振り返りブログを読んでくださった方が楽しめるようなものも、今度の公演で用意したいなと思っております、、、♪

様々な作品作りを経てたどり着いた
天動虫最新作の本公演!
是非みにきてくださいね〜✨✨✨

それではまた次のブログで(^^)/


ぱこです!

 

今回は天動虫の短編作品から

「ワンス・アポン・ア・タイム」
を振り返りたいと思います〜!



今までも様々な公演の中で上演されてきた天動虫の十八番的な作品の一つ(だと勝手に思っています)!

色々な人がやっており……かくいう私もJUKEBOX2022でやらせていただきました!



シンプルな構成、短編にぎゅっと詰まったコメディ要素、これぞ天動虫なセリフのテンポ……
中々掴むのが難しく頭を抱える日々……
お腹の中から、心の回転速度を上げていかなければ!そんな風に思ったり。

反射神経も上がるかもしれない。どうだろう。今前より上がっているのかしら私。

 



何度か上演されていますが、個人の特性も活かされつつ、お決まりの気持ちよさ(面白さ)も併せ持っていて、毎回違う楽しみ方ができる作品だなと思います。

 



実は私がやったのはは職業が一つ大工にマイナーチェンジしているバージョンだったり。

その辺りも変化していくのが楽しいななどと。

ずっと見ている側だったので、実際にやれた時は嬉しかった!

 



ちなみにこちらが初代バージョンの御三方。

なんか……イイ! この並び、個人的にすごく好きなショットです。

 



なんと初代御三方バージョンはYouTubeチャンネルで配信してます。

ぜひぜひ見てみて下さい。 本当に面白いので……

 

りさこです🐈
2017年9月に上演した
『幻の女』について振り返ります☺️🫧


時代も年齢も性別も当時の私たちの等身大に近い女の子7人のお話しで、ぎすぎすした痛みが残る(笑)天動虫では少し珍しい空気感の作品かなと思います

真っ黒の招待状で集められた、学生時代に仲の良かったメンバーだけの小さな同窓会
触れないよう思い出さないよう封印していた「過去のある出来事」の犯人探しが始まって、、、サスペンス感もあるぞくぞくっとするお話しです



キャラクターカラーを決め、
その色を使ってそれぞれ毎公演コーディネートや小物を変え「着こなし上手コンテスト」を行い、お客様に投票をしていただきました🤤

どの公演もみんな本当にかわいかった✨✨



コミュニティに入ると、そこにいるキャラクターのバランスで自然と役割みたいなのが決まっていって、それが心地良い関係性であればいいですが、なかなかうまくいかない時も多くて
あからさまな「いじめ」のようなものはなくても、仲良くて楽しいはずだけども、
我慢してたり、実は深く傷付いてたり、トラウマになったり、、、

誰も悪くないけど、自分も含めて、全員悪い
あの絶妙にいや〜な空気を、痛みを、
セリフではなく全員の空気感で作り出す
作品作りはとっても繊細で難しい作業でした



私は「幻の女」(作品を観ると、誰を「幻」ととるか、何を「幻」ととるかというところもありますがっ、、、🤭作品のおもしろいとこ😳!)

そこにいなくても、そこにいないのに、
話題をもっていってしまう人

最後だけ現れセリフなく消えていくのですが、
ライブハウスや飲食店での上演
客席の間をねり歩きの登場で、
演出のほあしさんより「香り」が残せないかなと、実は登場前にキャラクターのイメージでせっけんの香水を振りかけて登場していました🤭

遠くからふわっと香ることで、
お客様の中で、
今まで話題の中だけでしか登場してこなかった子が、輪郭を伴い、会ったことないはずなのに、点と点が線で繋がるような感じでぶわっと想像が膨らんだらいいなという思いでありました😌


香りと記憶の関係性ってほんと不思議ですよね
香りで思い出す記憶って
なんだかノスタルジックだったり、
必ずエピソードがあるような
無意識のところで自分にとって強烈だったり大事な思い出であったりするような気がします

