劇団天動虫 の 稽古場日記

劇団天動虫 の 稽古場日記

劇団天動虫の稽古場風景・ワークショップ風景・劇団員のつぶやき・公演情報などをお届けします!⭐️

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いつも応援してくださってありがとうございます。

今年はいつもと違った取り組みをしていこうと考えています。

劇団天動虫の発展の年にしたいと思っています!
何卒よろしくお願いいたします。

沢山のHAPPYが降り注ぐ一年になりますように!

2025年 劇団天動虫 🐞


メリークリスマス🎄✨
ジョニーです🌻

今日は久々の振り返りブログを…とも思ったのですが、
クリスマスの夜なのでゆっくりしようと思います。(笑)

またゆっくり更新していきますので、ぜひ読んでください✨

🎄🎁✨

ぱこです!
今回は討論のシーンについて。

討論のシーンは、「シェイクスピアの」ロミジュリにはないシーンです!

現代の(或いは、いつかの時代の)私達の討論。



女の子の話、人間の話。

恋物語ではないロミオとジュリエット。

今できるものはなにか、ううむ、帆足さんの頭の中を覗いているようだ……。と当時から首をひねっていました。哲学的だなあと思ったりするのです、いつも。それが素敵だなと。

 

素直にやってみたらいい!が中々わからず大苦戦したり。

一方でただとても素敵だなあ……と舞台の上にいるのに他の役者さんに見入っちゃった時にヨシ!それ!というような瞬間が生まれたり。

いつだって舞台は新鮮で、いきていて、だけど約束はあって、信頼もあって、そういう張り詰めた糸のような細さで成り立っていたり。

だけど糸だから怖いよ〜〜〜〜って怯んでいると全然その上を歩けないんですよね。

などと暫く経った今だから思ってみたり。

糸に例えたのはタイトロープを思い出したからです。ふわっとしか観てませんが!

脱線。

 



素直な自分を出すって難しいなあという振り返り……

ぱこは迷子になりがちなんですが、自分なりの糸口を見つけていきたいですね。

 

みんなの個性も出ているし、何度でも観てほしいなあと思うシーンです。

今日はこのあたりで!

ご無沙汰です、ジョニーです🌻

「ロミオとジュリエットー宣託ー」の振り返りシリーズ☀

今日は、ジョニーの「4番目くらいの役」について🍫(???)



「ロミオとジュリエット」におけるジョニーの役には、
「狂言回しの道化」「マーキューシオ」「薬屋じいさん」以外に、
ジュリエット家の召使い「ピーター」という者もおりまして(???)

役をつくる時に、それぞれが別人に見えるための工夫をどうしようかしばらく悩んでいました🤔








召使いピーターのキャラ付けは、台本の時点で「ポンコツ風」。
基本的に役に立つことはしませんし、むしろ少しだけ邪魔です。😂

ですが役割としては、ピーターなんかが居なくてもしっかり成立するはずのシーンにおいて、端の方で関係ないことをして遊んでいるように見せながら、実は演出効果としてシーンを浮き立たせる役割。

且つ、たぶん、舞台上では煙たがられて、お客さんからは愛される存在。

実に役に立つ存在です。
むずいですね???


こういう役割の役は特に、
大筋にまったく関係ない行動をしながらも、
誰よりも大筋の流れを理解し、
そのアシストやエスコートをしていかないといけません。
むずいですね???


台本を読むだけだと目立たないように見えるけど、実際舞台上ではめっちゃ目立つ役だったり。
キャラクターは他力本願を装って、役者は案外主体性の塊でないといけなかったり。
演劇の役作りというのは、
目に見えない無数のルールを読み取った上で、その広~い枠の中で、より良いコースを選び、協調しつつ主体的にゴールに向かうゲームなんですね。
めっちゃ多角的に頭も心も使うゲーム。
まさに人間界。
恐ろしい世界😱


まぁ、難しいことはさておき、
当のピーターは結果、
なんだか喧嘩仲裁屋さんみたいな仕上がりになっちゃいました。(笑)
喧嘩仲裁屋さんについては、YouTubeでぜひ調べてみてください。(笑)


振り返りブログ、次回もお楽しみに~🐞✨






こんばんは、ちあきです〜🌷🌙

今回は舞台上の話ではないのですが、
わたしたちだけが知る
舞台に立つ直前のお話…

今回は開演の5分前から少しづつ役者が舞台上に現れる、という演出でした。
お客様のザワザワを聞きながら舞台上にいるというのもなかなかドキドキして面白いです☺️

その直前までは楽屋で待機しています。
舞台監督さんの合図がくるまで、本番を前にした役者たちが思い思いにすごす楽屋。
わたしはこの、楽屋の、本番直前の雰囲気がすきです。
その時の座組の、役者にしか味わえない、
緊張と期待と、ドキドキとワクワクが入り交じった特別な空気。




今回の座組は若い子が多いこともあり、比較的ワイワイしていました。

それもまた、今回の座組の個性で良き…💓


キーアイテムの向日葵をもって最初登場するという演出だったので、準備の整った人からこの向日葵をもつというのも何だか素敵🌻


1番登場の遅いジョニーがいつも上から見守ってくれてた😊




あるあるなのは、本番進むにつれ段々と余裕ぶってヘアメイクの開始が遅くなり、このギリギリの時間も顔面の完成に忙しなくなってくる(わたしだけか…?)