ほあしさんの香り演出は今作以外でも結構あり
そのこだわりがだいすきなのですが、
私も、自分の気持ちだけでありますが、役作りの手助けや役をやり抜くための勇気付けに、香りに頼ることが多くなりました

生の舞台の醍醐味でもある五感すべてで楽しんでいただけますよう、これからもたくさんこだわっていきます☺️✨





ジョニーです☀

今日のお話は
第3回目の本公演
「DOLLー後ろ向きな人生の前向きな歩き方ー」
の、ジョニーの役についてです。


(前回ちあきちゃんが書いていたブログも合わせてぜひ♪)

…私は
よくいえば自由奔放
そのままいえば傍若無人
なフリーター女性…
飯野(いいの)ちゃんを演じました。





何かのビッグになりたくて
次から次に新しいことを始めては
「これは私には合ってない」と早々に諦めて
また次の新しいことを始める
ひとつのことを最後まで成し遂げられない夢追い人です。(笑)




ただ、スピード感が気持ちいいくらい颯爽としてるというか
彗星のように現れて、端的にその場を破壊して、豪速球で消えていく、嵐みたいな人なので
別にひとつのことを成し遂げなかったとて
楽しそうだしまあいっか、迷惑だけはかけないでね、と、思われてる感じの人です。




この作品は
とあるアパートに
そんな飯野ちゃんを含めたクセあり住人達が居住し
後ろ向きな人生を前向きに歩いている物語なのですが、
どうも誰かが後ろ向きすぎる時は
お互いに背中を押したり押さなかったりしています。

飯野ちゃんも、基本は楽しそうにして何も気にしてない風を装っていますが、
本当は、何か夢中になれるものを探して踠いているっぽい感じ。




当時の私は
飯野ちゃんよりずっと自分と向き合えておらず
ひとつのことを成し遂げるとかよくわからず
本当に、楽しくなくなったらすぐに匙を投げていました。

だから、飯野ちゃんが踠いているのは輝いて見えました。
だって諦めてないんだもの。
上手く演じられなかった記憶が残ってます。
私はもがけなかったので。

作家の野村さんは、辛辣な愛情でもって当て書きをしてくださったんですね。
ありがとうございました。(笑)

今ならもう少し違う飯野ちゃんを演じられそうです。
やってみたいかも。





本当の幸せってなんなのか、
今のままでもいい気がするけど、
なんだか違う気もする。
そんな人たちの背中を押してくれる作品だったなとしみじみ。



ちあきです🌷

今回はちょっと、くだけた?癒しの?作品の
振り返り
『にゃんにゃんにゃん』🐱🎀
天動虫の短編作品です!

3人芝居で、
いままで何回か公演しました!
初演は、ジョニーりさこ私の3人♪


このお芝居、

つるの恩返しならぬ、ねこの恩返しの物語🐟

3人芝居のほっこり?コメディーなのですが、

この3人のバランスが非常〜に大事なんですっ‼️

絶妙に絡まるとすごいテンポで面白さが加速します😆✨



この初演のときは、りさこが猫ちゃん役!

大・迫・力☆

りさこに猫役はぴったり!笑

ブレる私とジョニー笑

私は恩返しされる側の人間の女の子役でした🍒

この役のちょっと変わってるけど平凡な女の子っぷりもなかなか大事なのですよ!笑


その後の再演で、

なんと私も猫ちゃん役に挑戦しました!🐱



猫役はほんとうにずーっとパワフル!!!🔥

やってみて改めて、りさこリスペクト!笑

猫役がハジけないと始まらない物語なので、

普段わりとツッコミ役?みたいな方が多かった私は苦労しました〜💦



天動虫の短編は3人組のシュールコメディー作品が多いのですが、

実は長編とはまた違った難しさがあります…!

人を笑わせるって、実はすごく緊張すること…!

芸人さんすごい!!

大抵、役者自身がただこなすのではなく、楽しめてるときは面白くなっている気がします、、、✨


短編はこれまたすっっごく芝居の勉強になります😊✨

本番で笑ってもらえたら、

演劇たのし〜〜って気分も倍増🌈


そんな作品もまた、お届けできたらなって思います!!



りさこです🐈

何の作品を振り返ろうかなあと見返していたら、なぜか私文学作品の振り返りが多かったので、せっかくなので?あともうひと作品🤭
はじめての「青空文庫シリーズ」を、、📖✨

 (✏️青空文庫シリーズについてはこちら↓)

(ちらし撮影の裏側😳📸)

2019年8月が第1弾でした🫧
梶井基次郎の「檸檬」をテーマにした
『檸檬〜カラダとコトバでどこまで色彩を愉しめるか〜』

焦燥感というのか、嫌悪感というのか、えたいの知れない「不吉な塊」を感じる作品たち
でも
鮮明に描かれる色彩に
なんだか心惹かれる作品たち

(ラストシーン📸実は各作品で使われていた小道具がどんどん積み上げられているのです)

どの作品も、
グレーな空間の中に、危うく魅力的な色彩が感じられるというか、、、
その色彩は、
生の重力や冷覚や冴えが感じられて
救いなのか、鬱々とした日々を爆発させてくれる自分だけのおまもりのような

そんなものが描かれている
作品たちが集まっていたような気がします

私は江戸川乱歩の『赤い部屋』を演じました😳

異常な興奮を求め「赤い部屋」に集まる男たち
犯罪も心霊も死刑執行も解剖学も
「ありふれた刺激で退屈だ」という新入会員のT氏の話す「殺人」とは、、、、

物騒な言葉ばかり並んでしまいました
はい、新入会員Tであった私の赤色のおまもりはもうかなり歪んでおりました、、、


人間の行動学みたいなものを「知った」うえで、「無知」を盾に殺人を起こしていくT氏
「無知は罪」はこういうことも言うのではと突きつけられたように思いました

「こうなるとは思わなかった」「そんなこと考えてもいなかった」「知らなかった」という
想像力の欠如は命をも奪うという残酷さ

事故は往々にこのように起きてしまうものかもしれないけれど、「殺人」との境界線の曖昧さを突くT氏の話しは、もっともっと想像して生きろと、英知を持つ努力をしろと言われてるように感じました


カフェやアトリエでの公演のお客様との近さ、
写真でみるとやはりすごいですね😂

文学作品シリーズは、言葉との距離、そしてお客様との心の距離、それらが語り口やシーン、登場人物ごとに変化するのを調整して、コントロールしていくことにとても苦戦します
前提である、出力方法のバリエーションが少ない私は、作品に乗れるのが遅くて遅くて、、、
出力方法の獲得という、この後続く長い闘いの
第一歩目となる作品であったのでした〜🥲💨




ちあきです🌷


なんだか神聖な気持ちで過ごした稽古と本番の日々。

ジョニーがこの前のブログで振り返った公演
『Salvation -救済-』をわたしの角度からもブログに記してみます✏️

▼ジョニーのブログ



わたしはとても不思議な役をいただきました。



舞台上で説明のない不思議な存在だったので

お客様によっても解釈は様々だったろうし

よく分からなかった!って人もいたのではなかろうかと思います。

逆に正解もありません。


ただ、主人公の中にある少女性と少年性が

舞台の上でかたちになった、そんな役で、

私は少年役の子とペアの、少女の役でした。



真っ白の世界の中の青。


先にもかいたように、

主人公の中にあるものを表現したような役なので、

主人公の心が動いたり乱れたりするときに現れます。

「理想の家族」を演じたかと思えば、

暴力的になったり。

かと思えば無邪気になったり。

そして、ことあるごとに、

主人公に何かを問うように見つめるシーンがあります。





理想と現実、

希望やフラッシュバックに

ぐちゃぐちゃになったり、

そんな自分を自分の中の自分が見つめていたり。

抽象的ですが、

観ている人の中に感覚的に刺さるものがあればなと思いました。


答えはなかったので、

わたしの役作りも稽古場でひとつひとつヒントを拾い集めていくようなイメージでした。


思えば前回ブログに書いたアンドロイド役の次にセリフのない役でした(何故かセリフない役の振り返りシリーズに。笑)