歳を重ねるごとに変わったなと思うこともあります。

昔は、この本番前の時間がとても神聖な時間に感じていて、ひとりで静かに役に集中する時間にしていました。

演じる役の内面だったり、妄想生い立ちストーリーだったりを書いたノートを必ず持っていて、本番直前の時間に読んで精神統一したりしていました。


でも、ここ数年はどちらかというと、自分自身と向き合う時間というよりは、目を外に向け、これから一緒に舞台に立つ仲間との時間と考えるように自然になっていました。

舞台に立つ直前の、最後の役者自身としてのコミュニケーションとでもいうのかな…?


どっちが良いとかもないですし、

人によってどんな過ごし方をすると舞台に集中して想いをこめられるかは違うと思いますが、

自分の劇団員としての役割だったり、

天動虫の公演が昔より多くの人に出演してもらえるようになったり、

そんなことが自分自身の小さな変化に繋がったのかな?というのを発見したのはなかなか面白かったです。


ちあきです🌷

今回はわたしのお気に入りの、おもかわいいシーンについて…♡
おもかわいいとは…☝️
おもしろくてかわいい!のこと👍笑
わたしは出ていないシーンなのでいつも稽古場でじっくり見ていて、気づいたら「ふふっ☺️」て顔になってしまっている(笑)


流山児★事務所の平野直美さん演じる乳母の乳母っぷりがもう!すてきなのです!ニコニコ

シーンを一気に引き締め面白くしてくださいます😭✨✨


そして7人の侍女たち。

この子達がまた、おもしろかわいいんですドキドキ



乳母の迫力にビビりながら、実はみんなそれぞれに、後ろでわちゃわちゃやってるんです。

そのこまかい小芝居をみるのが好きでした。笑

一人一人観察してるとほんとに面白い🤣

本筋とはまた別のところで役者が楽しむ芝居、

それも、演じている役が“今この場にいる”ために大事なことだし、

観客は好きなところをクローズアップして見れる、

こういうのが演劇の醍醐味だよね〜って思います。


そしてキャピレッド夫人のおとねちゃん!



体調不良により、本番は途中からの出演となり悔しかったのですが、おとねちゃんのキュートでおちゃめな夫人を少しでも多くの方に観てもらえて良かったです😭✨

おとねちゃんのもつ綺麗な声と愛嬌とがマッチして素敵なキャラの夫人になりましたふんわりリボン


そんなこのシーンは、実は今回の芝居の演出においてとっても大事なシーンでした‼️

ロミオとジュリエットなのにジュリエットがいない状態でお話が進む今回の芝居では、お客さんがまるで自分がジュリエットになったような感覚におちいってくれたらいいなぁという意図がありました。

なので、乳母や夫人、侍女たちがジュリエットに話しかけるこのシーンで、お客さんがまるで自分に話しかけられているような感じがするように

観客を意識して、覗き込んでいるかのように、!という演出が何度もされていました。

実際にご覧になったお客様はどうだったでしょうか?☺️


それではまた次のブログで〜いちご


ぱこです!

今回は天動虫といえば…!な『音絡み』のシーンについて振り返りたいと思います!




曲とセリフと動きが縦横無尽に駆け回るのが魅力でありまして、何度観ても、そして何度やっても新しい発見ができる、そんなシーンであります。


しかし……全てを一体に!そしてみんなで!となるとですね

やることが……やることが多い……!という現象になるのです。

曲のこと、セリフのこと、場所のこと。
状況のこと、感情のこと、いま自分たちがなにであるか……。

 

とっても楽しい!ので私は大好きなのですが、でもとても大変!でもあります。

大変なのを楽しめるようになるまでとにかく稽古稽古…!

あまり器用な方ではないぱこは、とにかく当たって砕けるのみなのです。

それでも、みんなで作り上げられたと思える瞬間。

それはとても心地よいのです!

 



役者全員分繰り返しみたい……!となります(笑)

一人一人が本当にいい表情をしているので。

 

噛み締めたところで今日はこのあたりで。




ジョニーです🌻
「ロミオとジュリエットー宣託ー」の振り返りシリーズ☀

今日は↑のシーンについて🍫

これは何の瞬間かと言いますと…


ここまでは狂言回し的なストーリーテラー的な「道化🤡」として立ち回っていたジョニーが、
「薬屋のじじい👴」に変化した瞬間になります。



今回のジョニーの役回りとしては、
ストーリーテラーである「道化🤡」
ロミオの親友「マーキューシオ😎」
ジュリエット家の召使「ピーター🤓」
死への鍵をにぎる「薬屋👴」
主にこの4つを行ったり来たりしておりまして、

そのどれもが、
細かく見れば、大筋のストーリーに食い込みすぎずに外から茶々を入れるだけのおふざけ要素であり、
大きく見れば、むしろ大筋のストーリー全てを操っているかのように見える存在でもあり…