でもすごく私のなかで特別な役でした。


稽古場で帆足さんがどこかのシーンの演出をつける際に伝えるイメージの一つ一つがヒントでした。


みんなを、

そして主人公であるアヤセという役を、

ひたすら見ました。

そこで渦巻く感情が役作りの手がかりでした。


楽しそうな海賊のシーンも出れないし、みんなの輪にあんまり入れないのは寂しかったですが(笑)、たくさん見守っていたら何だかすごく愛おしい舞台になりました。


そんな、このサルベーションという舞台自体や、

みんなとの稽古の日々、

そしてその中で自分が行う役作りの時間が、

すごく私にとって神聖なものでした。


舞台袖で、舞台上の台詞をききながら、

最後に撒く小道具の花びら1枚1枚を丁寧に手の中におさめている時間すら、大切なこの“少女”としての時間でした。


主人公アヤセを最後お見送り。

暗闇から光に向かって歩き出せたかな?

タイトルも救済という意味ですが、

人によって何が救済になり、何をもって前に進めるかは違うかもしれないけど。

天動虫の舞台が誰かの小さくてもいいから救いになったらいいなと、

そういう舞台をこれからもつくり続けたいなと思います。













りさこです🐈


私なんだかこの写真好きで🥹よくわからないんですが、見てたらじわじわきちゃって、、、笑


へんてこりんな格好で、左から4人みんな絶妙に間の抜けた顔して(顔が隠れてるちあきさんもきっと同じ顔してる😌 なんかじわじわ、、笑
(自分だけのツボすみません!

こちらは2019年1〜3月に上演した
『最後の晩餐』の写真です📸

「ひとりの漫画家として漫画を描いている」
という素性を隠した幼なじみ3人
アトリエをカフェとして経営しているところへ、自分たちの漫画のキャラクターにそっくりな謎の女がやってきて、、、、



打ち切り宣告をされ、大好きな大切な作品の最終回を描かなければいけない幼なじみ漫画家3人(実際も本当に幼なじみの3人🥹えもい



打ち切り宣告をしにきた無情な(笑
でも実はけっこういい人な編集者



漫画のキャラクターそっくりの謎の女
(↓漫画のキャラの動作までしてくる🥺



最初の私的ツボ写真は、
その場にいる全員で漫画の最終回を作ろうとしているところです
はちゃめちゃなことを言って荒らす謎の女


最後は、幼なじみ3人で
自分たちが作ってきた作品、
そしてそれぞれ自分の好きやいきがい、
自分だけの道など、いろんな想いを再確認し、
3人だけで大切に最終回作りに臨んでいきます



何事にも「最後」は必ずあって、
半ば強制的な「最後」
悩みながらも自ら選択した「最後」
時の流れによる「最後」
また、人との「最後」
「最後の瞬間どのように感じたか」というのが
なんだか私にはとっても難しくて、、、

脳が処理してるかしてないか微妙な、言葉で言い表せない、現実味があるようなないような気持ちになって、いまだに気持ちを説明し難い
「最後」の思い出もあって

まあそうだよな
向き合って、悩んだり立ち止まったり、
たくさんたくさんのことに感謝して、
最後は後悔しないようにと思いながらも
終わりがくるずっと前から何度も後悔したり、
でもやってよかったと自分に言い聞かせたり、
そんな積み重ねあっての「最後」なのだからと
最近は、
もちろん関わってくれた人に感謝し!
「最後」に感じたその瞬間のその感覚を
自分の中で積み重ねていきたいなと

言葉で言い表せないその感覚は、日々の中では忘れてしまうこともあるだろうけど、
自分の中から消えてしまうことはないだろうなって信じようと😳

日々の流れの中では通り過ぎざる得なかったり、処理できなかったりした
心の動きとか痛みとか情緒みたいなものを、
天動虫の作品を観た時に、
思い出したり、立ち止まって感じていただけたりしたら、またそのことが皆さんの何か前向きになれる糧となったら嬉しいです


ちょっとおばかな?写真たちを見ながら、
今までの自分にとってのいろんな「最後」に想いを馳せたりさこでした〜😂

ぱこです!


今回の思い出は以前ちあきさんが紹介してくださった「僕は僕する」公演のアフターイベントとしてやっていたワークショップメンバーでのイベント!

(僕は僕するのブログはこちら→https://ameblo.jp/101064diary/entry-12851085286.html)




同じく寺山修司さんの言葉を使ったり、他の作家さんの言葉を使ったり……色々と挑戦できた回になっています。

天動虫の公演は、ひとつひとつのお話も大事にしつつ、それぞれの話にある「繋がり」を大事にしていると思います!

個人が持つ魅力を、最大限に引き出して……輝く✨


私がやったのは、寺山修司さんの

「ボーイフレンド運転免許証あげます」

でした!

男の子とお付き合いするにあたっての心構えんとかを車の運転に例えたり…楽しい作品です💕

とにかく元気いっぱいにやりました! 

身体で表現できるの楽しい! という思いがあります。



人の輪とか、繋がりとか。

いつでも大切にしてるのが天動虫だなと思います。




これは同じくアフターイベント内でのジョニーさんとりさこさんの二人芝居から🥰

うつくしい〜〜♡

りさこです🐈

天動虫では、先日
次回公演のオーディションを実施しました!
すてきな方々と新しく出会うことができ、
とても楽しかったです☺️

2021年、3人の新メンバーが入団し
フレッシュな風を運んできてくれた時のことを
思い出しました🫧

そんな新メンバー3人揃った1つめの公演
青空文庫シリーズ2021
『幸福は一夜おくれて来る』を
振り返ってみようと思います🌷



「青空文庫シリーズ」に関しては
こちらでお話しさせていただいています🤤
https://ameblo.jp/101064diary/entry-12851854221.html


数作品を上演しましたが、
その中で太宰治の『女生徒』を
新メンバー含めた劇団員6人で演じました

本作品は「ひとりの少女から送られてきた手紙」をもとに太宰が書いた作品と言われています。
少女が、自身の日々を語るようなかたちで物語は進んでいきます。


社会に対して、家族に対して、自分に対して、
どこかで感じたり考えたことのある言葉が並び、
またコロナとワクチン接種で混乱した当時の社会を刺すような言葉が並び、
劇団員6人がそれぞれの経験や想いを胸に
臨んだ作品でありました

ひとりの少女を6人で演じるのではなく、
6人の少女がそれぞれの
胸の内を明かしているというようなつくりにし、
6者6様の少女で物語を紡いでいきました
とても楽しかったです!

純真な眼で「美しく生きたい」と言うぱこ


自分の「好き」を大切にしたいと願うれいな


日常の「生きる」に押しつぶされそうになっても明るく振舞おうとする健気なまな


それぞれ「らしい」感じがして
大好きな少女たちでした

時代、性別、年齢を超えて、
生きる中での葛藤を代弁をしてくれているような作品ではないかなと、
でもそれは「みんな一緒」「似たり寄ったり」とか「量産型」とかで括られるものではなく、
確かな思いが綴られている感じがして


天動虫も
これからもそんな作品を作り続け、
皆さんの側で、
皆さんが抱えた葛藤と一緒に闘いながら
それでも楽しく✨進んでいきたいなと思います

一緒に舞台を作るというかたちでも
お客様というかたちでも
天動虫の仲間になってくださる方々を
いつも大募集しております
これからも出会いを大切に大切にしたいです😌