それぞれの役がまったく違う人に見えるような、はたまたそれらが全て「ジョニー」の中で統合しているようにも見えるような、
結果、「道化を演じている一人の役者を演じているジョニーを演じている何者か」であるような、
考え出すとキリがない螺旋に引きずり込まれる、奥深~い大役でした。🌀


…で、この写真は、「薬屋のじじい👴」になった瞬間!(笑)
稽古の初期は「人の良いオトボケおばあさん👵」で作ろうとしたのですが、
薬屋の結末が、金に目が眩んで毒薬を売り付けるという大罪を犯した後ペストで死ぬ、という虚しい末路だったので、
人の良いおばあちゃんだと可哀想すぎたので、コスッカラいおジイさんで作りました。(笑)




ロミオの死へ具体的な橋渡しをする死神的存在…

でも、作品の構成で言えば、
その薬屋ですら滑稽な人形に見えるくらい、
傍観している他の役者たち、ひいては時代そのもの、客席の皆様、の方が、ずっとコワイ存在だと、見えたら面白いなと思ったり…😱


振り返りブログ、次回もお楽しみに~🐞✨

ちあきです🌷

実は我らが天動虫の演出家、ほあしさんは、
昔から布使いのプロ、
布の魔法使いなんですよ流れ星
いや、ほんとに!笑

今回の舞台、
シンプルでスタイリッシュな舞台セットの中、
同じ色の布がシーンによって色んな形を成して登場しました。

その中でも、ロミオとジュリエットで有名な、あのバルコニーのシーン、、、!
このシーンでも布が美しく舞うんです✨


7人のジュリエット達の台詞と共に布が舞い、

そしてジュリエットの言葉と共にロミオの身体にどんどんどんどん巻きついていく。


このシーン、ロミオである私はほとんど台詞を発しません。

ロミオとジュリエットの言葉の掛け合いではなく、

7人の女の子たちがロミオに向かって、代わる代わるジュリエットの台詞を投げかけます。


ほあしさんの意図としては、ロミオがジュリエットの「言葉」で恋に落ちていくようなシーンにしたいとのこと。

それを聞いた時、おもしろ〜!!😳と思いました。

そして、それを布があらわしているわけです。

ロミオがジュリエットの言葉を聞く度に、

どんどん布が巻きつき

ロミオは恋に飲み込まれていく。


最後はスッポリ布の中へ



照明もきれい✨✨


ジュリエットが去り、

このままロレンス神父のいる教会のシーンになるのですが、布に巻かれた立ち姿がまるでマリア像のように見えたらいいね、と。

天才か?!笑


しかし結構シュールでもある(中身が私だから説もある)。笑

稽古場だと余計シュール😂笑笑



そして暑いんですよ!!!笑

布に私の汗が染み込んで臭くないか心配だし、

布から解放された時前髪ぺったり。笑

でもロレンス神父役のゆたかさんが、

私以上に汗かいてたんで良かったです😂


ちなみに場当たりの時、

このバルコニーのシーンと教会のシーンの間で、照明さんや音響さんの調整があるので、しばしこの布巻き蚕状態で待機してました、

場当たり1大変な瞬間でした。笑


お客様にどこまで伝わるか、というよりどこまで妄想してもらえるか、それは人それぞれ感性も違うので、絶対こう見て!!こう伝わって!!というものではありませんが、

ロミジュリの2人の愛のバルコニーのシーンをこういう演出で成り立たせるのは、我が劇団ながら面白いなと思ったのでしたてんとうむし



とっても昔の公演では、

よく舞台セットに布を使っていました!


それから、公演だけではなく写真撮影のときとかも、背景にまーじでこだわっています!

ほぼ、ほあしさん手作りの渾身の撮影背景をちらっと|ω・` )✨





すごくないですか?!?!

かわいくないですか?!?!圧


我が劇団の魔法使いなのでしたスターブルーハーツ


ぱこです!




公演の振り返り……!



今回のロミジュリも様々な「人」とその概念(?)になりながら、ひとつの作品を作り上げる……

題材はロミオとジュリエットながら、「今」を生きる私達がどうしていくのか、その中でひとつ答えを見つけたらこうかもしれない。

例えば。ではあなたは? そんな作品だったように思います。

天動虫のよさがいっぱいだな〜!!!!!!!とオタク全開のコメントになってしまいます(笑)



その中でも私はパリスをやらせて頂きました!

パリスといえば 格好よく ジュリエットを真摯に愛し しかし報われない……だとか 恋のお邪魔虫? 障害? だとか 色々なイメージがありますが

あっどうしよう!!

なんか全然かっこよくないぞこのパリス!?!?!? 勘違い面白枠だぞ!?!?! と大迷走したのが今回でした。

イケメンになるのも大変ですが、三枚目になるのも大変!(そりゃそう)

兎に角皆さんに助けて頂きながら……

舞台上で混乱を極めながら……


右往左往した結果沢山走りまわり!!

なんとか!! ᕙ(`・ω・´)ᕗなパリスをおみせすることができました!!


まだまだ沢山ありますが今日はここで!!

また書きます!!